砂漠と鋼とおっさんと

ゴエモン

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砂漠と餓鬼と塵芥編

砂漠と餓鬼と塵芥39

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 “まったく、我の忠告を無視して走り出すとはとんでもない聞かん坊であるな” 

 ダーが人間達は全滅だなんて言うから!

 “フハハハハハ、それはすまなかったな。だが、見よ。あの悪しき衣に包まれた世界は人間達の敗北を意味している。今さらアクタが行ったところでどうになるものではないぞ。それでも行くのか?” 

 行く!

 “よかろう。それでこそ勇者アクタよ。地獄の果てまで付き合おうではないか” 

 モニターからほんの僅かに見えた高出力レーザー射出でダーは人間達の敗北を悟った。それは嘘でも煽りでもなく真面目な分析だった。事実、アクタが目指す先に広がる黒い挨煙のドームはその規模を拡大し、とてつもないカタストロフがつい先ごろ起きたことを意味していた。

 “止まれアクタ、敵だ” 
 
 何者かがチカチカと不規則に点滅する街灯から颯爽と飛び降りて来る。十数メートル先の大地に着地し道を塞ぐ小柄な影は──顔の殆どを覆う猿ぐつわ。エグレットと呼ばれる派手で大きな羽飾りを付けた幅広鍔の帽子。全身を包む革のボンテージファッション。膝まであるルネサンスブーツでカッカッと地面をスタッカートのようなリズムで踏み鳴らす、映画『猿ぐつわをしてるネコ』主人公ケットシーのクズの姿をした自律型セキュリティロボであった。クズは半身で両踵を付けた状態で直角に一本の柱のように立つと、スラリと抜いたレイピアを振り回し眼前で縦一文字に構え、アクタに向けて真一文字に突きつける。

 “構えはスペイン式か、格好は付くが隙だらけだな” 

 なんか猫だから許される姿だけど、これ人間だったら変態だよね……

 “否定はせん。この程度ならアクタの銃で事足りる。さっさと終わらせろ。こんな雑魚に構ってる暇はない” 
 
 うん、と一言、オジサンに買ってもらった銃──マイクロウージーを腰裏から抜くと銃床を脇に当て腰高に構える。マイクロウージーは銃床を折りたたむと通常の拳銃サイズになるため、小型短機関銃とも機関拳銃とも言える武器なのだが、アクタのは子供でも扱える22口径と威力は低めの仕様だ。


 僕、銃撃つの初めてなんだけど……

 “我を誰だと思っている、魔王ダーであるぞ。ルーキーの補助など雑作でもない。撃ちたいように撃て” 

 わかった。


 レイピアを突きつけるケットシーは膝を曲げ重心を落としたかと思うと、十数メートルの距離を爆発的な蹴りと踏み込みで跳び、己の排除すべき目標物の胸元一点へと神速の刺突を繰り出す。


 変態ネコさんごめん!


 トリガーを引くと小さな肩に銃床が食い込みパララッと放たれ数発の弾丸は、一発も外れることなくターゲットに着弾。眉間、胸間、腹部と正中線を射抜く。
 レイピアがアクタに辿り着くことなく刺突の勢いは死に、変態ネコ型ロボもまた地面に倒れ込むのであった。

 “油断するなよ。そのまま倒れた相手に向かって撃て” 

 う、うん。


 言われるがままにネコ型変態の身体へ弾丸を数発撃ち込む。

 “いいだろう、見事だ。初の射撃で敵を撃破するとはなかなかのものだぞ” 

 うん。でもあんまり気持ちの良いものじゃないね。

 “いつか麻痺して慣れる。だが、そんな感情が自分にもあった、ということは忘れるな” 

 わかった。


 先を急ごうと駆けるために足を踏み出したその瞬間であった。


 “止まれ!” 

 ダーが緊急制止補助を発動させ全身の筋肉が硬直したかと思えば鼻先の空間が鋭く切り裂かれる。
 硬直が解かれ踏み出した勢いそのままに足がもつれて転びそうになるが踏ん張り事なきを得る。
 高々と空中でムーンサルトを決め、綺麗な着地を済ますと先程の登場を再現するかのようにレイピアを振るうのは紛れもない倒したはずのゾンビネコ。
 鼻先から血が垂れる。それを拭う。手の甲にひと筋の血のりが付着する。


 倒した……はずだよね。

 “22口径では不足だったか……にしても──いや、それは後だ。倒れてなければまた倒すまでよ。構えろ、命中補正、姿勢制御、身体能力動体視力上昇、神経伝達物質各種補正──撃て” 

 アクタがトリガーに指をかけると同時に暗殺ネコの姿がぶれる。

 ⁉

 “慌てるな、身体の向きを変えて相手の進行方向先に回り横薙ぎに撃て” 

 指示通り腕ではなく体幹を回して連射すると、胴体付近に着弾。動きを止めたところへ集中射撃。地に落ちるレイピアと闇夜に舞う羽根付き帽子。倒れ込むターゲット。

 “そのまま構えていろ、銃口を逸らすなよ。スペアマガジンを片手で出せ。今のうちにタクティカルリロード(弾倉が空になる前にリロードすること)。まだ終わりじゃなさそうだぞ” 

 ど、どういうこと?

 “言葉そのままだ。雑魚と言ったのは取り消す。停止しているように見えるが、これはおそらくフェイク。高速リペア持ちか──” 

 前者の予想はすぐ当たった。フラリと立ち上がるとアクタがリロードを終えるか終えないか、マイクロウージーを構える前に夜空へ跳び上がる。落とした得物を拾うことなく。だがその理由はすぐにわかった。その両手には片手四本計八本の鋭いレイピアが生えていた。

 “横に跳べアクタ!” 

 直後石畳の道へ走る斬撃痕。スダレにされそうなところを逃れたアクタは大地に転がりながらも相手から目を離さなかったのが功を奏する。追い打ちをかけようと直線的に向かってきた殺戮ネコに伏せ撃ち姿勢をとった。バラララッ、と連続した銃声を轟かせれば鉛玉をしこたま食らってもんどりうって大の字に転がった。

 “立て。銃口を逸らさずスペアマガジン。やつめ倒れるたびに戦法を変えてきてるぞ” 

「は、はい!」

 もう脳内で会話している余裕はない。息を切らせながら立ち上がりスペアマガジンを出す。銃を構え直すと残っていた弾を空にするまで倒れている化け物に追撃してしまう。

 “空にするな馬鹿者!” 

 その隙を敵は見逃さなかった。ネコ科の猛獣が獲物を狩る時の姿勢──全身を限界まで引き絞った弓のようにしならせると、下半身に溜めた瞬発力が爆発した。

 両手に光る八本のレイピアが迫る。

 リロードは──間に合わない。

 回避は──もはやどこに避けようとレイピアの斬撃範囲内。

 外れた猿ぐつわの下に見せた顔は──まんまと人間を騙し通したとニタリと笑う化け猫。

 数コンマの間に目に焼きついたその表情にアクタは戦慄する。


 銃声──
 
 眼前まで迫っていた化け猫が吹き飛ぶ。

 バスンッバスンッ、とアクタの22口径とは比べ物にならない力強い銃声が立て続けに聞こえると、吹き飛んだ化け猫の手足を根本からぶち飛ばし、頭を潰し、胴体の半身に風穴を開け、活動を完全に停止させる。いや例え動けたところでもはや何かできるとも思えない。修復不可能な大破だ。
 ペタンと座り込むアクタに音もなく歩み寄るのは、ジャッカルのような獣の表情を持つ者。だが幸いにもこの獣は──

「猫はね、九つの命を持つの。このケットシーの出てる映画も『猿ぐつわをしてるネコ』の二作目『猿ぐつわをしてるネコと九つの命』って映画、その設定を模倣したのね。覚えておいてね、アクタの電脳さん」

 チョンと額をつつかれ、事態に呆けていたアクタは我に返る。

 “チッ、ぬかったわ” 

 ど、どういうこと? ロボットが九つの命って……

 “身体の複数箇所に指示系統を分散させることでシステムダウンを無くしていたのだ。厄介なのはこういうタイプは駆動系統も複数持っているから、少しやられたくらいじゃビクともしない。とはいえあんな小型のくせに九つもあるというのは大概だがな” 

 そ、そうだったんだ──
「いや、お、お姉さんは…… あれ? フェイウーさん!? なんかすんごい雰囲気変わっちゃって……」

「ふふ、さっきアクタちゃんに言えないような事をしてたって言ったでしょ。これが、それ。ハンターだったの、私」

「え、フェイウーさんが!?」

「若い頃にね。もう引退して今は酒場の主人だけどね。それより駄目よ勝手に飛び出したりして」

「ごめんなさい。でも心配で……」

「そうね、わかるわ。だから、行くときはちゃんと言って」

「うん……」

「じゃ、あの人達のお手伝い行きましょうか」

「え? 戻らなくていいの?」

「実は私も心配で堪らなかったのよ」

 獣の顔は慈愛が満ちた菩薩の表情へと変わると、地べたに座り込むアクタに手を差し伸べた。



 二人が塵芥のドームに着き中に入っていくと、衛士達の声が聞こえる。すぐにでも大声を出してこちらの存在を示したかったが、目の前には件の竜王。行動は停止しているものの、何がきっかけで目覚めるかもわからないので迂闊なことはできない。
 生き残っている街灯がチラつき、静まってきた挨煙から除ける光景は、両サイドに20メートル程の建築物が門柱のように建っているが、竜より扇状に広がる前方は完全に瓦礫の山と化していた。そして、気になったのが身体の半分を占める極太の尻尾の先端が土中に突き刺さっていることだった。


「これは……もしかすると、もしかするかもしれないわね」

 アクタに話しかけるというよりはフェイウーの独り言。

 ダー、どういうこと?

 “地下に走るUSSの動力ケーブルから充電してる可能性がある” 

 それって、まずくない?

 “かなりな。今のうちにさっさと滅しないと、手がつけられなくなるな” 

 でも、どうやって……

 “作戦は立てられる。だが向こうの様子がわからないことにはなんともいえん” 

 わかった。じゃあ僕が──

「アクタちゃん。貴方にお願いがあるの」

「え、あ、なに?」

「とっても危険なことをお願いするんだけど、恐竜の足元を抜けて向こう側に行って、今から言うことを衛士隊の誰かに伝えてきて。もちろんオドでもオジサマでもいいわ」

「任せて!」

「それじゃあまずは尻尾の件と、それからゴニョゴニョ……いい?」

「オッケー! それじゃあ行ってくる!」

「気をつけてね。私はこっち側で準備を整えるから……」

 そういってベルトに付いている小さなポーチから取り出した細いワイヤーを両手でピンと張るのであった。

 アクタは暴君Tレックスの脇を走り抜ける。ふと様子をみようと見上げた時だった。

 目が……開きかけてる……
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