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8章 あの日と同じ雨
109 あの日と同じ雨
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朝テレビで見た予報では、雨は夜まで降らないはずだった。
夕方まで曇りだと聞いてホッとしていたのに、まだ昼の空を雨雲が覆っている。
スマホで天気を確認すると予報はすっかり変わっていて、夜中まで絶望的な雨模様だった。
「みさぎ」
廊下の奥に足音が響いて、湊が姿を現す。彼は窓の外の雨に気付いて、みさぎに駆け寄った。
「大丈夫?」
「うん。今は平気」
「なら良かった。クラスの奴に、みさぎが鈴木と出て行ったって聞いたから。何かあった?」
「ううん、大したことじゃないよ」
昨日の鈴木が実は二重の失恋だったとは言い出せず、みさぎは話題を変えるように雨空を見上げる。
「雨、降ってきちゃったね」
「今日は部活やめとく?」
「ううん。そういう訳にはいかないよ。私にとっては体力不足も雨も克服しなきゃならないんだから」
憂鬱な雨音も、冷たい感触も、耐えられないわけではないのだ。
「そう? 先生はあぁ言ったけど、俺はこんなことしても逆効果なんじゃないかって思うよ。だから、無理だと思ったらいつでも言って」
「うん、ありがとう湊くん」
彼の言葉に根拠のない自信が沸いて、みさぎは精一杯の笑顔を取り繕う。
「そういえば、あの部活って何部なんだろう?」
ふと浮かんだ疑問を口にすると、湊は「え?」と首を傾げ、疑問符を顔に並べた。
「運動……する部?」
彼の口から咄嗟に出たその名前が採用されるなんて、みさぎは思ってもみなかった。
☆
雨を嫌だと思ったのは、みさぎとして今の身体に生まれ変わってからだ。
「怖いよぉ」とうずくまる小さなみさぎの手を握ってくれたのは、ヒルスではなく蓮だった。
──「また泣いてる」
面倒な顔をしながらも、彼はそれを放り出すことはなかった。
──「兄さま……じゃなくて。お兄ちゃん、ありがとう」
記憶はなかった筈なのに、一度蓮をそう呼んでしまったことがあるのを最近になって思い出した。
なんだかんだ言って優しい蓮を、本能がヒルスと勘違いしてしまったようだ。
けれどその事を小さなみさぎが気付くことはできなかった。
雨の夜、ベソをかくみさぎの隣でいつも寝てくれた蓮。
両親よりもどうして兄を求めていたのかは自分でもよく分からない。そんなにリーナはヒルスが好きだったのだろうか。
覚えのない過去の記憶に翻弄されて、みさぎはただ雨を怖いと思っていた。
けれどそのバイオリズム的なものは十五年も生きていると自分でも少しずつ理解できるようになっていく。
「私、頑張ってみるよ。みんなとならできそうな気がするから」
雨の放課後、心配する三人の前でそう言ったのは、ただの強がりじゃない。
大丈夫だと分かっていた。
ジャージに着替えて学校を出発し、坂の下に中條が設置した小さなテントに荷物を置く。
みさぎは「よし」と意気込んで傘を畳むと、ハードルが並んだ坂道を一気に駆け上がった。
「すごい。本当に雨を克服したのか?」
咲は目を疑って「やったぁ」とはしゃぐが、その安堵には不安を残していた。
高校に入ってすぐ咲と仲良くなって、みさぎは雨が苦手だという事を彼女に打ち明けた。もしもの為の予防線だ。
今までの友達のように面倒そうに聞き流してくれればいいのに、彼女はやたら不安がって、みさぎを強く抱きしめた。
前世では覚えのなかったみさぎのトラウマを、咲の中のヒルスが勘付いた瞬間だった。
「本当に俺たち先行っても大丈夫?」
「うん、ゆっくり行くから」
智と咲を先に行かせる。
雨は小降りになっていた。昨日の疲れは少し残っているけれど、問題はない。
「じゃあ湊、僕の代わりにみさぎを頼んだぞ?」
「あぁ」
二人の姿が見えなくなってもまだ平気だ。
ゴールまではあと百メートル。
外した眼鏡の水滴を払う湊の横顔を眺めて、みさぎは思い切った提案をする。
「一人で行ってみようかな」
ここからは賭けだった。
雨に打たれているのに、こんなに落ち着いていられるのが不思議だった。このまま一人でゴールできたら雨を克服することができる気がする。
やるなら今しかないと思って、みさぎは「えぇ?」と眉を寄せる湊に「お願い」と両手を合わせた。
「じゃあ、上までね」
目視で距離を測って、湊が渋々と頷く。
「ありがとう」
彼の背が少しずつ離れていく。
遠ざかる足音をかき消すように雨音が急に強まって、みさぎは出しかけた足を戻した。
重くなったドロドロの土が、地面にバシャリと跳ねる。
彼の側を離れただけで、覚えのある不安が舞い降りた。
平気だった筈の心が乱れる。
「やっぱり駄目だ」
零れた本心に取り乱して、みさぎは彼の背に叫んだ。
「行かないで、湊くん!」
不安を誘発する雨へのトリガーが、孤独だと知っている。
ハロン戦で負傷したリーナは、雨の中身動きが取れなくなって死を覚悟した。
助けられた時に気を失っていたせいで、孤独な死への恐怖だけがこびりついている。
駆け寄る湊へ伸ばした手が宙をかいて、倒れる寸前に彼に拾われる。
みさぎは抱きしめられた腕の中で「ごめんなさい」と彼に縋りついた。
あの日と同じ雨──そうではないと分かっているのに。
やっぱり一人は駄目だった。
分かっていた。
夕方まで曇りだと聞いてホッとしていたのに、まだ昼の空を雨雲が覆っている。
スマホで天気を確認すると予報はすっかり変わっていて、夜中まで絶望的な雨模様だった。
「みさぎ」
廊下の奥に足音が響いて、湊が姿を現す。彼は窓の外の雨に気付いて、みさぎに駆け寄った。
「大丈夫?」
「うん。今は平気」
「なら良かった。クラスの奴に、みさぎが鈴木と出て行ったって聞いたから。何かあった?」
「ううん、大したことじゃないよ」
昨日の鈴木が実は二重の失恋だったとは言い出せず、みさぎは話題を変えるように雨空を見上げる。
「雨、降ってきちゃったね」
「今日は部活やめとく?」
「ううん。そういう訳にはいかないよ。私にとっては体力不足も雨も克服しなきゃならないんだから」
憂鬱な雨音も、冷たい感触も、耐えられないわけではないのだ。
「そう? 先生はあぁ言ったけど、俺はこんなことしても逆効果なんじゃないかって思うよ。だから、無理だと思ったらいつでも言って」
「うん、ありがとう湊くん」
彼の言葉に根拠のない自信が沸いて、みさぎは精一杯の笑顔を取り繕う。
「そういえば、あの部活って何部なんだろう?」
ふと浮かんだ疑問を口にすると、湊は「え?」と首を傾げ、疑問符を顔に並べた。
「運動……する部?」
彼の口から咄嗟に出たその名前が採用されるなんて、みさぎは思ってもみなかった。
☆
雨を嫌だと思ったのは、みさぎとして今の身体に生まれ変わってからだ。
「怖いよぉ」とうずくまる小さなみさぎの手を握ってくれたのは、ヒルスではなく蓮だった。
──「また泣いてる」
面倒な顔をしながらも、彼はそれを放り出すことはなかった。
──「兄さま……じゃなくて。お兄ちゃん、ありがとう」
記憶はなかった筈なのに、一度蓮をそう呼んでしまったことがあるのを最近になって思い出した。
なんだかんだ言って優しい蓮を、本能がヒルスと勘違いしてしまったようだ。
けれどその事を小さなみさぎが気付くことはできなかった。
雨の夜、ベソをかくみさぎの隣でいつも寝てくれた蓮。
両親よりもどうして兄を求めていたのかは自分でもよく分からない。そんなにリーナはヒルスが好きだったのだろうか。
覚えのない過去の記憶に翻弄されて、みさぎはただ雨を怖いと思っていた。
けれどそのバイオリズム的なものは十五年も生きていると自分でも少しずつ理解できるようになっていく。
「私、頑張ってみるよ。みんなとならできそうな気がするから」
雨の放課後、心配する三人の前でそう言ったのは、ただの強がりじゃない。
大丈夫だと分かっていた。
ジャージに着替えて学校を出発し、坂の下に中條が設置した小さなテントに荷物を置く。
みさぎは「よし」と意気込んで傘を畳むと、ハードルが並んだ坂道を一気に駆け上がった。
「すごい。本当に雨を克服したのか?」
咲は目を疑って「やったぁ」とはしゃぐが、その安堵には不安を残していた。
高校に入ってすぐ咲と仲良くなって、みさぎは雨が苦手だという事を彼女に打ち明けた。もしもの為の予防線だ。
今までの友達のように面倒そうに聞き流してくれればいいのに、彼女はやたら不安がって、みさぎを強く抱きしめた。
前世では覚えのなかったみさぎのトラウマを、咲の中のヒルスが勘付いた瞬間だった。
「本当に俺たち先行っても大丈夫?」
「うん、ゆっくり行くから」
智と咲を先に行かせる。
雨は小降りになっていた。昨日の疲れは少し残っているけれど、問題はない。
「じゃあ湊、僕の代わりにみさぎを頼んだぞ?」
「あぁ」
二人の姿が見えなくなってもまだ平気だ。
ゴールまではあと百メートル。
外した眼鏡の水滴を払う湊の横顔を眺めて、みさぎは思い切った提案をする。
「一人で行ってみようかな」
ここからは賭けだった。
雨に打たれているのに、こんなに落ち着いていられるのが不思議だった。このまま一人でゴールできたら雨を克服することができる気がする。
やるなら今しかないと思って、みさぎは「えぇ?」と眉を寄せる湊に「お願い」と両手を合わせた。
「じゃあ、上までね」
目視で距離を測って、湊が渋々と頷く。
「ありがとう」
彼の背が少しずつ離れていく。
遠ざかる足音をかき消すように雨音が急に強まって、みさぎは出しかけた足を戻した。
重くなったドロドロの土が、地面にバシャリと跳ねる。
彼の側を離れただけで、覚えのある不安が舞い降りた。
平気だった筈の心が乱れる。
「やっぱり駄目だ」
零れた本心に取り乱して、みさぎは彼の背に叫んだ。
「行かないで、湊くん!」
不安を誘発する雨へのトリガーが、孤独だと知っている。
ハロン戦で負傷したリーナは、雨の中身動きが取れなくなって死を覚悟した。
助けられた時に気を失っていたせいで、孤独な死への恐怖だけがこびりついている。
駆け寄る湊へ伸ばした手が宙をかいて、倒れる寸前に彼に拾われる。
みさぎは抱きしめられた腕の中で「ごめんなさい」と彼に縋りついた。
あの日と同じ雨──そうではないと分かっているのに。
やっぱり一人は駄目だった。
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