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砂漠と餓鬼と塵芥編
砂漠と餓鬼と塵芥15
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制限速度を守りのんびりと走る武装バイクから覗くオルドゥールの街並みは清潔感が溢れていた。過去オジサンが巡ってきた街とは一線を画し、半壊したビルやバラック小屋などが視界に入ることは一見なかった。流石に建物の老朽化は隠せない面はあるが、まめに修復され、メンテナンスが行き届いていることが窺える。
オフィスビルと高級ホテルが建ち並び観光地のような光景は、ハイウェイをぬけ郊外に近くなるにつれその雰囲気が変化していった。
「なんかだんだんビルがなくなって、建物がボロボロになってきたね」
「まぁ、そういうもんだろ」
「この辺りは低所得者の居住区だ。ご多分に漏れず中心街は富裕層、それを囲むようにして低所得の居住区、一番外側に工場や田畑がある」
牽引されるリアカーに乗るタコ坊主とアクタ達がどうやって会話しているのかと言うと、オドがリアカーに積んでいたゴムホースの両サイドに漏斗を付け、それを運転席から繋ぎ即席の伝声管にしていた。先ごろの糞爆弾で死にかけたための措置だ。もう遅いが。
四半刻も走ると、高さは無いが広い敷地を専有する無骨で飾り気のない建物が見えてくる。この辺りで一番大きな工場のようだ。
「あの工場だ。裏手の門に止めてくれ」
「オ、オドさん? こ、こんなおっきな工場でなおすの?」
「そうだ。ここなら一通りの設備がそろっている。といってもこの大きい方の建物自体は製造ラインだから、実際に俺が作業するのは裏の研究開発室だけどな」
「どっかの街工場みたいなところに行くのかと思ったぜ。これもしかして半導体製造工場か?」
「ああ、元は、な。今は電脳製造にかわっているが」
「なんで、こんなところに伝手があるんだよ。なんか想像つくけどさ」
「大体ご想像の通りだ」
「そうか、工場に仕出しする弁当屋だったか…… 大変だよなアレ。俺もバイトしてたけどさ、ひたすら同じおかず詰めるの苦痛でさ……」
「どんな歪んだ想像したらそこに辿り着くのだ?」
「ギャグだよギャグ」
「この工場の偉い人なのオドさん?」
「偉いかどうかわからんが、自由に出入りを許されている人間だ。さ、ここで止めてくれ」
二車線ほどもある幅があるスライドゲートの脇に止めると、タコ坊主は武装バイクに繋ぐフックを外し作業道具の入ったリアカーを引っ張っる。
「こっから先はお前らは入れない。アクタ、電脳を渡してくれ」
「はいこれ。お願いします」
マムの電脳を受け取ったオドパッキは、普段みせるエンジニアとしての真剣な表情とはまた違った、顔をみせる。といってもタコ坊主の顔の表情など違いはアクタくらいにしかわからないが。
「アクタ、一つ聞きたい。これをなおす費用は10万チェップかかる。今お前が身につけている電脳はこのマムの電脳より何倍も性能が良いとみえる。10万も払えばさらにより何倍も性能が良いのが買える。それでもこれをなおすか? 元のマムの電脳に戻らないこともわかったうえで」
「うん!」
一切躊躇も迷いもない真っ直ぐな返答だった。
「そうか、愚問だったな。なぁおっさん」
「ん?」
「宿はこのホテルを使え。友達割はないがうちの社割が利く、少しは安くなるだろ。このカードをフロントに出せ」
「え、俺やっすいやっすい木賃宿でいいんだけど」
「安心しろ、そこもホテルとは名ばかりで似たようなものだ。なんせここの社員寮も兼ねてるからな。それに良くわからん宿に泊まっても連絡が取りづらいだろ」
「え、別に俺ならそこの工場の敷地借りてテントでも大丈夫だよ。連絡取り放題」
「僕もオジサンと一緒なら野宿でも大丈夫だよ」
「いいからそこに泊まれ。こんな所で野宿なんかしたら通報されて衛士が来て留置所にぶちこまれるぞ。この街は有線の通信網が要所にちゃんとあるんだからな」
「ああそれなら大丈夫。留置所みたいな所で泊まるの俺慣れっこだからどうってことないよ。下手すりゃその方が金かかんないじゃね?」
「ちゃんと! その宿に! 泊まれ!」
「冗談だって。そんな大声出すなよ、守衛がびっくりしてるじゃないか。アクタがいるのにそんなことするわけないだろ」
「お前のせいだろ! ……二、三日後に連絡する。大人しくしてろよ。問題起こすなよ。のんびり観光でもしてろ。無駄金は使うなよ。金欠になっても知らんぞ。じゃあな」
言いたいことだけ言って、タコ坊主は踵を返すとリアカーを引っ張り厳重なセキュリティのかかったゲートを、ノーチェックで入って行くのだった。
「まったく、職人肌で生真面目で小言が多いな」
“誰のせいですか。それよりそのカードの社名見てください”
ん? オルドゥール・オクトパス・オドパッキ・オーガナイゼーション。略称O・O・O・O(クアドラプル・オー)
「ま、思った通りだな」
カードをみながら、鼻でフッと息を吐き出し呟く。
「なにが?」
「アクタ、やっぱりアイツは……オドは……」
「うん」
「タコだったわ」
「え?」
“そこじゃねーよ”
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「創業者かもしくはその一族だな」
「それって社長とか副社長みたいな偉い人ってこと?」
「社長か副社長か知らんが、少なくとも役員以上だな」
「役員って?」
「取締役とか経営責任者とか専務と常務とか会社経営の中心を担う人だ」
「じゃあやっぱり偉い人なんだオドさん」
「たぶんな。なんでガーヴィレッジみたいなゴミの街でくすぶってるのかわかんねぇけどよ」
「僕の依頼があったからオルドゥールに来たわけだもんね。あ、でも、そういえば何日かお店休んでたことあったかも」
「もう、会社は引退してて、なんか大事な要件があるときだけ来てたのかもな。さ、着いたぞ、ここがタコ坊主が泊まれ泊まれとうるさい高級ホテルさんですか、と……」
二人が仰ぎ見る建物は赤レンガ調の古びた集合住宅。通りに面した外側に鉄骨の非常階段がせり出し、隣接する建築物も色合いが違うだけでデザインや作りはよく似ている。そのような似た建物が通りを挟んで向かい側にも一様に並び、路面にはずらりと路上駐車が停まっていた。
「なんかまるでウエストサイドストーリーの世界だな。違うのは路駐の車が武装されてるってことだ」
「ウエストサイドストーリー? なにそれ?」
「説明するの難しいから、こういう時こそアクタの自分の電脳に聞いて映像でもだしてもらえ。その方がわかりやすい」
「うん」
だってダー、見せてくれる?
“この魔王ダーをずいぶん安い使い方してくれるな。まぁいい。貴様の脳内にウエストサイドストーリーの名場面を観せてやろう。ほれ”
うわっ、頭の中に映像がながれてる! あ、本当だこの街よく似てるね。え? なんでずっと指パッチンしてるの? え? なんで、踊りだすの? え? なんで喧嘩してるのこの人たち。さっきまで一緒に踊ってなかった?
“フハハハハ! 良いツッコミだ。だがミュージカルとはそういうものだ。歌と踊りがメインだからな。これは演劇の一ジャンルなのだ。そもそもウエストサイドストーリーはオペラのロミオとジュリエットが題材であり……”
ふんふん。
「おい、いつまで電脳の説明聞いてんだ。ホテル入るぞ」
「あ、ごめーん」
じゃ、またあとでねダー。
“ぬぅ……この魔王ダーが歌劇のなんたるかを説明しようとしたときに……”
その日はチェックインを済ませた後、部屋に入るやいなや背嚢をおろしベッドに寝転ぶと、オジサンは旅の疲れかすぐに寝落ちしてしまった。アクタが叩いても耳元で叫んでも起きることはなかった。とはいえ狭いながらも初めてのホテルに高揚し、オジサンの隣にもぐり込んで魔王ダーと尽きぬ会話を楽しむも、自身もやはり寝落ちしてしまうのだった。
まともなシャワーを浴びそれなりに柔らかいベッドで寝るのは、あのゴミ処理場の居住施設以来のことだった。なんだか少しだけ懐かしを感じる部屋だった。
オフィスビルと高級ホテルが建ち並び観光地のような光景は、ハイウェイをぬけ郊外に近くなるにつれその雰囲気が変化していった。
「なんかだんだんビルがなくなって、建物がボロボロになってきたね」
「まぁ、そういうもんだろ」
「この辺りは低所得者の居住区だ。ご多分に漏れず中心街は富裕層、それを囲むようにして低所得の居住区、一番外側に工場や田畑がある」
牽引されるリアカーに乗るタコ坊主とアクタ達がどうやって会話しているのかと言うと、オドがリアカーに積んでいたゴムホースの両サイドに漏斗を付け、それを運転席から繋ぎ即席の伝声管にしていた。先ごろの糞爆弾で死にかけたための措置だ。もう遅いが。
四半刻も走ると、高さは無いが広い敷地を専有する無骨で飾り気のない建物が見えてくる。この辺りで一番大きな工場のようだ。
「あの工場だ。裏手の門に止めてくれ」
「オ、オドさん? こ、こんなおっきな工場でなおすの?」
「そうだ。ここなら一通りの設備がそろっている。といってもこの大きい方の建物自体は製造ラインだから、実際に俺が作業するのは裏の研究開発室だけどな」
「どっかの街工場みたいなところに行くのかと思ったぜ。これもしかして半導体製造工場か?」
「ああ、元は、な。今は電脳製造にかわっているが」
「なんで、こんなところに伝手があるんだよ。なんか想像つくけどさ」
「大体ご想像の通りだ」
「そうか、工場に仕出しする弁当屋だったか…… 大変だよなアレ。俺もバイトしてたけどさ、ひたすら同じおかず詰めるの苦痛でさ……」
「どんな歪んだ想像したらそこに辿り着くのだ?」
「ギャグだよギャグ」
「この工場の偉い人なのオドさん?」
「偉いかどうかわからんが、自由に出入りを許されている人間だ。さ、ここで止めてくれ」
二車線ほどもある幅があるスライドゲートの脇に止めると、タコ坊主は武装バイクに繋ぐフックを外し作業道具の入ったリアカーを引っ張っる。
「こっから先はお前らは入れない。アクタ、電脳を渡してくれ」
「はいこれ。お願いします」
マムの電脳を受け取ったオドパッキは、普段みせるエンジニアとしての真剣な表情とはまた違った、顔をみせる。といってもタコ坊主の顔の表情など違いはアクタくらいにしかわからないが。
「アクタ、一つ聞きたい。これをなおす費用は10万チェップかかる。今お前が身につけている電脳はこのマムの電脳より何倍も性能が良いとみえる。10万も払えばさらにより何倍も性能が良いのが買える。それでもこれをなおすか? 元のマムの電脳に戻らないこともわかったうえで」
「うん!」
一切躊躇も迷いもない真っ直ぐな返答だった。
「そうか、愚問だったな。なぁおっさん」
「ん?」
「宿はこのホテルを使え。友達割はないがうちの社割が利く、少しは安くなるだろ。このカードをフロントに出せ」
「え、俺やっすいやっすい木賃宿でいいんだけど」
「安心しろ、そこもホテルとは名ばかりで似たようなものだ。なんせここの社員寮も兼ねてるからな。それに良くわからん宿に泊まっても連絡が取りづらいだろ」
「え、別に俺ならそこの工場の敷地借りてテントでも大丈夫だよ。連絡取り放題」
「僕もオジサンと一緒なら野宿でも大丈夫だよ」
「いいからそこに泊まれ。こんな所で野宿なんかしたら通報されて衛士が来て留置所にぶちこまれるぞ。この街は有線の通信網が要所にちゃんとあるんだからな」
「ああそれなら大丈夫。留置所みたいな所で泊まるの俺慣れっこだからどうってことないよ。下手すりゃその方が金かかんないじゃね?」
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「冗談だって。そんな大声出すなよ、守衛がびっくりしてるじゃないか。アクタがいるのにそんなことするわけないだろ」
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言いたいことだけ言って、タコ坊主は踵を返すとリアカーを引っ張り厳重なセキュリティのかかったゲートを、ノーチェックで入って行くのだった。
「まったく、職人肌で生真面目で小言が多いな」
“誰のせいですか。それよりそのカードの社名見てください”
ん? オルドゥール・オクトパス・オドパッキ・オーガナイゼーション。略称O・O・O・O(クアドラプル・オー)
「ま、思った通りだな」
カードをみながら、鼻でフッと息を吐き出し呟く。
「なにが?」
「アクタ、やっぱりアイツは……オドは……」
「うん」
「タコだったわ」
「え?」
“そこじゃねーよ”
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「創業者かもしくはその一族だな」
「それって社長とか副社長みたいな偉い人ってこと?」
「社長か副社長か知らんが、少なくとも役員以上だな」
「役員って?」
「取締役とか経営責任者とか専務と常務とか会社経営の中心を担う人だ」
「じゃあやっぱり偉い人なんだオドさん」
「たぶんな。なんでガーヴィレッジみたいなゴミの街でくすぶってるのかわかんねぇけどよ」
「僕の依頼があったからオルドゥールに来たわけだもんね。あ、でも、そういえば何日かお店休んでたことあったかも」
「もう、会社は引退してて、なんか大事な要件があるときだけ来てたのかもな。さ、着いたぞ、ここがタコ坊主が泊まれ泊まれとうるさい高級ホテルさんですか、と……」
二人が仰ぎ見る建物は赤レンガ調の古びた集合住宅。通りに面した外側に鉄骨の非常階段がせり出し、隣接する建築物も色合いが違うだけでデザインや作りはよく似ている。そのような似た建物が通りを挟んで向かい側にも一様に並び、路面にはずらりと路上駐車が停まっていた。
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「ウエストサイドストーリー? なにそれ?」
「説明するの難しいから、こういう時こそアクタの自分の電脳に聞いて映像でもだしてもらえ。その方がわかりやすい」
「うん」
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うわっ、頭の中に映像がながれてる! あ、本当だこの街よく似てるね。え? なんでずっと指パッチンしてるの? え? なんで、踊りだすの? え? なんで喧嘩してるのこの人たち。さっきまで一緒に踊ってなかった?
“フハハハハ! 良いツッコミだ。だがミュージカルとはそういうものだ。歌と踊りがメインだからな。これは演劇の一ジャンルなのだ。そもそもウエストサイドストーリーはオペラのロミオとジュリエットが題材であり……”
ふんふん。
「おい、いつまで電脳の説明聞いてんだ。ホテル入るぞ」
「あ、ごめーん」
じゃ、またあとでねダー。
“ぬぅ……この魔王ダーが歌劇のなんたるかを説明しようとしたときに……”
その日はチェックインを済ませた後、部屋に入るやいなや背嚢をおろしベッドに寝転ぶと、オジサンは旅の疲れかすぐに寝落ちしてしまった。アクタが叩いても耳元で叫んでも起きることはなかった。とはいえ狭いながらも初めてのホテルに高揚し、オジサンの隣にもぐり込んで魔王ダーと尽きぬ会話を楽しむも、自身もやはり寝落ちしてしまうのだった。
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