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オートモード
9 ナンパされたら
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で、絡まれるわけだ。
「そういやダチが住んでる街にさ、異世界から来た珍しいオメガがいるって聞いたことがあるよ。すんごくカワイイ子だったのに、ある日ぱったり姿を見なくなったって嘆いてたよ」
「つがいを見つけたってことだ。こんなにマーキングされちゃって」
僕は今、ふたりの男に詰め寄られている。ほんのすこしキッチンカーを冷やかそうと一人でふらふらしただけで――。
フリーステージは、メインステージとはまた違った熱量があった。
公式が流している音楽とは別に、それぞれが持ち込んだプレーヤーがガチャガチャ音を立て、あっちもこっちも混然としている。
なんかもう、やりたい放題って感じ。各々が人の目なんて関係なしに自由に踊っている。
求愛ダンスは良くも悪くも人のためのダンスなんだと思う。だとしたら、音楽をかけて踊るのは自分のためのダンスなんだろう。どの人も楽しそうだ。
僕はビィくんたちが踊る様子をそばで眺めていた。なんとも和む光景だ。
だが僕は、彼らの体力を舐めていた。軽く踊ろーぜって言って、もう三十分以上もはしゃぎまわってる。
おかしいな。僕がいちばん疲れてる気がするな。
「ビィくん! あっちのぞいてくるね」
一応一声かけて、僕は飲食スペースのほうへ向かった。
といっても、それほど遠くに行くわけではない。ステージから見える範囲だ。
だからというわけでもないが、完全に油断していたのは確かだった。
「ねえ、踊らないの」
「俺たちと遊ばない?」
ソーセージの焼ける匂いに気を取られていたら、背後にいつのまにか男がふたり立っていた。長髪と刈り上げ。ガラが悪そう。
肩に手を置かれて、慌てて振り向いたところで声をかけられた形だ。
「ハイ、踊りません! 遊びません!」
可能な限りキリっとした顔で断ったのだが、相手はなぜか脂下がった。
「そんなこと言わずにさあ」
僕は反射的に、拍手のポーズを取った。
「あっ! ダメだってこんなとこで拍手なんてしたら、大顰蹙買っちゃうよ?」
刈り上げが僕の手をつかんだ。
「せっかちだな。まだ踊ってもいないのに。……あ、わかった。あんたアレだろ。ウワサの異世界人」
長髪のほうはズバリと僕の正体を当ててくる。どうしよう、冷や汗が止まらないんだけど。ぼ、僕の存在ってそんなに知れ渡ってんの!?
長髪男が軽く首を傾げると、首筋から肩にかけてタトゥーが見えた。危ない人に見えて、僕はますます怯えた。
彼はやけに愛想よく笑いながら、友達から聞いたという異世界人について語り始めた。そのあいだ、刈り上げ男が僕の匂いを嗅いでマーキングがどうとか言い出した。
「あ、わ、わ」
不快と恐怖で文句もまともに出てこない。
「求愛を断りまくるオメガを一目見ようと、観光がてら踊りに行くやつとか結構いたよな!」
「人を観光名所扱いするな!」
思わずツッコミを入れてしまってから、僕は頭を抱えたくなった。なんでこういうことばかりズバッと出てきちゃうかな。
っていうかすごくイヤなことを聞いたぞ。やけに求愛されまくると思ったら、そんな裏事情があったなんて!
先生と住むようになってから、求愛の数が減ったような気がしてたけど、つがいができたからじゃなかったのか。誰だ、変なウワサ立てた奴は!
その頃になると、さすがにビィくんたちも騒ぎに気付いてしまった。
「ルノン!」
「来ちゃダメだ!」
こんなことに、子供たちを巻き込んじゃいけない。年長者としての責任感とか意地とかを彼らはあっさり踏みにじる。
「なにしてんのルノン、知り合い?」
「ち、違う! ナンパ!」
「ナンパ! あははっ!」
なんでこの状況で笑ってられんの。他人事だと思って!
怒ってくれたのは結局ビィくんだけだった。
「ルノンを放せ!」
「ルノンちゃんていうの? 名前までカワイイね」
刈り上げ男が唇を尖らせてキスのマネをした。青ざめた僕をなだめる様に、長髪男が僕の肩を抱く。
「心配しなくてもちょっと遊ぶだけだよ」
「ぎゃああああっ」
「おい、嫌がってんだろ! 放せ。放さねえならこっちにも考えがあるぞ!」
「び、ビィくん!? ダメだって!」
大人にケンカ売ろうなんて無謀すぎるよ。周りの子たちも止めたげて! と視線を贈ったら、なんかニヤニヤしてるし。
「ダメ! やめてって!」
僕は声を張り上げたが、当然のように無視された。
「ははっ。わかってんのかガキども。俺たちにケンカ売るってことは――」
「当然!」
彼らは声を揃えた。
「ダンスで勝負だ!」
「はへ?」
ノリについて行けないのは、どうやら僕だけだ。
みんなでゾロゾロステージに向かう。僕も肩を押されて連れていかれる。
「なにそれ?」
いや、そう言えばそうだった。ここはなんでもダンスで解決しちゃう国だった。
「ジャッジは当然ルノンがするだろ?」
「え? 僕でいいの?」
それだとなにも考えずビィくんチームに軍配を上げちゃうけど。
「言っておくけど、ちゃんと踊るからな、俺たちは」
釘を刺したのはビィくんだ。さすがだ。もろバレじゃないか。
「わかったよ。じゃあ、カワイイダンスをお願いします」
これには双方から失笑が上がった。なんでだよ。
勝負が始まることを察したのか、そこらで踊っていた人たちもおもしろがって観戦モードに入った。ステージが広く開く。
「じゃあ、挑戦者からどうぞ」
柄の悪いにーちゃんたちが、子供たちを指さす。
ビィくんたちは頷いて、音楽に合わせてキビキビしたダンスを披露した。
イメージとしてはアイドルグループのちびっこバックダンサーたち。僕としては上手いも下手も区別がつかないけど、とにかくカワイイ。
あー、拍手したい!
ダメなので、拳を握って上下に振ってみる。僕だけリズムがズレてる気がするぅ。
キリの良いところで、ちびっ子たちが「お次どうぞ」みたいな感じでにーちゃんたちを指さすと、代わって彼らが踊り出す。
「おおっ」
思わず声が出た。
先ほどメインステージで踊っていたダンサーたちと大差ないのではないか。
片方は腰をうねうね動かすダンスで、もう片方はなんかステップがすごい。レゲエっぽい? よく知らないけど、イメージだけど。
可愛さのアピールはたぶんアレ、頭の上に耳みたいに掲げた手のひら。ピコピコ動かしているのが滑稽で、不本意だが、笑ってしまった。
ビィくんたちも、勝敗を忘れてはやし立てている。
「面白かったのはこっちだけど、可愛さはやっぱりビィくんチームのほう!」
僕のジャッジは適当でも、子供たちに褒めちぎられていい気分だったのか、彼らは文句も言わず納めてくれた。「仕方ねえな」って意外なほど大人の対応だった。
そのあと、彼らは子供たちにフライドポテトを振る舞って、その流れで一緒におしゃべりしている。なんだよ、いい人かよ。
「え!? 遊ぶって、ちょっと踊って飲み食いすることだったの!?」
「逆になにを想像したんだよ」
長髪のにーちゃんが尋ねるので、僕は想像したことを、すこしマイルドに伝えた。
「僕の国だと、ああいうとき下手に断ると、物陰に連れ込まれてひどい目にあう。助けに入ろうとした人はボコボコにされる」
「……え?」
一同ドン引きである。
「もしくはひどい目にあいかけたところに、さらなる強者が現れて、悪漢どもをボコボコにする」
「な、なんて恐ろしい世界なんだ……」
ガラの悪そうなにーちゃんたちが、震えあがってしまった。
やっぱこっちは平和だなあ。なんてボケボケしていられたのは、彼らと別れるまでの話だ。
「そういやダチが住んでる街にさ、異世界から来た珍しいオメガがいるって聞いたことがあるよ。すんごくカワイイ子だったのに、ある日ぱったり姿を見なくなったって嘆いてたよ」
「つがいを見つけたってことだ。こんなにマーキングされちゃって」
僕は今、ふたりの男に詰め寄られている。ほんのすこしキッチンカーを冷やかそうと一人でふらふらしただけで――。
フリーステージは、メインステージとはまた違った熱量があった。
公式が流している音楽とは別に、それぞれが持ち込んだプレーヤーがガチャガチャ音を立て、あっちもこっちも混然としている。
なんかもう、やりたい放題って感じ。各々が人の目なんて関係なしに自由に踊っている。
求愛ダンスは良くも悪くも人のためのダンスなんだと思う。だとしたら、音楽をかけて踊るのは自分のためのダンスなんだろう。どの人も楽しそうだ。
僕はビィくんたちが踊る様子をそばで眺めていた。なんとも和む光景だ。
だが僕は、彼らの体力を舐めていた。軽く踊ろーぜって言って、もう三十分以上もはしゃぎまわってる。
おかしいな。僕がいちばん疲れてる気がするな。
「ビィくん! あっちのぞいてくるね」
一応一声かけて、僕は飲食スペースのほうへ向かった。
といっても、それほど遠くに行くわけではない。ステージから見える範囲だ。
だからというわけでもないが、完全に油断していたのは確かだった。
「ねえ、踊らないの」
「俺たちと遊ばない?」
ソーセージの焼ける匂いに気を取られていたら、背後にいつのまにか男がふたり立っていた。長髪と刈り上げ。ガラが悪そう。
肩に手を置かれて、慌てて振り向いたところで声をかけられた形だ。
「ハイ、踊りません! 遊びません!」
可能な限りキリっとした顔で断ったのだが、相手はなぜか脂下がった。
「そんなこと言わずにさあ」
僕は反射的に、拍手のポーズを取った。
「あっ! ダメだってこんなとこで拍手なんてしたら、大顰蹙買っちゃうよ?」
刈り上げが僕の手をつかんだ。
「せっかちだな。まだ踊ってもいないのに。……あ、わかった。あんたアレだろ。ウワサの異世界人」
長髪のほうはズバリと僕の正体を当ててくる。どうしよう、冷や汗が止まらないんだけど。ぼ、僕の存在ってそんなに知れ渡ってんの!?
長髪男が軽く首を傾げると、首筋から肩にかけてタトゥーが見えた。危ない人に見えて、僕はますます怯えた。
彼はやけに愛想よく笑いながら、友達から聞いたという異世界人について語り始めた。そのあいだ、刈り上げ男が僕の匂いを嗅いでマーキングがどうとか言い出した。
「あ、わ、わ」
不快と恐怖で文句もまともに出てこない。
「求愛を断りまくるオメガを一目見ようと、観光がてら踊りに行くやつとか結構いたよな!」
「人を観光名所扱いするな!」
思わずツッコミを入れてしまってから、僕は頭を抱えたくなった。なんでこういうことばかりズバッと出てきちゃうかな。
っていうかすごくイヤなことを聞いたぞ。やけに求愛されまくると思ったら、そんな裏事情があったなんて!
先生と住むようになってから、求愛の数が減ったような気がしてたけど、つがいができたからじゃなかったのか。誰だ、変なウワサ立てた奴は!
その頃になると、さすがにビィくんたちも騒ぎに気付いてしまった。
「ルノン!」
「来ちゃダメだ!」
こんなことに、子供たちを巻き込んじゃいけない。年長者としての責任感とか意地とかを彼らはあっさり踏みにじる。
「なにしてんのルノン、知り合い?」
「ち、違う! ナンパ!」
「ナンパ! あははっ!」
なんでこの状況で笑ってられんの。他人事だと思って!
怒ってくれたのは結局ビィくんだけだった。
「ルノンを放せ!」
「ルノンちゃんていうの? 名前までカワイイね」
刈り上げ男が唇を尖らせてキスのマネをした。青ざめた僕をなだめる様に、長髪男が僕の肩を抱く。
「心配しなくてもちょっと遊ぶだけだよ」
「ぎゃああああっ」
「おい、嫌がってんだろ! 放せ。放さねえならこっちにも考えがあるぞ!」
「び、ビィくん!? ダメだって!」
大人にケンカ売ろうなんて無謀すぎるよ。周りの子たちも止めたげて! と視線を贈ったら、なんかニヤニヤしてるし。
「ダメ! やめてって!」
僕は声を張り上げたが、当然のように無視された。
「ははっ。わかってんのかガキども。俺たちにケンカ売るってことは――」
「当然!」
彼らは声を揃えた。
「ダンスで勝負だ!」
「はへ?」
ノリについて行けないのは、どうやら僕だけだ。
みんなでゾロゾロステージに向かう。僕も肩を押されて連れていかれる。
「なにそれ?」
いや、そう言えばそうだった。ここはなんでもダンスで解決しちゃう国だった。
「ジャッジは当然ルノンがするだろ?」
「え? 僕でいいの?」
それだとなにも考えずビィくんチームに軍配を上げちゃうけど。
「言っておくけど、ちゃんと踊るからな、俺たちは」
釘を刺したのはビィくんだ。さすがだ。もろバレじゃないか。
「わかったよ。じゃあ、カワイイダンスをお願いします」
これには双方から失笑が上がった。なんでだよ。
勝負が始まることを察したのか、そこらで踊っていた人たちもおもしろがって観戦モードに入った。ステージが広く開く。
「じゃあ、挑戦者からどうぞ」
柄の悪いにーちゃんたちが、子供たちを指さす。
ビィくんたちは頷いて、音楽に合わせてキビキビしたダンスを披露した。
イメージとしてはアイドルグループのちびっこバックダンサーたち。僕としては上手いも下手も区別がつかないけど、とにかくカワイイ。
あー、拍手したい!
ダメなので、拳を握って上下に振ってみる。僕だけリズムがズレてる気がするぅ。
キリの良いところで、ちびっ子たちが「お次どうぞ」みたいな感じでにーちゃんたちを指さすと、代わって彼らが踊り出す。
「おおっ」
思わず声が出た。
先ほどメインステージで踊っていたダンサーたちと大差ないのではないか。
片方は腰をうねうね動かすダンスで、もう片方はなんかステップがすごい。レゲエっぽい? よく知らないけど、イメージだけど。
可愛さのアピールはたぶんアレ、頭の上に耳みたいに掲げた手のひら。ピコピコ動かしているのが滑稽で、不本意だが、笑ってしまった。
ビィくんたちも、勝敗を忘れてはやし立てている。
「面白かったのはこっちだけど、可愛さはやっぱりビィくんチームのほう!」
僕のジャッジは適当でも、子供たちに褒めちぎられていい気分だったのか、彼らは文句も言わず納めてくれた。「仕方ねえな」って意外なほど大人の対応だった。
そのあと、彼らは子供たちにフライドポテトを振る舞って、その流れで一緒におしゃべりしている。なんだよ、いい人かよ。
「え!? 遊ぶって、ちょっと踊って飲み食いすることだったの!?」
「逆になにを想像したんだよ」
長髪のにーちゃんが尋ねるので、僕は想像したことを、すこしマイルドに伝えた。
「僕の国だと、ああいうとき下手に断ると、物陰に連れ込まれてひどい目にあう。助けに入ろうとした人はボコボコにされる」
「……え?」
一同ドン引きである。
「もしくはひどい目にあいかけたところに、さらなる強者が現れて、悪漢どもをボコボコにする」
「な、なんて恐ろしい世界なんだ……」
ガラの悪そうなにーちゃんたちが、震えあがってしまった。
やっぱこっちは平和だなあ。なんてボケボケしていられたのは、彼らと別れるまでの話だ。
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