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転生編
第10話 ソウタの秘密
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ソウタの声にソフィアが山小屋から反応して出てくる。
「おや、やっとたどり着いたのかい? まぁ、、少しはやるよう……ん? お前のそばにいるのはまさかワーウルフかい?」
ソウタのそばにいるワーウルフを見てソフィアは驚いている。
「あぁ、森で一緒に戦ってくれたんだ! 別に大丈夫だよな?」
「大丈夫だが、そいつは襲ってはこないのかい?」
「襲わないよ? 名前はハウルだ」
「人間を襲わないワーウルフを初めて見たよ。本当にスキルを持ってないのかい?」
ソフィアはソウタがスキルを持っているのかどうか疑っている。
「持ってないよ! あと、道中で倒したスライムやらツリーフォークの素材があるんだけど」
そういってソウタは魔送石をソフィアに差し出した。
「あぁ、どれ……ちょっと見てみ……」
ソフィアが確認しようとすると、
魔送石から大量に素材が溢れ出した。
それはまるでその場で一つの小さな山ができるほどで、
高さは山小屋を遥かに超えていた。
ソフィアは素材の山に埋もれてしまい、
何とかかぎわけ顔を出す。
「ぶはぁ! おい、この大量の素材は一体何だい! お前さんどれだけモンスターを倒したんだい?」
「えぇっと、とりあえず片っ端から現れた奴を俺とハウルで……」
「……」
ソフィアはしばらく無言だった。
「もしかして……ダメだった?」
ソフィアは素材の山から抜け出し、
服を整えると、
森の方に向かって歩き始めた。
「ソウタ……だったね、試したいことがある、ちょっとついてきな」
ソウタに背を向けたまま、
そういうと森の中を杖をつきながらゆっくりと進む。
「どうしたんだろ?」
「体疲れてるのに大変だな……」
「いや、神さまは疲れてねぇだろう! 俺の頭の中で喋ってるだけなんだから」
ソウタは疲れた体を引きずりながら、
ハウルと共にソフィアのもとに向かった―――
―――ソフィアについていくこと約10分。
そこはとても巨大な岩の前。
周りは木で囲まれているだけで、
それ以上は何もない。
大きくそびえたつ岩は、
まるで小さな山。
一体何をされるのだろうとソウタは少し怯えていた。
ソフィアは岩の横に立って、
ソウタの方を振り向いた。
「1個だけ確認をするよ? ソウタは魔法もスキルもないんだね?」
ソウタはしばらく考えた。
神さまから確かに何も受け取ってない、
スキルも魔法も、
前の転生者に間違えて渡した。
だから自身には代わりに上限を外す……
そこでソウタはハッと思い出した。
「そういえば、スキルも魔法もないけど、なんか神さまからステータスの上限を開放するって言ってたな」
「上限を?」
ソフィアは眉をしかめた。
「うん、ステータスの上限が俺には無いみたいだけど、それがどうしたの?」
「そうか……ではソウタよ、この岩、全力で殴ってみな?」
ソフィアは岩をポンポンと叩きながら、
ソウタに殴るよう促す。
「えぇ!? こんな岩を? 絶対無理だって!」
「いいからやんな! 私の言うことは聞くんじゃなかったのかい!?」
ソフィアに怒鳴られ、
ソウタは渋々岩の前に立った。
「うぅ、分かったよ、やればいいんだろう? やってやるよ!」
ソウタは左拳に力を込めた。
そして振りかぶって、
岩を勢いよく殴りつける。
その瞬間、
岩はソウタが殴った個所からビキビキとひび割れながら、
ついには大きな音を轟かせながら、
粉々に砕け散る。
ソウタは驚きを隠せなかった。
自身の放った一撃で岩が粉々に砕けるとは思っていなかったからだ。
驚いていたのはソウタだけではない。
ソフィアとハウルは目を見開き、
言葉を失う。
何より誰よりも驚いていたのは、
ステータスの上限を外した神さま本人だった。
「嘘……?」
「いや、お前が言うなよ! なんだよこれ、俺の体どうなってんだよ!」
ソウタは自身に起こっていることが理解できずその場でアタフタしている。
「こんなになってるとは、お前の言う神さまってやつは、事の重大に気づいてないようだね」
「ソフィアさん! どうなってんだよこれ!」
ソフィアは落ち着いて説明を始めた。
「上限を外す……、通常成長には限界があるんだよ、レベルや力、魔法を覚える数だったりね。個人差はあれどそれが普通ってやつだ。だがソウタにはそれが無い。レベルの上限が無いから成長に限界が無い」
「それってつまり……俺は無限に成長するの?」
「そうだね、単純な強さに限界は無い……まったくとんでもない能力を授かったもんだよお前さんは」
そういって、
ソフィアは呆れ果てていた。
なんてことだ、
成長を無限に続けるなんて……
チートかよ!
「なんか、とんでもないことになってるみたいね」
神さまはまるで他人事のように、
とぼけ始める。
「神さまのせいでな……?」
「これは鍛えがいがありそうだね」
ソフィアはニヤニヤしている。
「え? 試練ってこれで終わりじゃないの?」
「そんなわけないだろう!? 今までは基礎みたいなもんだ。実践はこれからだよ? 厳しくいくからね、ついてきな! ハウルといったね、私を乗せて山小屋に連れてっておくれ」
「ウゥゥ」
ハウルはソウタ以外の言うことを聞きたくないのか、
ソフィアに威嚇をし始める。
「なんだ? 私のいうことが聞けないのかいこの犬は」
ソフィアの威圧は凄まじく、
ハウルは威嚇をしていたのだが、
委縮してしまったのか、
素直に言うことを聞いて、
ソフィアを背中に乗せる。
ソフィアは興奮を抑えきれないまま、
ハウルとともに山小屋に戻っていった。
「マジかよ、ハウルを無理やり従わせるなんて……さすがソフィアさん」
ソウタは呆然としている。
「ハウルは本当にワーウルフか? 誰にでも懐くじゃないか」
「設定を壊すほどソフィアさんが怖いってことだろう」
「帰ったら、また試練だな」
「あぁ! もういい、とことんやってやる!」
ソウタは半ばやけくそになりながら、
ソフィアを追いかけるため森の中に入っていった。
ソウタの試練はまだまだ終わらない。
「おや、やっとたどり着いたのかい? まぁ、、少しはやるよう……ん? お前のそばにいるのはまさかワーウルフかい?」
ソウタのそばにいるワーウルフを見てソフィアは驚いている。
「あぁ、森で一緒に戦ってくれたんだ! 別に大丈夫だよな?」
「大丈夫だが、そいつは襲ってはこないのかい?」
「襲わないよ? 名前はハウルだ」
「人間を襲わないワーウルフを初めて見たよ。本当にスキルを持ってないのかい?」
ソフィアはソウタがスキルを持っているのかどうか疑っている。
「持ってないよ! あと、道中で倒したスライムやらツリーフォークの素材があるんだけど」
そういってソウタは魔送石をソフィアに差し出した。
「あぁ、どれ……ちょっと見てみ……」
ソフィアが確認しようとすると、
魔送石から大量に素材が溢れ出した。
それはまるでその場で一つの小さな山ができるほどで、
高さは山小屋を遥かに超えていた。
ソフィアは素材の山に埋もれてしまい、
何とかかぎわけ顔を出す。
「ぶはぁ! おい、この大量の素材は一体何だい! お前さんどれだけモンスターを倒したんだい?」
「えぇっと、とりあえず片っ端から現れた奴を俺とハウルで……」
「……」
ソフィアはしばらく無言だった。
「もしかして……ダメだった?」
ソフィアは素材の山から抜け出し、
服を整えると、
森の方に向かって歩き始めた。
「ソウタ……だったね、試したいことがある、ちょっとついてきな」
ソウタに背を向けたまま、
そういうと森の中を杖をつきながらゆっくりと進む。
「どうしたんだろ?」
「体疲れてるのに大変だな……」
「いや、神さまは疲れてねぇだろう! 俺の頭の中で喋ってるだけなんだから」
ソウタは疲れた体を引きずりながら、
ハウルと共にソフィアのもとに向かった―――
―――ソフィアについていくこと約10分。
そこはとても巨大な岩の前。
周りは木で囲まれているだけで、
それ以上は何もない。
大きくそびえたつ岩は、
まるで小さな山。
一体何をされるのだろうとソウタは少し怯えていた。
ソフィアは岩の横に立って、
ソウタの方を振り向いた。
「1個だけ確認をするよ? ソウタは魔法もスキルもないんだね?」
ソウタはしばらく考えた。
神さまから確かに何も受け取ってない、
スキルも魔法も、
前の転生者に間違えて渡した。
だから自身には代わりに上限を外す……
そこでソウタはハッと思い出した。
「そういえば、スキルも魔法もないけど、なんか神さまからステータスの上限を開放するって言ってたな」
「上限を?」
ソフィアは眉をしかめた。
「うん、ステータスの上限が俺には無いみたいだけど、それがどうしたの?」
「そうか……ではソウタよ、この岩、全力で殴ってみな?」
ソフィアは岩をポンポンと叩きながら、
ソウタに殴るよう促す。
「えぇ!? こんな岩を? 絶対無理だって!」
「いいからやんな! 私の言うことは聞くんじゃなかったのかい!?」
ソフィアに怒鳴られ、
ソウタは渋々岩の前に立った。
「うぅ、分かったよ、やればいいんだろう? やってやるよ!」
ソウタは左拳に力を込めた。
そして振りかぶって、
岩を勢いよく殴りつける。
その瞬間、
岩はソウタが殴った個所からビキビキとひび割れながら、
ついには大きな音を轟かせながら、
粉々に砕け散る。
ソウタは驚きを隠せなかった。
自身の放った一撃で岩が粉々に砕けるとは思っていなかったからだ。
驚いていたのはソウタだけではない。
ソフィアとハウルは目を見開き、
言葉を失う。
何より誰よりも驚いていたのは、
ステータスの上限を外した神さま本人だった。
「嘘……?」
「いや、お前が言うなよ! なんだよこれ、俺の体どうなってんだよ!」
ソウタは自身に起こっていることが理解できずその場でアタフタしている。
「こんなになってるとは、お前の言う神さまってやつは、事の重大に気づいてないようだね」
「ソフィアさん! どうなってんだよこれ!」
ソフィアは落ち着いて説明を始めた。
「上限を外す……、通常成長には限界があるんだよ、レベルや力、魔法を覚える数だったりね。個人差はあれどそれが普通ってやつだ。だがソウタにはそれが無い。レベルの上限が無いから成長に限界が無い」
「それってつまり……俺は無限に成長するの?」
「そうだね、単純な強さに限界は無い……まったくとんでもない能力を授かったもんだよお前さんは」
そういって、
ソフィアは呆れ果てていた。
なんてことだ、
成長を無限に続けるなんて……
チートかよ!
「なんか、とんでもないことになってるみたいね」
神さまはまるで他人事のように、
とぼけ始める。
「神さまのせいでな……?」
「これは鍛えがいがありそうだね」
ソフィアはニヤニヤしている。
「え? 試練ってこれで終わりじゃないの?」
「そんなわけないだろう!? 今までは基礎みたいなもんだ。実践はこれからだよ? 厳しくいくからね、ついてきな! ハウルといったね、私を乗せて山小屋に連れてっておくれ」
「ウゥゥ」
ハウルはソウタ以外の言うことを聞きたくないのか、
ソフィアに威嚇をし始める。
「なんだ? 私のいうことが聞けないのかいこの犬は」
ソフィアの威圧は凄まじく、
ハウルは威嚇をしていたのだが、
委縮してしまったのか、
素直に言うことを聞いて、
ソフィアを背中に乗せる。
ソフィアは興奮を抑えきれないまま、
ハウルとともに山小屋に戻っていった。
「マジかよ、ハウルを無理やり従わせるなんて……さすがソフィアさん」
ソウタは呆然としている。
「ハウルは本当にワーウルフか? 誰にでも懐くじゃないか」
「設定を壊すほどソフィアさんが怖いってことだろう」
「帰ったら、また試練だな」
「あぁ! もういい、とことんやってやる!」
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