王子の影と王妃の光

ほのじー

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番外編

ハネムーンは海辺で(後)

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それから何度も何度も愛し合った。次の日もその次の日も部屋から出ていない。


「レン・・海に来たのに全然海に行ってないわ!!」
「ごめん・・・ルミがかわいくてつい・・・」


レンはぐったりとしたルミにキスをする。レンはまだまだ体力が有り余っているのだが。


「今日こそは行くからね!明日には帰らないとだもの」
「分かったよ。僕も今日は自重する」



二人はいい天気に恵まれ、海辺で寝そべった。



「あ~いいわね。海水浴日和だわ」
「ああ、日光浴してるルミもいいね」


ビキニを着たルミをジロジロと見るレンだ。


「もうっ、そんな見ないでよっ。海に入ってくるわ」


ルミは海でパシャパシャと泳ぎ、気持ち良さそうだ。レンは微笑ましくそれを見る。


「レン~!あなたも少しは泳ぎなさいよ~!」



レンは腰をあげルミの元へと行き、レンはルミを抱きしめた。


「ルミ、素敵な思い出をありがとう」
「私こそ、ありがとう。また来たいわね」


ルミとレンは微笑んだ。レンはルミにキスをする。その抱き締めていた右手は徐々にルミの胸へと動く。


「レ、レン!?」
「大丈夫、誰にも見えないよ」


海水浴客は結構いるが、皆海遊びに夢中でレンとルミなんて気にしている様子はない。



「レ、レン!///」


レンはルミの水着を少しずらし、指をルミの中に入れる。


ーズチャッ


「海の中なのにヌルヌルだ」



レンは自身の水着もずらし、ルミの下の口へとあてがった。



(ぅうううすごく圧迫する)



「ああ、全部入ったね。動かすよ」



海水浴客に見えないように水中で抜き差しをする。



(お昼にこんな大勢の人がいるのに・・・)



子供までもが楽しく遊んでいるところで、エッチをしている人がいるなんて思わないだろう。ルミは恥ずかしいのにすごく興奮した。



「あそこに岩場があるから、行こうか」


二人は少し移動し、誰にも見えないような岩場にたどり着いた。


ーヌチャッヌチャッ


「あああああ」
「海の中で気持ちよくなっちゃったんだね。ルミは本当に変態だ」


岩場に捕まり、ルミはバックで責められている。足は力が入らずガクガクだ。


「ルミは露出狂の素質があるのかな、ほら、外なのに素っ裸だ」


ルミは水着を剥ぎ取られ、岩場に投げ捨てられていた。


(誰か来たらおしまいだわ・・・)



ーーズチャッズチャッ



「ああああああ」
「そんな声出したら誰か来ちゃうよ、真っ裸でエッチなことしてるの見られちゃうね」
「いやぁ・・・」
「いやなら声我慢しないとダメだよ」


ーグチャッグチャッ


「んんんんんん、ダメぇ我慢できない、声でちゃうぅ・・・!!」
「露出して興奮してる変態さんだねっ・・・」
「・・・ぁああん、言わないで・・・!!」


ーーブシャーーー



ルミは潮を吹き出した。


「あ~あ、岩がルミのエッチな汁でベタベタだよ」
「レンが虐めるから・・・///」



レンはルミをお姫様だっこしてコテージへと帰っていった。


「海は少ししか入れなかったけど、レンといっぱい愛し合えたから・・・良かったわ」
「ルミっ・・・愛してるよ」



なんだかんだでラブラブな二人なのであった。


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