上 下
25 / 30

二人の日常

しおりを挟む
「乳首、自分でいじってごらん」

 花の中から出たばかりのルリナに、レグルスは言った。

「上手に出来たら、街のカフェにパンケーキ食べに行こう」

「本当っ?」

 最近、レグルスはよく一緒に街に連れて行ってくれる。
 そこで覚えたパンケーキの味に、ルリナはハマった。
 フワフワでシュワシュワで、クリームと絡めると頬っぺの中が幸せでいっぱいになる。
 また食べたい一心で、ルリナはワンピースの上から胸を撫でた。

 服の上から、指先で擽るように撫でる。いつもレグルスが弄るように、突起を指に引っ掛けて刺激をする。

「……んっ」

 ピリッと快感がはしって、すぐ消えた。
 何度か繰り返してみても、小さな快感はすぐに消えてしまう。

「……ちょっとしか……きもちよくない」

「それじゃ足りないよね。ワンピースめくってごらん」

 ワンピースをめくって、胸を露出させる。パンティまで見えて、恥ずかしい。
 今日のパンティは黒色の割れ目パックリのタイプで、少しでも足を緩めると、秘部が見えてしまう。
 これなら履かないのと変わらないのでは……と思う。レグルスは、パンティを掃いたまま舐めるのが、最近のお気に入りらしい。

 ぎゅっと足を閉じて、すでに硬くなった乳首に
触れた。軽く摘まんでは押し潰す。
 乳首がじんじんと熱くなって、ツンと主張している。

「ぅん、んっ」

 気持ちいい。でも……。

 いつもレグルスに触られる時ほど、感じない。
 レグルスが乳首を舌で転がして、吸い付く時は、乳首だけでイってしまうほど気持ちいいのに。

「レグルスぅ。おっぱい触って……」

「見ててあげるから、一人でやってごらん」

 いつもはすぐに触ってくれるのに、今日のレグルスは意地悪だ。

 乳首を指先で撫でる。レグルスが舌先で乳首を絡めとるように。
 胸の膨らみを下から揉みながら、人差し指と中指で乳首を挟んで刺激する。

「……っ、ぅっはぁ」

「上手だよ。一人で乳首弄るなんて、エッチな子だね。もう固くて真っ赤になってる……可愛くてイヤらしい乳首だ」

「ゃぁ、言わないでぇ」

 レグルスが乳首を見ている。自分で弄って、赤く尖った先端を見ている。
 恥ずかしいのに、気持ちいい。

 太股に溢れた愛液がながれた。

「足を開いて。自分で気持ち良いところを弄ってごらん」

 パックリ割れのパンティは、足を開いただけで丸見えになってしまう。
 愛液が溢れる膣は、触らなくてもパクパクと開いて、レグルスを誘う。何度もレグルスが身体に教え込んだ成果だ。

「凄いな。たっぷり舐めて、入れたくなるよ。……でも駄目だ。自分でイってごらん」

 触って欲しいのに、意地悪だ。
 片手で乳首をいじりながら、片手を秘部にのばす。
 割れ目を軽くなぞってから、指先に当たった突起を押した。

「ぁん。……んんっ」

 何度も触って、ぷっくり大きくなった突起を指先で弾く。

「ふぁぁん! ぁん」

「赤くて可愛いクリトリス。美味しそうだね。そこが気持ちいいの?」

 覗き込んでくるレグルスの息がかかって、感じる。

「きもちいい! ここ、すきぃ……っ」

「指、入れてごらん」

 中指を愛液が溢れる先にあてがって、恐る恐る入れてみた。スルリと中に入る。でも……欲しいところに届かない。もっと奥に欲しいのに。ルリナの指では全く届かない。

「ゃだぁ。届かないよぅ……レグルス、お願いっ」

 誘う姿にレグルスの方が負けた。

「仕方ない子だね」

 濡れる膣口に練っとり舌をつける。
 一人で高ぶるルリナを見ながら、ここから溢れる愛液を舐めとりたいと思っていた。
 膨れ上がったクリトリスにも舌を絡める。
 一度舌をつけると、美味しさと可愛さに、なかなか止めてあげられない。

「ひゃぁぁ、ぁ!」

 自分でするより刺激が強いのか、高い悲鳴をあげた。
 どんどん溢れる愛液を、じゅるりと音を出しながら啜る。
 クリトリスを指先で摘まんでクリクリ擦り、膣に舌を入れた。

「ぃやぁぁ。……っふぁ」

 じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ

 舌を出し入れするたびに、イヤらしい音が鳴る。
 クリトリスを指で弾く。

「あ、あ、イくっっ……あぁぁん!」

 びくびく身体を震わせた。

「ちゃんとイくって言えたね。
 奥に入れてあげる」

 まだびくびく震えるルリナの膣口にペニスをあてた。
 愛液で溢れた膣内は、どんどん飲み込んでいく。

「ひゃぁぁん……まだ、まだイってる、の……っ!」

 泣きながらイヤイヤをするルリナが可愛くて、浅い場所をゆるゆると動かした。

 にちゅ、にちゅ、にちゅ

 濡れた音が、ルリナの喘ぎと一緒になって、イヤらしく響く。

 徐々に動きは激しくなる。身体がずり上がるのを、腰をがっしりつかんで打ち付けた。
 
 パンッ、パンッ、パンッ

 奥を突かれるたび、喘ぎ声が響く。

「……っきもち、いいっ! ぁぁまた……イっちゃう……っ」

「……っふぅ。一緒にイこう」

 ルリナの身体が大きく跳ねる。すぐに続いて、膣内でイった。




 溢れる精液を軽く拭いて、白リボンの清楚なパンティに履き替える。

 そのままカフェに行くと、大好きなパンケーキを前に、ルリナは真っ赤な顔でうつ向いた。

「……レ、レグルスのが……出てきて……パンティが冷たいよぅ」

 泣きそうな顔でパンケーキを食べるルリナの機嫌は、持ち帰りに買ったプリンで回復した。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※

次で最終話です。最後までお付き合いください。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。

ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい えーー!! 転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!! ここって、もしかしたら??? 18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界 私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの??? カトリーヌって•••、あの、淫乱の••• マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!! 私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い•••• 異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず! だって[ラノベ]ではそれがお約束! 彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる! カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。 果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか? ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか? そして、彼氏の行方は••• 攻略対象別 オムニバスエロです。 完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。 (攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)   

イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?

すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。 病院で診てくれた医師は幼馴染みだった! 「こんなにかわいくなって・・・。」 10年ぶりに再会した私たち。 お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。 かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」 幼馴染『千秋』。 通称『ちーちゃん』。 きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。 千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」 自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。 ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」 かざねは悩む。 かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?) ※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。 想像の中だけでお楽しみください。 ※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。 すずなり。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!

臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。 そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。 ※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています ※表紙はニジジャーニーで生成しました

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~

一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、 快楽漬けの日々を過ごすことになる! そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!? ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

処理中です...