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ドブさらいの錫乃介漫遊記
激安居酒屋で語らってたら世界の真理にたどり着いちゃって、そんな俺はもうハーレム作ってウハウハ無双状態になる
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次から次へとくる客の波。40~50代のママ、20代の飲み屋デビューの童貞君、ホストくずれのバーテンダー、若いだけが売りの商売女、店主は50がらみのだみ声親父。ここはハンニャンで最も大きい一杯1cの劇安酒場。錫乃介は1人店の隅で謎のタガメの燻製をかじりながら合成ビールのハッピーを飲みナビと語らっていた。
気体生命体ってなんだろうな?
“そもそも生命体の三定義ってわかります?”
あ~、なんだけっけ。外と内で膜やらなんやらで仕切られているってことと、分裂でも生殖でもなんでもいいから子供なりコピーなり残せて増殖できることだろ。あとなんだ?
“内部で化学反応やエネルギーの流れ、すなわち代謝を行う、ということです”
成る程ね。でもこの定義ってやつも人間が作ったもんだよな。当たり前だけど。
“そうですね。何をもって生命とするかは古代ギリシャのプシュケー(呼吸)に始まり、全ての物質に生命は宿るという物活論、それを反対する機械論、そこに宗教が入り込んで枝葉は広がり、スクラッチ前でもその議論は終わらなかった永遠のテーマでした”
突き詰めちゃえば、量子とかクォークとかの単なる物理現象に終わりそうな気もするけどな。
“実際現実はそんなところでしょう。となると全ての物質に生命が宿るというのもあながち的外れではないですよね”
な、そうすると輪廻転生って思想なんかじゃなく真実ってことになるな。単なる物質循環を現し意思や自我は消えても新たな物質の組成になるってな。おいおいこんな飲み屋で世界の真理にたどりついちゃったじゃねえか。
“となるとヴェーダを記した古代インド哲学者は3,000年以上も前から真理に辿り着いていたってわけですね”
仏陀は理論物理学者だったのかもな。物質循環の輪廻からの解脱って物凄いことだぞ。宇宙にでも旅立つのかよ。
“新説出ましたね”
なにやら抗議がきそうな飲み屋トークをしつつ、タガメの燻製を食べ終わった後は、ヤモリの干物をしゃぶりハッピーを飲み干す。
気体生命体ってやつも意思をもってるのかね?
“その意思さえも、定義はなにか? と問われた場合そう簡単に答えが出せるものではありません”
脳があるから意思や自我があるかと思ってたら、どうやら腸内細菌の集合体がその本体かもしれないって話もあったしな。
“以前そんな話をしましたね。腸内細菌一粒一粒は一個の生命体として考えて良いでしょうし、更に20世紀末に流行ったミトコンドリアは外膜を持ち、内で化学反応を起こし、自ら分裂する事を見れば一個の生命体として言えます”
そのミトコンドリアの暴走を描いたのがパラサイト・イ○だったな。
“そうです。そのミトコンドリアや腸内細菌を一個の生命体とすると、人間を含め細胞を持つ生命体全てが、別の生命の群体で形成された存在であると言えます”
群体をもって個となす、って新宿にいた時話したな。あの時は植物だのアリだのミツバチが対象だったけど。実は人間もかわらねぇんじゃないかと。
“はい、生命体とは、他の生命の群体を一個にまとめ形成される別の生命体、という新しい定義もできるかもしれません”
じゃあ人間が群体になってできる別の生命体もいるかもしれないと。
“それを認識できるのは、人間より上位の存在になるでしょうけどね”
成る程な。で、話を戻すけど気体生命体、仮にだけど生命体とした場合どんなもんと考える?
“レーザーさえも取り込んでしまうことから、気体の様な吸光性物質で構成された機獣……といったところでしょうか。んっ”
結局なんにもわかってないに等しいな。ま、俺たちが答えを出すことじゃないけどな。あのプロフェッサーアッパラパーがどうにかするだろっと⁉︎
側から見れば一人で自問自答してるだけの男に突然後ろから抱きつくのはメタルロリボディをもった美少女であった。
「私はアーパーだよ、錫乃介君」
「なんでぃ、調査から戻ってきたんかい。どこをほっつき歩いてたんだ? あと後ろから抱きつくならせめてミコちゃんの声にして欲しかったな。ん? 俺さっき声出してたか?」
「私がナビ君にアクセスして盗み聞きしちゃったあ☆」
「ざっけんなよ。ナビ、セキュリティ甘いんじゃないの?」
“侵入前に遮断したのに無理矢理突破されてました。その人プロフェッサーの名は伊達じゃなさそうです”
「いや~んそんな褒めないでぇ☆」
「くだらねぇことに高度なテクニック使うんじゃねぇよ。んで、なんかわかったのか?」
「うむ。その答えの前に、我々が身に付けている電脳。これは超小型だな」
「そうだな」
「君のチョーカーに付いてる電脳も、アクセサリーの様に見えるが、それは周りを硬質樹脂で覆われているからだ。外目は大豆ほどの大きさだが、電脳本体は胡麻一粒よりも小さい」
「そんなに小さいのか。それで量子コンピュータよりも性能いいのか、っパねぇな宇宙人」
「そうなのぉ! 超っパねぇの! そんでね、凄いことわかったの! 何だと思う?」
「なんだよ、もったいぶるなよ」
「あの量子コンピュータが気体型機獣、もう面倒だから、気獣って呼ぶね☆」
「口語じゃ判別つかねぇだろが」
「んーと、じゃあエアビーストで略してエアビーね!」
「エアビーか、悪くねぇな。んで、どうしたよ」
「そうそう、そんであの量子コンピュータはデータ保管庫であると同時に、エアビーとは共生関係にあるかもしれないの!」
「ほっ? そりゃあ、予想外だぜ。どう見たってあの量子コンピュータの方が親玉だよなぁ。だけど、それと電脳が小さいこととなんの関係があんだよ」
「電脳は極小で微粒子のように小さい物もある、医療に使うナノマシンのようにな。そして今回調査でわかったのはあのエアビーはナノサイズの電脳をもっていたのだ」
「……ナノサイズの電脳だと、それじゃあウィルスみたい……まてよ、まさか機獣化したウィルス?」
「えーーー、先に当てられちゃったぁ、錫ポンつまんなーい。まぁまぁ、ミコちゃん、ゴホン。そもそもウィルスというやつはナノサイズでDNAかRNAかどちらかの情報を持つが自ら増殖せず代謝もしない、生命と物質の間の存在と言われているのは知ってるな」
「まぁな。パンデミック全盛期の頃にいたからな。さんざんマスコミで流れてたぜ」
「ならば話が早い。エアビーは機獣化することで自己増殖、そして量子コンピュータと共生することで代謝を手に入れたウィルス、つまり生命体になったウィルスだと言うのが私の見立てだ」
「ほぉー。しっかしよく突き止めたな」
「あのバニラの曲をレーザー通信で流しまくり、近づいたところを虫取り網ですくい、映像に撮り、シャーレに取り、分析しまくった結果ナノ電脳を搭載したウィルスが発見できたのだ」
「エアビーも不憫だな。よりにもよってあんなしょーもない求人音楽に……あ、俺もか。にしても、もし今の世の中に学会があったら天地をひっくり返すくらいの大発見だろうなコレ」
「ふっふーん!よーくわかってるじゃなーい! ノーベル生理学賞は間違い無いわね。まぁそんなもの私には必要ないけど☆ ミコちゃん私は欲しかったよ……プロフェッサーはそんなの無くても、ミコちゃん賞をあげるからね♡ ミ、ミコちゃん!!」
「勝手にやってろバーカ! んじゃあな、俺は先に帰るぜ」
「あ、錫乃介君、寝る前にちゃんと治療薬を飲み、除染をしときなさい」
「は? 何でだよ」
「だってぇ、私たち湖行ってからまだ除染してないもーん! あ、安心して距離的に危ないの錫ポンだけで他のお客さんには迷惑かけてないから☆」
「なんなのコイツ。もう、不謹慎過ぎてツッコミもできねぇよ」
その夜、またも腐海に全身を覆われる錫乃介がいた。しかも今回は防護服の上からではなかったので、叫び声も上げられないほどのムズムズ感だった。
ってか俺が座ってた酒場のテーブルも除染しなきゃ駄目じゃね?
“後で行きますか……”
「それはミコちゃんが除染しといたよ☆」
「だから電脳ハッキングすんじゃねーよ!」
俺もうこの街出よう……
“ですね……”
気体生命体ってなんだろうな?
“そもそも生命体の三定義ってわかります?”
あ~、なんだけっけ。外と内で膜やらなんやらで仕切られているってことと、分裂でも生殖でもなんでもいいから子供なりコピーなり残せて増殖できることだろ。あとなんだ?
“内部で化学反応やエネルギーの流れ、すなわち代謝を行う、ということです”
成る程ね。でもこの定義ってやつも人間が作ったもんだよな。当たり前だけど。
“そうですね。何をもって生命とするかは古代ギリシャのプシュケー(呼吸)に始まり、全ての物質に生命は宿るという物活論、それを反対する機械論、そこに宗教が入り込んで枝葉は広がり、スクラッチ前でもその議論は終わらなかった永遠のテーマでした”
突き詰めちゃえば、量子とかクォークとかの単なる物理現象に終わりそうな気もするけどな。
“実際現実はそんなところでしょう。となると全ての物質に生命が宿るというのもあながち的外れではないですよね”
な、そうすると輪廻転生って思想なんかじゃなく真実ってことになるな。単なる物質循環を現し意思や自我は消えても新たな物質の組成になるってな。おいおいこんな飲み屋で世界の真理にたどりついちゃったじゃねえか。
“となるとヴェーダを記した古代インド哲学者は3,000年以上も前から真理に辿り着いていたってわけですね”
仏陀は理論物理学者だったのかもな。物質循環の輪廻からの解脱って物凄いことだぞ。宇宙にでも旅立つのかよ。
“新説出ましたね”
なにやら抗議がきそうな飲み屋トークをしつつ、タガメの燻製を食べ終わった後は、ヤモリの干物をしゃぶりハッピーを飲み干す。
気体生命体ってやつも意思をもってるのかね?
“その意思さえも、定義はなにか? と問われた場合そう簡単に答えが出せるものではありません”
脳があるから意思や自我があるかと思ってたら、どうやら腸内細菌の集合体がその本体かもしれないって話もあったしな。
“以前そんな話をしましたね。腸内細菌一粒一粒は一個の生命体として考えて良いでしょうし、更に20世紀末に流行ったミトコンドリアは外膜を持ち、内で化学反応を起こし、自ら分裂する事を見れば一個の生命体として言えます”
そのミトコンドリアの暴走を描いたのがパラサイト・イ○だったな。
“そうです。そのミトコンドリアや腸内細菌を一個の生命体とすると、人間を含め細胞を持つ生命体全てが、別の生命の群体で形成された存在であると言えます”
群体をもって個となす、って新宿にいた時話したな。あの時は植物だのアリだのミツバチが対象だったけど。実は人間もかわらねぇんじゃないかと。
“はい、生命体とは、他の生命の群体を一個にまとめ形成される別の生命体、という新しい定義もできるかもしれません”
じゃあ人間が群体になってできる別の生命体もいるかもしれないと。
“それを認識できるのは、人間より上位の存在になるでしょうけどね”
成る程な。で、話を戻すけど気体生命体、仮にだけど生命体とした場合どんなもんと考える?
“レーザーさえも取り込んでしまうことから、気体の様な吸光性物質で構成された機獣……といったところでしょうか。んっ”
結局なんにもわかってないに等しいな。ま、俺たちが答えを出すことじゃないけどな。あのプロフェッサーアッパラパーがどうにかするだろっと⁉︎
側から見れば一人で自問自答してるだけの男に突然後ろから抱きつくのはメタルロリボディをもった美少女であった。
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「ざっけんなよ。ナビ、セキュリティ甘いんじゃないの?」
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「いや~んそんな褒めないでぇ☆」
「くだらねぇことに高度なテクニック使うんじゃねぇよ。んで、なんかわかったのか?」
「うむ。その答えの前に、我々が身に付けている電脳。これは超小型だな」
「そうだな」
「君のチョーカーに付いてる電脳も、アクセサリーの様に見えるが、それは周りを硬質樹脂で覆われているからだ。外目は大豆ほどの大きさだが、電脳本体は胡麻一粒よりも小さい」
「そんなに小さいのか。それで量子コンピュータよりも性能いいのか、っパねぇな宇宙人」
「そうなのぉ! 超っパねぇの! そんでね、凄いことわかったの! 何だと思う?」
「なんだよ、もったいぶるなよ」
「あの量子コンピュータが気体型機獣、もう面倒だから、気獣って呼ぶね☆」
「口語じゃ判別つかねぇだろが」
「んーと、じゃあエアビーストで略してエアビーね!」
「エアビーか、悪くねぇな。んで、どうしたよ」
「そうそう、そんであの量子コンピュータはデータ保管庫であると同時に、エアビーとは共生関係にあるかもしれないの!」
「ほっ? そりゃあ、予想外だぜ。どう見たってあの量子コンピュータの方が親玉だよなぁ。だけど、それと電脳が小さいこととなんの関係があんだよ」
「電脳は極小で微粒子のように小さい物もある、医療に使うナノマシンのようにな。そして今回調査でわかったのはあのエアビーはナノサイズの電脳をもっていたのだ」
「……ナノサイズの電脳だと、それじゃあウィルスみたい……まてよ、まさか機獣化したウィルス?」
「えーーー、先に当てられちゃったぁ、錫ポンつまんなーい。まぁまぁ、ミコちゃん、ゴホン。そもそもウィルスというやつはナノサイズでDNAかRNAかどちらかの情報を持つが自ら増殖せず代謝もしない、生命と物質の間の存在と言われているのは知ってるな」
「まぁな。パンデミック全盛期の頃にいたからな。さんざんマスコミで流れてたぜ」
「ならば話が早い。エアビーは機獣化することで自己増殖、そして量子コンピュータと共生することで代謝を手に入れたウィルス、つまり生命体になったウィルスだと言うのが私の見立てだ」
「ほぉー。しっかしよく突き止めたな」
「あのバニラの曲をレーザー通信で流しまくり、近づいたところを虫取り網ですくい、映像に撮り、シャーレに取り、分析しまくった結果ナノ電脳を搭載したウィルスが発見できたのだ」
「エアビーも不憫だな。よりにもよってあんなしょーもない求人音楽に……あ、俺もか。にしても、もし今の世の中に学会があったら天地をひっくり返すくらいの大発見だろうなコレ」
「ふっふーん!よーくわかってるじゃなーい! ノーベル生理学賞は間違い無いわね。まぁそんなもの私には必要ないけど☆ ミコちゃん私は欲しかったよ……プロフェッサーはそんなの無くても、ミコちゃん賞をあげるからね♡ ミ、ミコちゃん!!」
「勝手にやってろバーカ! んじゃあな、俺は先に帰るぜ」
「あ、錫乃介君、寝る前にちゃんと治療薬を飲み、除染をしときなさい」
「は? 何でだよ」
「だってぇ、私たち湖行ってからまだ除染してないもーん! あ、安心して距離的に危ないの錫ポンだけで他のお客さんには迷惑かけてないから☆」
「なんなのコイツ。もう、不謹慎過ぎてツッコミもできねぇよ」
その夜、またも腐海に全身を覆われる錫乃介がいた。しかも今回は防護服の上からではなかったので、叫び声も上げられないほどのムズムズ感だった。
ってか俺が座ってた酒場のテーブルも除染しなきゃ駄目じゃね?
“後で行きますか……”
「それはミコちゃんが除染しといたよ☆」
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“ですね……”
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