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サミュエル・フォーディアン
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私はマグノリア子爵サミュエル・フォーディアン。
ここの領主ベラスケス伯爵家の三男に生まれ、マグノリア商会を立ち上げ、親から子爵位を譲り受けた。
私に商才があったようで、商会はどんどん大きくなり、今は商業ギルドマスターを任されている。
私が優秀なのではない。手足となって情報を収集してくる部下が優秀なのだ。
その情報のお陰で今の私がある。
5、6年前に貧民街に妖精が現れたという情報を得た。
すぐに詳しく調べさせたら、貧民街に住む女が彼女らと違う色の子どもを産んだということだった。
色合いが噂に聞く妖精と同じで、女の子だった。
父親の方は冒険者でたまにしか帰ってこない。
春に数ヶ月滞在して仕事にでかける。
息子がふたりいて長男が5才で冒険者登録したばかり。
年子の弟を連れ回している、と。
冒険者ギルドにも部下がいて情報を得やすい。
ふたりの兄弟は妹を溺愛していてギルド内で個人情報曝露しまくり。
どうやら母方の遠い遠い親族に「妖精」といわれる遠い東の国出身者がいるとのこと。
なるほど、先祖返りか。
それならば「妖精」が生まれたのはあながち間違いではない。
だが兄弟は妖精のチェンジリングだと信じて疑わない。
おいおい君たち、チェンジリングだとしたら本当の妹はどこかの赤ちゃんと入れ替えられて生き別れになっているってことなんだぞ。それでいいのか?
いや、彼ら貧民にとってはそれが良いのかもしれないな。
妹が今より裕福な生活を送っていると思えば。
しかし日が経つにつれ、兄弟たちは本物の妖精だと口癖のように言う。
なんと、妹である赤ちゃんが泣かないのだと。
泣かない赤ちゃんなんて初めて聞いた。
母親がひとりでの育児のストレスで虐待しているのか?
声が出せない障害を持っているのか?
その時はまだたかが先祖返りの妖精と思っていたから深くは調べなかった。
またしばらくすると、今度は兄弟たちから妹の話題を出さなくなった。
他の冒険者から妹の様子を聞かれたら答えるのだが、可愛すぎて外には出さないという監禁宣言もしている。
なんとなく引っかかって調べさせたら、生後数ヶ月しか経っていない乳児がクリーン魔法を使っていることがわかった。
ありえない。
平民にも魔力の多いものがたまに居るが、平民の多くは生活魔法くらいしか使えない。
魔力の多い平民は冒険者になるか、魔術師となるか道は開かれている。
貴族は差はあれど平民より魔力を多く持って生まれる。
魔力暴走が起きないように子が産まれたらすぐ魔力測定をして、魔力のコントロールができるようになるまで魔力制御の魔道具を身につけさせ、体内の魔力を感じるところから教育をしていくので、魔法が使えるようになるには早くても数年かかる。
私の部下は優秀な者ばかりで、魔法に関しても申し分ない。
妖精といわれている赤ちゃんが魔法を使ったところを部下が見たと言ったのだから、間違いないのだ。
実際、本人も驚いていて落ち着いて話をするのに少々時間がかかった。
天才魔術師が生まれたのか
本当の妖精が人間として生まれてきたのか
知りたい。
手に入れたい。
商人としての血が珍しいものを欲している。
だが溺愛している兄弟がいるので今はまだ手を出すわけにはいかないし、本物の妖精ならばなおさら怒りを買わないように細心の注意をしなければならない。
父親についても調べなければならないしな。
すぐに手に入れられずとも、何者なのか知りたい!
早く喋れるようになってくれ。
天才か、妖精か、どちらにしてもその子を守らなければ。
そして、その子から民を守らなければならない。
本物の妖精だとして、悪さするのがいたり、人を助けるのがいたり人間同様人それぞれだが、人間の常識を持っていない妖精が人並み以上の魔法で襲いかかってきたら街が半壊してしまう。
これまで兄弟たちが平穏無事に同居しているということならば、今のところは誰かが赤ちゃんに害をなさぬように目を光らせておけば良いだろう。
部下には護衛も兼ねるように命令した。
あれから5年。
妖精が私を訪ねてくるとは全く思っていなかったので、貴族ともあろうこの私が飛び跳ねて驚いてしまった。
私の動揺をみて側近もスタッフも察し、昼食を共にと助言をくれた。
妖精はエラという名だったな。
先日は母親を亡くして、昨日は6ヶ月の弟をリュックに背負っていたと。
そのリュックから足が出ていて珍妙だったが、背負われていた弟は気持ちよさそうに体を預けて寝ていたらしい。
倒木に手をかざすと消えたという報告も気になる。
心を落ち着かせながら最新の妖精情報を聞く。
今朝は弟を「カート」に乗せて外へ。
門番に止められると「けん玉」というおもちゃを見せていたということだ。
商売の匂いがしてきたぞ!
妖精への対応を間違えたら街が吹っ飛ぶと思うと緊張してしまう。
見た目は5才だが、本物の妖精として対応すべきか。
しかし相手がそれを望んでいなかったどうする。
ここは相手の出方を見ながら少しずつ探りを入れてみるか。
逆鱗に触れてしまったら速攻土下座しよう。うん。
それで許してもらえるかどうかわからないけど。
応接室へ入ると妖精がいた。
可愛い。
5才と聞いていたが、実年齢より体が小さく見える。
それも妖精故か?
貧民なのに匂いがしない。
髪の毛が艶っぽくキレイだ。
服はキレイだが貧相で、でもギリギリ商会に入れる装いだった。
ああ、5才の貧民とは思えないほど上手な敬語を使っている。
こちらが恐縮してしまいそうだ。
5才とは思えない落ち着きはもちろんのこと、食事のマナーまで完璧とは、まいった。
本物の妖精、確定だ。
彼女がスープに舌鼓を打っているうちに側近に目配せして、彼女の要望通りに対応するよう指示した。
思った通り、商売の話だった。
しかも謙虚。
妖精といえども人間社会における商売においては不慣れなようだ。
お金が欲しい、でも自分の身も守りたいと。
5年前から守っているよ。任せてくれ。
心配せずにこの腕に飛び込んでくれ。
父親の問題が片付いたら養子縁組の話をしよう。
早ければ半年後か。
父親が現れたら捕まえないとな。
テーブルに並べられた妖精のおもちゃ。
妖精の工芸品か?
私の心の昂りを誰かわかる者はいるか?
妖精の精巧な魔法で作られた工芸品だ。
これらは全て私がいただくとしよう。
彼女は自ら作った物ではなく、他の者が同じものを作って販売せよと言っているからな。
正直なところ、妖精シリーズとして売りに出したいが、これでは秘匿にならないから残念だ。
このけん玉は面白い。
大人の男性でも夢中になる。
魔法を使うなと言われた!
使わずにやるには少々難易度があがるな。
子どもの魔法の訓練にも使えるかもしれない。
五目並べとまるばつゲームは頭を使うおもちゃか。
シンプルだがなかなか面白い。
しまった。
いつの間にか時間がおしている。
もう行かねば。
次はもっとゆっくり話がしたいものだ。
焦らずともカートとおんぶ紐を届けるように指示したからすぐにまた会えるだろう。
美味しいお茶菓子をたくさん用意しておこう。
飲み物は紅茶より果物を搾ったジュースが良いだろうか。
そうだ、商会への外出用にもう少しまともな服を数着贈るか。
靴も必要だな。
ちょっと早いが孫ができたような気分になってきたぞ。
私には息子が2人で、娘がいないしな。
娘がいたらこんな気分なのか、楽しいな。
おっと、冒険者ギルドへも妖精についてしっかり釘を刺しておかないとな!
あれは本物の妖精だ、手出し無用!と。
冒険者ギルドへ遣いをだし、商会のスタッフには、今後妖精が訪ねてきたら本物の妖精だと思って丁重に対応するように伝えた。
ここの領主ベラスケス伯爵家の三男に生まれ、マグノリア商会を立ち上げ、親から子爵位を譲り受けた。
私に商才があったようで、商会はどんどん大きくなり、今は商業ギルドマスターを任されている。
私が優秀なのではない。手足となって情報を収集してくる部下が優秀なのだ。
その情報のお陰で今の私がある。
5、6年前に貧民街に妖精が現れたという情報を得た。
すぐに詳しく調べさせたら、貧民街に住む女が彼女らと違う色の子どもを産んだということだった。
色合いが噂に聞く妖精と同じで、女の子だった。
父親の方は冒険者でたまにしか帰ってこない。
春に数ヶ月滞在して仕事にでかける。
息子がふたりいて長男が5才で冒険者登録したばかり。
年子の弟を連れ回している、と。
冒険者ギルドにも部下がいて情報を得やすい。
ふたりの兄弟は妹を溺愛していてギルド内で個人情報曝露しまくり。
どうやら母方の遠い遠い親族に「妖精」といわれる遠い東の国出身者がいるとのこと。
なるほど、先祖返りか。
それならば「妖精」が生まれたのはあながち間違いではない。
だが兄弟は妖精のチェンジリングだと信じて疑わない。
おいおい君たち、チェンジリングだとしたら本当の妹はどこかの赤ちゃんと入れ替えられて生き別れになっているってことなんだぞ。それでいいのか?
いや、彼ら貧民にとってはそれが良いのかもしれないな。
妹が今より裕福な生活を送っていると思えば。
しかし日が経つにつれ、兄弟たちは本物の妖精だと口癖のように言う。
なんと、妹である赤ちゃんが泣かないのだと。
泣かない赤ちゃんなんて初めて聞いた。
母親がひとりでの育児のストレスで虐待しているのか?
声が出せない障害を持っているのか?
その時はまだたかが先祖返りの妖精と思っていたから深くは調べなかった。
またしばらくすると、今度は兄弟たちから妹の話題を出さなくなった。
他の冒険者から妹の様子を聞かれたら答えるのだが、可愛すぎて外には出さないという監禁宣言もしている。
なんとなく引っかかって調べさせたら、生後数ヶ月しか経っていない乳児がクリーン魔法を使っていることがわかった。
ありえない。
平民にも魔力の多いものがたまに居るが、平民の多くは生活魔法くらいしか使えない。
魔力の多い平民は冒険者になるか、魔術師となるか道は開かれている。
貴族は差はあれど平民より魔力を多く持って生まれる。
魔力暴走が起きないように子が産まれたらすぐ魔力測定をして、魔力のコントロールができるようになるまで魔力制御の魔道具を身につけさせ、体内の魔力を感じるところから教育をしていくので、魔法が使えるようになるには早くても数年かかる。
私の部下は優秀な者ばかりで、魔法に関しても申し分ない。
妖精といわれている赤ちゃんが魔法を使ったところを部下が見たと言ったのだから、間違いないのだ。
実際、本人も驚いていて落ち着いて話をするのに少々時間がかかった。
天才魔術師が生まれたのか
本当の妖精が人間として生まれてきたのか
知りたい。
手に入れたい。
商人としての血が珍しいものを欲している。
だが溺愛している兄弟がいるので今はまだ手を出すわけにはいかないし、本物の妖精ならばなおさら怒りを買わないように細心の注意をしなければならない。
父親についても調べなければならないしな。
すぐに手に入れられずとも、何者なのか知りたい!
早く喋れるようになってくれ。
天才か、妖精か、どちらにしてもその子を守らなければ。
そして、その子から民を守らなければならない。
本物の妖精だとして、悪さするのがいたり、人を助けるのがいたり人間同様人それぞれだが、人間の常識を持っていない妖精が人並み以上の魔法で襲いかかってきたら街が半壊してしまう。
これまで兄弟たちが平穏無事に同居しているということならば、今のところは誰かが赤ちゃんに害をなさぬように目を光らせておけば良いだろう。
部下には護衛も兼ねるように命令した。
あれから5年。
妖精が私を訪ねてくるとは全く思っていなかったので、貴族ともあろうこの私が飛び跳ねて驚いてしまった。
私の動揺をみて側近もスタッフも察し、昼食を共にと助言をくれた。
妖精はエラという名だったな。
先日は母親を亡くして、昨日は6ヶ月の弟をリュックに背負っていたと。
そのリュックから足が出ていて珍妙だったが、背負われていた弟は気持ちよさそうに体を預けて寝ていたらしい。
倒木に手をかざすと消えたという報告も気になる。
心を落ち着かせながら最新の妖精情報を聞く。
今朝は弟を「カート」に乗せて外へ。
門番に止められると「けん玉」というおもちゃを見せていたということだ。
商売の匂いがしてきたぞ!
妖精への対応を間違えたら街が吹っ飛ぶと思うと緊張してしまう。
見た目は5才だが、本物の妖精として対応すべきか。
しかし相手がそれを望んでいなかったどうする。
ここは相手の出方を見ながら少しずつ探りを入れてみるか。
逆鱗に触れてしまったら速攻土下座しよう。うん。
それで許してもらえるかどうかわからないけど。
応接室へ入ると妖精がいた。
可愛い。
5才と聞いていたが、実年齢より体が小さく見える。
それも妖精故か?
貧民なのに匂いがしない。
髪の毛が艶っぽくキレイだ。
服はキレイだが貧相で、でもギリギリ商会に入れる装いだった。
ああ、5才の貧民とは思えないほど上手な敬語を使っている。
こちらが恐縮してしまいそうだ。
5才とは思えない落ち着きはもちろんのこと、食事のマナーまで完璧とは、まいった。
本物の妖精、確定だ。
彼女がスープに舌鼓を打っているうちに側近に目配せして、彼女の要望通りに対応するよう指示した。
思った通り、商売の話だった。
しかも謙虚。
妖精といえども人間社会における商売においては不慣れなようだ。
お金が欲しい、でも自分の身も守りたいと。
5年前から守っているよ。任せてくれ。
心配せずにこの腕に飛び込んでくれ。
父親の問題が片付いたら養子縁組の話をしよう。
早ければ半年後か。
父親が現れたら捕まえないとな。
テーブルに並べられた妖精のおもちゃ。
妖精の工芸品か?
私の心の昂りを誰かわかる者はいるか?
妖精の精巧な魔法で作られた工芸品だ。
これらは全て私がいただくとしよう。
彼女は自ら作った物ではなく、他の者が同じものを作って販売せよと言っているからな。
正直なところ、妖精シリーズとして売りに出したいが、これでは秘匿にならないから残念だ。
このけん玉は面白い。
大人の男性でも夢中になる。
魔法を使うなと言われた!
使わずにやるには少々難易度があがるな。
子どもの魔法の訓練にも使えるかもしれない。
五目並べとまるばつゲームは頭を使うおもちゃか。
シンプルだがなかなか面白い。
しまった。
いつの間にか時間がおしている。
もう行かねば。
次はもっとゆっくり話がしたいものだ。
焦らずともカートとおんぶ紐を届けるように指示したからすぐにまた会えるだろう。
美味しいお茶菓子をたくさん用意しておこう。
飲み物は紅茶より果物を搾ったジュースが良いだろうか。
そうだ、商会への外出用にもう少しまともな服を数着贈るか。
靴も必要だな。
ちょっと早いが孫ができたような気分になってきたぞ。
私には息子が2人で、娘がいないしな。
娘がいたらこんな気分なのか、楽しいな。
おっと、冒険者ギルドへも妖精についてしっかり釘を刺しておかないとな!
あれは本物の妖精だ、手出し無用!と。
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