暗号好きの泥棒

土星の輪っか

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藤の花公園にロンドが着いたときは、ロンドは息切れしていた。車を使うにも、駐車場もないし、タクシーを使うにも、呼ぶのにも時間がかかる。だから、走ってきたのだ。公園を見回す。だが、ヒラはいなかった。
「なんなんだよ!....」ロンドがムカついて、椅子に座って休憩した。そこには、また手紙が。「いや、ヒラの奴、すごいところに手紙ばっか隠しやがる。」ロンドは言った。そして手紙を開いた。


                 ロンドへ


            ヒヒヒヒヒー!残念だったな。俺様はここにはいないぜ。
            だがもう少しヒントをやろう。

             (手紙の読点の数)の近くに
                    手紙がある


またまたさすがは名探偵。一瞬で分かったのだ。
みんなも考えてみよう。どこに手紙があるのか。




















手紙の読点の数といっても、この手紙には読点がない。
だが、手紙といっても、これだけではない。
先ほどの漢字の手紙も含めるのだ。
「8個だ。」ロンドが言った。
8......八......蜂......鉢!
つまり、鉢の近く
藤の花公園には、植木鉢があったので、またまたロンドはそこに行った。すぐ近くだが、急がなければならないのだ。
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