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2-3:妻が暴れまして……
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妻の美鈴がゾンビになって、1週間が経過した。
いまだに美鈴は俺のことを思い出してくれなくて、毎朝噛まれて目が覚める。
目覚ましが妻の噛みつきか、まぁそれも悪くないか。
それと
美鈴と一緒に生活してわかってきたことがある。
まず、食事のことだが、基本的には生肉しか口にしない。
しないというより、できないといった方が正しいのか。
以前に出した好物のハンバーグには興味を示さなかったのがその証拠だ。
ゾンビだからなのか、よく漫画とかゲームで見るそのままの設定みたいだな。
というのは冗談で、
医師に聞いてみると、体が限りなく体温が無いことで、内臓の機能が一部機能していない。
そのために、胃の中で消化をしきれないからそうなってるんじゃないか?
っていうことだった。
まぁ、体の構造のことは聞いてもはっきり言ってわからないからとりあえずそういうことなんだと思って、
家には大量の生肉が必要ということだ。
次に、美鈴はよく寝る。
びっくりするぐらいに寝る。
起きてるのは食事の時と真夜中の間、そして俺に噛みついて来る時ぐらい。
食事に関しては仕方ないとして、夜に起きるのはまだうまく分かってない。
ただ寝顔がとてもじゃなく可愛すぎる!
まつ毛は長いし、黒くて長い髪は乱れて、寝息が髪にかかって天使と見違えるほどだ。
はぁ、もうずっと寝ててほしい(それはダメだけど)
この前なんか、冷蔵庫開けて肉貪ってたし。
それと、
夜に襲ってくる回数がすごく多い。
多いだけじゃなくて、激しいと来たもんだ。
体がもたないんじゃないかってくらいすごい動きをしてくる。
男としては凄く嬉しいんだけどね?
だって、綺麗で可愛い妻が、コスプレ(本物?)して俺を求めてくれるんだよ。
こっちも期待に応えたいじゃないか。
だが、毎回その上を超えてくるから正直仕事にそろそろ支障が出るかもしれない、
嬉しい悩みってやつだな。
ただ問題もある。
体が冷たすぎることだ。
そりゃあ、もう冷たいこんにゃくかと思う程だ。
これ以上はR指定入りそうだから抑えるか。
とにかく、今の美鈴も十分に可愛いということが伝えたい!
こうやって、考えてみると欲求に対して忠実というのか?
それとも、本能のままに行動しているのか?
いずれにしろ、今の美鈴のことが分かってくると嬉しい。
新しい一面を見ているみたいだ。
あと、わかったことがもう一つ。
それは
「ママ! 今日も学校行ってくるね」
「あー……」
「よし、それじゃ行ってきます!」
「はい、気をつけていってくるんだぞ!」
「わかってるって、もううるさいな!」 バタンッ
娘の花音には手を出さないこと。
花音はあの日以来、美鈴に毎日話しかけていて、
美鈴も花音の話を聞いている。
『いってきます』とか『おやすみ』とか、
日常会話がほとんどで聞いているというより、一方的に花音が話して、
美鈴はその場にいるっていう方が正しいのか。
相槌も『あー』とか『うー』といった、
会話になっていないが、花音はそれでも嬉しいようだった。
それに、花音は俺とも話してくれるようになった。
美鈴に話しかけるついでみたいな感じだが、
ちょっとずつ関係が戻ってきているのが、親としては少し嬉しく思う。
さて、あとは俺のことを思い出すか、覚えてくれたらもっと嬉しいんだけど……
「うー、うがぁー!」
「き、来た! ちょっと美鈴! 今はまずいって」
美鈴は勢いをつけて、朝食の片づけをしていた俺の肩に噛みつこうとした。
このままだと、片づけを片付けしないといけなくなる!
俺は体をひねって、美鈴を体で受け止めた。
「ちょっと待ってくれ、美鈴。水を切るから……」
俺は左手で水道の蛇口をひねろうとした。
だが、俺は足を滑らし、その場に美鈴と一緒に転げてしまった。
「いてっ、滑った! ちょ、ちょっと美鈴」
「がぁー!」
襲い掛かってくる美鈴の頭を俺は優しく撫でる。
リビングでごちゃごちゃしていると、玄関の扉が開く。
「ん? 誰か来たのか? インターホンは鳴ってないけど……」
俺は玄関の方を見上げた。
すると、そこには出かけたばかりの花音と2人の男が立っていた。
いまだに美鈴は俺のことを思い出してくれなくて、毎朝噛まれて目が覚める。
目覚ましが妻の噛みつきか、まぁそれも悪くないか。
それと
美鈴と一緒に生活してわかってきたことがある。
まず、食事のことだが、基本的には生肉しか口にしない。
しないというより、できないといった方が正しいのか。
以前に出した好物のハンバーグには興味を示さなかったのがその証拠だ。
ゾンビだからなのか、よく漫画とかゲームで見るそのままの設定みたいだな。
というのは冗談で、
医師に聞いてみると、体が限りなく体温が無いことで、内臓の機能が一部機能していない。
そのために、胃の中で消化をしきれないからそうなってるんじゃないか?
っていうことだった。
まぁ、体の構造のことは聞いてもはっきり言ってわからないからとりあえずそういうことなんだと思って、
家には大量の生肉が必要ということだ。
次に、美鈴はよく寝る。
びっくりするぐらいに寝る。
起きてるのは食事の時と真夜中の間、そして俺に噛みついて来る時ぐらい。
食事に関しては仕方ないとして、夜に起きるのはまだうまく分かってない。
ただ寝顔がとてもじゃなく可愛すぎる!
まつ毛は長いし、黒くて長い髪は乱れて、寝息が髪にかかって天使と見違えるほどだ。
はぁ、もうずっと寝ててほしい(それはダメだけど)
この前なんか、冷蔵庫開けて肉貪ってたし。
それと、
夜に襲ってくる回数がすごく多い。
多いだけじゃなくて、激しいと来たもんだ。
体がもたないんじゃないかってくらいすごい動きをしてくる。
男としては凄く嬉しいんだけどね?
だって、綺麗で可愛い妻が、コスプレ(本物?)して俺を求めてくれるんだよ。
こっちも期待に応えたいじゃないか。
だが、毎回その上を超えてくるから正直仕事にそろそろ支障が出るかもしれない、
嬉しい悩みってやつだな。
ただ問題もある。
体が冷たすぎることだ。
そりゃあ、もう冷たいこんにゃくかと思う程だ。
これ以上はR指定入りそうだから抑えるか。
とにかく、今の美鈴も十分に可愛いということが伝えたい!
こうやって、考えてみると欲求に対して忠実というのか?
それとも、本能のままに行動しているのか?
いずれにしろ、今の美鈴のことが分かってくると嬉しい。
新しい一面を見ているみたいだ。
あと、わかったことがもう一つ。
それは
「ママ! 今日も学校行ってくるね」
「あー……」
「よし、それじゃ行ってきます!」
「はい、気をつけていってくるんだぞ!」
「わかってるって、もううるさいな!」 バタンッ
娘の花音には手を出さないこと。
花音はあの日以来、美鈴に毎日話しかけていて、
美鈴も花音の話を聞いている。
『いってきます』とか『おやすみ』とか、
日常会話がほとんどで聞いているというより、一方的に花音が話して、
美鈴はその場にいるっていう方が正しいのか。
相槌も『あー』とか『うー』といった、
会話になっていないが、花音はそれでも嬉しいようだった。
それに、花音は俺とも話してくれるようになった。
美鈴に話しかけるついでみたいな感じだが、
ちょっとずつ関係が戻ってきているのが、親としては少し嬉しく思う。
さて、あとは俺のことを思い出すか、覚えてくれたらもっと嬉しいんだけど……
「うー、うがぁー!」
「き、来た! ちょっと美鈴! 今はまずいって」
美鈴は勢いをつけて、朝食の片づけをしていた俺の肩に噛みつこうとした。
このままだと、片づけを片付けしないといけなくなる!
俺は体をひねって、美鈴を体で受け止めた。
「ちょっと待ってくれ、美鈴。水を切るから……」
俺は左手で水道の蛇口をひねろうとした。
だが、俺は足を滑らし、その場に美鈴と一緒に転げてしまった。
「いてっ、滑った! ちょ、ちょっと美鈴」
「がぁー!」
襲い掛かってくる美鈴の頭を俺は優しく撫でる。
リビングでごちゃごちゃしていると、玄関の扉が開く。
「ん? 誰か来たのか? インターホンは鳴ってないけど……」
俺は玄関の方を見上げた。
すると、そこには出かけたばかりの花音と2人の男が立っていた。
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『妻がゾンビになりまして……』を閲覧していただきありがとうございます。良かったら、高評価、コメントお待ちしています。ちなみに、私の中で、美鈴は吉高由里子さん、花音は今田美桜さん、亮は鈴木亮平さんをイメージしてました。これからも、作品をよろしくお願いします。
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