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第一回家族会議
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「我が家へようこそ!」
三人ともポカンとした顔でアーチ門の前で立ち尽くした。
「あ~~、昨日買ったばっかりの家だから、庭は手付かずなんだ……おどろおどろしいよね。あはは」
謎の蔓植物に侵食された庭は、やっぱり私じゃなくても引くよね。早々に庭師を雇わなくては。
家の中を軽く案内して、適当に部屋を決めてもらう。三人ともオロオロしながらも私が昨日使った部屋の近くに固まった。
それから食事の準備に取りかかる……と言っても、テイクアウトした物ばかりなので、お皿に入れかえて、お茶用のお湯を沸かすくらいだ。
「昨日はここのダイニング、広すぎて怖くてキッチンで食べたんだけど、今日は四人もいるし、ダイニングで食べようね」
みんなで協力して運んで準備が出来ても、誰も席につこうとしない。奴隷は座るにも指示を出さないといけないのか。面倒だな。
「さぁ、座って。
食事の挨拶は……この国のやり方は知らないから、私の出身国流でいいよね。みんな真似して」
両手を合わせる。
「いただきます」
「「「いただきます」」」
「よし、食べよう。好きな分を取ってね」
…………誰も取らない。そうか、奴隷はそうなのか……。
せっせと三人のお皿に料理を取り分け、ようやく食事が開始された。
奴隷って面倒だ。何とかしなくては。
パンを渡したり、おかわりを渡したり、私は三人の子持ちの母親かってくらい、疲れた食事だった。
「リリア、お茶入れられる?」
「はい」
食後のお茶はリリアにお願いしてみる。思わずじっと見てしまうのは、心配だからであって、決して粗探しの継母風じゃないよ。
心配した通り、リリアは茶葉を手に取ったものの、そこからどうしていいのかオロオロしている。
「……リリア。出来ない時、分からない時はちゃんと言ってね。ヴィムとレオナルドもだよ。それで怒ったりしないから」
「申し訳ございませんっ」
「土下座は禁止ね」
危ない……今土下座の流れだった。先に言っておかないと服も身体も汚れる。
リリアとレオナルドは商家の子って書いてたけど、きっと裕福な商家だったんだろうな。お茶の入れ方も知らないなら、家事も出来ないだろうし……家事のプロを雇った方がいいかもね。
「リリアは椅子に座ってて。お茶は私が入れるから」
リリアにお茶の入れ方を教えてもいいけど、私のお茶の入れ方は完全我流だからな。
手早くパパッとお茶を入れて、みんなの前に置く。
「では……皆さんお揃いですので、第一回目の家族会議を初めます。
ヴィム、あなたを今回の会議の書記に任命します。内容の記録を取ってね」
紙とペンを渡すと素直に受けとる。さっき出来ないことは言えと言ったから、たぶん大丈夫だろう。
「まずは自己紹介から初めましょうか。
名前と年齢の後、質問に答えてね。
じゃあ最初は私からいくよ。知りたい事があれば、どんどん質問する事」
椅子から立ち上がってゴホンと咳払いをした。
「マイカ・イシカワ、22歳です。質問ある人は挙手。……っていないか。そんなに私に興味ないよね……」
ん? 三人とも手が上がっている。
「え……じゃあレオナルド君、どうぞ」
何を聞かれるかドキドキする。質問があるということは、私に関心があるということだ。いいことだよ。
「ご主人様の好きな食べ物は何ですか?」
ズルッ……。いきなり子供らしい質問に私の気持ちがズッコケた。
「ハーブ類が好きだなぁ。料理に使ってよし、お茶にしてよし、身体にもよし……なんて最強でしょ」
道端にも生えているハーブはたくさんある。ハーブは強い種類が多いから、雑草にも負けずに群生してたりするんだよな。中でも紫蘇が最強だ。赤も青もどっちも好きだ。この世界に紫蘇があるか分からないから内緒にしておこう。
「次は、リリアさんどうぞ」
「あの……私たちはこれからこのお屋敷で、どんなことをすればいいのでしょうか」
ああ……自分の役割が分からないと不安だよね。でもリリアとレオナルドは手に職がある訳じゃないし、特にないんだよね。……それを言ったらよけい不安になるか。
「ええとね、私はこの家で昨日から一人暮らしなの。正直広すぎて怖いので、君達がいてくれるだけで助かります。
明日からは身の回りの備品を揃えて、一緒に生活の基盤を整えることに協力して下さい。
次は、ヴィムさんどうぞ」
「ご主人様は、どうして呪い持ちの奴隷を購入されたのですか」
リリアとレオナルドが、はっとして顔を上げた。二人とも気になるらしい。
そうだよね、普通は奴隷を購入するにも、呪いのない奴隷の方を選ぶよね。呪い持ちのメリットといえば、金額の安さと従順さ、くらいだし。
「う~ん、私の出身国には奴隷制度がなかったから、三人が初めて会ったの……」
勢いで購入した家が大きすぎて、一人が怖いこと。人を雇うにも信用出来るか分からないから抵抗があること。
みんなしっかり聞いてくれる。
「……今日会った瞬間、びびっと来たんだよね。買っちゃおうって」
特に深い理由がある訳じゃないと知って、三人とも少し身体の力が抜けたようだ。やっぱり呪いなんて受ける背景には、いろいろ深い闇もあるのかもしれない。
まだみんな手を挙げる。次は、レオナルド。
「ご主人様の好きな色は何色ですか」
「……黄色です」
「ご主人様の好きな花は何ですか」
「……薔薇です」
こんな質問が続いて、私はあることに気がついた。
質問責めの原因は、私がどんどん質問しろって言ったから? 命令になっていたのか……奴隷の扱いって面倒くさい。
「では、次に移ります。
私の呼び方についてです。
ご主人様は却下。
私より年下のリリアとレオナルドはマイカさん。年上のヴィムは呼び捨てで呼ぶこと」
三人は息を飲んで絶望的な顔をしている。
奴隷は本来許されないのかもしれないけど、ここは命令効果を利用しよう。
「あと、言葉使いも普通に話して。それから、意見があればどんどん言って。別に怒ったり罰したりしないから。
私は人形と一緒に暮らしたくないから、奴隷といえども必要最低限のことは自主的に行動してちょうだい。お願いね」
三人とも何も言わない。お願いじゃダメか。
「じゃあ、命令ね」
「「「仰せのままに」」」
……口調、なおってないな。……今は命令と言う形にしちゃったけど、口調も態度も、それが当たり前になればいい。
「ヴィム、ちゃんと書けた?」
紙を覗くと、分かりやすく箇条書きにまとまっていた。なかなかやるな。元騎士とか言って、頭も良さそうだぞ。
好きな食べ物とか色とかまで書いてるし……。細かいタイプだな。
第二回目の会議もヴィムに書記をお願いしよう。
こうして四人で生活することが決定した。
「レオナルド、目を摘むって。
……大丈夫、怖くないよ。お姉さんに任せて」
緊張に固くなったレオナルドの身体を、宥めるように撫でる。
言われた通りギュッと目をつむるレオナルドが可愛い。
「痛いことしないからね……」
レオナルドの髪をそっと撫でる。銀色の髪は細くさらさらで、指に馴染みがいい。
「うつむいたら可愛い顔が見えないよ……」
レオナルドの顎に指をかけて、クイッと上を向かせる。目が合って、レオナルドは恥じらうように慌てて目を閉じた。
「はい! 完成!」
ハサミを置いて、レオナルドの肩にかかる髪を払った。
レオナルドの前髪がすっきりした。
「うん。我ながらなかなかの出来だな。レオナルドがもっと可愛くなった」
目に被るほど長い前髪を眉ほどに短くして、全体的には少し揃えるくらい。若干おかっぱヘアーになったけど、レオナルドの可愛い雰囲気に似合っている。
リリアも前髪をがっつり切って、緑の瞳が見えるようになった。
ヴィムは一番最初に切ったから……そのわりには上手く出来た。最初坊っちゃん刈りみたいになって焦ったけど、ザクザクすいていい感じになった……と思いたい。イケメンはどんな髪でもイケてるから大丈夫だ。
三人ともポカンとした顔でアーチ門の前で立ち尽くした。
「あ~~、昨日買ったばっかりの家だから、庭は手付かずなんだ……おどろおどろしいよね。あはは」
謎の蔓植物に侵食された庭は、やっぱり私じゃなくても引くよね。早々に庭師を雇わなくては。
家の中を軽く案内して、適当に部屋を決めてもらう。三人ともオロオロしながらも私が昨日使った部屋の近くに固まった。
それから食事の準備に取りかかる……と言っても、テイクアウトした物ばかりなので、お皿に入れかえて、お茶用のお湯を沸かすくらいだ。
「昨日はここのダイニング、広すぎて怖くてキッチンで食べたんだけど、今日は四人もいるし、ダイニングで食べようね」
みんなで協力して運んで準備が出来ても、誰も席につこうとしない。奴隷は座るにも指示を出さないといけないのか。面倒だな。
「さぁ、座って。
食事の挨拶は……この国のやり方は知らないから、私の出身国流でいいよね。みんな真似して」
両手を合わせる。
「いただきます」
「「「いただきます」」」
「よし、食べよう。好きな分を取ってね」
…………誰も取らない。そうか、奴隷はそうなのか……。
せっせと三人のお皿に料理を取り分け、ようやく食事が開始された。
奴隷って面倒だ。何とかしなくては。
パンを渡したり、おかわりを渡したり、私は三人の子持ちの母親かってくらい、疲れた食事だった。
「リリア、お茶入れられる?」
「はい」
食後のお茶はリリアにお願いしてみる。思わずじっと見てしまうのは、心配だからであって、決して粗探しの継母風じゃないよ。
心配した通り、リリアは茶葉を手に取ったものの、そこからどうしていいのかオロオロしている。
「……リリア。出来ない時、分からない時はちゃんと言ってね。ヴィムとレオナルドもだよ。それで怒ったりしないから」
「申し訳ございませんっ」
「土下座は禁止ね」
危ない……今土下座の流れだった。先に言っておかないと服も身体も汚れる。
リリアとレオナルドは商家の子って書いてたけど、きっと裕福な商家だったんだろうな。お茶の入れ方も知らないなら、家事も出来ないだろうし……家事のプロを雇った方がいいかもね。
「リリアは椅子に座ってて。お茶は私が入れるから」
リリアにお茶の入れ方を教えてもいいけど、私のお茶の入れ方は完全我流だからな。
手早くパパッとお茶を入れて、みんなの前に置く。
「では……皆さんお揃いですので、第一回目の家族会議を初めます。
ヴィム、あなたを今回の会議の書記に任命します。内容の記録を取ってね」
紙とペンを渡すと素直に受けとる。さっき出来ないことは言えと言ったから、たぶん大丈夫だろう。
「まずは自己紹介から初めましょうか。
名前と年齢の後、質問に答えてね。
じゃあ最初は私からいくよ。知りたい事があれば、どんどん質問する事」
椅子から立ち上がってゴホンと咳払いをした。
「マイカ・イシカワ、22歳です。質問ある人は挙手。……っていないか。そんなに私に興味ないよね……」
ん? 三人とも手が上がっている。
「え……じゃあレオナルド君、どうぞ」
何を聞かれるかドキドキする。質問があるということは、私に関心があるということだ。いいことだよ。
「ご主人様の好きな食べ物は何ですか?」
ズルッ……。いきなり子供らしい質問に私の気持ちがズッコケた。
「ハーブ類が好きだなぁ。料理に使ってよし、お茶にしてよし、身体にもよし……なんて最強でしょ」
道端にも生えているハーブはたくさんある。ハーブは強い種類が多いから、雑草にも負けずに群生してたりするんだよな。中でも紫蘇が最強だ。赤も青もどっちも好きだ。この世界に紫蘇があるか分からないから内緒にしておこう。
「次は、リリアさんどうぞ」
「あの……私たちはこれからこのお屋敷で、どんなことをすればいいのでしょうか」
ああ……自分の役割が分からないと不安だよね。でもリリアとレオナルドは手に職がある訳じゃないし、特にないんだよね。……それを言ったらよけい不安になるか。
「ええとね、私はこの家で昨日から一人暮らしなの。正直広すぎて怖いので、君達がいてくれるだけで助かります。
明日からは身の回りの備品を揃えて、一緒に生活の基盤を整えることに協力して下さい。
次は、ヴィムさんどうぞ」
「ご主人様は、どうして呪い持ちの奴隷を購入されたのですか」
リリアとレオナルドが、はっとして顔を上げた。二人とも気になるらしい。
そうだよね、普通は奴隷を購入するにも、呪いのない奴隷の方を選ぶよね。呪い持ちのメリットといえば、金額の安さと従順さ、くらいだし。
「う~ん、私の出身国には奴隷制度がなかったから、三人が初めて会ったの……」
勢いで購入した家が大きすぎて、一人が怖いこと。人を雇うにも信用出来るか分からないから抵抗があること。
みんなしっかり聞いてくれる。
「……今日会った瞬間、びびっと来たんだよね。買っちゃおうって」
特に深い理由がある訳じゃないと知って、三人とも少し身体の力が抜けたようだ。やっぱり呪いなんて受ける背景には、いろいろ深い闇もあるのかもしれない。
まだみんな手を挙げる。次は、レオナルド。
「ご主人様の好きな色は何色ですか」
「……黄色です」
「ご主人様の好きな花は何ですか」
「……薔薇です」
こんな質問が続いて、私はあることに気がついた。
質問責めの原因は、私がどんどん質問しろって言ったから? 命令になっていたのか……奴隷の扱いって面倒くさい。
「では、次に移ります。
私の呼び方についてです。
ご主人様は却下。
私より年下のリリアとレオナルドはマイカさん。年上のヴィムは呼び捨てで呼ぶこと」
三人は息を飲んで絶望的な顔をしている。
奴隷は本来許されないのかもしれないけど、ここは命令効果を利用しよう。
「あと、言葉使いも普通に話して。それから、意見があればどんどん言って。別に怒ったり罰したりしないから。
私は人形と一緒に暮らしたくないから、奴隷といえども必要最低限のことは自主的に行動してちょうだい。お願いね」
三人とも何も言わない。お願いじゃダメか。
「じゃあ、命令ね」
「「「仰せのままに」」」
……口調、なおってないな。……今は命令と言う形にしちゃったけど、口調も態度も、それが当たり前になればいい。
「ヴィム、ちゃんと書けた?」
紙を覗くと、分かりやすく箇条書きにまとまっていた。なかなかやるな。元騎士とか言って、頭も良さそうだぞ。
好きな食べ物とか色とかまで書いてるし……。細かいタイプだな。
第二回目の会議もヴィムに書記をお願いしよう。
こうして四人で生活することが決定した。
「レオナルド、目を摘むって。
……大丈夫、怖くないよ。お姉さんに任せて」
緊張に固くなったレオナルドの身体を、宥めるように撫でる。
言われた通りギュッと目をつむるレオナルドが可愛い。
「痛いことしないからね……」
レオナルドの髪をそっと撫でる。銀色の髪は細くさらさらで、指に馴染みがいい。
「うつむいたら可愛い顔が見えないよ……」
レオナルドの顎に指をかけて、クイッと上を向かせる。目が合って、レオナルドは恥じらうように慌てて目を閉じた。
「はい! 完成!」
ハサミを置いて、レオナルドの肩にかかる髪を払った。
レオナルドの前髪がすっきりした。
「うん。我ながらなかなかの出来だな。レオナルドがもっと可愛くなった」
目に被るほど長い前髪を眉ほどに短くして、全体的には少し揃えるくらい。若干おかっぱヘアーになったけど、レオナルドの可愛い雰囲気に似合っている。
リリアも前髪をがっつり切って、緑の瞳が見えるようになった。
ヴィムは一番最初に切ったから……そのわりには上手く出来た。最初坊っちゃん刈りみたいになって焦ったけど、ザクザクすいていい感じになった……と思いたい。イケメンはどんな髪でもイケてるから大丈夫だ。
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