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22話 反撃
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立ちあがろうと足を踏ん張るが、
足はガクガクと震え、
立つのさえやっとだ。
ヒロは震える足を両手で支えてなんとか立ち上がる。
「なんとぉ! ベルゼル選手の攻撃は的確にヒロ選手のボディにヒット! あまりの衝撃にヒロ選手、壁に埋もれてしまいました! なんとか立ち上がりましたが、満身創痍と言ったところ、これは勝敗が決したのか!」
ラブの実況に観客はベルゼルが勝ったと確信したのか、
これ以上ない盛り上がりを見せる。
「ヒロ、これが君と僕の力の差だよ。わかったらとっとと降参でもしなよ」
ベルゼルは先程とは違いすでに落ち着いた雰囲気を出している。
「まだ……まだぁ……!」
ヒロの目はまだ諦めていない―――
―――ベルゼルとヒロが死闘を繰り広げる中、
ダンテとベネッタはディエゴ・ヤコブと戦いを繰り広げていた。
「ヒロ! くそっ、ベルゼルの野郎、本気を出してきたのか!?」
ディエゴは笑いながらダンテの体を体当たりで突き飛ばした。
「ははっ、ベルゼルさんが本気を出した。これでお前たちは終わりだよ」
続けてヤコブもハンマーを肩に乗せながら大胆に笑う。
「今降参したら無事で済むかも知れねぇぞ、ベルゼルさんの気分次第だがな」
ダンテは肩で息をしている。
ダンテの戦闘スタイルは素早く相手を仕留める速攻タイプだ、
体が細く身のこなしが軽い分、
体力は他とどうしても劣ってしまう。
対してディエゴは細身で長身、
相手の攻撃をいなしながら反撃に移る持久タイプで
ダンテとの相性は悪い。
ベネッタの魔法もことごとくヤコブの純粋な力に打ち砕かれており、
魔力が尽きるのも時間の問題だった。
「俺のスキルは”付与”、ヤコブに俺のスピードを上乗せすれば、俺と同じスピードで動く重戦車の出来上がりってわけさ」
「はっはっはっ、だから言ったろう、俺たちは2人になると強いってよぉ」
ディエゴのスキル”付与”は自身の能力を他人に付与することができる。
いわゆるバフスキルの一種のようなものだ。
ヤコブのパワーに加え、
スピードを付与されたヤコブの動きは、
ダンテとベネッタを圧倒するには十分だった。
加えてヤコブのスキルの”強化”は魔力を消費して自身を強化する。
ヤコブは攻撃するときだけスキルを使用しており、
元々少ない魔力を補っていた。
ただの戦闘狂ではないヤコブはダンテとベネッタにとって非常に戦いづらい相手だった。
「あー、ったく、モブキャラのくせに強さを見せてくんなよな、まぁ、俺ほどじゃねぇけど……」
ダンテは剣を地面に突き刺し、
首の骨を鳴らして、
両肩を交互に揉み始めた。
「ダンテ、もう十分よ仕込みは終わったから」
「やっとかよ、さぁてと、そんじゃ、まぁ」
『反撃開始と行くかぁ』
『反撃開始と行くわよ』
ダンテとベネッタは声を揃えて、
ディエゴとヤコブに言い放った。
「なに? 反撃開始だと?」
2人は大声で笑い、
ダンテとベネッタを嘲笑する。
「はっはっはっ、反撃かぁ、どうやって反撃するつもりだ」
「こうするんだよ!」
ダンテはディエゴとヤコブに向かって走り出し、
剣を横一文字に払った。
あまりにも単調な攻撃に拍子抜けし、
後方に回避する。
ボンッ
2人の背中で何かが爆発し、
爆風に巻き込まれる。
「ぐわぁ!」
「な、なんだ何もないのに空気が爆発した!?」
ダンテはニヤリと笑った。
「あ~、その辺もまずいんじゃねぇか?」
ディエゴは空中で態勢を立て直し、
着地をする。
ズガガッ!
今度は下から岩の棘が現れる。
ディエゴは右足を貫かれ、
その場で膝をつく。
「ぐぅ!」
「ディエゴ! お前らぁ、一体何をしたんだ!?」
ヤコブはディエゴの岩の棘をハンマーを振り回しながら砕き、
2人を睨みつけた。
「なに、たいしたことねぇよ」
ダンテはそういいながら、
足を負傷したディエゴに斬りかかった。
動きが鈍くなっている。
スキル”付与”によってスピードをヤコブに付与していたことで、
動きが悪くなり、
ダンテの攻撃をいなしきれなくなっている。
「く、くそ!」
ディエゴはたまらず、
ダンテの攻撃をかわして5メートルほど距離をとった。
しかし、
ここでもディエゴに悲劇が襲う。
足が氷によって凍結し、
身動きが取れなくなっていた。
「な、バカな! 何もなかったはずなのに」
「そう、何もなかったのよ……さっきまでね」
ベネッタがクスっと微笑む。
「まさか、お前かベネッタ!」
ヤコブは全ての元凶はベネッタだと悟り、
ベネッタに向かって突進した。
ダンテがその行動を許すはずもなく、
ベネッタの前に立ちふさがり、
ヤコブの攻撃を剣で受け止めた。
「お前って意外に頭まわるよな……でも、そう簡単にはいかねぇんだよな」
「くそがぁ、どうせスキルか何かだろ?」
「あれ、私あなたに言わなかった? 得意な魔法は”土”だけじゃないといったはずだけど」
ベネッタは見下したようにヤコブに視線を送った。
「なにぃ! まさか魔法か? でもこんな魔法見たことが……」
ベネッタは腕を組みながら人差し指を立てた。
「そう、これは魔法とスキルを合わせてるのよ、あと、ダンテにもあまり近づかない方がいいわよ?」
「おい、ベネッタまさか俺にもしたのか!」
ダンテは驚き思わずベネッタの方に振り向く。
ヤコブがダンテに近づいた瞬間、
ダンテの腹付近から突風が吹き荒れた。
「どわぁ!」
ダンテは突風でベネッタより後ろに吹き飛ばされ、
反対方向にヤコブは吹き飛ばされる。
「ぐあぁ!」
ヤコブは崩れた壁の瓦礫に下敷きになり、
ダンテは勢いよく立ち上がりベネッタに詰め寄る。
「バカか、バカか、バカか! 俺にしたら巻き添え喰らうに決まってんだろう!」
「なにいってんのよ、おかげで助かってるじゃない、ほら早く戦うぅ」
ベネッタはしてやったりの表情を浮かべながら、
ダンテを首で指示した。
崩れた瓦礫が勢いよく吹き飛び、
ヤコブは立ち上がった。
「ぐっ、ベネッタの野郎……このスキルは……」
「私のスキルは”罠属性付与”というもの。私の攻撃は全て罠として設置することができる。魔法に罠属性を設置しただけよ」
ベネッタはゆっくりと口に指を当てた。
「”誘惑の罠”……私の罠にあなたたちはもう嵌ってるのよ」
足はガクガクと震え、
立つのさえやっとだ。
ヒロは震える足を両手で支えてなんとか立ち上がる。
「なんとぉ! ベルゼル選手の攻撃は的確にヒロ選手のボディにヒット! あまりの衝撃にヒロ選手、壁に埋もれてしまいました! なんとか立ち上がりましたが、満身創痍と言ったところ、これは勝敗が決したのか!」
ラブの実況に観客はベルゼルが勝ったと確信したのか、
これ以上ない盛り上がりを見せる。
「ヒロ、これが君と僕の力の差だよ。わかったらとっとと降参でもしなよ」
ベルゼルは先程とは違いすでに落ち着いた雰囲気を出している。
「まだ……まだぁ……!」
ヒロの目はまだ諦めていない―――
―――ベルゼルとヒロが死闘を繰り広げる中、
ダンテとベネッタはディエゴ・ヤコブと戦いを繰り広げていた。
「ヒロ! くそっ、ベルゼルの野郎、本気を出してきたのか!?」
ディエゴは笑いながらダンテの体を体当たりで突き飛ばした。
「ははっ、ベルゼルさんが本気を出した。これでお前たちは終わりだよ」
続けてヤコブもハンマーを肩に乗せながら大胆に笑う。
「今降参したら無事で済むかも知れねぇぞ、ベルゼルさんの気分次第だがな」
ダンテは肩で息をしている。
ダンテの戦闘スタイルは素早く相手を仕留める速攻タイプだ、
体が細く身のこなしが軽い分、
体力は他とどうしても劣ってしまう。
対してディエゴは細身で長身、
相手の攻撃をいなしながら反撃に移る持久タイプで
ダンテとの相性は悪い。
ベネッタの魔法もことごとくヤコブの純粋な力に打ち砕かれており、
魔力が尽きるのも時間の問題だった。
「俺のスキルは”付与”、ヤコブに俺のスピードを上乗せすれば、俺と同じスピードで動く重戦車の出来上がりってわけさ」
「はっはっはっ、だから言ったろう、俺たちは2人になると強いってよぉ」
ディエゴのスキル”付与”は自身の能力を他人に付与することができる。
いわゆるバフスキルの一種のようなものだ。
ヤコブのパワーに加え、
スピードを付与されたヤコブの動きは、
ダンテとベネッタを圧倒するには十分だった。
加えてヤコブのスキルの”強化”は魔力を消費して自身を強化する。
ヤコブは攻撃するときだけスキルを使用しており、
元々少ない魔力を補っていた。
ただの戦闘狂ではないヤコブはダンテとベネッタにとって非常に戦いづらい相手だった。
「あー、ったく、モブキャラのくせに強さを見せてくんなよな、まぁ、俺ほどじゃねぇけど……」
ダンテは剣を地面に突き刺し、
首の骨を鳴らして、
両肩を交互に揉み始めた。
「ダンテ、もう十分よ仕込みは終わったから」
「やっとかよ、さぁてと、そんじゃ、まぁ」
『反撃開始と行くかぁ』
『反撃開始と行くわよ』
ダンテとベネッタは声を揃えて、
ディエゴとヤコブに言い放った。
「なに? 反撃開始だと?」
2人は大声で笑い、
ダンテとベネッタを嘲笑する。
「はっはっはっ、反撃かぁ、どうやって反撃するつもりだ」
「こうするんだよ!」
ダンテはディエゴとヤコブに向かって走り出し、
剣を横一文字に払った。
あまりにも単調な攻撃に拍子抜けし、
後方に回避する。
ボンッ
2人の背中で何かが爆発し、
爆風に巻き込まれる。
「ぐわぁ!」
「な、なんだ何もないのに空気が爆発した!?」
ダンテはニヤリと笑った。
「あ~、その辺もまずいんじゃねぇか?」
ディエゴは空中で態勢を立て直し、
着地をする。
ズガガッ!
今度は下から岩の棘が現れる。
ディエゴは右足を貫かれ、
その場で膝をつく。
「ぐぅ!」
「ディエゴ! お前らぁ、一体何をしたんだ!?」
ヤコブはディエゴの岩の棘をハンマーを振り回しながら砕き、
2人を睨みつけた。
「なに、たいしたことねぇよ」
ダンテはそういいながら、
足を負傷したディエゴに斬りかかった。
動きが鈍くなっている。
スキル”付与”によってスピードをヤコブに付与していたことで、
動きが悪くなり、
ダンテの攻撃をいなしきれなくなっている。
「く、くそ!」
ディエゴはたまらず、
ダンテの攻撃をかわして5メートルほど距離をとった。
しかし、
ここでもディエゴに悲劇が襲う。
足が氷によって凍結し、
身動きが取れなくなっていた。
「な、バカな! 何もなかったはずなのに」
「そう、何もなかったのよ……さっきまでね」
ベネッタがクスっと微笑む。
「まさか、お前かベネッタ!」
ヤコブは全ての元凶はベネッタだと悟り、
ベネッタに向かって突進した。
ダンテがその行動を許すはずもなく、
ベネッタの前に立ちふさがり、
ヤコブの攻撃を剣で受け止めた。
「お前って意外に頭まわるよな……でも、そう簡単にはいかねぇんだよな」
「くそがぁ、どうせスキルか何かだろ?」
「あれ、私あなたに言わなかった? 得意な魔法は”土”だけじゃないといったはずだけど」
ベネッタは見下したようにヤコブに視線を送った。
「なにぃ! まさか魔法か? でもこんな魔法見たことが……」
ベネッタは腕を組みながら人差し指を立てた。
「そう、これは魔法とスキルを合わせてるのよ、あと、ダンテにもあまり近づかない方がいいわよ?」
「おい、ベネッタまさか俺にもしたのか!」
ダンテは驚き思わずベネッタの方に振り向く。
ヤコブがダンテに近づいた瞬間、
ダンテの腹付近から突風が吹き荒れた。
「どわぁ!」
ダンテは突風でベネッタより後ろに吹き飛ばされ、
反対方向にヤコブは吹き飛ばされる。
「ぐあぁ!」
ヤコブは崩れた壁の瓦礫に下敷きになり、
ダンテは勢いよく立ち上がりベネッタに詰め寄る。
「バカか、バカか、バカか! 俺にしたら巻き添え喰らうに決まってんだろう!」
「なにいってんのよ、おかげで助かってるじゃない、ほら早く戦うぅ」
ベネッタはしてやったりの表情を浮かべながら、
ダンテを首で指示した。
崩れた瓦礫が勢いよく吹き飛び、
ヤコブは立ち上がった。
「ぐっ、ベネッタの野郎……このスキルは……」
「私のスキルは”罠属性付与”というもの。私の攻撃は全て罠として設置することができる。魔法に罠属性を設置しただけよ」
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