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始まり〜シイ村
やっとこさ私も
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今までのんべんだらりと盗賊していた彼らが、ずっと真面目に村の仕事をするのは辛いだろうから、休憩をちゃんととることや、仕事の合間には遊びもするように言って、キャッチボールの道具やこの王国の文字のかるたを魔法で作って与えた。
お手玉もたくさん作って、両手でぐるぐるする遊びの他に、足で蹴り上げて蹴鞠のように遊ぶやり方も教えた。
徐々におもちゃを増やしてあげよう。
知能に合わせてね。
村長マルコの付き添いで1日に5人、冒険者登録をする。
6日目の最終日、今日は私も登録に行く。
人里求めて森を出て、村なんか作っちゃって、やっと本来行く予定だった街に、やっとやっと行くことになった。
でもたかが6日だ。
まだ6日しか経ってなかったんだね。
あーソーマはちゃんと与えたお家を収納して持って行ってくれたかな?
今何してるんだろ?
は!神殿だか教会にいって神様に生存者を聞いて、愚痴を言ってやらねば!
大事なことを思い出して気合を入れて、朝食後に門に集合した。
今日も買取と買い物してくるんだ。
今回は私も行くので買取の品物はギルマスとやらに直接出そうと思う。
だから、リヤカーにはエンが乗って、エンには私が乗った。
楽ちん楽ちん。
今日登録するのは私も入れて4人。
付き添いのマルコと、狩りが得意な狩り班からひとりも加わって、6人で街へ行く。
君たちの狩り能力をこの目でチェックできるのが楽しみだよ。
「しっかり護衛してね」
「おう!」
マルコの気合が入った。
「行ってらっしゃいませ!」
なぜか留守番組全員が門に並んで私たちを見送っている。
「ちゃんと帰ってきてください!」
「はーい!みんなが良い子にしてたら帰るよ」
おかしいな、みんな。なんであんなに不安そうなんだ?
不思議に思いながらも手を振った。
5日間リヤカーをひいて出来た道。
ゆくゆくは商人が馬車で寄って欲しいから、今の倍くらい道を広げないとダメかも。
あと、石畳にしたいな。
揺れの軽減と雨天時の対策に。
私が想像したらあっという間に石畳が完成して、リヤカーに振動を感じなくなった。
きっと今頃村の入り口まで石畳ができてびっくりしてるかも。
それから、村の中まで全部石畳にするかどうするか、優柔不断が発動してしまった。
石畳にはメリットがたくさんあるんだけど、転んだ時に絶対怪我すると思うと芝生や土が良いんだろうなと考えてしまう。
決定は後にして、ちょっとエンに訊いてみたいことがあったんだった。
「ねえ、エン。街であなたどうする?
冒険者登録してあるの?
その姿で街に入れる?」
「我の姿はしばらくこのままだ。村人のためにな。
冒険者登録はしてある。Sランクだ」
まさかのSランクだった!
「驚くこともないだろう。
どれだけ生きていると?
シイも一緒にSランクになろうな」
ちょっとそれは面倒臭いなぁ
私たちは街の門で足止めをくらった。
エンの体が大きすぎて、テイムしてると言われても、街に入るのは遠慮してくれと言われてしまった。
仕方なくエンは私の肩に乗れるくらいの子猫サイズになって、やっと街へ入ることができた。
子ども猫じゃないから小猫だな。
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
そして!わーい!念願の?街へ入ったー!
おのぼりさんのようにキョロキョロが止まらなーい!
リヤカーに乗ってなかったら速攻で迷子になってたな。
登録が終わったらあれもこれもゆっくり見たいお店がたくさんあった。
全てのお店を制覇しよっと。
今日はレア素材を出しまくって大金を手に入れたら、好きなだけ買い物だ!
村人のみんなに新しい服を着せてあげたいんだよね。
だからたくさんの生地を安く手に入れるんだ。
安くといっても生地は元々安いものではないからね、大金が必要なんだよね。
夕方まで多分帰らないって言ってきたから大丈夫!
今日は異世界料理と買い物を楽しむぞー!
お手玉もたくさん作って、両手でぐるぐるする遊びの他に、足で蹴り上げて蹴鞠のように遊ぶやり方も教えた。
徐々におもちゃを増やしてあげよう。
知能に合わせてね。
村長マルコの付き添いで1日に5人、冒険者登録をする。
6日目の最終日、今日は私も登録に行く。
人里求めて森を出て、村なんか作っちゃって、やっと本来行く予定だった街に、やっとやっと行くことになった。
でもたかが6日だ。
まだ6日しか経ってなかったんだね。
あーソーマはちゃんと与えたお家を収納して持って行ってくれたかな?
今何してるんだろ?
は!神殿だか教会にいって神様に生存者を聞いて、愚痴を言ってやらねば!
大事なことを思い出して気合を入れて、朝食後に門に集合した。
今日も買取と買い物してくるんだ。
今回は私も行くので買取の品物はギルマスとやらに直接出そうと思う。
だから、リヤカーにはエンが乗って、エンには私が乗った。
楽ちん楽ちん。
今日登録するのは私も入れて4人。
付き添いのマルコと、狩りが得意な狩り班からひとりも加わって、6人で街へ行く。
君たちの狩り能力をこの目でチェックできるのが楽しみだよ。
「しっかり護衛してね」
「おう!」
マルコの気合が入った。
「行ってらっしゃいませ!」
なぜか留守番組全員が門に並んで私たちを見送っている。
「ちゃんと帰ってきてください!」
「はーい!みんなが良い子にしてたら帰るよ」
おかしいな、みんな。なんであんなに不安そうなんだ?
不思議に思いながらも手を振った。
5日間リヤカーをひいて出来た道。
ゆくゆくは商人が馬車で寄って欲しいから、今の倍くらい道を広げないとダメかも。
あと、石畳にしたいな。
揺れの軽減と雨天時の対策に。
私が想像したらあっという間に石畳が完成して、リヤカーに振動を感じなくなった。
きっと今頃村の入り口まで石畳ができてびっくりしてるかも。
それから、村の中まで全部石畳にするかどうするか、優柔不断が発動してしまった。
石畳にはメリットがたくさんあるんだけど、転んだ時に絶対怪我すると思うと芝生や土が良いんだろうなと考えてしまう。
決定は後にして、ちょっとエンに訊いてみたいことがあったんだった。
「ねえ、エン。街であなたどうする?
冒険者登録してあるの?
その姿で街に入れる?」
「我の姿はしばらくこのままだ。村人のためにな。
冒険者登録はしてある。Sランクだ」
まさかのSランクだった!
「驚くこともないだろう。
どれだけ生きていると?
シイも一緒にSランクになろうな」
ちょっとそれは面倒臭いなぁ
私たちは街の門で足止めをくらった。
エンの体が大きすぎて、テイムしてると言われても、街に入るのは遠慮してくれと言われてしまった。
仕方なくエンは私の肩に乗れるくらいの子猫サイズになって、やっと街へ入ることができた。
子ども猫じゃないから小猫だな。
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
そして!わーい!念願の?街へ入ったー!
おのぼりさんのようにキョロキョロが止まらなーい!
リヤカーに乗ってなかったら速攻で迷子になってたな。
登録が終わったらあれもこれもゆっくり見たいお店がたくさんあった。
全てのお店を制覇しよっと。
今日はレア素材を出しまくって大金を手に入れたら、好きなだけ買い物だ!
村人のみんなに新しい服を着せてあげたいんだよね。
だからたくさんの生地を安く手に入れるんだ。
安くといっても生地は元々安いものではないからね、大金が必要なんだよね。
夕方まで多分帰らないって言ってきたから大丈夫!
今日は異世界料理と買い物を楽しむぞー!
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