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7章 足りないもの
99 アイツ
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相変わらず誰も居ない駅で、軒下のベンチに座っていた湊が、みさぎの気配に気付いて立ち上がった。
「湊くん」と駆け寄るみさぎから彼が一度目を逸らしたのは、今日ここで会う気まずさからだろうか。
「来ないで」と言ったのにこっそりついてきた彼を咎める気はない。だからみさぎはいつも通りの笑顔で、うつむいた湊を覗き込んだ。
「心配した?」
「まぁね」と苦笑して、湊は浅く頭を下げる。
「ごめんな。気付いてた……よね」
「朝、駅に着いた時から分かってたよ。咲ちゃんと二人で仲良さそうだった」
実際に二人の姿は見えなかったけれど、智に言われたことが色々と頭を混乱させてくる。
こうして湊に会って、ドキドキする気持ちを抑え付けるのに必死だ。
──「好きな人とならアリでしょ?」
蘇る智のセリフを、みさぎは慌てて頭から振り払う。
「別に、海堂と仲良くなんかしてないよ。まぁ前より話するようにはなったけど、今日会ったのも偶然だし。もしかして、嫉妬してた? そんな心配しなくていいからな?」
「うん。けど、途中居なくなったでしょ? 二人で何かしてたの?」
「一華先生のトコで剣を受け取ってきた。修理終わったって連絡貰ってたから。海堂も戦いたいって言ってさ、頼みに行ったんだ」
「咲ちゃんも? メラーレに武器を頼んだって事?」
「そう」と頷く湊。
咲がハロン戦で一緒に戦いたい気持ちだということは分かっていたけれど、いよいよ現実味を帯びてきたようだ。
「けど、中條先生がいいって言うまでお預けらしいよ」
「宰相がってこと? そうなんだ」
兵学校の頃から、咲は中條が苦手だった。一応師弟関係にあたる二人には、みさぎが入り込めない事情があるようだ。
「それで、みさぎは智に勝てたの? 大分疲れてたみたいだけど」
「ううん、負けちゃったんだ」
「そっ……か。残念だったな」
彼にとって意外な結果ではなかったようだ。あんなに意気込んで挑んだ戦いだったのに、ちょっと恥ずかしい。
みさぎは腰の横に掴んだ傘をぎゅっと握りしめた。
「思うように動けなくて。私、当然自分は勝つだろうって思ってたけど、リーナが期待した程みさぎは強くないのかも」
弱気になるみさぎをベンチに促して、湊は「仕方ないよ」と宥めた。
「今あるのは天性の素質と記憶だけだろ。リーナだって最初は強くなかったんだから今は使いこなせなくて当然だよ」
「また一からってことはないよね……」
「それはないだろ。知識的なものはちゃんと頭に入ってるんだし、パワーの底上げと体力を重視するってこと。こっからはみさぎの努力次第じゃないか?」
「努力か……」
苦手な言葉だ。
「……湊くんも記憶が戻ったばかりの頃はそうだった?」
「俺はだいぶ前に覚醒したから、ラルで居られるようにしてきたつもりだよ」
「けど、智くんはこの間思い出したって言ったのに、前のままだったよ?」
「アイツは短いなりにやってると思うよ。あと、智は体格もいいし、元々の運動神経とか影響してるんじゃないかな」
「確かに……そうかもしれない」
「だから、みさぎも。まずはマラソンでもしてみる?」
「マラソンか……」
みさぎは運動全般が得意じゃない。湊の提案には全く気が進まないが、そんなことを言っていられる状況でないことは分かっている。
嫌顔のみさぎに「駄目だよ」と言って、湊は手元の傘に視線を落とした。
「俺も付き合うから、せめて長期戦に耐えられるようにしないと。ところでその傘は?」
「今朝、雨が降りそうな気がしたんだけど。予想外れちゃった」
チラと仰いだ空は、秋の穏やかな色に包まれている。
智も今日は行楽日和らしいと言っていた。
「そうか」と笑んだ湊と目が合って、みさぎは込み上げる衝動に顔を地面へ落とす。
智のせいだ。
今更フォローなんていらない気がするけれど、みさぎの頭の中は、その言葉に囚われたまま離れてくれない。
やっぱり今日は何かおかしい。
モヤモヤとした気持ちから抜け出したくて、みさぎは勢い良く立ち上がった。
くるりと湊へ踵を返し、剣に見立てて傘を構える。
「みさぎ?」
「一回だけ、戦ってみない?」
「俺とってこと?」
「うん」
何故そんなことを言いだしたのか、みさぎ自身よく分からなかった。
剣で湊に勝とうなんて無謀だとしか思えない。
湊は怪訝な表情を浮かべて返事を渋った。
「みさぎは魔法使いなんだから、剣なんて必要ないだろう? まだ欲しいって思ってる?」
「ううん。今日智くんと戦って、そんな余裕ないって分かったよ。魔法ですら勝てなかったんだもん。だから今は、ちょっと腕試しっていうか」
「傘壊れちゃうよ? じゃあ、一回だけね」
湊は立ち上がると、みさぎと少し距離を離して向かい合った。
空の手を横に下ろして、ただ立っているだけの丸腰だ。
武器なんていらないと思われている。
彼にとってみさぎの傘攻撃など、子供がチャンバラごっこで挑んでくるようなものなのだろう。
ギャラリーには誰も居ない。
少し疲れてはいるけれど、言い出した以上みさぎは本気モードで挑む。
傘の先端で相手を定める。湊に隙を見つけることはできない。
こうして立っているだけなのに既に気持ちで負けていた。
彼の動きを予想して攻撃を仕掛けたところで、彼はそのさらに裏をかいてくるだろう。
渾身の一撃──一か八かの手探りで伸ばした傘は、彼に届きはしなかった。
勝敗なんて最初から決まっている。ものの五秒で決着はついた。
湊の右手がひょいと傘の先端を掴む。
「俺の勝ち」
彼の空の手が人差し指でみさぎの額をちょんと突いた。
実力の差を素直に認めて、みさぎは「負けたぁ」と解放された傘を手に再びベンチへ腰を下ろした。
湊は「どうした?」と横に並ぶ。
「何か悩む事でもあった? まぁ、智に負けたのはショックだったんだろうけど」
「だ、大丈夫。そういうのじゃないの」
指先の余韻に額を押さえて、みさぎはふるふると首を横に振った。
湊に傘で挑んだのは、智に言われた『フォロー』への妄想を頭から消したかったからだ。
けれどそんなこと本人には口が裂けても言えない。
「湊くんにはやっぱり敵わないね」
振り向いた視線が重なると、今度は湊が顔を逸らした。彼もまたどこか落ち着かない様子だけれど、みさぎには彼を心配する余裕なんてなかった。
さっきより湊との距離が近い。
右腕がぴったりと彼に触れている。紛らわせたはずの衝動は、さっきよりも強くなった。
突発的な真剣勝負なんて逆効果だ。
──『ごめん。悪ふざけしすぎた』
そんなことを言った智は、一華とキスしたことがあるのだろうか。
咲は相手が蓮なのだから、とうに済ませていそうだけれど。
自分だけ……なんて嫉妬して、みさぎは膝の上で拳を握りしめる。
戦いの事、これからのこと、自分の体力の事──考えなければならないことは山積みなのに、みさぎの頭の中はキスのことでいっぱいだ。
「具合悪い?」
変な妄想をしていただけなのに、湊に要らぬ心配を掛けてしまった。
「ち、違うの。えっと……今日は心配かけてごめんなさい」
「いや、追い掛けた俺が悪いし」
湊が横からみさぎを覗き込んだ。
近すぎる──彼の息と体温が届く間隔は、友達同士の距離ではなく恋人同士の距離なのだろうか。
「それとも、謝るようなことしてた?」
「してないよ!」
──『練習してみる?』
一番思い出してはならない智とのシーンが蘇って、みさぎはぶんと大きく首を横に振った。
慌てて否定した声が上擦る。
湊は「なら謝らないで」とみさぎの手を掴んだ。
「心配するだろ?」
そのまま彼に引き寄せられて、みさぎは湊とキスをする。
不意打ちだ。
触れた位置が少しずれて、一度離れた唇を再び彼に捕まえられる。
硬直したまま、みさぎは動くことができなかった。
体中の神経が彼の唇に持っていかれる。
どうして? とみさぎは目をぎゅっと伏せた。
心を読まれていたのかと思うと、恥ずかしくてたまらない。
それはきっと三秒くらい。すぐに離れた彼が照れ臭そうに笑って、そっとみさぎを抱きしめる。
みさぎは泣きそうになった。嬉しい涙だ。
「私、湊くんの事が好きだよ」
また言ってしまったと思いながら、その気持ちを伝える。
周りなんて見えていなかった。
すぐそこを偶然クラスの鈴木が通りかかったことも、驚愕に声を失ったまま立ち止まる彼に気付いた湊が鋭い目つきで牽制していたことも、みさぎには全く気付くことができなかった。
7章『足りないもの』終わり
8章『あの日と同じ雨』に続く
「湊くん」と駆け寄るみさぎから彼が一度目を逸らしたのは、今日ここで会う気まずさからだろうか。
「来ないで」と言ったのにこっそりついてきた彼を咎める気はない。だからみさぎはいつも通りの笑顔で、うつむいた湊を覗き込んだ。
「心配した?」
「まぁね」と苦笑して、湊は浅く頭を下げる。
「ごめんな。気付いてた……よね」
「朝、駅に着いた時から分かってたよ。咲ちゃんと二人で仲良さそうだった」
実際に二人の姿は見えなかったけれど、智に言われたことが色々と頭を混乱させてくる。
こうして湊に会って、ドキドキする気持ちを抑え付けるのに必死だ。
──「好きな人とならアリでしょ?」
蘇る智のセリフを、みさぎは慌てて頭から振り払う。
「別に、海堂と仲良くなんかしてないよ。まぁ前より話するようにはなったけど、今日会ったのも偶然だし。もしかして、嫉妬してた? そんな心配しなくていいからな?」
「うん。けど、途中居なくなったでしょ? 二人で何かしてたの?」
「一華先生のトコで剣を受け取ってきた。修理終わったって連絡貰ってたから。海堂も戦いたいって言ってさ、頼みに行ったんだ」
「咲ちゃんも? メラーレに武器を頼んだって事?」
「そう」と頷く湊。
咲がハロン戦で一緒に戦いたい気持ちだということは分かっていたけれど、いよいよ現実味を帯びてきたようだ。
「けど、中條先生がいいって言うまでお預けらしいよ」
「宰相がってこと? そうなんだ」
兵学校の頃から、咲は中條が苦手だった。一応師弟関係にあたる二人には、みさぎが入り込めない事情があるようだ。
「それで、みさぎは智に勝てたの? 大分疲れてたみたいだけど」
「ううん、負けちゃったんだ」
「そっ……か。残念だったな」
彼にとって意外な結果ではなかったようだ。あんなに意気込んで挑んだ戦いだったのに、ちょっと恥ずかしい。
みさぎは腰の横に掴んだ傘をぎゅっと握りしめた。
「思うように動けなくて。私、当然自分は勝つだろうって思ってたけど、リーナが期待した程みさぎは強くないのかも」
弱気になるみさぎをベンチに促して、湊は「仕方ないよ」と宥めた。
「今あるのは天性の素質と記憶だけだろ。リーナだって最初は強くなかったんだから今は使いこなせなくて当然だよ」
「また一からってことはないよね……」
「それはないだろ。知識的なものはちゃんと頭に入ってるんだし、パワーの底上げと体力を重視するってこと。こっからはみさぎの努力次第じゃないか?」
「努力か……」
苦手な言葉だ。
「……湊くんも記憶が戻ったばかりの頃はそうだった?」
「俺はだいぶ前に覚醒したから、ラルで居られるようにしてきたつもりだよ」
「けど、智くんはこの間思い出したって言ったのに、前のままだったよ?」
「アイツは短いなりにやってると思うよ。あと、智は体格もいいし、元々の運動神経とか影響してるんじゃないかな」
「確かに……そうかもしれない」
「だから、みさぎも。まずはマラソンでもしてみる?」
「マラソンか……」
みさぎは運動全般が得意じゃない。湊の提案には全く気が進まないが、そんなことを言っていられる状況でないことは分かっている。
嫌顔のみさぎに「駄目だよ」と言って、湊は手元の傘に視線を落とした。
「俺も付き合うから、せめて長期戦に耐えられるようにしないと。ところでその傘は?」
「今朝、雨が降りそうな気がしたんだけど。予想外れちゃった」
チラと仰いだ空は、秋の穏やかな色に包まれている。
智も今日は行楽日和らしいと言っていた。
「そうか」と笑んだ湊と目が合って、みさぎは込み上げる衝動に顔を地面へ落とす。
智のせいだ。
今更フォローなんていらない気がするけれど、みさぎの頭の中は、その言葉に囚われたまま離れてくれない。
やっぱり今日は何かおかしい。
モヤモヤとした気持ちから抜け出したくて、みさぎは勢い良く立ち上がった。
くるりと湊へ踵を返し、剣に見立てて傘を構える。
「みさぎ?」
「一回だけ、戦ってみない?」
「俺とってこと?」
「うん」
何故そんなことを言いだしたのか、みさぎ自身よく分からなかった。
剣で湊に勝とうなんて無謀だとしか思えない。
湊は怪訝な表情を浮かべて返事を渋った。
「みさぎは魔法使いなんだから、剣なんて必要ないだろう? まだ欲しいって思ってる?」
「ううん。今日智くんと戦って、そんな余裕ないって分かったよ。魔法ですら勝てなかったんだもん。だから今は、ちょっと腕試しっていうか」
「傘壊れちゃうよ? じゃあ、一回だけね」
湊は立ち上がると、みさぎと少し距離を離して向かい合った。
空の手を横に下ろして、ただ立っているだけの丸腰だ。
武器なんていらないと思われている。
彼にとってみさぎの傘攻撃など、子供がチャンバラごっこで挑んでくるようなものなのだろう。
ギャラリーには誰も居ない。
少し疲れてはいるけれど、言い出した以上みさぎは本気モードで挑む。
傘の先端で相手を定める。湊に隙を見つけることはできない。
こうして立っているだけなのに既に気持ちで負けていた。
彼の動きを予想して攻撃を仕掛けたところで、彼はそのさらに裏をかいてくるだろう。
渾身の一撃──一か八かの手探りで伸ばした傘は、彼に届きはしなかった。
勝敗なんて最初から決まっている。ものの五秒で決着はついた。
湊の右手がひょいと傘の先端を掴む。
「俺の勝ち」
彼の空の手が人差し指でみさぎの額をちょんと突いた。
実力の差を素直に認めて、みさぎは「負けたぁ」と解放された傘を手に再びベンチへ腰を下ろした。
湊は「どうした?」と横に並ぶ。
「何か悩む事でもあった? まぁ、智に負けたのはショックだったんだろうけど」
「だ、大丈夫。そういうのじゃないの」
指先の余韻に額を押さえて、みさぎはふるふると首を横に振った。
湊に傘で挑んだのは、智に言われた『フォロー』への妄想を頭から消したかったからだ。
けれどそんなこと本人には口が裂けても言えない。
「湊くんにはやっぱり敵わないね」
振り向いた視線が重なると、今度は湊が顔を逸らした。彼もまたどこか落ち着かない様子だけれど、みさぎには彼を心配する余裕なんてなかった。
さっきより湊との距離が近い。
右腕がぴったりと彼に触れている。紛らわせたはずの衝動は、さっきよりも強くなった。
突発的な真剣勝負なんて逆効果だ。
──『ごめん。悪ふざけしすぎた』
そんなことを言った智は、一華とキスしたことがあるのだろうか。
咲は相手が蓮なのだから、とうに済ませていそうだけれど。
自分だけ……なんて嫉妬して、みさぎは膝の上で拳を握りしめる。
戦いの事、これからのこと、自分の体力の事──考えなければならないことは山積みなのに、みさぎの頭の中はキスのことでいっぱいだ。
「具合悪い?」
変な妄想をしていただけなのに、湊に要らぬ心配を掛けてしまった。
「ち、違うの。えっと……今日は心配かけてごめんなさい」
「いや、追い掛けた俺が悪いし」
湊が横からみさぎを覗き込んだ。
近すぎる──彼の息と体温が届く間隔は、友達同士の距離ではなく恋人同士の距離なのだろうか。
「それとも、謝るようなことしてた?」
「してないよ!」
──『練習してみる?』
一番思い出してはならない智とのシーンが蘇って、みさぎはぶんと大きく首を横に振った。
慌てて否定した声が上擦る。
湊は「なら謝らないで」とみさぎの手を掴んだ。
「心配するだろ?」
そのまま彼に引き寄せられて、みさぎは湊とキスをする。
不意打ちだ。
触れた位置が少しずれて、一度離れた唇を再び彼に捕まえられる。
硬直したまま、みさぎは動くことができなかった。
体中の神経が彼の唇に持っていかれる。
どうして? とみさぎは目をぎゅっと伏せた。
心を読まれていたのかと思うと、恥ずかしくてたまらない。
それはきっと三秒くらい。すぐに離れた彼が照れ臭そうに笑って、そっとみさぎを抱きしめる。
みさぎは泣きそうになった。嬉しい涙だ。
「私、湊くんの事が好きだよ」
また言ってしまったと思いながら、その気持ちを伝える。
周りなんて見えていなかった。
すぐそこを偶然クラスの鈴木が通りかかったことも、驚愕に声を失ったまま立ち止まる彼に気付いた湊が鋭い目つきで牽制していたことも、みさぎには全く気付くことができなかった。
7章『足りないもの』終わり
8章『あの日と同じ雨』に続く
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