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夜の誘惑☆
しおりを挟む(メアリーもシャワー浴びてるのか)
メアリーのシャワーの音が聞こえてくる。いつもより少し長いシャワーの音が何故かリチャードは気になった。
(何を気にするっていうんだ)
今日のメアリーの姿を思い出す。彼女はまるで恋人のように嬉しそうに歩いていた。時折リチャードを見る瞳は、何かを期待するような女性の顔になっている。何度も自身の股間が立ち上がりそうになり、グッと我慢を堪えていた。
(くそっ・・・娘になんてこと考えるんだ、私は)
「はぁ・・・はぁ・・・」
リチャードはシャワーの中で自身をしごく。リチャードの性欲は強い方で独身時代はモテたのでかなり遊んでいたのだが、シスリーと結婚してからはシスリーとさえも体を交えることはなかった。性欲を抑えるために始めた筋トレは今でも続いておりメアリーが起きる前の早朝に走り込みやトレーニングを行っている。
(くそっ、花街に行くか?いや、仕事以外でメアリーを置いて家は出たくないし・・・)
三十を越えて性欲は収まると聞くが、リチャードは禁欲生活が長いからか、今でも増える一方である。最近はメアリーの姿が思い浮かんでしまい、罪悪感に苛まれることが多くなる。シャワーを終え、ガウンを羽織った。明日の仕事の整理をしようと鞄から書類を取り出し、ベッドに腰掛けて書類を読んでいたのだが、キィとドアが開く音がした。
「・・・どうしたんだ、メアリー。眠れないのか」
メアリーは部屋にゆっくりと入ってきた。近づくと共に姿がはっきりと見える。
「服、ありがとうパパ。似合ってるかな」
「・・・っ」
白のサテンのネグリジェは、パッと見では特に問題のない服であった。しかしそのネグリジェは人が着ると、胸の中心部分や、下半身の草むらがハッキリと見えてしまう素材であったのだ。
(胸の形が・・・丸わかりだ)
小ぶりな胸の先は、ピンと張りつめて可愛らしいピンク色をしていた。下の毛はプラチナブロンドの髪の毛とは違い、ダークブロンドの濃い色をしている。
「ああ・・・可愛いよ・・・こっちにおいで」
リチャードはいけないと思いつつ、もっと近くで見たいとメアリーを呼び寄せた。メアリーの体は少しピンクに染まり風呂上がりの上気した甘い匂いが漂ってくる。
「もっと良く見せてくれるかい?」
メアリーはリチャードのいるベッドの横に立った。リチャードはメアリーに熱の籠った瞳で見つめる。リチャードは大きな手で首筋や肩、そして腰を撫でてその体を確認しながら撫でていく。
(すごく、綺麗だ・・・)
リチャードは彼女の腰を掴み、額にキスをした。
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