砂漠と鋼とおっさんと

ゴエモン

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ブラッククィーン編

マーチ・オブ・ザ・ブラッククィーン

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 “錫乃介様、寝てる場合ではありませんよ”

 寝たくて寝てたわけじゃないんだけどね。いや、ごめん寝たいかも。
 にしてもすげぇ爆発だったぞ……戦車が吹っ飛んだが。まさか核じゃないよな。

 
 錫乃介達が搭乗するオントスは、ジャムカの自爆によって、激しく吹き飛ばされたが、横転する事なく、無事着地出来たのは幸運と言って良かった。
 しかし、中の錫乃介とジョドーは戦車内でシートベルトをしてあったとは言え、シェイクされた様な状態で僅かではあるが意識を失っていた。

 
 “ご説明は後、いち早く街に向かって、3時の報告に全速力でこの場を離脱して下さい。機獣達が出てきますよ”

 「せっかくローンチャラが目の前にきたってのによ。なんだってんだ……」


 錫乃介がナビの指示通り、オントスを全力で走らせながら愚痴っていると、ジョドーも気がついた。

 「くっ、ジャムカの奴、自爆するとはな……
 ……錫乃介様、今ローンとか仰いましたか?」

 「ええ、麻雀のロンがチャラになったみたいだって言ったんですよ」

 「珍しい例えですね」

 「ええ、俺のオリジナルですから」

 “無理がありません?”

 良いんだよ!それより、なんだあの爆発は。ジャムカとかいう奴の体が全部爆薬だったとしても、こんな辺り一帯を吹き飛ばす程の爆発力は出ないはずだぞ。それとも核か?

 
 “いえ、核ではありませんのでご安心を。あれは電子励起爆薬です。通称金属ヘリウム爆弾”

 なんだそりゃ?

 電子の励起状態というのはご存知ですか?
 
 知らん。

 “となると話が長くなりますが”

 今いっぱいいっぱいだから、話してても良いけど、どうせ脳みそ素通りするよ。

 “では、物理学、正確には量子力学において、原子を構成する電子があります。この電子が、一定の条件下において…”

 ホントに話し始めやがった。

 “ヘリウムの場合、励起状態とは原子核の周りを回っている電子同士が…”

 
 ナビとて無駄に話しているわけではなく、この状況下で、最善の策を探しながら、緊張状態を解くために錫乃介に語りかけている。

 
 “そして、ヘリウムの場合常温でも励起状態で安定します。この状態のヘリウムを金属ヘリウムと呼びます。この、金属ヘリウムを爆薬に使った物のこと金属ヘリウム爆弾といいます。2031年に実用化されました”

 それって核ミサイルより強いの?

 “匹敵します。通常のTNT火薬の500倍以上。錫乃介様の時代、最強の爆薬であった『ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン』の250倍以上です”

 「そんなもんアイツ身体に抱えてたのか!ってか、名前長っ!」

 「錫乃介様?どうしました?」

 ジョドーが訝しんでこちらを見る。思わず大声が出てしまった。

 「いや、今ナビゲーションアプリにあの爆発なんだったのか聞いたんですよ。そしたら金属ヘリウム爆弾って言う、核兵器並みの爆弾だったらしいです」

 「そういう事でしたか…」

 「知ってるんですか?」

 「ええ、放射能汚染をせず、核ミサイル並みの威力を持つクリーンな爆弾だと」

 「なーにがクリーンだ。所詮爆弾じゃないの」

 「同感ですね。ところでオントスの速度落ちてませんか?」

 「落ちてますね、なんでだろーナビ?」

 “原因はわかりませんが、先程の爆風を受けた影響かもしれません”
 
 やめてよね、こーいうところでエンストとかいう、お、や、く、そ、く。


 そうこうしているうちに、みるみる速度は落ち、遂には止まってしまった。

 “トランスミッションがイカれたかもしれませんね”

 外でて直すか。

 「修理しますか?ならば私が」

 「いえ、ジョドーさんはここで機獣が来た時に迎撃して下さい。この戦車借りたのは俺ですし、ナビゲーションにサポートしてもらって修理出来ますから。それに元帥なんですから、ドーンと構えていて下さい」

 「何を今更元帥など…」


 そこで言葉を切り、これ以上の問答は時間が惜しいので、ジョドーはふぅと息を吐いて引き下がる事にした。


 「サーセン、無理矢理連れて来ちゃいまして」
 
 「何を仰いますか。久しぶりに血が沸りましたよ」

 「あ、やっぱり」


 と一言残して外に出る。


 “機獣共が向かって来ますね。距離50といったところでしょうか”

 あんまし距離稼げなかったな。工兵隊の奴らは大丈夫だろうか?

 “彼らは散り散りになって離脱しました。いずれ街に戻ると思われますが……”

 コイツらをどうにかしないとな。案は?

 “敵の総数は調圧水槽と第二立孔までにいた爆発を生き延びた分だけなので5~6万程度です。とりあえず街に逃げ込み、そこから先は野となれ山となれ、運を天に任す、ケ・セラセラ”

 それのどこが案なのかな?

 “先程から打開策を探しておりましたが、まぁ、無理っしょ”

 ですよね~総数5~6万って、街逃げ込んでも、それでもどうにもならない様な気ガス。んーでもま、まずはサッサっとオントス君を直しますかね~。


 オントス自走砲の底に潜り込み、トランスミッションを、確認する。ここまでずっと全速力だったため、どえらい熱である。


 “ミッションカバーを外して、そこの直結ギアとそこのクラッチですね。シャフトは大丈夫です。中身がアナログで助かりました”

 アナログだったから壊れたのかもしれねーけどな。

 
 小一時間で修理は完了したが、機獣達は目前まで来ている。

 “距離7キロ、そろそろ機獣達の有効射程内に入ります”

 おっと、その前にこちらから主砲6門ぶっ放してやんよ。


 とオントスに乗り込もうとした時だった。

 錫乃介は足元付近に先駆けで追いついていたボムチキンが迫っていたのに気付かなかった。
 錫乃介が気付けたのは、ボムチキンが真っ赤に膨らみ始め、爆発をする間際だ。


 クソッ!反応が間に合わねー!


 避けようとする錫乃介の身体は衝撃で吹き飛ばされ、大地に仰向けに倒れ込んだのであった。
 




 死んだか……まぁ、結構頑張ったよな。
 ガキどもの事は気になるが……許してくれや。






 “死んでませんから”



 へ?

 と、目を開ける。

 あ、目、開くじゃん。

 光が入り込む


 目の前には……
 
 ダークグレーの肌に
 切れ長の瞳
 星の無い夜空の如く深い紺の唇
 形容し難い妖しげな
 それでいて深淵の魅力もつ黒衣の貴婦人

 
 「ポラリス……」

 「油断大敵よ、錫乃介さん」

 低目の落ちつきのある、惹かれる声音で、語りかけてくる。
 鼻先があと数ミリで付く距離でだ。

 
 「次会った時は、俺が押し倒すはずだったんだけどな」

 「あら、ごめんなさい。それ、私が奪っちゃった」

 ポラリスの言葉に錫乃介は、今までにない真剣な目をする。
 
 「ポラリス、早く逃げろ」

 「心配してくれるの?嬉しいわ。でもね、私することがあるの」

 錫乃介の髪をそっと撫でる。

 「何言ってるんだ、もう機獣の大群は目の前だぞ」


 焦り始める錫乃介の鼻先を、黒衣の貴婦人は右手の人差し指でそっと突く。


 「錫乃介さん。貴方のおかげで次元転移は完成したの。その借りは今返したわ」

 「ああ……そうだな」

 「だから、今から貴方に貸し一つよ」

 まるで、擦り寄る猫が毛並みを撫でて欲しい時の様な甘い声で囁くと、立ち上がった貴婦人は、いつの間にやらオントスから出てきていたジョドーに目配せをして、錫乃介を任せると、こちらもいつの間にか来ていた車、『フォード・リンカーンゼファーV12』に乗り込む。

 乗り込むと言っても、助手席や運転席、ましてや後部座席ではない。

 屋根だ。

 「さぁ、行きますわ」

 屋根の上に飛び乗り運転手に指示を飛ばすと、機獣の群に向かって突っ込んでいった。

 「な!一体何を!」

 「錫乃介様猊下の事です、何をするかわかりませんが、お任せしましょう」

 「何って、何をどうする気⁉︎」

 「さぁ」



 フォード・リンカーンゼファーV12は突き進む。屋根に立つポラリスには横殴りの雨の様に、銃弾やレーザーが降り注ぐ。しかし、その一切をポラリスは受け付けない。
 避けてもいないのに、当たらない。当たらないどころか、ポラリスの付近で消滅しているのだ。

 そして、ポラリスが数万を超える機獣の大群の眼前まで来ると、津波の様な群れはモーゼに割られた海原の如くその道を開けていく。

 腕を振るうポラリス。すると先程までの機獣の進軍はピタリと止む。

 車は止まり、機獣の群れの中心でクルリとポラリスが回転すると、機獣達は皆一斉に雄叫びをあげ始める。
 雄叫びはまるで神を讃える歌か。音は雄叫びだが、機獣の姿は讃美歌を歌っている狂信者の様にも見える。

 「な、なんだあれ?ナウシカかよ」

 「ナウシカというのはわかりませんが、ポラリス様は、あの機獣達を従え始めたようです」

 
 忠誠を誓う機獣達を押し除け、再びポラリスを乗せた神輿は、ゆっくりと、ゆっくりと動き始める。
 そして、黒衣の貴婦人は万魔を引き連れ進軍を開始した。
 
 機獣達の讃美歌は徐々にリズムを作り、行進曲の様になっていく。
 


 貴婦人はもう車にも乗っていない。


 優雅に


 何者も恐れず


 威厳を備え


 この万魔の王は自分である事を誇示する様に


 機獣を引き連れ大河までくると、当然の様に水面の上を歩き始める。軍団もまた大河に向かって進んでいく。
 機獣達は水面を歩けないにもかかわらず、マーチソングを歌ったまま次々と大河な突入し、流され、沈んでいった。
 

 女王は大河の上で機獣達が流されて行くのを、楽しそうに美しく冷酷な表情で見つめていた。
 

 悪魔がいるなら、あんな表情なのだろうか……惚れそうだな。


 視力を強化し状況を見ていた錫乃介は、女王の美しさと優雅さと、機獣達が沈んでいく憐れな光景に、言葉を発することができなかった。


 そして、万魔の軍は、行進を止める事なく、最後の一体までもが、大河に流されて行くのだった。
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