31 / 51
身代わり④
しおりを挟む
※レイプ的表現があります。辛いシーンは今話で終わりです。
ジュリアの意識が少しはっきりしてくる。
「自白剤の効果が少し薄れてきたか、でもまだ自由に動けないだろう」
「・・・、ここ、は」
ジュリアの体内にはまだヴィクターの自白剤の効果が残っており、力が入らず泥酔しているような感覚だ。ヴィクターの力でさえ負けてしまうだろう。ジュリアはほとんど面積のない服を着せられ、ベッドに横になっていた。
「じゃあ、お姫様が見つかるまでお前を相手してやろう。次期国王に相手してもらえて感謝しろよ」
「いや・・・」
ヴィクターはジュリアの足を撫で、ジュリアにキスをした。サイラス以外の男のねっとりとした舌が気持ち悪い。
「んぐっ、いやぁ、サイラス様ぁ・・・」
「っ、あいつの名前を呼ぶんじゃない、萎えるじゃないか」
「サイラス様、サイラス様っ・・・」
──バシン──
ヴィクターはジュリアに平手打ちし口を塞いだ。
「んんんん」
「どんな気分だ、好きな男の敵に犯さされる気分は」
ヴィクターはジュリアの右胸を力強く揉みしだいた。大きなジュリアの胸は卑猥に揺れている。
「ここはあいつにもう触らせたのか?」
「んんんん!!」
ヴィクターは薄い服のせいで位置がはっきりと分かるジュリアの胸の中心部分をグリグリと引っ張った。
「んんん・・・」
「ははは!腫れてきてイヤらしく立ち上がってるぞ」
ジュリアにとってただ痛いだけなのだが、押し込んだり捻ったりとヴィクターはジュリアの痛ましそうな顔を楽しんでいた。
「ああ、いいぞ。その顔そそるなぁ」
──カチャリ──
ヴィクターは自身のベルトを外しズボンを下に引き下げた。そこからは上に立ち上がった肉棒が反り立っていた。
「さあ、下の味はどうかな」
「んんんんん!!」
性行為がどのように行われるかはっきり分からないが、本能的にそこが一番大事な部分だと分かっていた。ジュリアは精一杯抵抗する。ヴィクターが足を開こうとするが、ジュリアは下を覗きこもうとしていたヴィクターの顔に足蹴をかました。
「このアマ!!」
──バシン──
──バシン──
顔を何度も打たれる。女性としてこれ以上の屈辱はない。ジュリアは必死に抵抗したが、ベッドに腕を拘束されていてはそんな抵抗も無駄でしかない。
(サイラス様、あなたから初めてを頂きたかった・・・)
ジュリアはぎゅっと目を瞑った。
──ドンッ──
──バーン!!──
「な、なんだ」
大きな音が室内に響いた。その音を皮切りに人の足音が雪崩れ込んでくる。
『ここだ、入るぞ!!』
──バン!!──
勢いよく扉が開かれる。そこにはジュリアが一番今会いたがっていた男が立っていた。
「ジュリア!!」
(サ、イラス様・・・?)
「くそっ、なんで宰相がここにいるんだ!」
ヴィクターは憎しみの表情を彼に向ける。ジュリアの両足を掴んだ手は離れていない。
(自白剤のせいかな、都合のいい夢を見てるんだろうか・・・)
後ろからウルフやフィンが部屋に入ってくる。部屋の外で乱闘が始まっているようだ。
(夢・・・じゃない?)
「貴様、殺してやる」
サイラスはジュリアの姿をみとめ、状況を把握する。どちらが悪人か分からない形相で剣をヴィクターに向けた。それをウルフやフィンが止める。
「おいおい、殺さずに拘束するって国王と約束しただろ」
「そんなこと関係ありません」
「まあまあ、これから死んだ方がましだったと思うだろうから、な?気持ちは分かるが落ち着け」
ウルフはサイラスを嗜め、ウルフとフィンがヴィクターを羽交い締めにし、拘束具をつけた。呆気なく拘束されたのは、ヴィクターが丸裸で武器もなにも持っていなかっただからだろう。
「ジュリアっ・・・」
サイラスはジュリアに上着を着せ、口を塞いでいた布を剥ぎ取った。
「サイラス様、サイラス様っ」
ジュリアは泣きじゃくりながらサイラスに抱きついた。サイラスが痛ましそうにジュリアを見る。ウルフやフィンの顔も痛ましげに歪んでいる。
「サイラス様・・・愛しています・・・」
そう言い残してジュリアは意識を失った。
ジュリアの意識が少しはっきりしてくる。
「自白剤の効果が少し薄れてきたか、でもまだ自由に動けないだろう」
「・・・、ここ、は」
ジュリアの体内にはまだヴィクターの自白剤の効果が残っており、力が入らず泥酔しているような感覚だ。ヴィクターの力でさえ負けてしまうだろう。ジュリアはほとんど面積のない服を着せられ、ベッドに横になっていた。
「じゃあ、お姫様が見つかるまでお前を相手してやろう。次期国王に相手してもらえて感謝しろよ」
「いや・・・」
ヴィクターはジュリアの足を撫で、ジュリアにキスをした。サイラス以外の男のねっとりとした舌が気持ち悪い。
「んぐっ、いやぁ、サイラス様ぁ・・・」
「っ、あいつの名前を呼ぶんじゃない、萎えるじゃないか」
「サイラス様、サイラス様っ・・・」
──バシン──
ヴィクターはジュリアに平手打ちし口を塞いだ。
「んんんん」
「どんな気分だ、好きな男の敵に犯さされる気分は」
ヴィクターはジュリアの右胸を力強く揉みしだいた。大きなジュリアの胸は卑猥に揺れている。
「ここはあいつにもう触らせたのか?」
「んんんん!!」
ヴィクターは薄い服のせいで位置がはっきりと分かるジュリアの胸の中心部分をグリグリと引っ張った。
「んんん・・・」
「ははは!腫れてきてイヤらしく立ち上がってるぞ」
ジュリアにとってただ痛いだけなのだが、押し込んだり捻ったりとヴィクターはジュリアの痛ましそうな顔を楽しんでいた。
「ああ、いいぞ。その顔そそるなぁ」
──カチャリ──
ヴィクターは自身のベルトを外しズボンを下に引き下げた。そこからは上に立ち上がった肉棒が反り立っていた。
「さあ、下の味はどうかな」
「んんんんん!!」
性行為がどのように行われるかはっきり分からないが、本能的にそこが一番大事な部分だと分かっていた。ジュリアは精一杯抵抗する。ヴィクターが足を開こうとするが、ジュリアは下を覗きこもうとしていたヴィクターの顔に足蹴をかました。
「このアマ!!」
──バシン──
──バシン──
顔を何度も打たれる。女性としてこれ以上の屈辱はない。ジュリアは必死に抵抗したが、ベッドに腕を拘束されていてはそんな抵抗も無駄でしかない。
(サイラス様、あなたから初めてを頂きたかった・・・)
ジュリアはぎゅっと目を瞑った。
──ドンッ──
──バーン!!──
「な、なんだ」
大きな音が室内に響いた。その音を皮切りに人の足音が雪崩れ込んでくる。
『ここだ、入るぞ!!』
──バン!!──
勢いよく扉が開かれる。そこにはジュリアが一番今会いたがっていた男が立っていた。
「ジュリア!!」
(サ、イラス様・・・?)
「くそっ、なんで宰相がここにいるんだ!」
ヴィクターは憎しみの表情を彼に向ける。ジュリアの両足を掴んだ手は離れていない。
(自白剤のせいかな、都合のいい夢を見てるんだろうか・・・)
後ろからウルフやフィンが部屋に入ってくる。部屋の外で乱闘が始まっているようだ。
(夢・・・じゃない?)
「貴様、殺してやる」
サイラスはジュリアの姿をみとめ、状況を把握する。どちらが悪人か分からない形相で剣をヴィクターに向けた。それをウルフやフィンが止める。
「おいおい、殺さずに拘束するって国王と約束しただろ」
「そんなこと関係ありません」
「まあまあ、これから死んだ方がましだったと思うだろうから、な?気持ちは分かるが落ち着け」
ウルフはサイラスを嗜め、ウルフとフィンがヴィクターを羽交い締めにし、拘束具をつけた。呆気なく拘束されたのは、ヴィクターが丸裸で武器もなにも持っていなかっただからだろう。
「ジュリアっ・・・」
サイラスはジュリアに上着を着せ、口を塞いでいた布を剥ぎ取った。
「サイラス様、サイラス様っ」
ジュリアは泣きじゃくりながらサイラスに抱きついた。サイラスが痛ましそうにジュリアを見る。ウルフやフィンの顔も痛ましげに歪んでいる。
「サイラス様・・・愛しています・・・」
そう言い残してジュリアは意識を失った。
24
お気に入りに追加
2,694
あなたにおすすめの小説


崖っぷち令嬢の生き残り術
甘寧
恋愛
「婚約破棄ですか…構いませんよ?子種だけ頂けたらね」
主人公であるリディアは両親亡き後、子爵家当主としてある日、いわく付きの土地を引き継いだ。
その土地に住まう精霊、レウルェに契約という名の呪いをかけられ、三年の内に子供を成さねばならなくなった。
ある満月の夜、契約印の力で発情状態のリディアの前に、不審な男が飛び込んできた。背に腹はかえられないと、リディアは目の前の男に縋りついた。
知らぬ男と一夜を共にしたが、反省はしても後悔はない。
清々しい気持ちで朝を迎えたリディアだったが……契約印が消えてない!?
困惑するリディア。更に困惑する事態が訪れて……
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
稀代の悪女として処刑されたはずの私は、なぜか幼女になって公爵様に溺愛されています
水谷繭
ファンタジー
グレースは皆に悪女と罵られながら処刑された。しかし、確かに死んだはずが目を覚ますと森の中だった。その上、なぜか元の姿とは似ても似つかない幼女の姿になっている。
森を彷徨っていたグレースは、公爵様に見つかりお屋敷に引き取られることに。初めは戸惑っていたグレースだが、都合がいいので、かわい子ぶって公爵家の力を利用することに決める。
公爵様にシャーリーと名付けられ、溺愛されながら過ごすグレース。そんなある日、前世で自分を陥れたシスターと出くわす。公爵様に好意を持っているそのシスターは、シャーリーを世話するという口実で公爵に近づこうとする。シスターの目的を察したグレースは、彼女に復讐することを思いつき……。
◇画像はGirly Drop様からお借りしました
◆エール送ってくれた方ありがとうございます!
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる