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砂漠と餓鬼と塵芥編
砂漠と餓鬼と塵芥14
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「いやー、すまんかったオド」
「いや、あの状況じゃ仕方ない。にしても久しぶりに死の天使と死神のラインダンスを眼の前で見れたよ」
タコ坊主はそう言ったあとハハっと引き攣った笑いをみせていた。
リアカーも糞爆弾の直撃を喰らうことはなかったがあちこちに破片が刺さっていた。走る分には問題なかったのでオドパッキの無事が確認出来たところで先を急ぐことにした。
そして砂煙をあげて一刻ほどすると運河に囲まれた高層ビル群が視界に入ってくる。
「あれか」
「すごいなぁ、あれが国都オルドゥールかあ!」
元はどこの都市なんだろうなアレは。
“ビルの形状からいってシンガポールとメルボルンが混ざっていますね”
おうそりゃ大都会だな。あーーあーー ◯てしないーーって歌いたくなるな。
“それ元々博多がモチーフの歌らしいですね”
はぁ? 東京じゃねぇの⁉
“はい、当時クリスタル◯ングの田中氏が佐賀県生まれでして、憧れの大都会が博多だったそうです。そしてグループ結成が博多でその時の心情を歌ったものと記録が残っております”
嘘だろ! マジかよ……180年たって初めて知らされた真実……
「どうしたのオジサン?」
「180年ぶりに明かされた真実にショックを受けていたところだ」
「え??」
「聞き流してくれ。クッソどうでもいいことだ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「は? 入国料一人3万チェップ⁉ たっか!」
「払えなければ入れない、それだけだ。念のため言っておくが密入国は理由の如何を問わずその場で処刑だぞ」
運河を渡る国都オルドゥールへ続く鉄橋の前に構える関所で、入国審査を受けていたオジサンはその料金の高さに狼狽していた。
「子供割とかないの?」
「無い。姿形なんぞ如何様にも変えられるのにあるわけないだろう」
「仰る通りで」
「以前より10倍は高くなってるな。俺の分は心配するな、入国許可書があるから」
タコ坊主はデバイスをとりだし、審査する衛士にかざす。
「オドパディ・ファウ・オドパッキ……? え……!」
「姿形なんぞ如何様にも変えられる……だろ?」
「た、確かに照合とれました。失礼しました」
「なに、タコ坊主この国の王族かなんかなの?」
「そんなわけないだろ。以前住んでただけだ」
「あ、そ。そんで衛士さん、このとおりオドパッキのし知り合いなんだけど、お友達割引きとかもないの? よくあるじゃん、お友達の紹介で30%オフ!みたいなヘアサロンとか損害保険みたいな」
「あるわけないだろ。そんなグダグダな入国管理聞いたことないわ」
「じゃあ、こういうのはどうだ」
「ない! 3万チェップ払うか払わない……か……」
衛士が言い切る前にオジサンは背嚢から取り出したのは直径30センチ、幅は手のひらほどもある金色に輝く分厚い板であった。それを衛士の手を取り上にズンと重みを感じさせるようにそっと置く。
「オジサンそれって……」
「俺さ手持ちが6万もないんだよ。だからさ、これでどうにか手をうたない?」
「そ、そんなもので……」
「たぶん市場価格10万以上はするかもしれないな~、本当はこれ売って足りない分払いたいんだけどホラ中入れ無いと売れないでしょ。だからさ、これあげるから…… おっとこれだけじゃないぞ。これにプラス3万チェップちゃんと払う。つまり、君がこれを非番の日にでも売ったらその差額はどうなろうと、俺の知ったことじゃない。どうかな~? こっちもまた一日かけて帰るの大変だしさ、お互い悪くない、損しない提案だと思うんだけど。あ、そういえば聞いたよ~、オルドゥールって、税金高いんだよね。君、見たところたぶん両親に奥さんとその義両親それから子供三人はいるでしょ。まぁ衛士たる公務員は税金払えないってことはないだろうけど、大変だよね~、生・活・費、教・育・費。そ・れ・に・上司との夜の付き合いもなんだかんだ高くつくよね~ こんな世知辛いとさ、上司も奢ってくれないでしょ? 飲・み・代。普段は愛する奥さんの作る慎ましやかなお弁当と、インスタントのうっすいコーヒーで我慢してるんでしょ。たまにはあっていいんじゃない? 臨・時・収・入、お・小・遣・い。これで、すこーしだけ、遊ぶことできちゃうよ。いるんでしょ、お気に入りの飲み屋の嬢、がさ。これで、一杯飲むかい? なんて言えちゃうよ~」
「こ、子供は四人いる…… 弁当なんて、無い…… お気にの嬢なんて…… い、い、いな───」
「あーーーーごめん! 俺の見立てが甘かった。わかった。よーくわかった。オジサンにまかせておけ。も・う・一・本、あげちゃう! これで、一杯どころか、誕生日の泡物くらい、入れられちゃうよ。いつ? その娘の誕生日」
「あ、あ、あぁぁ……」
「そういことで、オッケーかな。じゃ、その門。開けよっか、ね?」
「あ、あぁぁぁぁぁ!」
「サンキュー 衛士さん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「オジサン…… あれって……量子コンピュータの……銅板……だよね……」
「ん? そだよ。あの衛士なんか勘違いしてるかもね~」
「恐ろしい男だなお前は。発覚したら死刑だぞ」
「でもでもだってさ、まだ手持ちあるけど街中物価高いんでしょ。少しは節約しなきゃ。ま、どうせこの街になんてたいして滞在しないんだから大丈夫っしょ。ま、それにあれ二本売ればガーヴィレッジの゙ババアのところで1万くらいだったから、物価高いここで売れば本当に10万くらいなるんじゃないの? いいことしたなぁ俺」
辛くも入国審査を突破した三人は、冷や汗をかくタコ坊主の案内でオルドゥールの市街へと足を踏み入れるのだった。
「アクタ、真似するなよ。お前だけはあんな大人になるなよ」
「え、あ、う、うん」
「いや、あの状況じゃ仕方ない。にしても久しぶりに死の天使と死神のラインダンスを眼の前で見れたよ」
タコ坊主はそう言ったあとハハっと引き攣った笑いをみせていた。
リアカーも糞爆弾の直撃を喰らうことはなかったがあちこちに破片が刺さっていた。走る分には問題なかったのでオドパッキの無事が確認出来たところで先を急ぐことにした。
そして砂煙をあげて一刻ほどすると運河に囲まれた高層ビル群が視界に入ってくる。
「あれか」
「すごいなぁ、あれが国都オルドゥールかあ!」
元はどこの都市なんだろうなアレは。
“ビルの形状からいってシンガポールとメルボルンが混ざっていますね”
おうそりゃ大都会だな。あーーあーー ◯てしないーーって歌いたくなるな。
“それ元々博多がモチーフの歌らしいですね”
はぁ? 東京じゃねぇの⁉
“はい、当時クリスタル◯ングの田中氏が佐賀県生まれでして、憧れの大都会が博多だったそうです。そしてグループ結成が博多でその時の心情を歌ったものと記録が残っております”
嘘だろ! マジかよ……180年たって初めて知らされた真実……
「どうしたのオジサン?」
「180年ぶりに明かされた真実にショックを受けていたところだ」
「え??」
「聞き流してくれ。クッソどうでもいいことだ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「は? 入国料一人3万チェップ⁉ たっか!」
「払えなければ入れない、それだけだ。念のため言っておくが密入国は理由の如何を問わずその場で処刑だぞ」
運河を渡る国都オルドゥールへ続く鉄橋の前に構える関所で、入国審査を受けていたオジサンはその料金の高さに狼狽していた。
「子供割とかないの?」
「無い。姿形なんぞ如何様にも変えられるのにあるわけないだろう」
「仰る通りで」
「以前より10倍は高くなってるな。俺の分は心配するな、入国許可書があるから」
タコ坊主はデバイスをとりだし、審査する衛士にかざす。
「オドパディ・ファウ・オドパッキ……? え……!」
「姿形なんぞ如何様にも変えられる……だろ?」
「た、確かに照合とれました。失礼しました」
「なに、タコ坊主この国の王族かなんかなの?」
「そんなわけないだろ。以前住んでただけだ」
「あ、そ。そんで衛士さん、このとおりオドパッキのし知り合いなんだけど、お友達割引きとかもないの? よくあるじゃん、お友達の紹介で30%オフ!みたいなヘアサロンとか損害保険みたいな」
「あるわけないだろ。そんなグダグダな入国管理聞いたことないわ」
「じゃあ、こういうのはどうだ」
「ない! 3万チェップ払うか払わない……か……」
衛士が言い切る前にオジサンは背嚢から取り出したのは直径30センチ、幅は手のひらほどもある金色に輝く分厚い板であった。それを衛士の手を取り上にズンと重みを感じさせるようにそっと置く。
「オジサンそれって……」
「俺さ手持ちが6万もないんだよ。だからさ、これでどうにか手をうたない?」
「そ、そんなもので……」
「たぶん市場価格10万以上はするかもしれないな~、本当はこれ売って足りない分払いたいんだけどホラ中入れ無いと売れないでしょ。だからさ、これあげるから…… おっとこれだけじゃないぞ。これにプラス3万チェップちゃんと払う。つまり、君がこれを非番の日にでも売ったらその差額はどうなろうと、俺の知ったことじゃない。どうかな~? こっちもまた一日かけて帰るの大変だしさ、お互い悪くない、損しない提案だと思うんだけど。あ、そういえば聞いたよ~、オルドゥールって、税金高いんだよね。君、見たところたぶん両親に奥さんとその義両親それから子供三人はいるでしょ。まぁ衛士たる公務員は税金払えないってことはないだろうけど、大変だよね~、生・活・費、教・育・費。そ・れ・に・上司との夜の付き合いもなんだかんだ高くつくよね~ こんな世知辛いとさ、上司も奢ってくれないでしょ? 飲・み・代。普段は愛する奥さんの作る慎ましやかなお弁当と、インスタントのうっすいコーヒーで我慢してるんでしょ。たまにはあっていいんじゃない? 臨・時・収・入、お・小・遣・い。これで、すこーしだけ、遊ぶことできちゃうよ。いるんでしょ、お気に入りの飲み屋の嬢、がさ。これで、一杯飲むかい? なんて言えちゃうよ~」
「こ、子供は四人いる…… 弁当なんて、無い…… お気にの嬢なんて…… い、い、いな───」
「あーーーーごめん! 俺の見立てが甘かった。わかった。よーくわかった。オジサンにまかせておけ。も・う・一・本、あげちゃう! これで、一杯どころか、誕生日の泡物くらい、入れられちゃうよ。いつ? その娘の誕生日」
「あ、あ、あぁぁ……」
「そういことで、オッケーかな。じゃ、その門。開けよっか、ね?」
「あ、あぁぁぁぁぁ!」
「サンキュー 衛士さん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「オジサン…… あれって……量子コンピュータの……銅板……だよね……」
「ん? そだよ。あの衛士なんか勘違いしてるかもね~」
「恐ろしい男だなお前は。発覚したら死刑だぞ」
「でもでもだってさ、まだ手持ちあるけど街中物価高いんでしょ。少しは節約しなきゃ。ま、どうせこの街になんてたいして滞在しないんだから大丈夫っしょ。ま、それにあれ二本売ればガーヴィレッジの゙ババアのところで1万くらいだったから、物価高いここで売れば本当に10万くらいなるんじゃないの? いいことしたなぁ俺」
辛くも入国審査を突破した三人は、冷や汗をかくタコ坊主の案内でオルドゥールの市街へと足を踏み入れるのだった。
「アクタ、真似するなよ。お前だけはあんな大人になるなよ」
「え、あ、う、うん」
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