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始まり〜シイ村
エンloveシイ.
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出発前に、体を魔法攻撃無効化、物理攻撃無効化をエンと私に掛けた。
エンにジトっとした目で見られた。
痛いの嫌だもん!
これならよそ見してたりヘマこいても絶対死なないよね。
無敵状態にしちゃったらゲームにならない気がするけど、神々に気を使うことはない。
自由を約束されているからね。
ところで私って、首を切ったら死ぬのかな?
体が魔素で出来てるってさ、死ぬ条件はなんだろう?
知りたいような知りたくないような?
今度神にきいてみよう。
それから、常時消臭除菌クリーン!
いつでもキレイ!!!
潔癖症な私にちょうどいい魔法だわ。
魔力無限大だから全然疲れないしね。
これでエンが獣臭くもならないわ。
まぁ、猫は体臭くさくないけどね!
私も採取する度に汚れを気にしなくていい。
サイコー!
明日って言ったけど、ほぼ睡眠や休息が不要な私達は朝を待たずに日付が変わって、真っ暗な夜でも移動は可能なわけで、魔法で道を照らしながら森を進んで行った。
樹々の間から差し込む月の光が幻想的でキレイ。
前世でだって夜の森を歩くなんて絶対出来ない。
そういうことをこれからたくさん体験できるんだなぁ
キレイなものを見聞きするのが大好きだ。
幸せを感じる。
微かな風がマイナスイオンを運んで清々しい。
朝方もきっとキレイだろうな。
もっとたくさんキレイなものをみたいと思う。
私は猫型エンに横向きで座り、なでなでしながら森を観光。
私の尻尾はエンの尻尾とくるくる巻き付いている。
猫への愛情が過ぎるわぁ
自分も猫になっちゃってじゃれ合うとか、ここは天国か?
実は夢の続きだったか?
異世界って願いが叶うんだね!
エンは時々珍しいものがあると止まって教えてくれた。
始めはキレイな情景を楽しみながらだったけど、だんだん採取が多くなってきて、ずっとこのままだと時間がかかるし、なんだか面倒臭くなってきたので横着することを考えた。
自動鑑定&自動採取&自動収納魔法&採取しすぎないように同一エリア内の50%までを採取可能とする創造魔法を掛けた。
それからは早かった。
エンが全速力で走ってもその創造魔法でガンガン採集していけた。
途中魔物や魔獣にも遭遇したけど、エンがあっという間に倒してくれて、それも全部収納していった。
しなやかな体でとんでもない速さで駆けていくけど、私はさらに創造魔法でエンの背に安定して座ってられるようにし、風を受けないようにバリアも張った。
とても快適な旅で、森を蛇行して行って2回目の朝が来たときに森を抜けた。
大量に採集したよ。
高値で買い取ってもらえそうな珍しいものもたくさんゲットだぜー!
森を抜けたところでエンが止まった。
「ところで我はいつまで猫なのだ?」
「え、とー、どうしようか?エンの自由でいいよ?」
「そうか。それで我々の正体は隠すのか?」
「んー、自由にしていいと言われたんだよね。
隠さずにいたらきっととんでもない混乱が生じるかもしれないけどー、別に隠さなくても良いんじゃないかなって思う自分がいるんだよ。
なんかドジったときに、妖精だからしょうがないやっていう免罪符的な?
だからいい。隠さない」
「・・・・・・では我も自由に勝手にさせてもらおう。
我も隠さない」
エンはそう言うと、猫から猫耳と尻尾がある人型へと変幻した。
私と背丈が同じの人型男の子。
エンは黒いドラゴンだったから髪も目も服も黒い。
顔はなんとなく私に似ていて、髪の長さも私と同じで腰の下くらいまであるキレイなストレート。
猫耳と尻尾まで私の真似して、まるで双子のようだった。
そのノリの良さが心地よくてエンに微笑んだ。
エンも笑顔を返すと尻尾を絡ませてきて、そのままお互いの腰に尻尾が巻き付いた。
うわぁ仲良し!
私が左でエンが右。
さらにエンが手を繋いだ。
うわぁ恋人みたい!
「ちょっとエンさん?なんで手を繋いだ?」
なんだか恥ずかしくて確認してみた。
「シイが転ばないようにだ」
「転んだことないでしょ」
「転びそうになったことがある」
そんなのほっといてくれよ。
ドジなのは前世からなんだ。
ちゃんと自覚してるよ、自分はおっちょこちょいでドジなんだって!
「・・・・・・エンはさー、私のこと好きなの?
こんなに密着してるのは最早恋人ですけど」
「好きだ」
ぐん!っと首を回してエンを見た。
ストレートだなぁ
まあ、まんざらでもありませんが?
手を繋ぐのはちょっと小っ恥ずかしいですよ?
そして私のどこに惚れちゃったかな?
「まぁいいか。・・・・・・ありがとう」
お礼を言ったら右ほっぺにキスがきた!
美味しい食べ物に釣られてるだけなんでしょ?
餌をくれる親だとでも思ってるんでしょ?
私は騙されない。自惚れない。
ちょっと様子見でお願いします!
「繋ぐ手はこっちで大丈夫?」
「・・・・・・うん」
エンにジトっとした目で見られた。
痛いの嫌だもん!
これならよそ見してたりヘマこいても絶対死なないよね。
無敵状態にしちゃったらゲームにならない気がするけど、神々に気を使うことはない。
自由を約束されているからね。
ところで私って、首を切ったら死ぬのかな?
体が魔素で出来てるってさ、死ぬ条件はなんだろう?
知りたいような知りたくないような?
今度神にきいてみよう。
それから、常時消臭除菌クリーン!
いつでもキレイ!!!
潔癖症な私にちょうどいい魔法だわ。
魔力無限大だから全然疲れないしね。
これでエンが獣臭くもならないわ。
まぁ、猫は体臭くさくないけどね!
私も採取する度に汚れを気にしなくていい。
サイコー!
明日って言ったけど、ほぼ睡眠や休息が不要な私達は朝を待たずに日付が変わって、真っ暗な夜でも移動は可能なわけで、魔法で道を照らしながら森を進んで行った。
樹々の間から差し込む月の光が幻想的でキレイ。
前世でだって夜の森を歩くなんて絶対出来ない。
そういうことをこれからたくさん体験できるんだなぁ
キレイなものを見聞きするのが大好きだ。
幸せを感じる。
微かな風がマイナスイオンを運んで清々しい。
朝方もきっとキレイだろうな。
もっとたくさんキレイなものをみたいと思う。
私は猫型エンに横向きで座り、なでなでしながら森を観光。
私の尻尾はエンの尻尾とくるくる巻き付いている。
猫への愛情が過ぎるわぁ
自分も猫になっちゃってじゃれ合うとか、ここは天国か?
実は夢の続きだったか?
異世界って願いが叶うんだね!
エンは時々珍しいものがあると止まって教えてくれた。
始めはキレイな情景を楽しみながらだったけど、だんだん採取が多くなってきて、ずっとこのままだと時間がかかるし、なんだか面倒臭くなってきたので横着することを考えた。
自動鑑定&自動採取&自動収納魔法&採取しすぎないように同一エリア内の50%までを採取可能とする創造魔法を掛けた。
それからは早かった。
エンが全速力で走ってもその創造魔法でガンガン採集していけた。
途中魔物や魔獣にも遭遇したけど、エンがあっという間に倒してくれて、それも全部収納していった。
しなやかな体でとんでもない速さで駆けていくけど、私はさらに創造魔法でエンの背に安定して座ってられるようにし、風を受けないようにバリアも張った。
とても快適な旅で、森を蛇行して行って2回目の朝が来たときに森を抜けた。
大量に採集したよ。
高値で買い取ってもらえそうな珍しいものもたくさんゲットだぜー!
森を抜けたところでエンが止まった。
「ところで我はいつまで猫なのだ?」
「え、とー、どうしようか?エンの自由でいいよ?」
「そうか。それで我々の正体は隠すのか?」
「んー、自由にしていいと言われたんだよね。
隠さずにいたらきっととんでもない混乱が生じるかもしれないけどー、別に隠さなくても良いんじゃないかなって思う自分がいるんだよ。
なんかドジったときに、妖精だからしょうがないやっていう免罪符的な?
だからいい。隠さない」
「・・・・・・では我も自由に勝手にさせてもらおう。
我も隠さない」
エンはそう言うと、猫から猫耳と尻尾がある人型へと変幻した。
私と背丈が同じの人型男の子。
エンは黒いドラゴンだったから髪も目も服も黒い。
顔はなんとなく私に似ていて、髪の長さも私と同じで腰の下くらいまであるキレイなストレート。
猫耳と尻尾まで私の真似して、まるで双子のようだった。
そのノリの良さが心地よくてエンに微笑んだ。
エンも笑顔を返すと尻尾を絡ませてきて、そのままお互いの腰に尻尾が巻き付いた。
うわぁ仲良し!
私が左でエンが右。
さらにエンが手を繋いだ。
うわぁ恋人みたい!
「ちょっとエンさん?なんで手を繋いだ?」
なんだか恥ずかしくて確認してみた。
「シイが転ばないようにだ」
「転んだことないでしょ」
「転びそうになったことがある」
そんなのほっといてくれよ。
ドジなのは前世からなんだ。
ちゃんと自覚してるよ、自分はおっちょこちょいでドジなんだって!
「・・・・・・エンはさー、私のこと好きなの?
こんなに密着してるのは最早恋人ですけど」
「好きだ」
ぐん!っと首を回してエンを見た。
ストレートだなぁ
まあ、まんざらでもありませんが?
手を繋ぐのはちょっと小っ恥ずかしいですよ?
そして私のどこに惚れちゃったかな?
「まぁいいか。・・・・・・ありがとう」
お礼を言ったら右ほっぺにキスがきた!
美味しい食べ物に釣られてるだけなんでしょ?
餌をくれる親だとでも思ってるんでしょ?
私は騙されない。自惚れない。
ちょっと様子見でお願いします!
「繋ぐ手はこっちで大丈夫?」
「・・・・・・うん」
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