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始まり〜シイ村
超最高級の馬車
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前日にちゃんとマルコに街に行くことを伝えて、今朝は一緒にマルコ達と街へ来た。
街へ来るだけなのに実は朝から一悶着あったんだよ。
私が馬を捕まえに行ってる間に、例のソリ型乗り物が完成していて、魔法が苦手な人も弱い風を送りながら足でもケンケンして加速して上手に考えて乗りこなしていた。
魔法が得意な人はビュンビュン乗っていて大得意になっていた。
そのソリ型乗り物は「ソッリー」と名付けたよ。
みんなに変な目で見られたけど、可愛いし、シンプルで覚えやすくて良い名前だと思うんだけど!?
それから、路面電車。
使用者指定にして、少し魔力を加えるだけで片道の運行がバッチリできる。
スタートとエンドで運転する人を配置しようかと思ったけど、改良して乗り物本体にエンジン乗せて、運転者兼護衛をひとりからふたり乗せることにしたんだ。
これも結構乗る練習してみんなバッチリみたいだよ。
だから今日は新しい馬車を是非使って欲しいって言ったんだけど・・・・・・
「俺たちソッリーで狩り行くからな」
とか言って乗ってくれなかった。
だったらソッリーごと乗っちまえよ!
つって、馬車に押し込みましたよ、みんな。
人間が乗る馬車と、ソッリーを積んだ馬車で2台出動だわ。
ま、馬の訓練にもなるからよしとするか。
元盗賊という奴らはみんな多才なんだね!
馬車の御者も難なくこなしてた。
帰りはどうすんだよって言ってたけど、今朝は厨房班のひとりが買い物するっていうから大丈夫。
一台は彼、もう一台は私。
私?
御者なんてしたことないけど、なんとかなるっしょ。
魔法で。
最悪、エンに助けて貰えば良いし、ギルドで御者ひとり住み込みで雇っても良いしね!
っていうか、早く人増えてほしい。
馬車が走り出したら走り出したで大騒ぎだったんだよ。
「全然揺れねー!?」
「おい!早く出発しろよ!な、何!走ってるだと!?」
おーい座れ~
落ち着け~
初めて電車に乗ったガキか!お前ら!
このワタクシ、妖精シイが作りたもうたこちらの馬車は!
なんと!!!!
揺れを全く感じさせない最高級の技術を搭載しております!
ご堪能あれ~
「シイ、大丈夫か?
目をつけられないか?」
「・・・・・・うん、これくらいは良いよ。
ちょっと盗まれないように魔法かけとくわ」
またもやエンに心配された。
私が作った馬車が盗まれたり壊されたりしないように、こっそり最上級の魔法をたくさんかけておいた。
馬車に乗ってれば物理攻撃にも魔法攻撃にもびくともしない超安全な馬車が完成してしまった。
乗客の命を守るのは当然のことだしね!
エンが呆れてため息ついてたけど、長い尻尾で私の頭をなでなでしてくれた。
馬車は街の外に停めて、見張りを数人置いておく。
一緒にギルドへ行き、そこで狩り班と別れた。
厨房班の人とは一緒に行動だよ。
ギルドでナニーと家庭教師の派遣を依頼。
それから御者も募集。
賃金は一般的な金額だけど、福利厚生がお得ですよ-!
毎日大浴場で入浴できます。
食費はタダです。
珍しくて美味しいものが食べられます。
住み込みなら部屋の模様替え自由に、シイがいれば即日可能。
どやー!
これだけサービスすれば応募が殺到するっしょ!
ついでに、今度死蔵クエストの消化をしてくるねって予告しておいた。
ここでちょっと閃いた。
「ねえねえ、シイ村にご招待するよ!
アレクはお休みの日ないの?
家族や知人友人みんなでどう?
迎えに来るよ!」
うっかりギルマスの名前を忘れてしまったので、鑑定をして名前を確認しちゃった。
「ん?送迎ありなので?ありがたいです!
後日お返事でも大丈夫でしょうか?
声をかけて都合の良い日をご連絡しますので」
「オッケー!
何人でも大丈夫だからね。
連絡はうちの狩り班のマルコたちでお願いします」
うふふ。
ギルマスや知人友人みんなに村を見てもらって、すごい村だったぜー!ってこの街で宣伝してもらえば、人が集まるでー!!!!
また買取してもらったら、屋台の食べ物を買って孤児に渡す。
「おねえちゃん、久しぶりだね!」
って声をかけてくれる子どもがいた。
嬉しい。
それから食材を大量に買って、ソーマのもとへ。
あれ、今日はお店お休みみたいだ。
どーこだ?
マーキングしてあるからすぐに魔法で見つかる。
お買い物してるみたいだ。
すぐにソーマを捕まえることができたよ。
「ソーマ!元気?
これからシイ村にこない?」
「おお、シイ!数日見なかったな。
この通り元気だよ。
うん、是非シイ村に遊びに行こうと思ってたんだ」
爽やかなソーマの笑顔、久しぶりに堪能した。
「やったー!」
ソーマはすでに宿を引き払っていて、旅支度の買い物をしていたんだそうで、すぐにシイ村に出発することとなった。
街へ来るだけなのに実は朝から一悶着あったんだよ。
私が馬を捕まえに行ってる間に、例のソリ型乗り物が完成していて、魔法が苦手な人も弱い風を送りながら足でもケンケンして加速して上手に考えて乗りこなしていた。
魔法が得意な人はビュンビュン乗っていて大得意になっていた。
そのソリ型乗り物は「ソッリー」と名付けたよ。
みんなに変な目で見られたけど、可愛いし、シンプルで覚えやすくて良い名前だと思うんだけど!?
それから、路面電車。
使用者指定にして、少し魔力を加えるだけで片道の運行がバッチリできる。
スタートとエンドで運転する人を配置しようかと思ったけど、改良して乗り物本体にエンジン乗せて、運転者兼護衛をひとりからふたり乗せることにしたんだ。
これも結構乗る練習してみんなバッチリみたいだよ。
だから今日は新しい馬車を是非使って欲しいって言ったんだけど・・・・・・
「俺たちソッリーで狩り行くからな」
とか言って乗ってくれなかった。
だったらソッリーごと乗っちまえよ!
つって、馬車に押し込みましたよ、みんな。
人間が乗る馬車と、ソッリーを積んだ馬車で2台出動だわ。
ま、馬の訓練にもなるからよしとするか。
元盗賊という奴らはみんな多才なんだね!
馬車の御者も難なくこなしてた。
帰りはどうすんだよって言ってたけど、今朝は厨房班のひとりが買い物するっていうから大丈夫。
一台は彼、もう一台は私。
私?
御者なんてしたことないけど、なんとかなるっしょ。
魔法で。
最悪、エンに助けて貰えば良いし、ギルドで御者ひとり住み込みで雇っても良いしね!
っていうか、早く人増えてほしい。
馬車が走り出したら走り出したで大騒ぎだったんだよ。
「全然揺れねー!?」
「おい!早く出発しろよ!な、何!走ってるだと!?」
おーい座れ~
落ち着け~
初めて電車に乗ったガキか!お前ら!
このワタクシ、妖精シイが作りたもうたこちらの馬車は!
なんと!!!!
揺れを全く感じさせない最高級の技術を搭載しております!
ご堪能あれ~
「シイ、大丈夫か?
目をつけられないか?」
「・・・・・・うん、これくらいは良いよ。
ちょっと盗まれないように魔法かけとくわ」
またもやエンに心配された。
私が作った馬車が盗まれたり壊されたりしないように、こっそり最上級の魔法をたくさんかけておいた。
馬車に乗ってれば物理攻撃にも魔法攻撃にもびくともしない超安全な馬車が完成してしまった。
乗客の命を守るのは当然のことだしね!
エンが呆れてため息ついてたけど、長い尻尾で私の頭をなでなでしてくれた。
馬車は街の外に停めて、見張りを数人置いておく。
一緒にギルドへ行き、そこで狩り班と別れた。
厨房班の人とは一緒に行動だよ。
ギルドでナニーと家庭教師の派遣を依頼。
それから御者も募集。
賃金は一般的な金額だけど、福利厚生がお得ですよ-!
毎日大浴場で入浴できます。
食費はタダです。
珍しくて美味しいものが食べられます。
住み込みなら部屋の模様替え自由に、シイがいれば即日可能。
どやー!
これだけサービスすれば応募が殺到するっしょ!
ついでに、今度死蔵クエストの消化をしてくるねって予告しておいた。
ここでちょっと閃いた。
「ねえねえ、シイ村にご招待するよ!
アレクはお休みの日ないの?
家族や知人友人みんなでどう?
迎えに来るよ!」
うっかりギルマスの名前を忘れてしまったので、鑑定をして名前を確認しちゃった。
「ん?送迎ありなので?ありがたいです!
後日お返事でも大丈夫でしょうか?
声をかけて都合の良い日をご連絡しますので」
「オッケー!
何人でも大丈夫だからね。
連絡はうちの狩り班のマルコたちでお願いします」
うふふ。
ギルマスや知人友人みんなに村を見てもらって、すごい村だったぜー!ってこの街で宣伝してもらえば、人が集まるでー!!!!
また買取してもらったら、屋台の食べ物を買って孤児に渡す。
「おねえちゃん、久しぶりだね!」
って声をかけてくれる子どもがいた。
嬉しい。
それから食材を大量に買って、ソーマのもとへ。
あれ、今日はお店お休みみたいだ。
どーこだ?
マーキングしてあるからすぐに魔法で見つかる。
お買い物してるみたいだ。
すぐにソーマを捕まえることができたよ。
「ソーマ!元気?
これからシイ村にこない?」
「おお、シイ!数日見なかったな。
この通り元気だよ。
うん、是非シイ村に遊びに行こうと思ってたんだ」
爽やかなソーマの笑顔、久しぶりに堪能した。
「やったー!」
ソーマはすでに宿を引き払っていて、旅支度の買い物をしていたんだそうで、すぐにシイ村に出発することとなった。
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