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教育的指導
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宍戸先輩ったら、神様が困るくらいのお金を持ってるくせに、なんで支払いをこんなに貯めたかな。
優秀な建具職人だったロビン・ハルガスの作る扉は、丈夫な分、値も張る。
質素な扉が六組で2万4000ペリン。一組4000ペリン。今の建具業界では、ボッタクリかと言われる値段だ。当時だって決して良心価格とは言えないから、客は主に質を求める富裕層。
ロビン・ハルガス自身がお金に困ってなかったから、宍戸先輩が支払いを貯めても強く請求しなかったのかもしれない。
質素な扉でも4000ペリンなんだから、作業部屋にあった、朱色の扉なんかはもっと値段が高いわけで、更に移動扉を求めるのは主に貴族。貴族好みのキラビヤカ~な扉は、宝石や装飾代金も加わって、めまいがする金額だ。
この請求書の金額を見て、常識人のベルタが小さな悲鳴をあげたくらいだ。
「ってことで……代金の総額、2億7万5000ペリンです」
顎が外れそうなくらい口を開けたロシェルさんに、少し気の毒になりながら、私は更に告げた。
「利子50年分を含めて、きりよく3億ペリンにしましょうか」
ニコリと笑顔で。ロシェルさんは直ぐには納得してくれない。
「いや、待て待て待て……そんな話……どう……」
「あ、やっぱり50年もたってる分、納得いきませんよね。
では、4億ペリンにしましょう」
「なんで増えてんだ!?」
だって、50年も支払いが遅れてるんだし、利子はもっとあっても……と思った私の肩を、パウルが叩く。
ロシェルさんの顔が青ざめていた。
だけど、支払いはきっちりしたい。
「それから、ケンゴ・シシドがロビン・ハルガスさんの名前を使って、いろいろやっていたことへの迷惑料を含めて……。
総額、50億ペリンでいかがでしょう」
「ぎゃ~~~~っ!!」
ロシェルさんの叫びが辺りに響いて、彼はその場に倒れ込んだ。
「お父さん! どうしたの?」
叫びを聞いて、慌てて出て来た私より少し年上そうな女性は、ロシェルさんの娘だった。
ロシェルさんにしたのと同じ説明をすると、彼女も同じように叫んだ。
さすが親子だ。
「と、と、取り敢えず、中へどうぞ」
家に通してくれたから、みんなで落ち着いてお茶を楽しんでいる。
紅茶からふわりと香る、濃い葡萄の香り。
行き付けのカフェで母が好んで飲んでいた、「ティー・ロワイヤル」に似ている。
ティースプーンを温めて、角砂糖を乗せる。そこにブランデーを一滴し。砂糖に染み込んだら、火を付ける。アルコールを飛ばして、溶けた砂糖を紅茶を入れるのだ。
アルコールを飛ばす時の青い炎が綺麗で、じっと見ていたのを思い出すな。
ここでの作り方は同じかどうか知らないけれど、香りは同じようにいい。味は……私は普通の紅茶が好きだ。
酒を買うお金もない状況だったみたいだから、客である私達に対して奮発してくれたのだろう。
「一つ、聞いていいか」
ズズズとお茶をすすったロシェルさんは、まだ青い顔をしている。
「お嬢ちゃんは、ケンゴ・シシドとどういう関係なんだ?」
「その辺ちょっと複雑なんですが……彼のいろいろな後始末を引き受けた、同郷の後輩、でしょうか」
「そうか……。ケンゴ兄さん……いや、彼は、今どうしてるんだ?」
「今頃、女神とお茶会でもしてるかもしれません」
宍戸先輩の魂は、死んだというより消滅した状態だ。輪廻転生の輪から完全に外れ、どこにも存在しない。女神といえども再び会うことはない。
本当のことは言えないし、言ったところで信じないだろう。
「……あの人らしいな。いつも違う女と会ってたからなぁ。それも美女ばかり。
あの人が親父の前から消えた時、女にナイフで刺されてのたれ死んでねぇか探したんだよ。結局、見つからなかったから、どっかで生きてるとは思ってた。
いつかフラリとこの家に帰って来るんじゃねぇかって、親父は死ぬ間際まで待ってたんだ」
宍戸先輩は、女神から忠告を受けていた。それでも、移動扉を作ることを止めなかったのは、なぜだろう。
こんなにも思ってくれる友人も、素敵な恋人達がいても、この世界に馴染めなかったのかな。消えてしまいたかったのかな。
「……宍戸さんも会いに来たかったと思いますよ」
何の未練もなかったら、あんなメモを残したりしない。
最初に宍戸先輩の家で見つけたメモを、ロシェルさんに見せた。
『わたしに何かあったら、ロビン・ハルガスにーーーー』
ロシェルさんが小さく息をのむ。
「これに続く言葉は何か、私なりに考えたんです。で、お金と謝罪じゃないかと。
私に出来ることは、彼の意思を受けついで、まずはハルガスさんに未払いの請求書を払うこと。それから謝罪をしようと決めていました。でも、謝罪の言葉は私が言ってもどうにもならないので……」
だから宍戸先輩の財産を受けとってもらいたい。
「っだがな、こんな大金は貰えねぇさ。請求書の分だけで、ひ孫の代どころか玄孫の代まで豪遊できるじゃねぇか。
ケンゴ兄さんの気持ちを知れただけで、親父も俺も満足なんだ」
多すぎるお金は、負担になることは私が一番よく知っている。
だけど、ここは引く訳にいかない。
「それじゃあ……借金取りにはこの家を引渡して、借金を帳消しにした後、新しい家を私に用意させて下さい」
「元々ケンゴ兄さんを待つ為に、この家を守っていたようなもんだからな、家を手放すつもりだ。だがなぁ、家を用意って簡単に言うがよ」
「50億ペリンを受け取って貰えないなら、そのくらいはさせて下さいよ。じゃないと、私が宍戸さんに怒られちゃいます」
使っても使っても無くならない、宍戸先輩の埋蔵金。その一部をハルガス一家に使って貰えたら嬉しい……というか、私の使命が軽くなる。まぁロシェルさんも娘さんも、財布の紐がガチガチなタイプみたいだけど。
困った顔のロシェルさん親子。その様子をチラチラ見ていた存在に気がついて、私はニコリと笑いかけた。
「こんにちは」
私の挨拶に、蚊の鳴くような声で挨拶を返してくれたのは、小さな男の子が二人。5、6歳くらいの子供だ。ママにはあまり似ていないから、パパ似かな。そういえば、ロシェルさんから娘婿の話を聞いていないな。なんとなく空気を読んで……そこは触れないでおこう。
少年達においでと手招きすると、おずおずと私の前にやって来た。
「君達。新しいお家を、お姉さんがロシェルさんにプレゼントしようと思うんだけど、どうかな?」
「あ、あたらしい……おうち……?」
「そうだよ。今より広くて、キレイなお家」
お兄ちゃんの方が、コテンと首を傾げた。
「ほんと? そのおうちには、もう、こわいオジさんたち、こない?」
「じぃちゃん、かぁちゃん、うれしい? あたらしいおうち、みんないっしょ?」
ロシェルさんと娘さんが息をのむ。
ロシェルさんと娘さんがいくら隠そうとしても、子供達なりにいろいろ感じているはずだ。
毎日、借金返済の為に頑張って働く、母と祖父を見て、子供だって何も感じない訳がない。
「もちろん、お爺さんもお母さんも一緒だよ。怖いオジさん達は来ないから大丈夫」
パッと子供達の顔が明るくなった。
よしよし。子供を味方につけたら、こっちのもの。これで家はいらないとか言わせないよ。
ロシェルさんが頭をバリバリ掻きながら、唸った。
「……お嬢ちゃん、なかなかやるな。
分かったよ、俺の負けだぁ。家はありがたく受け取ることにする」
「ふふ、良かったです」
これで、めでたしめでたしと思っていたら、パウルが「甘い!」とピシャリと言った。
「借金取りに家を渡す前に、役所に立ち会いを要請する。証人がたくさんいれば、後から難癖つけられることもないからな。証拠として借金完済証明書を発行してもらえ。そのくらいして当然だ」
「いやぁ、そこまでしなくても」
「また全財産を騙し取られたいのか?」
「うっ……」
そういえばロビン・ハルガスは騙されて借金を負ったんだった。
この家に価値のある物は一つもない。莫大な借金と引き換えになるような家じゃない。
借金取りがソレを知ったら……きっと何か仕掛けて来る。ハルガス一家の血筋なのかロシェルさんも人が良さそうだから、父親と同じようにコロリと騙されて、また借金生活になりそうな気がする。
ここはビシバシ、パウル的教育的指導をハルガス一家に叩き込んでもらおう。玄孫の代まで遊んで暮らせるようにね。
っていうか、玄孫の代まで豪遊出来るって……さすがにそこまでの金額じゃない。ん? 私の金銭感覚がブルジョワに戻ったのか、ロシェルさんが倹約家なのか、どっちだろう。
優秀な建具職人だったロビン・ハルガスの作る扉は、丈夫な分、値も張る。
質素な扉が六組で2万4000ペリン。一組4000ペリン。今の建具業界では、ボッタクリかと言われる値段だ。当時だって決して良心価格とは言えないから、客は主に質を求める富裕層。
ロビン・ハルガス自身がお金に困ってなかったから、宍戸先輩が支払いを貯めても強く請求しなかったのかもしれない。
質素な扉でも4000ペリンなんだから、作業部屋にあった、朱色の扉なんかはもっと値段が高いわけで、更に移動扉を求めるのは主に貴族。貴族好みのキラビヤカ~な扉は、宝石や装飾代金も加わって、めまいがする金額だ。
この請求書の金額を見て、常識人のベルタが小さな悲鳴をあげたくらいだ。
「ってことで……代金の総額、2億7万5000ペリンです」
顎が外れそうなくらい口を開けたロシェルさんに、少し気の毒になりながら、私は更に告げた。
「利子50年分を含めて、きりよく3億ペリンにしましょうか」
ニコリと笑顔で。ロシェルさんは直ぐには納得してくれない。
「いや、待て待て待て……そんな話……どう……」
「あ、やっぱり50年もたってる分、納得いきませんよね。
では、4億ペリンにしましょう」
「なんで増えてんだ!?」
だって、50年も支払いが遅れてるんだし、利子はもっとあっても……と思った私の肩を、パウルが叩く。
ロシェルさんの顔が青ざめていた。
だけど、支払いはきっちりしたい。
「それから、ケンゴ・シシドがロビン・ハルガスさんの名前を使って、いろいろやっていたことへの迷惑料を含めて……。
総額、50億ペリンでいかがでしょう」
「ぎゃ~~~~っ!!」
ロシェルさんの叫びが辺りに響いて、彼はその場に倒れ込んだ。
「お父さん! どうしたの?」
叫びを聞いて、慌てて出て来た私より少し年上そうな女性は、ロシェルさんの娘だった。
ロシェルさんにしたのと同じ説明をすると、彼女も同じように叫んだ。
さすが親子だ。
「と、と、取り敢えず、中へどうぞ」
家に通してくれたから、みんなで落ち着いてお茶を楽しんでいる。
紅茶からふわりと香る、濃い葡萄の香り。
行き付けのカフェで母が好んで飲んでいた、「ティー・ロワイヤル」に似ている。
ティースプーンを温めて、角砂糖を乗せる。そこにブランデーを一滴し。砂糖に染み込んだら、火を付ける。アルコールを飛ばして、溶けた砂糖を紅茶を入れるのだ。
アルコールを飛ばす時の青い炎が綺麗で、じっと見ていたのを思い出すな。
ここでの作り方は同じかどうか知らないけれど、香りは同じようにいい。味は……私は普通の紅茶が好きだ。
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「一つ、聞いていいか」
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「お嬢ちゃんは、ケンゴ・シシドとどういう関係なんだ?」
「その辺ちょっと複雑なんですが……彼のいろいろな後始末を引き受けた、同郷の後輩、でしょうか」
「そうか……。ケンゴ兄さん……いや、彼は、今どうしてるんだ?」
「今頃、女神とお茶会でもしてるかもしれません」
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「……あの人らしいな。いつも違う女と会ってたからなぁ。それも美女ばかり。
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こんなにも思ってくれる友人も、素敵な恋人達がいても、この世界に馴染めなかったのかな。消えてしまいたかったのかな。
「……宍戸さんも会いに来たかったと思いますよ」
何の未練もなかったら、あんなメモを残したりしない。
最初に宍戸先輩の家で見つけたメモを、ロシェルさんに見せた。
『わたしに何かあったら、ロビン・ハルガスにーーーー』
ロシェルさんが小さく息をのむ。
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使っても使っても無くならない、宍戸先輩の埋蔵金。その一部をハルガス一家に使って貰えたら嬉しい……というか、私の使命が軽くなる。まぁロシェルさんも娘さんも、財布の紐がガチガチなタイプみたいだけど。
困った顔のロシェルさん親子。その様子をチラチラ見ていた存在に気がついて、私はニコリと笑いかけた。
「こんにちは」
私の挨拶に、蚊の鳴くような声で挨拶を返してくれたのは、小さな男の子が二人。5、6歳くらいの子供だ。ママにはあまり似ていないから、パパ似かな。そういえば、ロシェルさんから娘婿の話を聞いていないな。なんとなく空気を読んで……そこは触れないでおこう。
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「君達。新しいお家を、お姉さんがロシェルさんにプレゼントしようと思うんだけど、どうかな?」
「あ、あたらしい……おうち……?」
「そうだよ。今より広くて、キレイなお家」
お兄ちゃんの方が、コテンと首を傾げた。
「ほんと? そのおうちには、もう、こわいオジさんたち、こない?」
「じぃちゃん、かぁちゃん、うれしい? あたらしいおうち、みんないっしょ?」
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毎日、借金返済の為に頑張って働く、母と祖父を見て、子供だって何も感じない訳がない。
「もちろん、お爺さんもお母さんも一緒だよ。怖いオジさん達は来ないから大丈夫」
パッと子供達の顔が明るくなった。
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ロシェルさんが頭をバリバリ掻きながら、唸った。
「……お嬢ちゃん、なかなかやるな。
分かったよ、俺の負けだぁ。家はありがたく受け取ることにする」
「ふふ、良かったです」
これで、めでたしめでたしと思っていたら、パウルが「甘い!」とピシャリと言った。
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「いやぁ、そこまでしなくても」
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「うっ……」
そういえばロビン・ハルガスは騙されて借金を負ったんだった。
この家に価値のある物は一つもない。莫大な借金と引き換えになるような家じゃない。
借金取りがソレを知ったら……きっと何か仕掛けて来る。ハルガス一家の血筋なのかロシェルさんも人が良さそうだから、父親と同じようにコロリと騙されて、また借金生活になりそうな気がする。
ここはビシバシ、パウル的教育的指導をハルガス一家に叩き込んでもらおう。玄孫の代まで遊んで暮らせるようにね。
っていうか、玄孫の代まで豪遊出来るって……さすがにそこまでの金額じゃない。ん? 私の金銭感覚がブルジョワに戻ったのか、ロシェルさんが倹約家なのか、どっちだろう。
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