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ドブさらいの錫乃介漫遊記
ア美肉
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手錠を外す条件として、何やらサインさせられた。どうやら仕事の契約書のようだ。口では強がったがやはり垂れ流しは嫌だったので、仕方なくサインした。律儀にトイレから戻って、というより荷物を置いたままなので戻らないわけにもいかなかったのだが、その後メカロリオヤジもといプロフェッサー・アーパーの話しを聞いてあげていた。
「前にねこんな実験を行なったの☆ レーザー通信機をバルーンに浮かべて地上の通信機A点とB点とバルーンの3点のポイントでレーザー通信をして不通になる時間を比べたんだ☆ バルーンを経由した通信は始めはアクティブであったが、しばらくして不通になった。それからA点とB点でやりとりしたけど、やっぱり最初は繋がるけど直ぐに不通になっちゃうの☆ この結果はポイントを変えても変わらないし、結果的にバルーンを使おうが使うまいが距離も問題ではなかった。逆に10メートル程のごく短距離で実験するとね、ポイント全て同時に不通になることが判明したのだ。更に言うとこの不通になった瞬間、レーザー可視光が途中で消えちゃったの☆」
「成る程、何者かが通信行為を意図的に止めている可能性があると言いたいんだな?」
「私は機獣の仕業じゃないかなぁ? って。データを喰らう気体のような機獣が居るのではと考えたのだ」」
「機獣の仕業か……見えない機獣ってことか?」
「アメーバの様な機獣を見たことあるかね?」
「ああ、ドブさらいの仕事してるときに死ぬ程な」
「そういう液体に近い機獣がいるのだ。過去には粘菌の宇宙人もいたし、気体に近い生命体がいたとしても不思議じゃないよね☆」
「まあな。幽霊の正体ももしかしたらそんな不可視の生命体なのかもしれないしな、不思議じゃない。だけど何のためデータなんて食べる? いや、気体生命体という時点で既に今までの生物学とかからはかけ離れた概念で考えなきゃならんのか。そんな奴らが空気中にウヨウヨいるってか?」
「それを証明するために、君に手伝って貰いたいのだ。どうかな?」
「まぁ、説は面白かったよ。で、俺に何を手伝わせたいの?」
「引き受けてくれるの⁉︎」
「おめぇ、さっきトイレ行かせる代わりに契約書にサインさせたじゃねぇか!」
「えへへ……」
「それから、話し方を統一しろ! 鬱陶しくてかなわねぇ!」
「それは無理だよ~☆ アカデミックな話しの時はまだしも、彼女は出たがりな性格でね」
「だいたいなんでそんなヤツを代替ボディに選んだんだ。受信技術者なら金あるから色々選べたし作れたろ」
「君は“バ美肉”という古の言葉をしっているかね?」
「バーチャル美少女受肉な。俺のいた時代全盛期だったわ。てめぇはアンドロイド美少女受肉“ア美肉オヤジ”だろ」
「うまいな」
「実は身体の限界だったなんて嘘だろ、変態」
「え? それじゃあプロフェッサー、あの時涙流して私にお願いしたのやっぱり嘘だったの⁉︎ そんなわけないだろうミコちゃん! あの時100歳超えてたんだぞ! 嘘……いつも私にセクハラし放題で…… そ、それは心配させないように無理して元気アピールを…… 無理してまで身体触って言葉でいやらしい事言ってたのね! 酷い!!! ミ、ミコちゃん!!!」
「羨ましいなクソが! 勝手にやってろメカフェチが!」
……………………
もう、本当ミコちゃんの事愛してるから……
本当?
本当だって……
ミコ以外の子もいっぱいいるじゃん……
あの子達は受電設備の管理と防衛が……
本当なのね
だから信じて
う~ん
許して……
「いつまでやってんだよ! 帰るぞコラ!」
……………………
「話を戻すぞ」
「もう日が暮れてんだぞ、早くしろ」
「機獣の多くはどこで生まれているかはまだ定かでないが、大型の3Dプリンターや、機獣自身の繁殖活動などが報告されている」
「そのプリンターの現場なら行ったことあるぞ。もう爆破したがな」
「えーすごーい☆ そのお話し聞きたいけど後にしよう。なんにせよ情報を喰らう機獣がいると仮定した場合必ず発生源があるはずなのだ。そこでこの辺りの臭い所を調査した結果、この街から100キロの所にある湖にある施設が怪しいと睨んだのだ」
「……で、そこに行けと? そんなんハンターユニオンで頼めばいいじゃねえか」
「もちろんそうしたがな、そこは湖が高濃度の放射性物質で汚染されてるせいで、放射線がビュンビュン飛んでるの。そのせいかみんな嫌がっちゃってね☆」
「あたりめーだろ。被爆する危険犯すならまだ機獣狩ってる方がマシだわ」
「今時放射能が怖いだなんて、技術は日進月歩だよ。ま、君は100年以上も昔の人間だから、仕方ないかもしれないけどね☆ スクラッチ前にはもうとっくに被曝者を治す薬も、放射線を完全に通さない防護服も、放射化した物質を元に戻す技術も確立されてたんだよ。だけど、どうも皆んな怖がってね」
「そりゃそうだろ。いくら薬があったって、即死するレベルの放射線浴びたら終わりじゃねーか。でも本当ならノーベル賞どこの騒ぎじゃないな。それも宇宙人の謎技術か?」
「防護服は宇宙人の技術だが、治療薬と放射化した物質を戻す発想や原案はね、宇宙人さんが来る前から、日本って国で生まれたんだって☆」
「やるじゃねえか日本。薬っていったいどうやって治すんだ?」
「薬に放射性物質をとりこむ菌糸が入ってて、それとナノマシンと一緒に壊れちゃった遺伝子とか細胞をとっちゃったり直しちゃったりして、その後除去した細胞をバリウムのように固め虫下しのごとく排泄物として排出し、失った細胞を再生する仕組みだそうだ」
「菌糸か。確かに植物や微生物を利用して放射性物質を取り込んで、意図的に生物濃縮させて除染する研究はチェルノブイルの頃からされてたな」
「私も生身の肉体があったときは何度か使っているから心配はいらぬよ」
「その手の“放射能を無害化!” って胡散クセェ詐欺商品昔は山程見たけど、今回は流石に本当っぽいな」
「詐欺商品?」
「ああ、超純水とか電解水で洗い流せば大丈夫! とかいう商品だったり、このレーザーで焼けば元通り! ってただのレーザーポインタだったり、半減期を早める箱ってのもあったな。電気蚊取り線香みたいのをつけるだけで、お部屋の放射能を無害化! ってのもあった。それから放射線を跳ね返す観葉植物もあったな」
「それは本当に21世紀の商品なのか……」
「その手のアホ商品の広告とかレビュー見るの好きだったんだけどさ、ガチで買ってる奴もいるみたいでさ、効果が無いってクレーム付けてるのはまだマシで、ガンもこれで治りましたとか、彼女が出来ましたとか、宝くじに当たりましたとか言ってる奴もいて、もうカオスだったよ」
「ギャグよね?」
「ギャグならいいよな」
……………………
その日はもう日が暮れていたのと宿代節約のため、アーパーの家に泊まることとなった。
予定外の来客ということでロクな食材も用意されてなかったので、仕方なく市場でナイルパーチみたいな魚を手に入れ、家の外で火を起こして直火で焼いて食べようとしたら、ミコちゃんも食べたい、と喚きだしたのでまた市場で買って焼いてやった。
残金611c
「なんで俺の奢りになってんの?」
「ちゃんと報酬にのせて返すよ☆」
「……ところでなんでバニ○の曲なんて流してんだ?」
「以前朽ちたトレーラーから発見されての、調べてみたらスクラッチ前の音楽だとわかった。頭のゆるい奴が求人に来そうだと思って流してたら、君が捕まったってわけ☆ まさか当時の人間がくるとは思いもよらなんだ」
「まぁそうだろうな! 頭のゆるい俺もそう思うぜ!」
「ところで、聞きたいことが山程あるんだが……」
「なんだよ」
「まずは……」
そこから先は根掘り葉掘り前時代の事やプリンターで生産される機獣のことなど聞かれ、休もうにも休まされずに空が白み始めて寝落ちするまで喋らされる錫乃介であった。
金払って宿に泊まれば良かった……
“後の祭りです”
「前にねこんな実験を行なったの☆ レーザー通信機をバルーンに浮かべて地上の通信機A点とB点とバルーンの3点のポイントでレーザー通信をして不通になる時間を比べたんだ☆ バルーンを経由した通信は始めはアクティブであったが、しばらくして不通になった。それからA点とB点でやりとりしたけど、やっぱり最初は繋がるけど直ぐに不通になっちゃうの☆ この結果はポイントを変えても変わらないし、結果的にバルーンを使おうが使うまいが距離も問題ではなかった。逆に10メートル程のごく短距離で実験するとね、ポイント全て同時に不通になることが判明したのだ。更に言うとこの不通になった瞬間、レーザー可視光が途中で消えちゃったの☆」
「成る程、何者かが通信行為を意図的に止めている可能性があると言いたいんだな?」
「私は機獣の仕業じゃないかなぁ? って。データを喰らう気体のような機獣が居るのではと考えたのだ」」
「機獣の仕業か……見えない機獣ってことか?」
「アメーバの様な機獣を見たことあるかね?」
「ああ、ドブさらいの仕事してるときに死ぬ程な」
「そういう液体に近い機獣がいるのだ。過去には粘菌の宇宙人もいたし、気体に近い生命体がいたとしても不思議じゃないよね☆」
「まあな。幽霊の正体ももしかしたらそんな不可視の生命体なのかもしれないしな、不思議じゃない。だけど何のためデータなんて食べる? いや、気体生命体という時点で既に今までの生物学とかからはかけ離れた概念で考えなきゃならんのか。そんな奴らが空気中にウヨウヨいるってか?」
「それを証明するために、君に手伝って貰いたいのだ。どうかな?」
「まぁ、説は面白かったよ。で、俺に何を手伝わせたいの?」
「引き受けてくれるの⁉︎」
「おめぇ、さっきトイレ行かせる代わりに契約書にサインさせたじゃねぇか!」
「えへへ……」
「それから、話し方を統一しろ! 鬱陶しくてかなわねぇ!」
「それは無理だよ~☆ アカデミックな話しの時はまだしも、彼女は出たがりな性格でね」
「だいたいなんでそんなヤツを代替ボディに選んだんだ。受信技術者なら金あるから色々選べたし作れたろ」
「君は“バ美肉”という古の言葉をしっているかね?」
「バーチャル美少女受肉な。俺のいた時代全盛期だったわ。てめぇはアンドロイド美少女受肉“ア美肉オヤジ”だろ」
「うまいな」
「実は身体の限界だったなんて嘘だろ、変態」
「え? それじゃあプロフェッサー、あの時涙流して私にお願いしたのやっぱり嘘だったの⁉︎ そんなわけないだろうミコちゃん! あの時100歳超えてたんだぞ! 嘘……いつも私にセクハラし放題で…… そ、それは心配させないように無理して元気アピールを…… 無理してまで身体触って言葉でいやらしい事言ってたのね! 酷い!!! ミ、ミコちゃん!!!」
「羨ましいなクソが! 勝手にやってろメカフェチが!」
……………………
もう、本当ミコちゃんの事愛してるから……
本当?
本当だって……
ミコ以外の子もいっぱいいるじゃん……
あの子達は受電設備の管理と防衛が……
本当なのね
だから信じて
う~ん
許して……
「いつまでやってんだよ! 帰るぞコラ!」
……………………
「話を戻すぞ」
「もう日が暮れてんだぞ、早くしろ」
「機獣の多くはどこで生まれているかはまだ定かでないが、大型の3Dプリンターや、機獣自身の繁殖活動などが報告されている」
「そのプリンターの現場なら行ったことあるぞ。もう爆破したがな」
「えーすごーい☆ そのお話し聞きたいけど後にしよう。なんにせよ情報を喰らう機獣がいると仮定した場合必ず発生源があるはずなのだ。そこでこの辺りの臭い所を調査した結果、この街から100キロの所にある湖にある施設が怪しいと睨んだのだ」
「……で、そこに行けと? そんなんハンターユニオンで頼めばいいじゃねえか」
「もちろんそうしたがな、そこは湖が高濃度の放射性物質で汚染されてるせいで、放射線がビュンビュン飛んでるの。そのせいかみんな嫌がっちゃってね☆」
「あたりめーだろ。被爆する危険犯すならまだ機獣狩ってる方がマシだわ」
「今時放射能が怖いだなんて、技術は日進月歩だよ。ま、君は100年以上も昔の人間だから、仕方ないかもしれないけどね☆ スクラッチ前にはもうとっくに被曝者を治す薬も、放射線を完全に通さない防護服も、放射化した物質を元に戻す技術も確立されてたんだよ。だけど、どうも皆んな怖がってね」
「そりゃそうだろ。いくら薬があったって、即死するレベルの放射線浴びたら終わりじゃねーか。でも本当ならノーベル賞どこの騒ぎじゃないな。それも宇宙人の謎技術か?」
「防護服は宇宙人の技術だが、治療薬と放射化した物質を戻す発想や原案はね、宇宙人さんが来る前から、日本って国で生まれたんだって☆」
「やるじゃねえか日本。薬っていったいどうやって治すんだ?」
「薬に放射性物質をとりこむ菌糸が入ってて、それとナノマシンと一緒に壊れちゃった遺伝子とか細胞をとっちゃったり直しちゃったりして、その後除去した細胞をバリウムのように固め虫下しのごとく排泄物として排出し、失った細胞を再生する仕組みだそうだ」
「菌糸か。確かに植物や微生物を利用して放射性物質を取り込んで、意図的に生物濃縮させて除染する研究はチェルノブイルの頃からされてたな」
「私も生身の肉体があったときは何度か使っているから心配はいらぬよ」
「その手の“放射能を無害化!” って胡散クセェ詐欺商品昔は山程見たけど、今回は流石に本当っぽいな」
「詐欺商品?」
「ああ、超純水とか電解水で洗い流せば大丈夫! とかいう商品だったり、このレーザーで焼けば元通り! ってただのレーザーポインタだったり、半減期を早める箱ってのもあったな。電気蚊取り線香みたいのをつけるだけで、お部屋の放射能を無害化! ってのもあった。それから放射線を跳ね返す観葉植物もあったな」
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「ギャグよね?」
「ギャグならいいよな」
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その日はもう日が暮れていたのと宿代節約のため、アーパーの家に泊まることとなった。
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「以前朽ちたトレーラーから発見されての、調べてみたらスクラッチ前の音楽だとわかった。頭のゆるい奴が求人に来そうだと思って流してたら、君が捕まったってわけ☆ まさか当時の人間がくるとは思いもよらなんだ」
「まぁそうだろうな! 頭のゆるい俺もそう思うぜ!」
「ところで、聞きたいことが山程あるんだが……」
「なんだよ」
「まずは……」
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