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砂漠と餓鬼と塵芥編
砂漠と餓鬼と塵芥32
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エントランスから園内中心の湖までの大通りを制圧した衛士隊は、休む間もなく簡易的に部隊を再編成をしていた。ここまでの大事になると予想しておらず、弾切れや負傷者の続出によりこの状態ではUSS全体を制圧するには無理があると判断。負傷者の搬送や弾薬の補給が屯所から届くまでの間、制圧地点から動けなかった。
好機とばかりに戦利品を漁る者や、警戒で歩哨にあたる者、ヤーテのように寝ずに現場に連れて来られて疲弊し休む者、それぞれの時が過ぎる。
ヤーテは戦闘後に負傷者から弾薬や手投げ弾を譲ってもらったがために、補給が済んだと判断され歩哨の任に付かされていた。
はぁ、こんなことなら弾切れのままでいりゃよかった…… なんで余計なことしちまったんだろ。
後悔の念にとらわれつつも、疲労困憊の身体に鞭打ち、引き摺るように周囲の警戒をする。自分も戦利品を漁りたいところだったが弾切れだったのはバレており、後ろ指されるのも嫌なためトボトボと歩いていた。
その時オートナビゲーションがヤーテの視界を警戒モードに引き上げる。オートナビゲーションとは無駄な会話や思考を介さずに、その時最適な機能を働かせる衛士の非常時用の電脳アプリだ。赤く染まる視界は夜間でも裸眼で見通せるようになり、動体視力も向上する警戒モードの特徴だ。
緊張感が一気に高まる。ヤーテが目を凝らす方角はエントランス西側。ハリウッドの街並みが再現された通りが続く場所だ。
なにがいる……? いや……なにか……響く?
そして突如耳に入るズン、ズン、という重い音。聴力が警戒モードに入ったためだ。
なにか来る──
ノソリ
ノソリと、
通り突き当りに建てられているギリシア神殿風の劇場脇から顔を覗かせたのは──
「き、恐竜!?」
体高3メートル体長9メートルの大型草食恐竜トリケラトプス械獣──であった。
余談ではあるが現代の陸上大型動物ゾウは足音を立てない。このトリケラトプスのような大型恐竜もそうだったのではないかという説がありそれに倣っている。
閑話休題
すかさず呼子笛を鳴らし銃を構える。が、その笛がまずかった。真っ先に反応したのはトリケラトプス。完全に敵視されその意識はヤーテに向かう。
構えた銃を撃つ。何発かは当たるが全く効き目なく、そしてすぐに貰った弾が切れる。むしろ激昂しいっそう事態は不味くなる。万事休すと動かした手に触れたのは、こちらも貰った手投げ弾。脇目も振らずピンを抜き、必死の思いでブンと投げつける。
死にものぐるいの横っ飛びで石畳の地面に伏せる。
突進してくるトリケラトプス。
目の前に転がる手投げ弾。
その巨体が通過しようとし──
時が止まった──
ような気がした。
無音の世界で爆発が起きた。
ような気がした。
地に伏せつつ様子を覗くヤーテの目に、
トリケラトプスが爆発四散する姿が焼き付いた。
は、は、は……
お、お──
大物──!
狩ったどーー!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
これでも落ちないか──
屋根で勝ち誇ったような雄叫びが聞こえる。それに応えるように目の前の械獣がフロントで咆哮する。
そうか、あのジェットコースターのレーンに陣取っていたのか……迂闊だった。
タコ坊主に自責がよぎる。しばらくハンター業とは離れていたが、にしても警戒がたりなかった。雑魚と舐めた気持ちがあったか……
足蹴にされひび割れるフロント。二度三度と蹴られあと数発というタイミングであった──
突如目の前のラプトルがガクガクと頭を揺らし倒れ込むと、続いて屋根の一体は先程あげた雄叫びとはまた違った叫びをあげて後方に吹き飛ばされる。
タコ坊主はそれを機にゾロターンs-18/1100の銃砲を後方に飛ばされたラプトルに向けて追い打ちをかけ仕留めたことを確実にする。
一呼吸置いてから安全になったことを確認すると、武装ゴーカートから降り、目の前に横付けされた黒光りするピックアップトラックに歩み寄る。
搭載されている重機関銃STK 50MGの砲身から熱のゆらぎが見える。
運転席にはこちらに視線を送る男が一人。
「ちっ!」
「せっかく助けたのに舌打ちからか、ご挨拶だなオドパッキ」
「あの対戦車ライフル、貴様にぶち込むためにわざわざ付け替えてここまでやって来たんだぞ。それが無駄になった。舌打ちぐらいさせろ」
レシドゥオスとの視線を逸らさぬまま触手で武装ゴーカートを指差す。
「危ないのこっちだったか。やってみるものだな人助けというのを」
「ほざけ、それより瓦礫に座礁しちまって動けない。どういう風の吹き回しかしらんが、人格が代わっているうちに牽引ロープを寄越せ」
タコ坊主の言葉に苦笑いをしつつも、無言で荷台を親指で指差すレシドゥオスであった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
作補足
大型恐竜がズシンズシンと歩く表現は、ほとんどの創作物でされていることですが、作中でも説明があるように、実際は音はあまりしなかったのではないか? という説があります。
現実ゾウやキリンといった大型草食動物やライオンや熊もほとんど歩く音をさせません。
ブラキオサウルスやマメンチサウルスのような20~30トンクラスの超大型恐竜が群れでズシズシ歩いてたら地響どこじゃないような気がしますが、足裏には分厚いクッションがあったために音はしなかったのではないか?とのことです。
確かにクッションないとあんな巨体を支える脚がすぐ駄目になってしまいますわな。
ちなみに現在世界最大の恐竜はアルゼンチノサウルス。全長45メートル体重90トンとされています。
マグロ漁船くらいありますな。
こんなんが機獣でしかも群れで出たら逃亡不可避。
好機とばかりに戦利品を漁る者や、警戒で歩哨にあたる者、ヤーテのように寝ずに現場に連れて来られて疲弊し休む者、それぞれの時が過ぎる。
ヤーテは戦闘後に負傷者から弾薬や手投げ弾を譲ってもらったがために、補給が済んだと判断され歩哨の任に付かされていた。
はぁ、こんなことなら弾切れのままでいりゃよかった…… なんで余計なことしちまったんだろ。
後悔の念にとらわれつつも、疲労困憊の身体に鞭打ち、引き摺るように周囲の警戒をする。自分も戦利品を漁りたいところだったが弾切れだったのはバレており、後ろ指されるのも嫌なためトボトボと歩いていた。
その時オートナビゲーションがヤーテの視界を警戒モードに引き上げる。オートナビゲーションとは無駄な会話や思考を介さずに、その時最適な機能を働かせる衛士の非常時用の電脳アプリだ。赤く染まる視界は夜間でも裸眼で見通せるようになり、動体視力も向上する警戒モードの特徴だ。
緊張感が一気に高まる。ヤーテが目を凝らす方角はエントランス西側。ハリウッドの街並みが再現された通りが続く場所だ。
なにがいる……? いや……なにか……響く?
そして突如耳に入るズン、ズン、という重い音。聴力が警戒モードに入ったためだ。
なにか来る──
ノソリ
ノソリと、
通り突き当りに建てられているギリシア神殿風の劇場脇から顔を覗かせたのは──
「き、恐竜!?」
体高3メートル体長9メートルの大型草食恐竜トリケラトプス械獣──であった。
余談ではあるが現代の陸上大型動物ゾウは足音を立てない。このトリケラトプスのような大型恐竜もそうだったのではないかという説がありそれに倣っている。
閑話休題
すかさず呼子笛を鳴らし銃を構える。が、その笛がまずかった。真っ先に反応したのはトリケラトプス。完全に敵視されその意識はヤーテに向かう。
構えた銃を撃つ。何発かは当たるが全く効き目なく、そしてすぐに貰った弾が切れる。むしろ激昂しいっそう事態は不味くなる。万事休すと動かした手に触れたのは、こちらも貰った手投げ弾。脇目も振らずピンを抜き、必死の思いでブンと投げつける。
死にものぐるいの横っ飛びで石畳の地面に伏せる。
突進してくるトリケラトプス。
目の前に転がる手投げ弾。
その巨体が通過しようとし──
時が止まった──
ような気がした。
無音の世界で爆発が起きた。
ような気がした。
地に伏せつつ様子を覗くヤーテの目に、
トリケラトプスが爆発四散する姿が焼き付いた。
は、は、は……
お、お──
大物──!
狩ったどーー!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
これでも落ちないか──
屋根で勝ち誇ったような雄叫びが聞こえる。それに応えるように目の前の械獣がフロントで咆哮する。
そうか、あのジェットコースターのレーンに陣取っていたのか……迂闊だった。
タコ坊主に自責がよぎる。しばらくハンター業とは離れていたが、にしても警戒がたりなかった。雑魚と舐めた気持ちがあったか……
足蹴にされひび割れるフロント。二度三度と蹴られあと数発というタイミングであった──
突如目の前のラプトルがガクガクと頭を揺らし倒れ込むと、続いて屋根の一体は先程あげた雄叫びとはまた違った叫びをあげて後方に吹き飛ばされる。
タコ坊主はそれを機にゾロターンs-18/1100の銃砲を後方に飛ばされたラプトルに向けて追い打ちをかけ仕留めたことを確実にする。
一呼吸置いてから安全になったことを確認すると、武装ゴーカートから降り、目の前に横付けされた黒光りするピックアップトラックに歩み寄る。
搭載されている重機関銃STK 50MGの砲身から熱のゆらぎが見える。
運転席にはこちらに視線を送る男が一人。
「ちっ!」
「せっかく助けたのに舌打ちからか、ご挨拶だなオドパッキ」
「あの対戦車ライフル、貴様にぶち込むためにわざわざ付け替えてここまでやって来たんだぞ。それが無駄になった。舌打ちぐらいさせろ」
レシドゥオスとの視線を逸らさぬまま触手で武装ゴーカートを指差す。
「危ないのこっちだったか。やってみるものだな人助けというのを」
「ほざけ、それより瓦礫に座礁しちまって動けない。どういう風の吹き回しかしらんが、人格が代わっているうちに牽引ロープを寄越せ」
タコ坊主の言葉に苦笑いをしつつも、無言で荷台を親指で指差すレシドゥオスであった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
作補足
大型恐竜がズシンズシンと歩く表現は、ほとんどの創作物でされていることですが、作中でも説明があるように、実際は音はあまりしなかったのではないか? という説があります。
現実ゾウやキリンといった大型草食動物やライオンや熊もほとんど歩く音をさせません。
ブラキオサウルスやマメンチサウルスのような20~30トンクラスの超大型恐竜が群れでズシズシ歩いてたら地響どこじゃないような気がしますが、足裏には分厚いクッションがあったために音はしなかったのではないか?とのことです。
確かにクッションないとあんな巨体を支える脚がすぐ駄目になってしまいますわな。
ちなみに現在世界最大の恐竜はアルゼンチノサウルス。全長45メートル体重90トンとされています。
マグロ漁船くらいありますな。
こんなんが機獣でしかも群れで出たら逃亡不可避。
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