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アスファルト編
世界の真実は
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"錫乃介様の頭でもわかる様に、歴史データなどを整理致します。少々お待ち下さい"
ああ、ありがとう。ん?今軽くディスらなかったか、こいつ?
"ワイヤレス電力伝送はご存知ですか?"
ああ、それくらいなら俺の時代でも既に一般に商品化されていたからな。
"では、それを応用した宇宙で太陽光発電した電気の電力伝送は?"
マイクロ波で宇宙から電力送るってやつな。宇宙だから昼夜関係なく発電できて次世代のクリーンエネルギーってんで、世界中の国々や大学で研究してて、実験段階では成功してるってくらいかな。
"案外知識はあるんですね、意外です。そうです、補足するなら、衛星一機で100万kw発電、これは原発一基に相当する値です"
まぁ雑学好きだからな、って、またこいつちょこっとディスってきたな。
"2025年その技術の実用化に伴い、それからわずか10年で8,000機の太陽光発電衛星が打ち上げられました"
ん~その数値が多いのか少ないのかわからん。
"錫乃介様のか弱い頭でよく考えてみてください。10年で8,000機というと、毎日どっかで少なくとも2発以上衛星打ち上げているということです。1957年ソ連のスプートニク1号から数えて2020年までに打ち上げられた人工衛星の総数とほぼ同じです"
ふぁ~
そりゃ、ほぼ無尽蔵の電力が得られるんだもんな。躍起になるよな。
なんか、いやその前にこいつ俺に様なんて敬称付けてる割に、ディスるよね。
"特に中国とアメリカはお互いの宇宙技術を駆使して鎬を削って国策として打ち上げていました。この2ヶ国はほぼ毎日打ち上げており、両国だけで5,000機という数でした。国民へのアピールも凄まじく、いかに未来が宇宙が素晴らしいか、連日連夜にわたり映画やドラマが作られ、国威発揚していました"
なんだよ、冷戦時代のソ連とアメリカまんまだな。時代は繰り返すね~やだやだ。
"と、序章だったんです。ここまでは。
2035年人類史を根幹から揺るがす、それは大きな出来事が2つ起きました"
いままでの序章かよ。充分人類史文明史を揺るがしている様に思えるがな。まぁでもね、ここまでいったら、あれだろ第三次世界大戦だろ。今の世界はその大戦後の荒廃した世界ってところだろ。もう大体わかってたから、これくらいの話の流れ。でも、もう一つはなんだ?
"違います。陸上の受電システムを巡る紛争程度は起きましたが。WW3は起きていませんが、錫乃介様ではそれくらいの発想が限界でしょうね。でも、こればかりは致し方ありません。
そう、誰も予測はできなかったんですよ。人類はおろか、当時の最先端の大規模なスーパー量子コンピュータですらね"
違うのかよ!
誰だってこの流れは戦争が起きて文明が滅んで、ああ人間は愚かなんだって言わせるチープな近未来SFなやつだろ。
早く勿体ぶらず言えよ、いちいち倒置法使ったり比喩表現使ったり、人間くさいな。
"それは電脳にあらゆる小説や映画、ゲームなどのデータがはいってますからね、そういうのも表現の参考にしています。錫乃介様にわかりやすい様に"
創作物だけで一生飽きそうにないな。あの、大人なこうアダルトな映像とかも入ってるの?
"よく、こう言う話の大事な転換点でそういう発想が生まれますね。頭膿んでるのは錫乃介様では無いですか?結論からお応えしますとデータは入ってます。しかしそれをお見せすることは拒否します。「何故!」と言われる前にご説明します。
このデータを見始めると、止まらなくなります。
リアルを超えるヴァーチャルですので、のめり込み廃人になります。そういった事件がいくつも出ています"
廃人⁉︎なんでだよ!
"こんな事例があります。とある国に聖人と呼ばれる人がいました。幼い頃から性格が良く、頭もよく、分け隔てなく人と付き合う姿に周りの者は皆好意を持って接していました。若いうちに起業し世界でも有数の大企業を作り上げた聖人はある日人々を救う宗教に目覚めました。
今まで築き上げた財産と起業のネットワークを駆使して、文字通り難民や飢餓で苦しむ人々を救済していきました。いつしか、皆がその人を聖人と呼び、彼を悪く言うものは1人もいませんでした。
そして、年月は立ち70過ぎとなったその聖人に悪戯を試みたWeb番組配信者がいました。本当はただのギャグだったんでしょうね。
『エロアプリを聖人が試したらどうなるか』
当然こんな馬鹿な企画を周りが許すわけありませんから、この配信者は信者のフリして近づき、この当時急速に普及していた電脳を寝ていた聖人の耳の穴にいれ、エロアプリをハッキングして起動させたのです。まだ、無線が使えた時代ですからね"
ど、どうなったん?
"最初は変わらず寝ていたそうです。ですが突然ガバッとうつ伏せになると、そこからはずっと腰を振っていました。その腰振りはいつまでたっても止まらず、起床時間になっても聖人が部屋から出てこない事を不審に思った他の信者が様子を見に来ました。もちろん聖人を止めようとしましたが、凄まじい力で振り解かれ、どうにもならなかったみたいです。酷いことにその辺りまでずっとネットで配信していたそうです"
鬼の所業かよそいつ。
"聖人は性人と成り果て、無理矢理病院に連れ出そうとしたところを逃亡し、見つかったときには、日本の路上で側溝の穴に向けて腰を振っていたそうです。
あまりに有名かつ国際的にもVIPな人だったため、警察も迂闊に手を出せず、そこを通る聖人の事を知らない小学生には『カクカクジジイ』と揶揄されることに"
笑えねぇよそれ。
配信者どうしてたんだ。
"背信者となり果てた配信者は、すぐさま信者によって取り抑えられ、生きたままち○ポを引き抜かれ犬の餌にされました"
だから笑えねぇって。
元々偽信者だろ。
性人どうなった?
"何日も飲まず食わずで腰を振っていたため、飢餓と脱水症状により気絶したところを保護されましたが、そのまま帰らぬ人に。
その死に顔はやつれていたが、安らかな物だったと記録があります"
……。
ナビ話の腰を追って済まなかった。わかったよ。この話はここまでにしよう。
俺はその性人に黙祷するから、そのあと話を戻してくれ。
"かしこまりました"
だが、2人?は知らなかった。ナビといえども、この真実は調べられなかった。何故ならどの文献にも資料にも残っていなかったのだから。
彼が聖人になったのは、女の子にモテたかったのだ。
頭が良かったのは、頭が良ければ女の子にモテると思い勉強したからだ。
運動ができれば女の子にモテると思ったからスポーツを頑張った。
仕事を頑張れば女の子にモテると思って仕事を頑張った。
人々を救えば女の子にモテると思ったから人類救済組織を作るまで頑張ったのだ。
しかし、何故か頑張れ頑張るほど、尊敬や畏敬の念は増えるが、女の子からアピールされることは減っていった。
しかも周りの目が増えるため女の子と遊びに行くという当たり前のことすら、浮ついたこととされる恐れがあり、迂闊なことができなくなっていった。
そう、聖人は70過ぎまで女を知らなかった。童貞だったのだ。実は童貞を拗らせ過ぎて人類の救済を始めたのだ。
そこにきて、突然強烈なリアルを超えるヴァーチャルを見せられた物だから、彼の脳は焼き切れた。
焼き切れたが、彼の脳内では70年以上に渡る自分の望みが叶っていたのだ。だからこそ、彼自身は天に召されるまで、幸福の絶頂だった。
彼の事を悲しむ必要は無い。
例え、カクカクジジイと呼ばれていても。
ああ、ありがとう。ん?今軽くディスらなかったか、こいつ?
"ワイヤレス電力伝送はご存知ですか?"
ああ、それくらいなら俺の時代でも既に一般に商品化されていたからな。
"では、それを応用した宇宙で太陽光発電した電気の電力伝送は?"
マイクロ波で宇宙から電力送るってやつな。宇宙だから昼夜関係なく発電できて次世代のクリーンエネルギーってんで、世界中の国々や大学で研究してて、実験段階では成功してるってくらいかな。
"案外知識はあるんですね、意外です。そうです、補足するなら、衛星一機で100万kw発電、これは原発一基に相当する値です"
まぁ雑学好きだからな、って、またこいつちょこっとディスってきたな。
"2025年その技術の実用化に伴い、それからわずか10年で8,000機の太陽光発電衛星が打ち上げられました"
ん~その数値が多いのか少ないのかわからん。
"錫乃介様のか弱い頭でよく考えてみてください。10年で8,000機というと、毎日どっかで少なくとも2発以上衛星打ち上げているということです。1957年ソ連のスプートニク1号から数えて2020年までに打ち上げられた人工衛星の総数とほぼ同じです"
ふぁ~
そりゃ、ほぼ無尽蔵の電力が得られるんだもんな。躍起になるよな。
なんか、いやその前にこいつ俺に様なんて敬称付けてる割に、ディスるよね。
"特に中国とアメリカはお互いの宇宙技術を駆使して鎬を削って国策として打ち上げていました。この2ヶ国はほぼ毎日打ち上げており、両国だけで5,000機という数でした。国民へのアピールも凄まじく、いかに未来が宇宙が素晴らしいか、連日連夜にわたり映画やドラマが作られ、国威発揚していました"
なんだよ、冷戦時代のソ連とアメリカまんまだな。時代は繰り返すね~やだやだ。
"と、序章だったんです。ここまでは。
2035年人類史を根幹から揺るがす、それは大きな出来事が2つ起きました"
いままでの序章かよ。充分人類史文明史を揺るがしている様に思えるがな。まぁでもね、ここまでいったら、あれだろ第三次世界大戦だろ。今の世界はその大戦後の荒廃した世界ってところだろ。もう大体わかってたから、これくらいの話の流れ。でも、もう一つはなんだ?
"違います。陸上の受電システムを巡る紛争程度は起きましたが。WW3は起きていませんが、錫乃介様ではそれくらいの発想が限界でしょうね。でも、こればかりは致し方ありません。
そう、誰も予測はできなかったんですよ。人類はおろか、当時の最先端の大規模なスーパー量子コンピュータですらね"
違うのかよ!
誰だってこの流れは戦争が起きて文明が滅んで、ああ人間は愚かなんだって言わせるチープな近未来SFなやつだろ。
早く勿体ぶらず言えよ、いちいち倒置法使ったり比喩表現使ったり、人間くさいな。
"それは電脳にあらゆる小説や映画、ゲームなどのデータがはいってますからね、そういうのも表現の参考にしています。錫乃介様にわかりやすい様に"
創作物だけで一生飽きそうにないな。あの、大人なこうアダルトな映像とかも入ってるの?
"よく、こう言う話の大事な転換点でそういう発想が生まれますね。頭膿んでるのは錫乃介様では無いですか?結論からお応えしますとデータは入ってます。しかしそれをお見せすることは拒否します。「何故!」と言われる前にご説明します。
このデータを見始めると、止まらなくなります。
リアルを超えるヴァーチャルですので、のめり込み廃人になります。そういった事件がいくつも出ています"
廃人⁉︎なんでだよ!
"こんな事例があります。とある国に聖人と呼ばれる人がいました。幼い頃から性格が良く、頭もよく、分け隔てなく人と付き合う姿に周りの者は皆好意を持って接していました。若いうちに起業し世界でも有数の大企業を作り上げた聖人はある日人々を救う宗教に目覚めました。
今まで築き上げた財産と起業のネットワークを駆使して、文字通り難民や飢餓で苦しむ人々を救済していきました。いつしか、皆がその人を聖人と呼び、彼を悪く言うものは1人もいませんでした。
そして、年月は立ち70過ぎとなったその聖人に悪戯を試みたWeb番組配信者がいました。本当はただのギャグだったんでしょうね。
『エロアプリを聖人が試したらどうなるか』
当然こんな馬鹿な企画を周りが許すわけありませんから、この配信者は信者のフリして近づき、この当時急速に普及していた電脳を寝ていた聖人の耳の穴にいれ、エロアプリをハッキングして起動させたのです。まだ、無線が使えた時代ですからね"
ど、どうなったん?
"最初は変わらず寝ていたそうです。ですが突然ガバッとうつ伏せになると、そこからはずっと腰を振っていました。その腰振りはいつまでたっても止まらず、起床時間になっても聖人が部屋から出てこない事を不審に思った他の信者が様子を見に来ました。もちろん聖人を止めようとしましたが、凄まじい力で振り解かれ、どうにもならなかったみたいです。酷いことにその辺りまでずっとネットで配信していたそうです"
鬼の所業かよそいつ。
"聖人は性人と成り果て、無理矢理病院に連れ出そうとしたところを逃亡し、見つかったときには、日本の路上で側溝の穴に向けて腰を振っていたそうです。
あまりに有名かつ国際的にもVIPな人だったため、警察も迂闊に手を出せず、そこを通る聖人の事を知らない小学生には『カクカクジジイ』と揶揄されることに"
笑えねぇよそれ。
配信者どうしてたんだ。
"背信者となり果てた配信者は、すぐさま信者によって取り抑えられ、生きたままち○ポを引き抜かれ犬の餌にされました"
だから笑えねぇって。
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性人どうなった?
"何日も飲まず食わずで腰を振っていたため、飢餓と脱水症状により気絶したところを保護されましたが、そのまま帰らぬ人に。
その死に顔はやつれていたが、安らかな物だったと記録があります"
……。
ナビ話の腰を追って済まなかった。わかったよ。この話はここまでにしよう。
俺はその性人に黙祷するから、そのあと話を戻してくれ。
"かしこまりました"
だが、2人?は知らなかった。ナビといえども、この真実は調べられなかった。何故ならどの文献にも資料にも残っていなかったのだから。
彼が聖人になったのは、女の子にモテたかったのだ。
頭が良かったのは、頭が良ければ女の子にモテると思い勉強したからだ。
運動ができれば女の子にモテると思ったからスポーツを頑張った。
仕事を頑張れば女の子にモテると思って仕事を頑張った。
人々を救えば女の子にモテると思ったから人類救済組織を作るまで頑張ったのだ。
しかし、何故か頑張れ頑張るほど、尊敬や畏敬の念は増えるが、女の子からアピールされることは減っていった。
しかも周りの目が増えるため女の子と遊びに行くという当たり前のことすら、浮ついたこととされる恐れがあり、迂闊なことができなくなっていった。
そう、聖人は70過ぎまで女を知らなかった。童貞だったのだ。実は童貞を拗らせ過ぎて人類の救済を始めたのだ。
そこにきて、突然強烈なリアルを超えるヴァーチャルを見せられた物だから、彼の脳は焼き切れた。
焼き切れたが、彼の脳内では70年以上に渡る自分の望みが叶っていたのだ。だからこそ、彼自身は天に召されるまで、幸福の絶頂だった。
彼の事を悲しむ必要は無い。
例え、カクカクジジイと呼ばれていても。
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