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7章 足りないもの
97 どこまでいったの?
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良く考えてみたら、咲は一華が今どこにいるかなんてわからなかった。
こんな狭い町に住んでいても個々の家までは把握していないし、連絡先も聞いていない。
これから彼女の所へ行くという湊に土下座してついていこうと思ったが、彼は「来れば?」とあっさり同行を許してくれた。
「あ、ありがとう」
「はぁ? 何が?」
「いや、メラーレの所に連れてってくれるんだろう?」
「そんなことで恩を着せられても困るんだよ」
湊は面倒そうな顔をして先を急ぐ。
黙って歩けばいいと思うのに今日に限って落ち着かないのは、少し焦っているからなのかもしれない。
咲は何か話すことはないだろうかと考えて、ふと浮かんだ疑問を湊に投げつけた。
「なぁ湊、お前みさぎとどこまでいったんだ?」
「どこって?」
「キスしたかどうかって聞いてるんだよ」
湊の細い目が一瞬カッと開いて、横目に咲を睨みつける。
「何でそんなことアンタに話さなきゃならないんだ」
もちろんただの興味本位だ。
けれどそのまま返事するのはどうかと考えて、咲はゴボンと咳払いする。
「兄として聞いておこうと思ってな」
「言うかよ」
あからさまに機嫌を損ねた湊は、それ以上答えてはくれなかった。
彼はみさぎを名前で呼ぶことさえ時間のかかった男だ。
ハロン戦の時に咲は勢いで『許す』なんて偉そうなことを言ったけれど、あれからまだ半月しか経っていない。キスしたかなんて聞く方が野暮だったと反省して、咲は「ごめん」と謝る。
「急かすようなこと言って悪かったな。忘れてくれ」
言った後、それさえ失言だったと後悔した。彼のプライドを傷つけてしまったかもしれない。
湊は黙ったまま学校の門を潜った。
普段なら休みの日でも部活動の生徒が出入りしているが、今日は人気がまるでなかった。
シンとした空間に、自分たちの足音がやたら大きく響く。
「ここにメラーレがいるのか?」
一華はこの学校の保健医であって、教師ではない。部活動の顧問もしていない彼女が休みの日にこんな場所へ来るだろうか。
咲は「まさか」と湊を見上げ、唇を震わせた。
「僕を人気のない教室に連れ込むつもりじゃないだろうな?」
もちろん冗談だけれど。
「──変態が」
湊は蔑むような眼で咲を見下ろす。
「そんな目で見るなよ。嘘に決まってるだろ」
「はいはい」
湊は溜息交じりに咲を鼻であしらって、二宮金次郎像の前で足を止めた。
キスの話をした辺りからずっと不機嫌だった彼が、突然意味深な笑顔を浮かべて石像の顔を指差す。
「海堂、その鼻の穴に指を入れて貰えるか? 両方いっぺんに。そしたら先生のとこに連れてってやる」
「はぁ?」
咲は怪訝な目を湊に向けた。
企むような彼の表情は、嘘を物語っているようにさえ見えた。
石像の両鼻に指を入れるなんて、ちょっと恥ずかしいと思う。
けれどこんな時、湊は嘘をつく男だっただろうか。咲は自分の記憶に問いかけるが、そこまで色々な彼の表情を知らなかった。
大体、ラルの顔も湊の顔も見たいなんて思ったことはない。
「お前、それってさっきの仕返しのつもりか? それとも僕を試そうとしているのか?」
「信じないならついてくるな。いいか、その鼻の奥がスイッチになってて、それを押すと一華先生の居る部屋までの通路の鍵が開くんだよ」
「本気で言ってるのか?」
ニヤリと笑う湊の顔に、咲は「くっそぉ」とふくれっ面を向けた。
この学校を作ったのはターメイヤの大人たちだけれど、そんなおかしな小細工を組み込んだりするだろうか──と考えたところで浮かんだのは、鬼の宰相・ギャロップメイの顔だ。だったら作るかもしれないという葛藤に陥って、咲は頭を抱える。
「僕がそんなおかしなことをするのを見て、笑おうって魂胆じゃないだろうな?」
「そんなに悩むことじゃないだろ?」
「お前にされると屈辱的な気分になるんだよ」
「だったら帰れ」
「帰らない! 僕には武器が必要なんだ。見てろよ、僕はやるからな!」
「面倒な奴だな」
呆れる湊をキッと睨んで、咲は金次郎の前に飛び出た。両手の人差し指をピンと立てて、一気に鼻へ向けて腕を伸ばす。
指先が捉えた感触にハッとしたのと同時に、遠くでガタリと音がした。
彼の言う通り、何かが解除された音に聞こえた。
「本当だったんだ……疑ってごめん」
「だから言っただろ。まぁ、俺も最初聞いた時は嘘じゃないかと思ったけどな」
スタスタと校舎へ向かう湊を追い掛けた。
鍵の開いていた昇降口を潜り、誰も居ない校長室へ入る。
絶対に普段は開いていないだろう穴が部屋の奥の床に空いていて、二人はそこから地下への階段を下りた。
湊はハロン戦で折れた剣を直してもらう為、前にもここに来たことがあるのだと説明する。
その時はみさぎが一緒だったと言うし、一華の恋人である智も知らないわけはないだろう。
「僕だけ仲間外れみたいだな」
疎外感を滲ませて咲がボヤくと、湊は暫く行った先で足を止め、立ち塞ぐ扉を開いた。
蛍光灯の灯りに目を細めると、部屋の奥から現れた一華が「いらっしゃいませ」と二人を迎える。
甘いココアの匂いに包まれた、広い部屋だった。
「こんなとこにいたのか」
思いを募らせる咲に、一華は「待っていましたよ」と微笑む。
「メラーレ、僕にも剣を打ってくれないか?」
深々と頭を下げて、咲は懇願する。唐突な申し出は嫌がられるかもしれないと思ったけれど、この願いを叶えてくれるのは彼女以外に居ないはずだ。
少しだけ沈黙を置いて、一華は「そうですね」と頷く。
「お兄さんはそう言うんじゃないかと思って、準備はしてあるんです」
「本当に! 僕の剣を?」
喜んだのも束の間、彼女は「ただ……」と言葉を濁す。
「今、それをお兄さんにお渡しするわけにはいかないんですよ」
「なんで?」
「約束なんです」
一華は申し訳なさそうに肩をすくめた。
「誰の?」
「宰相です。来週にアポを取っておきますから、彼の了承を取ってからまた来てください」
「宰相って、きょ、教官……?」
鬼の宰相・鬼教官の異名を持つ、ギャロップメイこと、担任の中條明和だ。
その名前からは嫌な予感しかしない。
過去の猛烈な記憶が脳裏を駆け抜けて、「わ、わかった」と答える。
ここに来て最大の難関かもしれないと、咲は感じた。
こんな狭い町に住んでいても個々の家までは把握していないし、連絡先も聞いていない。
これから彼女の所へ行くという湊に土下座してついていこうと思ったが、彼は「来れば?」とあっさり同行を許してくれた。
「あ、ありがとう」
「はぁ? 何が?」
「いや、メラーレの所に連れてってくれるんだろう?」
「そんなことで恩を着せられても困るんだよ」
湊は面倒そうな顔をして先を急ぐ。
黙って歩けばいいと思うのに今日に限って落ち着かないのは、少し焦っているからなのかもしれない。
咲は何か話すことはないだろうかと考えて、ふと浮かんだ疑問を湊に投げつけた。
「なぁ湊、お前みさぎとどこまでいったんだ?」
「どこって?」
「キスしたかどうかって聞いてるんだよ」
湊の細い目が一瞬カッと開いて、横目に咲を睨みつける。
「何でそんなことアンタに話さなきゃならないんだ」
もちろんただの興味本位だ。
けれどそのまま返事するのはどうかと考えて、咲はゴボンと咳払いする。
「兄として聞いておこうと思ってな」
「言うかよ」
あからさまに機嫌を損ねた湊は、それ以上答えてはくれなかった。
彼はみさぎを名前で呼ぶことさえ時間のかかった男だ。
ハロン戦の時に咲は勢いで『許す』なんて偉そうなことを言ったけれど、あれからまだ半月しか経っていない。キスしたかなんて聞く方が野暮だったと反省して、咲は「ごめん」と謝る。
「急かすようなこと言って悪かったな。忘れてくれ」
言った後、それさえ失言だったと後悔した。彼のプライドを傷つけてしまったかもしれない。
湊は黙ったまま学校の門を潜った。
普段なら休みの日でも部活動の生徒が出入りしているが、今日は人気がまるでなかった。
シンとした空間に、自分たちの足音がやたら大きく響く。
「ここにメラーレがいるのか?」
一華はこの学校の保健医であって、教師ではない。部活動の顧問もしていない彼女が休みの日にこんな場所へ来るだろうか。
咲は「まさか」と湊を見上げ、唇を震わせた。
「僕を人気のない教室に連れ込むつもりじゃないだろうな?」
もちろん冗談だけれど。
「──変態が」
湊は蔑むような眼で咲を見下ろす。
「そんな目で見るなよ。嘘に決まってるだろ」
「はいはい」
湊は溜息交じりに咲を鼻であしらって、二宮金次郎像の前で足を止めた。
キスの話をした辺りからずっと不機嫌だった彼が、突然意味深な笑顔を浮かべて石像の顔を指差す。
「海堂、その鼻の穴に指を入れて貰えるか? 両方いっぺんに。そしたら先生のとこに連れてってやる」
「はぁ?」
咲は怪訝な目を湊に向けた。
企むような彼の表情は、嘘を物語っているようにさえ見えた。
石像の両鼻に指を入れるなんて、ちょっと恥ずかしいと思う。
けれどこんな時、湊は嘘をつく男だっただろうか。咲は自分の記憶に問いかけるが、そこまで色々な彼の表情を知らなかった。
大体、ラルの顔も湊の顔も見たいなんて思ったことはない。
「お前、それってさっきの仕返しのつもりか? それとも僕を試そうとしているのか?」
「信じないならついてくるな。いいか、その鼻の奥がスイッチになってて、それを押すと一華先生の居る部屋までの通路の鍵が開くんだよ」
「本気で言ってるのか?」
ニヤリと笑う湊の顔に、咲は「くっそぉ」とふくれっ面を向けた。
この学校を作ったのはターメイヤの大人たちだけれど、そんなおかしな小細工を組み込んだりするだろうか──と考えたところで浮かんだのは、鬼の宰相・ギャロップメイの顔だ。だったら作るかもしれないという葛藤に陥って、咲は頭を抱える。
「僕がそんなおかしなことをするのを見て、笑おうって魂胆じゃないだろうな?」
「そんなに悩むことじゃないだろ?」
「お前にされると屈辱的な気分になるんだよ」
「だったら帰れ」
「帰らない! 僕には武器が必要なんだ。見てろよ、僕はやるからな!」
「面倒な奴だな」
呆れる湊をキッと睨んで、咲は金次郎の前に飛び出た。両手の人差し指をピンと立てて、一気に鼻へ向けて腕を伸ばす。
指先が捉えた感触にハッとしたのと同時に、遠くでガタリと音がした。
彼の言う通り、何かが解除された音に聞こえた。
「本当だったんだ……疑ってごめん」
「だから言っただろ。まぁ、俺も最初聞いた時は嘘じゃないかと思ったけどな」
スタスタと校舎へ向かう湊を追い掛けた。
鍵の開いていた昇降口を潜り、誰も居ない校長室へ入る。
絶対に普段は開いていないだろう穴が部屋の奥の床に空いていて、二人はそこから地下への階段を下りた。
湊はハロン戦で折れた剣を直してもらう為、前にもここに来たことがあるのだと説明する。
その時はみさぎが一緒だったと言うし、一華の恋人である智も知らないわけはないだろう。
「僕だけ仲間外れみたいだな」
疎外感を滲ませて咲がボヤくと、湊は暫く行った先で足を止め、立ち塞ぐ扉を開いた。
蛍光灯の灯りに目を細めると、部屋の奥から現れた一華が「いらっしゃいませ」と二人を迎える。
甘いココアの匂いに包まれた、広い部屋だった。
「こんなとこにいたのか」
思いを募らせる咲に、一華は「待っていましたよ」と微笑む。
「メラーレ、僕にも剣を打ってくれないか?」
深々と頭を下げて、咲は懇願する。唐突な申し出は嫌がられるかもしれないと思ったけれど、この願いを叶えてくれるのは彼女以外に居ないはずだ。
少しだけ沈黙を置いて、一華は「そうですね」と頷く。
「お兄さんはそう言うんじゃないかと思って、準備はしてあるんです」
「本当に! 僕の剣を?」
喜んだのも束の間、彼女は「ただ……」と言葉を濁す。
「今、それをお兄さんにお渡しするわけにはいかないんですよ」
「なんで?」
「約束なんです」
一華は申し訳なさそうに肩をすくめた。
「誰の?」
「宰相です。来週にアポを取っておきますから、彼の了承を取ってからまた来てください」
「宰相って、きょ、教官……?」
鬼の宰相・鬼教官の異名を持つ、ギャロップメイこと、担任の中條明和だ。
その名前からは嫌な予感しかしない。
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