182 / 262
鋼と海とおっさんと
南海の大決戦
しおりを挟むある海域にて1体の超大型機獣が航行していた。その身体は果てしなく長大で数多の武装で身を包み、その背には自らが生み出す飛行型機獣を射出する機能も備えわっていた。その火力は海の王者の風格にふさわしいと自他共に認める者であった。
そんな王者に近付く、1体のやはり超大型機獣。この者も負けず劣らぬ身体と火力を持ってはいたが、いかんせん日頃いる住処が深海であったため、どうしてもその存在感だけは一枚も二枚も下であった。
前者が海上の王者ならば、この者は深海の王者といって差し支えないのにも関わらずだ。
始まりは深海の王者からだった。広い海原ではお互いニアミスすることなど確率的には低いのだが、この海域は餌が豊富なため、こうしてすれ違うこともままある。普段はお互いを見かけても、進路を変えニアミスしないよう航行していた。暗黙の了解とまでなっていたかどうかは不明だが。だがこの日は違った。この世界の転機となる大事件が今起きようとしていた。
「おう、プカプカ浮くしか能がない腐ったゴムボートさんよ、俺様の頭の上からどいちゃあくれねえかね? 目障りなんだよ、いちいちよ」
「何やら尻の方がうるさいのう。どうやら吾輩の漏らした糞に喰らいついた船虫がおるらしい、そのまま糞にまみれて沈んでおれ」
このくらいの言い争いは、よくあった。それでもそこで終わっていた。なぜなら本気で激突すれば、互いにただでは済まないことがわかっていたからだ。
そうはいっても生きる物として、腹の虫の居所が悪いこともあるだろう。それが、お互いたまたま今日だったのだろう。タイミングが悪かったのだ。なぜなら悪態だけで終わらなかったのだ。
「言いやがるじゃねぇか、定年間際のジジイがよ。その船虫がロートルの土手っ腹に穴開けて風通しよくしてやろうか? あ?」
「ふむ、いちいち煩わしい船虫だ。これはひとつ殺虫剤でも撒かねばならんようだの」
「おい…… ジジイだと思って下手に出てりゃ…… そろそろ立場ってもんをわからせてやろうかい」
「下手の意味も知らんとはやはり船虫、知能もたかが知れているのも納得じゃな。ほれ、これでも食ろうておれ、機獣ミサイル“スルメ烏賊”に、機獣ミサイル“針鼠”じゃ」
王者の船底から水中発射されたミサイルは、中型機獣程度なら一撃で沈める火力のある機獣ミサイルだ。機獣ミサイルは自ら判断し追尾、激突爆破する死を恐れぬ恐ろしい兵器でもある。しかし、深海の王者には、小石をぶつけられた程度にしかダメージはない。しかし、その感情を爆発させるには充分な威力であった。
「ぬおっ! てんめぇ……あ~あ、とうとう一線超えちまったなぁ、もう後には引けねぇぜ……覚悟はできてんだろうな、大好きな念仏を唱える時間をくれてやる。片道切符の海底への旅へご招待、だばっ⁉」
「どうじゃ? 対潜機獣ミサイル“溟海槍”は。なかなかのもんじゃろう?」
「ぺっ! 大したことねぇな、子犬に舐められたかと思ったっ、へごっ!」
「こちらは対潜機獣ミサイル“大地岩”。ぎゃーぴーぎゃーぴーほざく暇あったら、一発でも多く相手を殴りつけんかい、この青二才ぎょう虫。でかいのは図体だけかいの? 喧嘩の仕方知らんようじゃの? 教えてやろうかの? ん?」
次の二発の機獣ミサイルは船上より射出され、上空で海面に進路変えて狙いを済ます対大型機獣用。しかし、これでも深海の王者にはせいぜいジャブくらいの効き目しかない。
「て、てんめぇ! ぶっっころーーーーーす! 機獣魚雷、海猫、海狼、剣魚、黒鮫、槍魚、虎魚、射出! あのジジイのケツを食い破れ!!」
深海の、が大量に放つのはそれぞれの名前通りの特徴をもった魚雷型機獣。海猫は俊敏さ、海狼は集団戦、槍魚は貫通力といった感じだ。それらをまとめて数百発一度に発射して弾幕を貼る得意技『喰えワダツミの遠吠え』である。
「ほっほっほっ、そうこなくては面白くない。少し実力を見せてやろうかの。魚雷迎撃魚雷機獣“海蜘蛛”……展開」
海上の、が放った魚雷は攻撃用ではなく迎撃用。魚雷というより海中で文字通り蜘蛛の巣の如く広範囲の網をはり、通り抜ける物に反応して炸裂する機雷の性能を持った魚雷機獣である。
「なっ! 俺の必殺技『喰えワダツミの遠吠え』が全て…… そんなものまでもってやがるのか!」
数百発の魚雷は全て“海蜘蛛”の網にかかり炸裂。その威力を発揮することなく海底へ藻屑の泡となって消えた。
度重なる水中爆破によって視界は濁り、ソナーによる眼力が回復するまでお互い睨みを弱めない。
「海の王者の名は伊達ではない、ディックよ。それで終わりかの? なら大人しく海の底でダイオウイカでも食っておれ」
ディックと呼ばれた深海の王者は、俯きその船体を小刻みに震わす。
「……ク……クックック……グッフッフッフ……」
「なんじゃ?」
「へっへっへっへ。やっぱりなぁ…… あんたやっぱり耄碌してんじゃないかなぁ、あぁ? モーヴィさんよ!!」
ディックの嘲笑に警戒を怠っていたのは、明らかにモーヴィと呼ばれた王者の油断であった。その船上には爆撃の嵐が降り注いでいた。
「なんじゃ、と、うぉっ!! ぐぁっ! ふぐっ!」
「さっきワダツミを射出させたとき、もう一つの技も発動してたの……気付かなかったようだな」
「ぐっ、こ、この若造……が!」
「知らなかったか? ……俺はただの潜水機獣じゃ、ないんだぜ」
「まさか、青二才と油断したわ! 吾輩だけと思っていた技、既に体得しておったとはな! ならば相手にとって不足なし、ここからはどちらが海の支配者かを決めようではないか!」
「ヒャーーッハッハッハッハッハッハッ!!!!! 集結しやがれ!手下ぁ!子分!手駒共! 闘争のはじまりだぁ!!」
ディックのソナー通信の要請で鮫型機獣や魚雷型機獣の集結によりその場に渦潮が幾つも出来る。
「いでよ我が眷族達。その身を持って勝利の栄光を我らに」
モーヴィの水中クリック音でイルカ型機獣を。エコー音で飛行型機獣を付近に呼び出すと、一触即発の睨み合いが始まるのであった。
…………………………
その緊急通信が自律鳥型ドローンよりもたらされたのはショーロンポンへの航海中だった。室内に美しく響く声はその内容に関わらず淡々とした口調で報告を読み上げる。
「ショーロンポンから南の海域で機獣戦艦シロナガスと機獣潜艦マッコウ君が大喧嘩? それのせいで物流は止まり、余波でショーロンポンの湾岸が壊滅的な被害。そして喧嘩はまだ続いている模様」
通信を受け取ったルーラーはハンターユニオン、軍、マフィアには対処しきれない脅威とみなし、即座に指示を下した。
ショーロンポンにてサンドスチームの全船員住民に災害物資の供給及び、復旧活動の支援、そしてここからの下船であった。
サンドスチーム自らは両機獣の討伐に向かうとし、全乗員乗客に被害が及ばないようの措置であった。
いつものようにルーラーの部屋に駄弁りに来ていた錫乃介はいち早くその情報を知ることとなる。
「マッコウ君は前に見たけど、あれプラス最強の機獣と名高いシロナガスだろ? いくらサンドスチームでも分が悪いんじゃないのか?」
「だからといって、放っておくわけにはいかないでしょ。いまだにロケット弾や艦上攻撃機を巻き散らしてるのよ。このままじゃショーロンポンだけじゃなく全港湾都市に被害が及ぶ恐れがあるわ」
「艦上機だと?」
「シロナガスは気狂いレシプロやゴーストジェットの空母でもあるのよ。知らなかった?」
「知らなかったな。ジェット機の機獣もおるんか?」
「ええ、今のところシロナガスだけが生み出せることが確認されている機獣よ」
「まごうことなき、化物だな。なんで今まで倒さなかったんだ」
「簡単に言うわね。GPSも使えないのに、どうやってこの広大な海でアイツらの位置を捕捉するのよ?」
「たしかーに」
「それでも何度かやりあってるわ。でもこちらが優勢になると逃げてしまうの。遠洋まで追いかけていたらいつ戻れるかわからないわ。サンドスチームの交易が止まったらそっちの方が大変でしょ? それに速度は向こうの方が段違いで早くて、とても追えるものじゃない。喧嘩してる今の状況はある意味倒すチャンスかもしれないわ」
「なるほど了解」
「あなたも、早めに下船の用意をしておくのね。明日にはショーロンポンよ」
「──ああ、わかった」
……………………
以前立ち寄った時はグランド・リスボア・マカオやワン・ワールド・トレードセンターなど幾棟もの高層ビルが建ち並んでいたショーロンポンの町並みや要塞砲で防備された護岸は、艦砲射撃でも受けたのかというありさまで流れ弾を何発も受けており、港湾の倉庫街は常軌逸した高波で破壊され水浸しの状態だった。
船外ではすでにサンドスチームの乗員による復旧活動が始まっており、乗客の下船も速やかに行われている。
遠方より聞こえる爆音や、時折超長距離からの砲弾や撃墜されたレシプロ機獣が飛び込んでくるところからまだ喧嘩は終わっていないのが伺える。それらの余波はサンドスチームによる迎撃で被害を最小限に収めている。
錫乃介も一旦は下船したものの、ジャノピーをハンターユニオンに預けた後、なぜかまたサンドスチームに戻って来ていた。
「何で戻ってくるのよ。早く降りなさいよ」
「んーーーーー! 降りたい!」
「降りればいいじゃないの」
「でもな、女一人戦場にいかせるのは俺の主義に反するんだよ!」
「何馬鹿な事をいってるの? 女って私AIよ?」
「AIとか電脳とかそういう問題じゃないんだよね。いいから連れてけよ」
「行ったって何にもできないじゃないの。ま、別に構わないけど責任持たなくってよ」
「大丈夫だ。認知くらいならしてやるから」
「はぁ~なんなのかしら、どうして男ってこんな馬鹿なのかしらねぇ、モディ?」
「え?」
錫乃介が振り向くとそこには、見慣れた怪しげなアーリア人が後手に組んでそこに直立不動でいた。
「全くですな。ショーロンポーには復旧用の人員配置終わりまして、そして528名の馬鹿共がルーラー艦長に付き従います」
モディの言葉に間違いなく呆れているのだろう。ルーラーの表情がわからないのは少し残念だと錫乃介は思う。
「……男って本当に馬鹿で臭いの好きね」
ルーラーの長い嘆息を漏らす光景が脳裏に浮かぶ間ができる。そして次に発せられた声は、ゆっくりとし淡々とし、その音色だけで勇気を奮い立たせる秀麗なる声であった。
「さぁ早く持ち場にお就きなさい、大騒ぎをしてるもう一組の馬鹿共のお仕置きに行きますわよ」
「ヨー・ソロー!」
なんだよ、こんなにいるなら格好付けないで降りりゃよかったな。
“アンタほんっと、クズっすね”
残金2,732c
1
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
絶世のディプロマット
一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。
レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。
レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。
※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369

日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
蒼海の碧血録
三笠 陣
歴史・時代
一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。
そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、日米の新たな死闘の幕が切って落とされた。
熾烈なるガダルカナル攻防戦に、ついに日本海軍はある決断を下す。
戦艦大和。
日本海軍最強の戦艦が今、ガダルカナルへと向けて出撃する。
だが、対するアメリカ海軍もまたガダルカナルの日本軍飛行場を破壊すべく、最新鋭戦艦を出撃させていた。
ここに、ついに日米最強戦艦同士による砲撃戦の火蓋が切られることとなる。
(本作は「小説家になろう」様にて連載中の「蒼海決戦」シリーズを加筆修正したものです。予め、ご承知おき下さい。)
※表紙画像は、筆者が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて撮影したものです。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる