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9章 旗
114 あの部屋
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祝日の部活はやっぱり晴れていた。
ハードルを三往復こなし、疲れ果てた身体で木登りをしたところで、広場に珍しい人物が現れる。
「ルーシャ?」
みさぎは木から慎重に下りて、背の高さほどの位置から地面へジャンプした。短期間でここまでこれたのは、リーナの身につけていた感覚のお陰だ。
リーナのできていたことが少しずつできるようになっていくのは、楽しいと思える。
予告なしに坂を上って来るルーシャこと絢は、この部活動の『副顧問』だと昨日中條に言われた。
けれどその肩書にも、山の風景にも似つかわしくない黒のチャイナドレスを身に着けた彼女は、映画に出てくるマフィアの女のようだった。
その場違いな風貌に、四人は不信感を募らせる。
「何だよ、あれは」
深く入ったスリットから覗く生足を睨みつけて、咲が皆の気持ちを代弁するように呟いた。
智は強調された胸に視線を置きながら、今更ながらに、
「ルーシャの胸って、あんなに大きくなかったよね」
と、触れてはならない話を普通のトーンで話してくる。
みさぎが慌てて「駄目だよ」と注意するが、今度は咲が面白がって悪戯な顔を浮かべた。
「あれは魔法が起こした奇跡みたいなものだからな。飼い主が巨乳の猫好きなんじゃないか?」
「えっ、猫?」
彼女が何を言っているのか、みさぎには分からない。
けれどその説明を聞く前に絢がすぐそこまで来て足を止めた。キッと睨んだ視線に、四人は口をつぐむ。
「私の悪口でも言ってたのかしら? ちょっと話があるから私語は慎みなさい」
絢は巨大な胸元に縫われた赤いバラの刺繍を撫でて、腕にぶら下げた紙袋からプリントを取り出して四人へ配った。
「合宿……ですか?」
『冬合宿のお知らせ』という意外な表題にみさぎが尋ねると、湊が「あぁ」と納得したように呟いて、横から日付の欄を指差して来た。
十一月三十日──ハロン襲来予定日の前日で、期間は十二月三日までの三泊四日だ。
「これが、部活を始めたもう一つの理由みたいよ。十二月一日は、うちの学校創立記念日で休みでしょ? ついでに翌日も連休にしてあるから、心置きなくハロンと戦えるって事よ」
戦う為、数日家を空ける為の口実だ。有難いと思うのと同時に、いよいよだという緊張が走る。
「まぁこの間出た黒い奴みたいに日付がズレたら困るんだけど、それは祈るしかないわね。あとはその四日でケリをつけること」
十月一日に現れるはずだったハロンが姿を現したのは、前日の九月三十日だった。
ルーシャが見た未来は、百パーセント確実な情報ではないという事だ。しかもその戦いで命を落とすはずだった智が生きていることで、運命に何らかの狂いが出るのは覚悟しなければならない。
ターメイヤにハロンが現れた時、戦闘開始からリーナが雨に倒れ、次元隔離が完了するのでの期間は十日ほどだった気がする。
ターメイヤは日本と同じ島国だ。国の外に被害は及ばなかったものの、飛行機のような高速の移動手段がない世界では他国からの救援も間に合わなかった。
「四日……とはいえ、実質七十二時間とプラスアルファってことだよね。短すぎない?」
流石の智でさえ焦りを隠せない内容だ。
「まぁ翌日は日曜だから、もう少し融通が効くと思うわ。だって貴方たちは世界を救うんですもの、途中で引き上げるわけにはいかないでしょう? 私たちもできる限りのフォローはするから」
「やるっきゃないってことだな。やってやろうじゃないか」
咲が三人の前にくるりと躍り出た。無理矢理奮い立たせた笑顔は、どこかぎこちない。
「うん、そうだね。部長の咲ちゃんについていくよ」
「いや、僕がみさぎについてこられても困るんだけど。僕はみんなの邪魔にならないように頑張らせてもらう」
「頼んだぜ、ヒルス」
智が咲の肩を叩いた。そんな二人を見守る湊は、どこか嬉しそうに目を細める。
「四人とも親に承諾書貰ってきてね。この紙が大事なんだから、頼むわよ」
そう言うと絢は持っていた紙袋を側に居た咲に渡した。
「差し入れよ。お店のパンだけど、これ食べて頑張って」
「ありがとうございます!」
四人が声を合わせると、絢は「じゃあね」と背を向けてあっという間に広場を後にした。
咲は袋を覗き込んで大きく息を吸い込むと、「やった」と笑顔を広げる。
「それにしても合宿とは考えたね。音だけ聞くと楽しそうだ」
智に「うんうん」と相槌を打った咲は、もの言いたげな表情を滲ませて、みさぎの前に立った。
「ところで、みさぎ。土曜日家に泊まりに行くから、予定空けといてくれるか?」
「……えっ?」
突然の話にみさぎは耳を疑う。何の話か分からず首を傾げると、咲は少し恥ずかしそうに頬を掻いた。
「いや、最近部活が忙しくて蓮に会えなかったし、なんなら家に行こうってことになってさ。僕が泊まりに行くって話になったんだけど、そういう訳にはいかないだろ? だからみさぎの部屋に泊まらせてくれ」
「そんなの彼氏の部屋に泊まればいいじゃん? 回りくどいことするなよ」
「そんな事、僕が堂々とできるわけないだろ!」
めんどくさいなと呆れる智に、咲が反抗する。
「ちょっと待って咲ちゃん。土曜日って、明後日って事? 聞いてないよ?」
「いや、それは蓮が──みさぎはうるさいから直前に言えって」
「えぇ……」
そういえば先日、蓮が土日に親が家にいないことを確認していた。
その日は父親の後輩の結婚式が遠方であり、ついでに夫婦で一泊観光をしてくることになっている。
「あれはそう言う事だったのか……けどお兄ちゃんに会ってないって、どれくらいなの?」
ついこの間、蓮が咲とごはんを食べてきたと言っていた気がする。
「十日くらいかな」
「十日か……」
それが長いのか短いのか分からなくなって、みさぎが頭を抱えると、咲は「なぁ」と湊に声を掛けた。
「お前も来いよ。そしたらイベントみたいで問題ないだろ?」
「えっ、俺?」
黙っていた湊が顔を上げた。
「そんな、湊くんまで巻き込まないでよ」
無理矢理の誘いなんて勿論嫌がるだろうと思ったけれど、湊はまんざらでもない顔をしている。
「あ、いや、みさぎとお兄さんがいいって言うなら……」
「じゃあ決まりだな。蓮も僕も大歓迎だよ」
湊のことが嫌いだと言っていた咲が、破顔してみさぎの腕に絡みつく。
「じゃあ、俺は報告楽しみにしてるよ」
智も何故か楽しそうだ。
「ちょっと咲ちゃん、勝手に決めないでよ。湊くんは……」
「お前、湊が来るのが嫌なのか?」
「嫌じゃないよ。でも突然すぎて……」
「大丈夫、夜は僕がみさぎと寝るから」
テンションを上げる咲を、湊が無言で睨んだ。
けれどみさぎにとって咲が部屋に泊まるのはそこまで問題ではなかった。
湊と家で過ごすのも、口ではどうしようと言いながら内心は嬉しくてたまらない。
最大の問題点はそこじゃないのだ。
この間咲に勉強しに来ないかと言ったけれど、それはあの部屋に入るという意味じゃない。
前回咲が泊まりに来た時とは状況が違う。彼女は今、蓮の恋人だ。
「咲ちゃん、あの部屋に入るつもり?」
みさぎの心に、一抹の不安がよぎった。
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「ルーシャ?」
みさぎは木から慎重に下りて、背の高さほどの位置から地面へジャンプした。短期間でここまでこれたのは、リーナの身につけていた感覚のお陰だ。
リーナのできていたことが少しずつできるようになっていくのは、楽しいと思える。
予告なしに坂を上って来るルーシャこと絢は、この部活動の『副顧問』だと昨日中條に言われた。
けれどその肩書にも、山の風景にも似つかわしくない黒のチャイナドレスを身に着けた彼女は、映画に出てくるマフィアの女のようだった。
その場違いな風貌に、四人は不信感を募らせる。
「何だよ、あれは」
深く入ったスリットから覗く生足を睨みつけて、咲が皆の気持ちを代弁するように呟いた。
智は強調された胸に視線を置きながら、今更ながらに、
「ルーシャの胸って、あんなに大きくなかったよね」
と、触れてはならない話を普通のトーンで話してくる。
みさぎが慌てて「駄目だよ」と注意するが、今度は咲が面白がって悪戯な顔を浮かべた。
「あれは魔法が起こした奇跡みたいなものだからな。飼い主が巨乳の猫好きなんじゃないか?」
「えっ、猫?」
彼女が何を言っているのか、みさぎには分からない。
けれどその説明を聞く前に絢がすぐそこまで来て足を止めた。キッと睨んだ視線に、四人は口をつぐむ。
「私の悪口でも言ってたのかしら? ちょっと話があるから私語は慎みなさい」
絢は巨大な胸元に縫われた赤いバラの刺繍を撫でて、腕にぶら下げた紙袋からプリントを取り出して四人へ配った。
「合宿……ですか?」
『冬合宿のお知らせ』という意外な表題にみさぎが尋ねると、湊が「あぁ」と納得したように呟いて、横から日付の欄を指差して来た。
十一月三十日──ハロン襲来予定日の前日で、期間は十二月三日までの三泊四日だ。
「これが、部活を始めたもう一つの理由みたいよ。十二月一日は、うちの学校創立記念日で休みでしょ? ついでに翌日も連休にしてあるから、心置きなくハロンと戦えるって事よ」
戦う為、数日家を空ける為の口実だ。有難いと思うのと同時に、いよいよだという緊張が走る。
「まぁこの間出た黒い奴みたいに日付がズレたら困るんだけど、それは祈るしかないわね。あとはその四日でケリをつけること」
十月一日に現れるはずだったハロンが姿を現したのは、前日の九月三十日だった。
ルーシャが見た未来は、百パーセント確実な情報ではないという事だ。しかもその戦いで命を落とすはずだった智が生きていることで、運命に何らかの狂いが出るのは覚悟しなければならない。
ターメイヤにハロンが現れた時、戦闘開始からリーナが雨に倒れ、次元隔離が完了するのでの期間は十日ほどだった気がする。
ターメイヤは日本と同じ島国だ。国の外に被害は及ばなかったものの、飛行機のような高速の移動手段がない世界では他国からの救援も間に合わなかった。
「四日……とはいえ、実質七十二時間とプラスアルファってことだよね。短すぎない?」
流石の智でさえ焦りを隠せない内容だ。
「まぁ翌日は日曜だから、もう少し融通が効くと思うわ。だって貴方たちは世界を救うんですもの、途中で引き上げるわけにはいかないでしょう? 私たちもできる限りのフォローはするから」
「やるっきゃないってことだな。やってやろうじゃないか」
咲が三人の前にくるりと躍り出た。無理矢理奮い立たせた笑顔は、どこかぎこちない。
「うん、そうだね。部長の咲ちゃんについていくよ」
「いや、僕がみさぎについてこられても困るんだけど。僕はみんなの邪魔にならないように頑張らせてもらう」
「頼んだぜ、ヒルス」
智が咲の肩を叩いた。そんな二人を見守る湊は、どこか嬉しそうに目を細める。
「四人とも親に承諾書貰ってきてね。この紙が大事なんだから、頼むわよ」
そう言うと絢は持っていた紙袋を側に居た咲に渡した。
「差し入れよ。お店のパンだけど、これ食べて頑張って」
「ありがとうございます!」
四人が声を合わせると、絢は「じゃあね」と背を向けてあっという間に広場を後にした。
咲は袋を覗き込んで大きく息を吸い込むと、「やった」と笑顔を広げる。
「それにしても合宿とは考えたね。音だけ聞くと楽しそうだ」
智に「うんうん」と相槌を打った咲は、もの言いたげな表情を滲ませて、みさぎの前に立った。
「ところで、みさぎ。土曜日家に泊まりに行くから、予定空けといてくれるか?」
「……えっ?」
突然の話にみさぎは耳を疑う。何の話か分からず首を傾げると、咲は少し恥ずかしそうに頬を掻いた。
「いや、最近部活が忙しくて蓮に会えなかったし、なんなら家に行こうってことになってさ。僕が泊まりに行くって話になったんだけど、そういう訳にはいかないだろ? だからみさぎの部屋に泊まらせてくれ」
「そんなの彼氏の部屋に泊まればいいじゃん? 回りくどいことするなよ」
「そんな事、僕が堂々とできるわけないだろ!」
めんどくさいなと呆れる智に、咲が反抗する。
「ちょっと待って咲ちゃん。土曜日って、明後日って事? 聞いてないよ?」
「いや、それは蓮が──みさぎはうるさいから直前に言えって」
「えぇ……」
そういえば先日、蓮が土日に親が家にいないことを確認していた。
その日は父親の後輩の結婚式が遠方であり、ついでに夫婦で一泊観光をしてくることになっている。
「あれはそう言う事だったのか……けどお兄ちゃんに会ってないって、どれくらいなの?」
ついこの間、蓮が咲とごはんを食べてきたと言っていた気がする。
「十日くらいかな」
「十日か……」
それが長いのか短いのか分からなくなって、みさぎが頭を抱えると、咲は「なぁ」と湊に声を掛けた。
「お前も来いよ。そしたらイベントみたいで問題ないだろ?」
「えっ、俺?」
黙っていた湊が顔を上げた。
「そんな、湊くんまで巻き込まないでよ」
無理矢理の誘いなんて勿論嫌がるだろうと思ったけれど、湊はまんざらでもない顔をしている。
「あ、いや、みさぎとお兄さんがいいって言うなら……」
「じゃあ決まりだな。蓮も僕も大歓迎だよ」
湊のことが嫌いだと言っていた咲が、破顔してみさぎの腕に絡みつく。
「じゃあ、俺は報告楽しみにしてるよ」
智も何故か楽しそうだ。
「ちょっと咲ちゃん、勝手に決めないでよ。湊くんは……」
「お前、湊が来るのが嫌なのか?」
「嫌じゃないよ。でも突然すぎて……」
「大丈夫、夜は僕がみさぎと寝るから」
テンションを上げる咲を、湊が無言で睨んだ。
けれどみさぎにとって咲が部屋に泊まるのはそこまで問題ではなかった。
湊と家で過ごすのも、口ではどうしようと言いながら内心は嬉しくてたまらない。
最大の問題点はそこじゃないのだ。
この間咲に勉強しに来ないかと言ったけれど、それはあの部屋に入るという意味じゃない。
前回咲が泊まりに来た時とは状況が違う。彼女は今、蓮の恋人だ。
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