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始まり〜シイ村
妖精になろう!
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自分の新しい名付けに一日もかった。
ついさっきまでおばあちゃんだったから、ボーッとものを考えることは朝飯前なんだけど、考えているのにいつの間にか思考停止したりなんかしたら、うっかり時間が経ってしまった。
睡眠不要な体じゃなかったら完全に寝てた。
思考停止は、寝てないからね?
じっとして長時間動かないのは大の得意ですが、さすがに頭が疲れた気がする。
頭使うって疲れるんだよね。
頭が疲れてる気がする。
食事が必要のない体だけれど、昔作ったことのあるひと口サイズのスコーンを創造魔法で顕現させて、アールグレイと一緒に食べた。
食べ物もちゃんと顕現できたよ。
どんなもんかと思ったけど、あの手作りと同じ美味しいスコーンだった。
無から物を顕現させるって、一体どういう原理なのか、不思議でしょうがないけど考えちゃいけない気がする。
考えたら負けだ、みたいな。
まぁ、実際おばあちゃんな私が考え事したら、また寝落ちして負けるよね。
いや、勝ち負けではないんだけど。
甘いもの食べて頭の疲れが取れた気がする。
いや、本当に気がするだけで、疲れてるわけでもないし、疲れが取れたわけでもない。
一日座ってるけど、疲れてないもん。
全然。
不思議だけど、本当に気のせい。
でも、ま、雰囲気大事だよね!
細かいことは気にしない!気にしない!
ま、そんなこんなで、新しい名前を決めたのでステータスにちゃんと反映もされましたよ。
名前 シイ・ルック・クリスチアーヌ・ル・フェ
シイがファーストネームだよ!
シイだけでも良いんだんけど、長い名前ってなんか面白いなーと思ったらこんな感じになりました。
特に意味はないのだけれど、シイはシイタケのシイ。
妖精ってキノコと仲良しってイメージがあるのと、家で椎茸栽培してたから、そろそろバター醤油でうまうまかなぁなんて思ってたなと思い出してなんとなく。
他は響きだけで決めました。
本名はこれ。
自己紹介とか、呼んでもらう名前は短くシイとかルーとかにしよう。
そんでもって、本名は無闇矢鱈と他人に言ってはいけないんだよね。
気をつけよう。
これからどうやって生きていくか、何杯目かのアールグレイを飲み干して考える。
ひとりぼっちって慣れてるし楽だから良いんだけど、猫大好きだからもふもふゲットしたいかなー
かわい子ちゃんに出逢えたら仲間になってもらえるようにお願いしよう!
じゃー、ま、妖精になったんだから、自由気ままに自分らしく生きていけばいいかな?
妖精はイタズラ好きっていうし、ちょっとハメ外しても良いよね!良いと思う!
うんうん、そうだ!妖精になりきろう!
っていうか、妖精だ!
受け入れるんだ!
私は妖精
私は妖精
私は妖精……
本気で妖精に……
私は…妖精に…なる!!
自分を洗脳して、おばあちゃんな私はまたアールグレイを飲んでまったり。
早く15才の体に合わせて気持ちももっと若くなって欲しい。
それとももうなってるのかな?
ていうか、ほんとに静かな森の湖畔。
鳥の鳴き声もしない。
静かなのは好きだけど、なんかここまで静かなのはちょっと不気味。
ぼーと窓から外を見てたら、遠くから何かが近づいてる黒い物体が見えた。
うわぁ早い!
でっかいドラゴンだ!
風圧で樹々と湖水が揺れたけど、それは静かに降り立った。
あと364日は不死の体だから、怖くないよ!
戦いもしないよ。
無益な殺生はしない主義なんで。
「おぬし、なにものぞ」
じーともの珍しくみていたら男性の声が聞こえた。
出たー!しゃべるドラゴン!
「私は妖精だよ」
「妖精?神ではないのか?」
「神は辞退して、妖精になったの。昨日産まれたばかりだよ」
「なんと。赤子であったか」
赤子……赤ちゃんかーい
「ならば理解した。おぬしを我が育てることにしよう」
「えー!なんでなんで?なんでそうなるの?
ちょっと待ってよ、勝手に決めないでよー。
一応15才だよ?
昨日産まれた15才!」
私はもふもふと家族になりたい!
ドラゴンはもふもふしてないじゃーん!
急なことに戸惑っている私の目の前ででかいドラゴンがなんとイケメン人型になった!
ちゃんと服着てるよ。
「昨日産まれた15才は赤子だ。
ふむ、神の娯楽か」
「知ってるんだ!?」
それは驚いた。
神の娯楽が過去にもあったか、それかこのドラゴンも犠牲者か?
「魔力量はどれくらいだ」
「無限大」
イケメンの顔が歪んだ。
「早急に調教が必要だ」
え、調教されちゃうの??
戸惑ってはいるがのんびりアールグレイを啜る。
イケメンの彼は窓の外。
窓が閉まってるのに普通に会話している自分らの状況が普通じゃない。
これが異世界か。
「おぬしの無限大の魔力がダダ漏れで世界中が震撼している。
代表として我が正体を探りに来たのだ。
魔力の扱い方を教えてやる」
「なんと」
無限大の魔力ダダ漏れ……
えっとー、周りに私以外の生き物がいないのは無限大の魔力のせいだった!?
つーか、ドラゴンじゃなくて、もふもふ猫ちゃん希望です!!
ついさっきまでおばあちゃんだったから、ボーッとものを考えることは朝飯前なんだけど、考えているのにいつの間にか思考停止したりなんかしたら、うっかり時間が経ってしまった。
睡眠不要な体じゃなかったら完全に寝てた。
思考停止は、寝てないからね?
じっとして長時間動かないのは大の得意ですが、さすがに頭が疲れた気がする。
頭使うって疲れるんだよね。
頭が疲れてる気がする。
食事が必要のない体だけれど、昔作ったことのあるひと口サイズのスコーンを創造魔法で顕現させて、アールグレイと一緒に食べた。
食べ物もちゃんと顕現できたよ。
どんなもんかと思ったけど、あの手作りと同じ美味しいスコーンだった。
無から物を顕現させるって、一体どういう原理なのか、不思議でしょうがないけど考えちゃいけない気がする。
考えたら負けだ、みたいな。
まぁ、実際おばあちゃんな私が考え事したら、また寝落ちして負けるよね。
いや、勝ち負けではないんだけど。
甘いもの食べて頭の疲れが取れた気がする。
いや、本当に気がするだけで、疲れてるわけでもないし、疲れが取れたわけでもない。
一日座ってるけど、疲れてないもん。
全然。
不思議だけど、本当に気のせい。
でも、ま、雰囲気大事だよね!
細かいことは気にしない!気にしない!
ま、そんなこんなで、新しい名前を決めたのでステータスにちゃんと反映もされましたよ。
名前 シイ・ルック・クリスチアーヌ・ル・フェ
シイがファーストネームだよ!
シイだけでも良いんだんけど、長い名前ってなんか面白いなーと思ったらこんな感じになりました。
特に意味はないのだけれど、シイはシイタケのシイ。
妖精ってキノコと仲良しってイメージがあるのと、家で椎茸栽培してたから、そろそろバター醤油でうまうまかなぁなんて思ってたなと思い出してなんとなく。
他は響きだけで決めました。
本名はこれ。
自己紹介とか、呼んでもらう名前は短くシイとかルーとかにしよう。
そんでもって、本名は無闇矢鱈と他人に言ってはいけないんだよね。
気をつけよう。
これからどうやって生きていくか、何杯目かのアールグレイを飲み干して考える。
ひとりぼっちって慣れてるし楽だから良いんだけど、猫大好きだからもふもふゲットしたいかなー
かわい子ちゃんに出逢えたら仲間になってもらえるようにお願いしよう!
じゃー、ま、妖精になったんだから、自由気ままに自分らしく生きていけばいいかな?
妖精はイタズラ好きっていうし、ちょっとハメ外しても良いよね!良いと思う!
うんうん、そうだ!妖精になりきろう!
っていうか、妖精だ!
受け入れるんだ!
私は妖精
私は妖精
私は妖精……
本気で妖精に……
私は…妖精に…なる!!
自分を洗脳して、おばあちゃんな私はまたアールグレイを飲んでまったり。
早く15才の体に合わせて気持ちももっと若くなって欲しい。
それとももうなってるのかな?
ていうか、ほんとに静かな森の湖畔。
鳥の鳴き声もしない。
静かなのは好きだけど、なんかここまで静かなのはちょっと不気味。
ぼーと窓から外を見てたら、遠くから何かが近づいてる黒い物体が見えた。
うわぁ早い!
でっかいドラゴンだ!
風圧で樹々と湖水が揺れたけど、それは静かに降り立った。
あと364日は不死の体だから、怖くないよ!
戦いもしないよ。
無益な殺生はしない主義なんで。
「おぬし、なにものぞ」
じーともの珍しくみていたら男性の声が聞こえた。
出たー!しゃべるドラゴン!
「私は妖精だよ」
「妖精?神ではないのか?」
「神は辞退して、妖精になったの。昨日産まれたばかりだよ」
「なんと。赤子であったか」
赤子……赤ちゃんかーい
「ならば理解した。おぬしを我が育てることにしよう」
「えー!なんでなんで?なんでそうなるの?
ちょっと待ってよ、勝手に決めないでよー。
一応15才だよ?
昨日産まれた15才!」
私はもふもふと家族になりたい!
ドラゴンはもふもふしてないじゃーん!
急なことに戸惑っている私の目の前ででかいドラゴンがなんとイケメン人型になった!
ちゃんと服着てるよ。
「昨日産まれた15才は赤子だ。
ふむ、神の娯楽か」
「知ってるんだ!?」
それは驚いた。
神の娯楽が過去にもあったか、それかこのドラゴンも犠牲者か?
「魔力量はどれくらいだ」
「無限大」
イケメンの顔が歪んだ。
「早急に調教が必要だ」
え、調教されちゃうの??
戸惑ってはいるがのんびりアールグレイを啜る。
イケメンの彼は窓の外。
窓が閉まってるのに普通に会話している自分らの状況が普通じゃない。
これが異世界か。
「おぬしの無限大の魔力がダダ漏れで世界中が震撼している。
代表として我が正体を探りに来たのだ。
魔力の扱い方を教えてやる」
「なんと」
無限大の魔力ダダ漏れ……
えっとー、周りに私以外の生き物がいないのは無限大の魔力のせいだった!?
つーか、ドラゴンじゃなくて、もふもふ猫ちゃん希望です!!
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