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「ビィくん、君は僕のダンスがヘタでも関係ないと言ったけど、僕のダンスがどれほどひどいか、たぶん君は想像できていないと思うんだ」
自分でも、かなり情けないことを言っている自覚はある。
教室で、一緒に聞いていた子供たちもあきれ顔をしている。けど事実なんだからしかたない。
「だから君が後悔する前に、僕も本気のダンスを見せようと思う。本当に僕と一緒に踊りたいかどうか、見てから判断して」
いざ尋常に勝負!
という気持ちで、僕はビィくんの前に立った。羽織袴で、というわけにはいかなかったし、これから踊るのはリズムにかすりもしないヘンテコダンスだ。
曲は、以前ビィくんが踊ってくれたヤツと同じ。子供たちおもしろがってプレーヤーを運んでくれた。
曲が流れだした。すでに踊り出すタイミングを逃した感じがする。
だいたい、何度か曲を聞いただけで踊るなんてできるわけがないんだよ。振り付けがあるわけでもないし、あってもズレるのが僕だ。
それでも僕はひとまず、腹の横で両手を軽くスイングすることから始めた。
すいすいすいすいっと。このあとどうすればいいんだ。なんとか音頭的な手の動きを真似してみる?
両手で円を描くように、からの! 威嚇するアリクイのポーズ。
「ルノン、まじめにやれ!」
音楽が止まり、叱責が飛んでくる。
やじ馬しているほかの生徒たちからもブーイングの嵐だ。
「これでも真剣なんだって! ほんとに踊れないんだよ、僕は」
「いいや、やる気になってないだけだ。頭で考えてるだろ。体が全然動いてない! ルノン、もう一回だ!」
えー。なにその熱血。もともとやる気なんてマイナスだけど?
チラリとそんな考えがよぎったが、そんなことじゃダメだ。本気で踊るって自分で言いだしたんだから。
それっ、イッチニ、イッチニ!
「ルノン!」
容赦なくダメ出しが入り、音楽は繰り返される。考えるなって言うから今度は思い切って、海藻にでもなったつもりでクネクネしてみた。だけど、それもダメだって。
どうすれっていうんだ。
「ちゃんとリズムを聞いて、もう一回!」
なにこれ。地獄じゃん。できないって言ってんのに。でも僕は周りの圧力に負けてヘロヘロと手足を動かし続けた。
いくら踊ろうとこれ以上のものは出てこないよ。先生と踊るときみたいに、体の底から踊りたいって感じが湧いてこないんだから。
なんかもう、面倒だな。自動翻訳機みたいな機能が、ダンスにもあればいいのに。
そのときふと、カチッと小さな音がした。
なんの音だといぶかしむ余裕もないまま、僕の体が勝手に動き出す。
「――え?」
まさか!
そう叫んだはずなのに声は出ず、代わりに僕の足が軽やかなステップを踏みはじめた。腕だけで踊っていた僕のダンスと違って、腹、肩、首、思ってもみないところがぐねっと動く。
なんだこれ、すごいじゃん。そう思えたのはほんの一瞬だった。
肩がぐるんと回った。普段したことのない動きに間接が悲鳴をあげる。
ぎゃあ! 痛いっ!
そう思ったけどやっぱり声は出ない。
ちょ、むりむりむり!
僕の足はそんなに上がらないんだよ。股関節が死ぬ! そんなにのけぞったら、あああ、背骨がみしみし言ってる!
もう止めて! ムリ、ストップ、こうたーいっ!!
思いつく限りの言葉で自動舞踏制御の終了を願ったが、聞き届けてもらえなかった。
ダンスが止まったのは、音楽が鳴り終えた瞬間だ。
糸が切れたように、僕は膝から崩れ落ちた。
なんだよ、これ。
文句を言ってやりたいが、肺と心臓がギューギュー痛くて、息をするのも苦しかった。涙なのか汗なのか流れ出して目も開けられない。
わっ! と歓声をあげて子供たちが僕を囲った。
「すごいじゃん、ルノン!」
「やっぱり踊れるんじゃないか!」
「優勝だって狙えるんじゃないか」
だんだんとその声も遠ざかる。
僕はそのままボテッと地面に倒れ込んだ。
◇
ふっと意識が浮上したとき、硬いベッドの上だった。まず目に入ったのは白い天井で、続いて今にも泣きだしそうなミラロゥがぼんやり見えた。
「先生?」
「ルノン、――よかった。目が覚めて」
先生の瞳から、本当に涙が零れ落ちて、僕はギョッとして身を起こそうとした。
途端にあちこちギシッと痛む。
「――いっ」
思わず呻いた僕を、先生がそっとベッドにもどした。
「ルノン! 無理をするな!」
「大げさだなあ。寝てるだけだってドクターが言ってただろ」
横から呆れた声が聞こえて、僕は「あれっ? ディマ?」と横を向く。いや、向こうとしたのだがグキッと筋が痛んで無理だった。
「あがががが」
僕が呻いていると、ディマは僕の状態に気づいたらしく、ベッドの反対側から回り込み、ミラロゥのとなりで僕を覗き込んだ。
「おはようルノン。倒れる前のこと覚えているかな?」
優しく問いかけるイケオジのディマと、未だに顔色が悪いミラロゥを見比べるうち、だんだん頭がハッキリしてきた。
「えーと、僕踊ってて、倒れたっぽい」
「うん」
「学校でね、――あ、僕いま学校に行ってるんだけど」
「ミラロゥに聞いたよ。がんばってるんだね。それで?」
「僕のダンスがどれだけ下手か証明するために踊ってたんだけど……ディマ、笑わないでよ。ここからだよ、大変なことが起こったのは」
ディマがやたらと優しいから、やっぱり僕死にかけてたんじゃと不安になったのに、変なところで笑うんだから。
「ごめんごめん」
謝罪もどこか軽い。
おかげで、痛みの正体が筋肉痛であることに遅まきながら気が付いた。体が重いのは、踊りすぎて疲れたからだな。なんかすっかり気が抜けた。
ミラロゥだけが深刻な雰囲気をくずさず、焦れたように身を乗り出した。
「ルノン、大変というのは?」
僕はそこで一瞬考え込んでしまった。状況を知らせるにはまず、自動翻訳のことをわかってもらう必要がある。
「ディマにも話していいかな。僕の言葉のこと」
「ああ、それなら大丈夫だ、ディマも知っているから」
「え!? だ、だって、秘密じゃなかったの」
「君は異世界からやってきた、後天性のオメガだ。こういう事象があったと記録しておくことは重要だ。もし、君のような存在がのちに現れたときのためにも。当然、報告はしている。言っていなかったか?」
「言ってない」
そうだった。先生は、ときどき言葉が足りないんだ。
僕はすこし、ほんのすこしガッカリした。
まあ、事例の少ない異世界人だもんな。
それに、僕だって散々先達から知恵を借りてる身だ。いつか誰かの役に立つと思えば。そう思えば、なんとか自分を納得させられる。
それに、今日あったことを二人に話すこと自体に異論はない。一人で抱え込むよりは、聞いてもらいたい。
「ほんの思い付きだったんだよ。自動翻訳ができるなら、ダンスも自動化できるんじゃって。チラッと考えただけで、スイッチが起動するとは知らなかった。止め方はわからないし、関節が抜けるんじゃないかと思ったし、すごく怖かったよ」
気遣うようにミラロゥが僕の手に手を重ねた。
「ルノン、それはもう使わないほうがいい」
「うん。僕もそう思う」
病院はその日のうちに退院できたが、夜になって筋肉痛はさらに酷くなった。
ミラロゥがじっくりとマッサージをしてくれて、ようやくすこし首が動くようになった。
今は、ふくらはぎのあたりをさすってくれている。
「先生、僕の研究まだ続けてたんだね」
「もちろん。最初のころに言っただろ? 君は私の実験体だって。研究所に属していなくても個人的に研究はできる。生涯止める気はない」
先生はやっぱり先生だったらしい。
自分でも、かなり情けないことを言っている自覚はある。
教室で、一緒に聞いていた子供たちもあきれ顔をしている。けど事実なんだからしかたない。
「だから君が後悔する前に、僕も本気のダンスを見せようと思う。本当に僕と一緒に踊りたいかどうか、見てから判断して」
いざ尋常に勝負!
という気持ちで、僕はビィくんの前に立った。羽織袴で、というわけにはいかなかったし、これから踊るのはリズムにかすりもしないヘンテコダンスだ。
曲は、以前ビィくんが踊ってくれたヤツと同じ。子供たちおもしろがってプレーヤーを運んでくれた。
曲が流れだした。すでに踊り出すタイミングを逃した感じがする。
だいたい、何度か曲を聞いただけで踊るなんてできるわけがないんだよ。振り付けがあるわけでもないし、あってもズレるのが僕だ。
それでも僕はひとまず、腹の横で両手を軽くスイングすることから始めた。
すいすいすいすいっと。このあとどうすればいいんだ。なんとか音頭的な手の動きを真似してみる?
両手で円を描くように、からの! 威嚇するアリクイのポーズ。
「ルノン、まじめにやれ!」
音楽が止まり、叱責が飛んでくる。
やじ馬しているほかの生徒たちからもブーイングの嵐だ。
「これでも真剣なんだって! ほんとに踊れないんだよ、僕は」
「いいや、やる気になってないだけだ。頭で考えてるだろ。体が全然動いてない! ルノン、もう一回だ!」
えー。なにその熱血。もともとやる気なんてマイナスだけど?
チラリとそんな考えがよぎったが、そんなことじゃダメだ。本気で踊るって自分で言いだしたんだから。
それっ、イッチニ、イッチニ!
「ルノン!」
容赦なくダメ出しが入り、音楽は繰り返される。考えるなって言うから今度は思い切って、海藻にでもなったつもりでクネクネしてみた。だけど、それもダメだって。
どうすれっていうんだ。
「ちゃんとリズムを聞いて、もう一回!」
なにこれ。地獄じゃん。できないって言ってんのに。でも僕は周りの圧力に負けてヘロヘロと手足を動かし続けた。
いくら踊ろうとこれ以上のものは出てこないよ。先生と踊るときみたいに、体の底から踊りたいって感じが湧いてこないんだから。
なんかもう、面倒だな。自動翻訳機みたいな機能が、ダンスにもあればいいのに。
そのときふと、カチッと小さな音がした。
なんの音だといぶかしむ余裕もないまま、僕の体が勝手に動き出す。
「――え?」
まさか!
そう叫んだはずなのに声は出ず、代わりに僕の足が軽やかなステップを踏みはじめた。腕だけで踊っていた僕のダンスと違って、腹、肩、首、思ってもみないところがぐねっと動く。
なんだこれ、すごいじゃん。そう思えたのはほんの一瞬だった。
肩がぐるんと回った。普段したことのない動きに間接が悲鳴をあげる。
ぎゃあ! 痛いっ!
そう思ったけどやっぱり声は出ない。
ちょ、むりむりむり!
僕の足はそんなに上がらないんだよ。股関節が死ぬ! そんなにのけぞったら、あああ、背骨がみしみし言ってる!
もう止めて! ムリ、ストップ、こうたーいっ!!
思いつく限りの言葉で自動舞踏制御の終了を願ったが、聞き届けてもらえなかった。
ダンスが止まったのは、音楽が鳴り終えた瞬間だ。
糸が切れたように、僕は膝から崩れ落ちた。
なんだよ、これ。
文句を言ってやりたいが、肺と心臓がギューギュー痛くて、息をするのも苦しかった。涙なのか汗なのか流れ出して目も開けられない。
わっ! と歓声をあげて子供たちが僕を囲った。
「すごいじゃん、ルノン!」
「やっぱり踊れるんじゃないか!」
「優勝だって狙えるんじゃないか」
だんだんとその声も遠ざかる。
僕はそのままボテッと地面に倒れ込んだ。
◇
ふっと意識が浮上したとき、硬いベッドの上だった。まず目に入ったのは白い天井で、続いて今にも泣きだしそうなミラロゥがぼんやり見えた。
「先生?」
「ルノン、――よかった。目が覚めて」
先生の瞳から、本当に涙が零れ落ちて、僕はギョッとして身を起こそうとした。
途端にあちこちギシッと痛む。
「――いっ」
思わず呻いた僕を、先生がそっとベッドにもどした。
「ルノン! 無理をするな!」
「大げさだなあ。寝てるだけだってドクターが言ってただろ」
横から呆れた声が聞こえて、僕は「あれっ? ディマ?」と横を向く。いや、向こうとしたのだがグキッと筋が痛んで無理だった。
「あがががが」
僕が呻いていると、ディマは僕の状態に気づいたらしく、ベッドの反対側から回り込み、ミラロゥのとなりで僕を覗き込んだ。
「おはようルノン。倒れる前のこと覚えているかな?」
優しく問いかけるイケオジのディマと、未だに顔色が悪いミラロゥを見比べるうち、だんだん頭がハッキリしてきた。
「えーと、僕踊ってて、倒れたっぽい」
「うん」
「学校でね、――あ、僕いま学校に行ってるんだけど」
「ミラロゥに聞いたよ。がんばってるんだね。それで?」
「僕のダンスがどれだけ下手か証明するために踊ってたんだけど……ディマ、笑わないでよ。ここからだよ、大変なことが起こったのは」
ディマがやたらと優しいから、やっぱり僕死にかけてたんじゃと不安になったのに、変なところで笑うんだから。
「ごめんごめん」
謝罪もどこか軽い。
おかげで、痛みの正体が筋肉痛であることに遅まきながら気が付いた。体が重いのは、踊りすぎて疲れたからだな。なんかすっかり気が抜けた。
ミラロゥだけが深刻な雰囲気をくずさず、焦れたように身を乗り出した。
「ルノン、大変というのは?」
僕はそこで一瞬考え込んでしまった。状況を知らせるにはまず、自動翻訳のことをわかってもらう必要がある。
「ディマにも話していいかな。僕の言葉のこと」
「ああ、それなら大丈夫だ、ディマも知っているから」
「え!? だ、だって、秘密じゃなかったの」
「君は異世界からやってきた、後天性のオメガだ。こういう事象があったと記録しておくことは重要だ。もし、君のような存在がのちに現れたときのためにも。当然、報告はしている。言っていなかったか?」
「言ってない」
そうだった。先生は、ときどき言葉が足りないんだ。
僕はすこし、ほんのすこしガッカリした。
まあ、事例の少ない異世界人だもんな。
それに、僕だって散々先達から知恵を借りてる身だ。いつか誰かの役に立つと思えば。そう思えば、なんとか自分を納得させられる。
それに、今日あったことを二人に話すこと自体に異論はない。一人で抱え込むよりは、聞いてもらいたい。
「ほんの思い付きだったんだよ。自動翻訳ができるなら、ダンスも自動化できるんじゃって。チラッと考えただけで、スイッチが起動するとは知らなかった。止め方はわからないし、関節が抜けるんじゃないかと思ったし、すごく怖かったよ」
気遣うようにミラロゥが僕の手に手を重ねた。
「ルノン、それはもう使わないほうがいい」
「うん。僕もそう思う」
病院はその日のうちに退院できたが、夜になって筋肉痛はさらに酷くなった。
ミラロゥがじっくりとマッサージをしてくれて、ようやくすこし首が動くようになった。
今は、ふくらはぎのあたりをさすってくれている。
「先生、僕の研究まだ続けてたんだね」
「もちろん。最初のころに言っただろ? 君は私の実験体だって。研究所に属していなくても個人的に研究はできる。生涯止める気はない」
先生はやっぱり先生だったらしい。
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