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9章 旗
127.5 【番外編】見たくもないツーショット
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過去の夢を見るのは久しぶりだ。
咲がまだヒルスで、兵士として城に勤めていた頃の記憶だ。
あれは確かターメイヤにハロンがやって来る一年ほど前だったと思う。
戦後の穏やかな平和を噛み締めながら、ヒルスは日々の訓練に明け暮れていた。
城の一階にはウィザードのリーナにあてがわれた部屋があって、ヒルスは暇を見てはそこに通っていた。
「リーナ」
部屋の前に来たところで、中からアッシュの声がした。
側近である彼がそこにいるのは問題ないけれど、いつになく甘い雰囲気を漂わせる状況に、ヒルスは壁の裏に隠れてその様子を伺った。
部屋は中庭へと繋がっていて、軒下の長椅子に背の高い金髪のアッシュと小さいリーナの頭が並んでいる。
「何回も言うけどさ、俺リーナの事好きだよ。今度二人きりでどっか行かない?」
アッシュは絶賛リーナへ猛アタック中だ。
晴れ渡った昼下がりに見たくもない光景だとヒルスは親友を睨む。
もうアッシュの告白など見飽きているし、リーナも慣れてしまったのか挨拶のように返事を返している。
「ありがとう、アッシュ。私、アッシュの事は嫌いじゃないわ。けど、好きとかまだよく分からなくて……」
彼の言葉を真に受けて『どうしよう』とヒルスに相談してきたのは、もう何か月も前の事だ。
そんなことを繰り返しながらも二人は仲良くしているようだが、ヒルスが気に食わない理由はリーナとアッシュの関係が主人と下僕だという事実にある。その関係を無視して親友の妹に手を出そうなんて魂胆が許せない。
ウィザードであるリーナの側近になりたくて自分も試験を受けたけれど、受からなかったことをヒルスは根に持っている。魔法が使えないヒルスは剣で試験に挑んだが、もう一人の剣士には敵わなかった。
圧倒的な実力の差だ。
「おい、リーナはお前にやらないって言っただろ?」
気持ちを抑えていられなくなって、ヒルスは半開きの扉を乱暴に開けて中へと踏み込んだ。
「よぅ、ヒルス」
アッシュが振り返ると、リーナも「兄様」と立ち上がってホッとした表情を見せた。
彼女の着る水色のヒラヒラしたワンピースは、ルーシャが着せているものだ。その頃彼女がリーナに色々な服を着せて楽しんでいた。たまに際どいものを着ていて驚かされることもあったが、毎日そのまま帰宅して披露してくれるのをヒルスは楽しみにしていた。
ヒルスは顔の前に流れた髪を後ろへ払うと、外へ繋がる出口の壁に拳を置いて二人に説教した。
「リーナもリーナだ。気を持たせるようなこと言ったら、コイツがつけあがるだろう?」
「えぇ?」と困惑するリーナに、ヒルスは「男はそういうものなんだよ」と人差し指を突き付けた。
「はっきり嫌いだって言ったら諦めるだろ?」
「……そんなことないけどな」
ボソリと呟いたアッシュが、「だったら」と言ってヒルスの前に立つ。
背の高いアッシュに見下ろされて、ヒルスは負けじと彼を睨み上げた。
「お前は誰にならリーナをやるんだよ」
「やらないよ。リーナは僕のものだ」
「妹だろ? お前もリーナばっかじゃなくて、他の女子にも目を向けたらどうなんだよ。可愛いコなんていくらでも居るだろ?」
「リーナより可愛いコなんていないんだよ! 僕は他の女子になんて興味ないからな」
はっきりと言い切るヒルスに呆れて、アッシュは溜息を吐き出した。
「お前は純真と言うか何なのか……まさか男が好きなのか?」
「そんなワケなんだろ! 僕は男だぞ!」
「だよな。俺だってお前とキスなんてできないもんな」
「黙れよアッシュ! ふざけるのも大概にしろ!」
「ちょっと兄様! アッシュも、変な事で言い合うのはやめて」
悪ノリし始める二人に、リーナは声を荒げた。
苛立ったヒルスが、何食わぬ顔のアッシュに詰め寄る。
「大体お前が不埒なんだよ。リーナの事好きだとか言って、他の女にも声掛けてるだろ。お前こそ一人に絞れないのか?」
「俺は……」
言い掛けてアッシュが黙る。彼はそれ以上話してはくれなかった。
「やっぱりやめた。お前に言うと面倒だし」
「はぁぁ? 何だよアッシュ。まさか、忘れられないヤツでもいるのか?」
「──そうじゃないよ」
今思うと、あの言葉は嘘だった。アッシュの中にはずっとメラーレが居たのだ。
「あ、ラル」
リーナが庭の向こう側にその姿を見つけて手を振る。
兄たちの会話を逃れて、彼女はもう一人の側近・ラルフォンの元へ走って行った。
「俺、アイツ苦手だな」
アッシュが本音を呟いて、ヒルスも「僕もだよ」と同意する。
リーナが嬉しそうに話し掛けているのに、大して嬉しくなさそうな顔に腹が立つ。
「強いのは分かるけどさ、もう少し愛想良くてもいいよな? 俺、もう一人はヒルスだったらって思ってたんだぜ?」
「僕に気なんて使われても惨めになるだけだよ。僕はアイツにもお前にも、実力で負けたんだ」
「気なんて使ってねぇよ。それよりヒルス、リーナがアイツに惚れたらどうするんだ?」
「何だよ、その冗談は」
ヒルスはアッシュを睨みつけた視線を、そのままラルへ飛ばした。
「僕はあんな奴、絶対に認めないぞ」
けれど言葉の裏側に、もう手遅れだという思いが張り付いている。
リーナの心は彼女も知らぬ間に、あの仏頂面の男に奪われていたのだ。
「言うと思った。だから俺の事認めろって言ってんだよ」
そんなアッシュの快活な笑顔で、咲は夢から覚めた。
☆
「嫌な夢だった……」
リーナとラルのツーショットなんか見たくもなかった。
結局あのままヒルスはアッシュを認めなかったし、あろうことかリーナは本当にラルを
好きになってしまったけれど、あそこでヒルスがアッシュを認めたら、未来は少し変わっていたのだろうか。
「智と、みさぎか……」
そうなると今度はメラーレが可愛そうだと思って、咲は「これで良かったのかな」と首を傾げた。
頭が全然スッキリしない。
寝起きが悪いのは久しぶりだ。
色々あったなと振り返ると、結構睡眠はとったはずなのに余計疲れが増した。
ところで、一つ気掛かりなことがある。
「僕は、ヒルスの時から男が好きだったのか……?」
いや、蓮が好きなだけだ。
過去へ遡ろうとする恋愛観を振り払って、咲は蓮に『おはよう』とメールした。
咲がまだヒルスで、兵士として城に勤めていた頃の記憶だ。
あれは確かターメイヤにハロンがやって来る一年ほど前だったと思う。
戦後の穏やかな平和を噛み締めながら、ヒルスは日々の訓練に明け暮れていた。
城の一階にはウィザードのリーナにあてがわれた部屋があって、ヒルスは暇を見てはそこに通っていた。
「リーナ」
部屋の前に来たところで、中からアッシュの声がした。
側近である彼がそこにいるのは問題ないけれど、いつになく甘い雰囲気を漂わせる状況に、ヒルスは壁の裏に隠れてその様子を伺った。
部屋は中庭へと繋がっていて、軒下の長椅子に背の高い金髪のアッシュと小さいリーナの頭が並んでいる。
「何回も言うけどさ、俺リーナの事好きだよ。今度二人きりでどっか行かない?」
アッシュは絶賛リーナへ猛アタック中だ。
晴れ渡った昼下がりに見たくもない光景だとヒルスは親友を睨む。
もうアッシュの告白など見飽きているし、リーナも慣れてしまったのか挨拶のように返事を返している。
「ありがとう、アッシュ。私、アッシュの事は嫌いじゃないわ。けど、好きとかまだよく分からなくて……」
彼の言葉を真に受けて『どうしよう』とヒルスに相談してきたのは、もう何か月も前の事だ。
そんなことを繰り返しながらも二人は仲良くしているようだが、ヒルスが気に食わない理由はリーナとアッシュの関係が主人と下僕だという事実にある。その関係を無視して親友の妹に手を出そうなんて魂胆が許せない。
ウィザードであるリーナの側近になりたくて自分も試験を受けたけれど、受からなかったことをヒルスは根に持っている。魔法が使えないヒルスは剣で試験に挑んだが、もう一人の剣士には敵わなかった。
圧倒的な実力の差だ。
「おい、リーナはお前にやらないって言っただろ?」
気持ちを抑えていられなくなって、ヒルスは半開きの扉を乱暴に開けて中へと踏み込んだ。
「よぅ、ヒルス」
アッシュが振り返ると、リーナも「兄様」と立ち上がってホッとした表情を見せた。
彼女の着る水色のヒラヒラしたワンピースは、ルーシャが着せているものだ。その頃彼女がリーナに色々な服を着せて楽しんでいた。たまに際どいものを着ていて驚かされることもあったが、毎日そのまま帰宅して披露してくれるのをヒルスは楽しみにしていた。
ヒルスは顔の前に流れた髪を後ろへ払うと、外へ繋がる出口の壁に拳を置いて二人に説教した。
「リーナもリーナだ。気を持たせるようなこと言ったら、コイツがつけあがるだろう?」
「えぇ?」と困惑するリーナに、ヒルスは「男はそういうものなんだよ」と人差し指を突き付けた。
「はっきり嫌いだって言ったら諦めるだろ?」
「……そんなことないけどな」
ボソリと呟いたアッシュが、「だったら」と言ってヒルスの前に立つ。
背の高いアッシュに見下ろされて、ヒルスは負けじと彼を睨み上げた。
「お前は誰にならリーナをやるんだよ」
「やらないよ。リーナは僕のものだ」
「妹だろ? お前もリーナばっかじゃなくて、他の女子にも目を向けたらどうなんだよ。可愛いコなんていくらでも居るだろ?」
「リーナより可愛いコなんていないんだよ! 僕は他の女子になんて興味ないからな」
はっきりと言い切るヒルスに呆れて、アッシュは溜息を吐き出した。
「お前は純真と言うか何なのか……まさか男が好きなのか?」
「そんなワケなんだろ! 僕は男だぞ!」
「だよな。俺だってお前とキスなんてできないもんな」
「黙れよアッシュ! ふざけるのも大概にしろ!」
「ちょっと兄様! アッシュも、変な事で言い合うのはやめて」
悪ノリし始める二人に、リーナは声を荒げた。
苛立ったヒルスが、何食わぬ顔のアッシュに詰め寄る。
「大体お前が不埒なんだよ。リーナの事好きだとか言って、他の女にも声掛けてるだろ。お前こそ一人に絞れないのか?」
「俺は……」
言い掛けてアッシュが黙る。彼はそれ以上話してはくれなかった。
「やっぱりやめた。お前に言うと面倒だし」
「はぁぁ? 何だよアッシュ。まさか、忘れられないヤツでもいるのか?」
「──そうじゃないよ」
今思うと、あの言葉は嘘だった。アッシュの中にはずっとメラーレが居たのだ。
「あ、ラル」
リーナが庭の向こう側にその姿を見つけて手を振る。
兄たちの会話を逃れて、彼女はもう一人の側近・ラルフォンの元へ走って行った。
「俺、アイツ苦手だな」
アッシュが本音を呟いて、ヒルスも「僕もだよ」と同意する。
リーナが嬉しそうに話し掛けているのに、大して嬉しくなさそうな顔に腹が立つ。
「強いのは分かるけどさ、もう少し愛想良くてもいいよな? 俺、もう一人はヒルスだったらって思ってたんだぜ?」
「僕に気なんて使われても惨めになるだけだよ。僕はアイツにもお前にも、実力で負けたんだ」
「気なんて使ってねぇよ。それよりヒルス、リーナがアイツに惚れたらどうするんだ?」
「何だよ、その冗談は」
ヒルスはアッシュを睨みつけた視線を、そのままラルへ飛ばした。
「僕はあんな奴、絶対に認めないぞ」
けれど言葉の裏側に、もう手遅れだという思いが張り付いている。
リーナの心は彼女も知らぬ間に、あの仏頂面の男に奪われていたのだ。
「言うと思った。だから俺の事認めろって言ってんだよ」
そんなアッシュの快活な笑顔で、咲は夢から覚めた。
☆
「嫌な夢だった……」
リーナとラルのツーショットなんか見たくもなかった。
結局あのままヒルスはアッシュを認めなかったし、あろうことかリーナは本当にラルを
好きになってしまったけれど、あそこでヒルスがアッシュを認めたら、未来は少し変わっていたのだろうか。
「智と、みさぎか……」
そうなると今度はメラーレが可愛そうだと思って、咲は「これで良かったのかな」と首を傾げた。
頭が全然スッキリしない。
寝起きが悪いのは久しぶりだ。
色々あったなと振り返ると、結構睡眠はとったはずなのに余計疲れが増した。
ところで、一つ気掛かりなことがある。
「僕は、ヒルスの時から男が好きだったのか……?」
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