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始まり〜シイ村
のんびりしよう
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ギルドでソーマに伝言を頼み、会計士はすぐ見つかって即日働いてもらっている。
良かった。
あとは、村長、長老以外に、村長補佐がいるといいな。
現在の村長は狩り班で毎日冒険者のお仕事にいってるから、村長としての仕事をちゃんと出来てない……。
引退して村から出るな!ってしちゃってもいいんだけどね。
話し合ってもらうかな。
他にはもう村には私が手を入れたいところがない。
魔素ラーメンや算盤で充分儲かってる。
村のくせに金ありすぎ!ってくらい。
まあでも、畑はそんな広くないから主食の小麦粉とか香辛料とかは外から買わないといけないし、衣服やリネンなどの布製品も買わなきゃだから、儲けた金で良いものを買ってくれ。
香辛料は結構高いから支出もでかいだろうな。
収入を上回らないように調整して美味しいご飯をお食べ。
余ったお金は、お世話が必要な老人や病人、怪我人の生活を支えるなど、福祉に充ててもらおうかな。
私はいつでもこの村から出て行っても良さそうだけど、予定では初代村人(元盗賊)が老いるまでは居るつもりだから、ここを拠点にしてもう少しのんびりしようかなと思う。
そしたらやることは子ども達の教育だな!
のんびりしながら、教育もみる。
合間にソーマの様子をみる。
これでいこう!!
のんびりだ、のんびり!
かつて前世の私は一時期、家に引きこもってコタツに入りっぱなし。
洗濯、掃除、食事、トイレ、風呂、それ以外はコタツとベッド!
あの時はおひとり様な環境だったから好き放題で、ずっとweb小説読んでた。
誰にも咎められなくて、幸せだったわ~
ただ、スマホみ過ぎて視界がボヤけちゃって、スマホ無しデーを設けないといけなかったけどね。
のんびりしつつ、子どもの勉強をみる。
一所懸命勉強する子どもって可愛い!
わからないところがあれば、教えてあげる。
わかった!なんてイキイキして問題を解く子どもの姿をみるのは本当に良い。
村の子どもは50人くらいになっていた。
年齢は幅広いけど、ここに来た当初は読み書き計算レベルはだいたい同じだったからまとめてお勉強して問題なかった。
今は、ちょっと差が出てるみたいで、レベル分けしてそれぞれに教師がついている。
計算能力の高い子がふたりいて、教師は問題用紙を与えて放置気味だった。
よし、そこに行くか。
みると、3桁の掛け算をやっていた。
紙にびっしり20問。
それが5枚。
うん、時間稼ぎだな。
答えもあってるから、小数点の計算とか、図形とか、分数なんか教えちゃおっかなー。
少人数用にキャスター付きの移動できる小さめ黒板とチョークを魔法で出した。
本当はホワイトボードが良いんだけど、この世界にはまだホワイトボードに書くペンが存在しない。
作り方を聞かれてもわからないし、面倒になりそうなので、黒板で我慢だ!
汚れは速攻でクリーンだ。
「そこのおふたり、私はシイだよ。
私が居る時はふたりに新しいお勉強を教えます!」
ふたりは計算していた手を止めて、じっと私を見た。
「あんた、だれ?」
まずは、一般的な教育が必要なようだ。
良かった。
あとは、村長、長老以外に、村長補佐がいるといいな。
現在の村長は狩り班で毎日冒険者のお仕事にいってるから、村長としての仕事をちゃんと出来てない……。
引退して村から出るな!ってしちゃってもいいんだけどね。
話し合ってもらうかな。
他にはもう村には私が手を入れたいところがない。
魔素ラーメンや算盤で充分儲かってる。
村のくせに金ありすぎ!ってくらい。
まあでも、畑はそんな広くないから主食の小麦粉とか香辛料とかは外から買わないといけないし、衣服やリネンなどの布製品も買わなきゃだから、儲けた金で良いものを買ってくれ。
香辛料は結構高いから支出もでかいだろうな。
収入を上回らないように調整して美味しいご飯をお食べ。
余ったお金は、お世話が必要な老人や病人、怪我人の生活を支えるなど、福祉に充ててもらおうかな。
私はいつでもこの村から出て行っても良さそうだけど、予定では初代村人(元盗賊)が老いるまでは居るつもりだから、ここを拠点にしてもう少しのんびりしようかなと思う。
そしたらやることは子ども達の教育だな!
のんびりしながら、教育もみる。
合間にソーマの様子をみる。
これでいこう!!
のんびりだ、のんびり!
かつて前世の私は一時期、家に引きこもってコタツに入りっぱなし。
洗濯、掃除、食事、トイレ、風呂、それ以外はコタツとベッド!
あの時はおひとり様な環境だったから好き放題で、ずっとweb小説読んでた。
誰にも咎められなくて、幸せだったわ~
ただ、スマホみ過ぎて視界がボヤけちゃって、スマホ無しデーを設けないといけなかったけどね。
のんびりしつつ、子どもの勉強をみる。
一所懸命勉強する子どもって可愛い!
わからないところがあれば、教えてあげる。
わかった!なんてイキイキして問題を解く子どもの姿をみるのは本当に良い。
村の子どもは50人くらいになっていた。
年齢は幅広いけど、ここに来た当初は読み書き計算レベルはだいたい同じだったからまとめてお勉強して問題なかった。
今は、ちょっと差が出てるみたいで、レベル分けしてそれぞれに教師がついている。
計算能力の高い子がふたりいて、教師は問題用紙を与えて放置気味だった。
よし、そこに行くか。
みると、3桁の掛け算をやっていた。
紙にびっしり20問。
それが5枚。
うん、時間稼ぎだな。
答えもあってるから、小数点の計算とか、図形とか、分数なんか教えちゃおっかなー。
少人数用にキャスター付きの移動できる小さめ黒板とチョークを魔法で出した。
本当はホワイトボードが良いんだけど、この世界にはまだホワイトボードに書くペンが存在しない。
作り方を聞かれてもわからないし、面倒になりそうなので、黒板で我慢だ!
汚れは速攻でクリーンだ。
「そこのおふたり、私はシイだよ。
私が居る時はふたりに新しいお勉強を教えます!」
ふたりは計算していた手を止めて、じっと私を見た。
「あんた、だれ?」
まずは、一般的な教育が必要なようだ。
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