16 / 36
降参!!☆
しおりを挟む──バンッ
「っ・・・セル副団長・・・お願いですぅ、もう外させてください!!」
「もう降参?早かったね」
レイは医務室の扉を勢いよく開けた。レイはあれからジェイクに何度もスイッチを入れられ、息も絶え絶えである。
「しょうがないなぁ、外していいよ。でもその代わり仕事中パンツがどれぐらい濡れちゃったか、ちゃんと見せてみて」
「え・・・」
(もうぐちょぐちょで、そんなの見せられないっ・・・)
レイは胸だけでこんなに濡れてしまっていることに恥ずかしくなる。そしてこんな天使のような少年の前で、穢れた部分を見せるなど、羞恥心で死んでしまいそうだ。
「でも・・・お見せするようなものでは・・・」
「つべこべ言わずに、はやく、脱いで?スカートからね」
「は、はい・・・」
レイはスカートを脱ぎ、パンツ一枚となった。そのパンツは既に変色し濡れているのが丸わかりである。
「うわぁ、相当濡れてるね。そんなに濡らして、恥ずかしくないの?」
(恥ずかしいから、もう言わないでぇぇ)
「じゃ、パンツも脱いで」
「・・・うぅ・・・」
レイはゆっくりと両手で下着をずらしていく。そこから粘り気を伴って、愛液が下着と秘部の間で伸びている。
「うわぁ・・・ケーキのクリームみたいに泡立ってる。濡れやすいんだね、レイちゃんは。気を付けないと、床にポタポタッて落ちちゃうよ」
「っ・・・」
「もっとこっち来て見せて」
レイはゆっくりとベッドに座るセルに近づいた。
「わぁ・・・とっても美味しそう、味見させて」
「あ・・・セル副団長っ!!そんなとこ、汚いっ・・・!!」
セルはレイの片足を持ち上げ、ベッドに膝を着かせた。少し開いたレイの足の間に顔を入れ、ぺろりと襞を舐める。
「んんっ・・・おいひいよ」
「あぁあっ、そこ、だめ・・・」
──ペロッペチャッ・・・
(ヤバい・・・気持ち良すぎて、だめぇ)
「ん・・・はぁ・・・」
(セル副団長の舌、柔らかいよぉ)
ジェイクはマジックハンドと呼ばれる一方で、セルはコットンキャンディの舌と呼ばれている。彼の舌は綿あめ中に浸かっているような、フワフワな気分になるそうだ。
「あぁ・・・そこばっかり・・・」
「ここ、気持ちいでしょ?」
セルはレイの感じる一点をゆっくりと何度も太い舌でねっとりと舐める。花蜜が反応し、愛液が溢れ、それをセルは舐める。そして再びまたレイの感じる部分を舐めるの繰り返しだ。
(ジェイク団長もそうだったけど・・・こんな、粘り強く感じさせられるの・・・始めて・・・)
前世の彼氏には舐めてもらうことは一切なかった。前戯もレイが動くだけで、相手が何かすることはめったになかった。
(舌だけで・・・イかされちゃうっ・・・)
「はっ・・・はぁっ・・・あああああ」
「イくときは、きちんと報告しないと駄目だからね」
「イ、イきます・・・セル副団長・・・イきます・・・」
「イって、いいよっ」
──ジュルッ、ジュルッ
「あっ、あ、あ、イ、イく・・・あああああああ」
レイはセルに舐められながら絶頂を迎える。セルの口のまわりは泡立ったレイのいやらしい汁でべっとりだ。セルは舌で口回りを舐めとると、まるで最高級の料理を食したときような恍惚の表情だ。
「ああ、美味しかった・・・甘くって本当にスポンジケーキのクリームみたい」
セルの甘い言葉に、まるで自分がセルの恋人になったような気持ちになる。しかしレイは大きく首を振った。
(違う違う、勘違いしちゃ駄目・・・私は所詮、怪我が治るまでの臨時的役割なんだから・・・)
ジェイクやセルがレイを悦ばせるのは、あくまで二人の仲介役として、ちょっとしたお遊びをしているだけである。
(私は、ちょっと二人に刺激を与えるスパイスなだけ・・・)
レイは「失礼します!!」と大きな声をあげて、再び下着とスカートを履き、帰宅した。
33
お気に入りに追加
2,829
あなたにおすすめの小説

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる