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蜜月、やり直し
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「ねぇ旦那様。おやすみのキスは?」
可愛い妻が、夫の腕の中から甘えるように見上げてくる。
どうやらオレリアンの苦行はまだ続くらしい。
「おやすみのキスはね、コニー。
それは、両親がくれるものなんだよ」
オレリアンは優しく諭すようにそう妻に嘯いた。
しかしコンスタンスは軽く唇を尖らせる。
「違うわ。
恋人同士とか、夫婦がするのよ?
だって、旦那様がくれた本に書いてあったもの」
そういえば、今までの贈り物の中に少女向けの恋愛小説があったかもしれない。
彼女の精神年齢は幼女並みだが、勉強はかなり進んでいるという話だったので、少し難しい少女向けの本も贈っていたのだった。
(俺は、なんで自分で自分の首を絞めるようなことを…)
オレリアンは一つため息をつくと、優しくコンスタンスの額に口付けた。
「おでこだけなの?」
とコンスタンスはさらに唇を尖らせるが、そんな仕草もものすごく可愛らしく、オレリアンは目を泳がせた。
正直もう、本当にこれでいっぱいいっぱいなのだ。
「さぁ、もう眠ろう。
あまりお寝坊さんだと、使用人たちに笑われるよ」
「はあい」
コンスタンスは素直に目を閉じ、すぐに、可愛い寝息をたて始めた。
彼女が眠ったら自室に戻ろうと思っていたオレリアンだが、諦めて、そのまま寝ることにした。
朝コンスタンスが目覚めた時、自分を探すかもしれないと思ったからだ。
それに…、オレリアン自身も、妻の隣で眠りたいと、そう思ってしまったからだった。
「…寝不足のようだな」
執務室で、主人であるオレリアンに業務の報告をしながら、ダレルは苦笑した。
主従関係ではあるが乳兄弟の2人は、2人きりの時はいつもタメ口をきいている。
「隣に天使がいるのに眠れるか」
そう言うと、オレリアンは両手で自分の顔を覆った。
耳まで真っ赤にする主人を見て、ダレルは呆れたように笑う。
「1年近くも放っておいたくせに、よくもそんなに変われるよな」
「ああ、全くだ」
ダレルの嫌味にも、オレリアンは反論もしない。
この変わり様には、自分が一番驚いているのだから。
「コニーが可愛すぎて辛い…」
未だ頭を抱える主人に、ダレルはため息をついた。
「君は本当にあのオレリアンなのか?
近衛騎士団のエースの?」
幼馴染とは言え、いつも凛々しい騎士であったオレリアンがここまでダレルにデレた顔を見せるのは珍しい。
セリーヌと付き合っていた時でさえ、彼はダレルに対して決して惚気たりなどしなかった。
幼妻(中身)は、それほど彼にとって凄まじい威力を発揮しているらしい。
「オレリアン…、君、ロリコンだったのか…」
「コニーは見た目は大人だ!」
「それにしたって、今までのギャップがな…」
嫌味を言ったダレルとて、本気で主人を責めるつもりはない。
この3ヶ月余り、オレリアンが苦しんでいたのは知っている。
1年近くも妻を放っておいた自分を責め、妻が離縁を言い出したことも、妻が事故に遭ったことも、全部不甲斐ない自分のせいだと思い詰めていた。
だが、オレリアンは本気で、全て良かれと思ってやっていたことなのだと、ダレルは理解している。
敢えて妻を領地に送ったのは、本気で彼女が王都から離れた方が癒されると思ったのだろうし、別居していたのも、傷つき、未だ王太子を想っているだろう妻を慮ってのことだったのだ。
オレリアンは不器用で、甘くて、バカが付くほど優しいのだ、とダレルは思う。
優しいから、あれだけ義母に嫌がらせを受けても、恋人に捨てられても、許してこれたのだろうと。
だが、つい先日、オレリアンはとうとうあの2人を完全に切った。
幼い頃から一緒にいるダレルが見たこともないような冷酷さを見せた。
全て、コンスタンスを守るためだ。
ダレルは心の底から、この不器用で優しい主人に幸せになって欲しいと思っている。
だから、今の幸せそうな主人を見るのは心底嬉しい。
こんなことを願っては叱られるだろうが、出来ればコンスタンスがこのままでいて欲しいと願う程に。
「コニーが本当に可愛い過ぎて困る。
可愛い過ぎて、身がもたない」
「じゃあ手を出しちゃったらどうだ?」
幸せにはなって欲しいが…、未だ悶絶する主人に、ダレルは少々バカらしくなってきて、ちょっと意地悪したくなった。
「出来るかバカ!」
オレリアンは顔を上げ、真っ赤になって反論する。
「中身は子供でも体は大人だろ?
出しちゃえ、出しちゃえ」
「冗談じゃない。
彼女に怖がられたり、嫌われたりしたくない」
ぶんぶんと首を横に振る主人を尻目に、ダレルは呆れたような目を向けたまま、執務室を出た。
今日の報告はある程度終わったし、どうせオレリアンの頭はもうこの後の予定に飛んでいて使い物にならないだろう。
この後可愛い妻と、デートに行くらしいから。
可愛い妻が、夫の腕の中から甘えるように見上げてくる。
どうやらオレリアンの苦行はまだ続くらしい。
「おやすみのキスはね、コニー。
それは、両親がくれるものなんだよ」
オレリアンは優しく諭すようにそう妻に嘯いた。
しかしコンスタンスは軽く唇を尖らせる。
「違うわ。
恋人同士とか、夫婦がするのよ?
だって、旦那様がくれた本に書いてあったもの」
そういえば、今までの贈り物の中に少女向けの恋愛小説があったかもしれない。
彼女の精神年齢は幼女並みだが、勉強はかなり進んでいるという話だったので、少し難しい少女向けの本も贈っていたのだった。
(俺は、なんで自分で自分の首を絞めるようなことを…)
オレリアンは一つため息をつくと、優しくコンスタンスの額に口付けた。
「おでこだけなの?」
とコンスタンスはさらに唇を尖らせるが、そんな仕草もものすごく可愛らしく、オレリアンは目を泳がせた。
正直もう、本当にこれでいっぱいいっぱいなのだ。
「さぁ、もう眠ろう。
あまりお寝坊さんだと、使用人たちに笑われるよ」
「はあい」
コンスタンスは素直に目を閉じ、すぐに、可愛い寝息をたて始めた。
彼女が眠ったら自室に戻ろうと思っていたオレリアンだが、諦めて、そのまま寝ることにした。
朝コンスタンスが目覚めた時、自分を探すかもしれないと思ったからだ。
それに…、オレリアン自身も、妻の隣で眠りたいと、そう思ってしまったからだった。
「…寝不足のようだな」
執務室で、主人であるオレリアンに業務の報告をしながら、ダレルは苦笑した。
主従関係ではあるが乳兄弟の2人は、2人きりの時はいつもタメ口をきいている。
「隣に天使がいるのに眠れるか」
そう言うと、オレリアンは両手で自分の顔を覆った。
耳まで真っ赤にする主人を見て、ダレルは呆れたように笑う。
「1年近くも放っておいたくせに、よくもそんなに変われるよな」
「ああ、全くだ」
ダレルの嫌味にも、オレリアンは反論もしない。
この変わり様には、自分が一番驚いているのだから。
「コニーが可愛すぎて辛い…」
未だ頭を抱える主人に、ダレルはため息をついた。
「君は本当にあのオレリアンなのか?
近衛騎士団のエースの?」
幼馴染とは言え、いつも凛々しい騎士であったオレリアンがここまでダレルにデレた顔を見せるのは珍しい。
セリーヌと付き合っていた時でさえ、彼はダレルに対して決して惚気たりなどしなかった。
幼妻(中身)は、それほど彼にとって凄まじい威力を発揮しているらしい。
「オレリアン…、君、ロリコンだったのか…」
「コニーは見た目は大人だ!」
「それにしたって、今までのギャップがな…」
嫌味を言ったダレルとて、本気で主人を責めるつもりはない。
この3ヶ月余り、オレリアンが苦しんでいたのは知っている。
1年近くも妻を放っておいた自分を責め、妻が離縁を言い出したことも、妻が事故に遭ったことも、全部不甲斐ない自分のせいだと思い詰めていた。
だが、オレリアンは本気で、全て良かれと思ってやっていたことなのだと、ダレルは理解している。
敢えて妻を領地に送ったのは、本気で彼女が王都から離れた方が癒されると思ったのだろうし、別居していたのも、傷つき、未だ王太子を想っているだろう妻を慮ってのことだったのだ。
オレリアンは不器用で、甘くて、バカが付くほど優しいのだ、とダレルは思う。
優しいから、あれだけ義母に嫌がらせを受けても、恋人に捨てられても、許してこれたのだろうと。
だが、つい先日、オレリアンはとうとうあの2人を完全に切った。
幼い頃から一緒にいるダレルが見たこともないような冷酷さを見せた。
全て、コンスタンスを守るためだ。
ダレルは心の底から、この不器用で優しい主人に幸せになって欲しいと思っている。
だから、今の幸せそうな主人を見るのは心底嬉しい。
こんなことを願っては叱られるだろうが、出来ればコンスタンスがこのままでいて欲しいと願う程に。
「コニーが本当に可愛い過ぎて困る。
可愛い過ぎて、身がもたない」
「じゃあ手を出しちゃったらどうだ?」
幸せにはなって欲しいが…、未だ悶絶する主人に、ダレルは少々バカらしくなってきて、ちょっと意地悪したくなった。
「出来るかバカ!」
オレリアンは顔を上げ、真っ赤になって反論する。
「中身は子供でも体は大人だろ?
出しちゃえ、出しちゃえ」
「冗談じゃない。
彼女に怖がられたり、嫌われたりしたくない」
ぶんぶんと首を横に振る主人を尻目に、ダレルは呆れたような目を向けたまま、執務室を出た。
今日の報告はある程度終わったし、どうせオレリアンの頭はもうこの後の予定に飛んでいて使い物にならないだろう。
この後可愛い妻と、デートに行くらしいから。
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