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2巻
2-1
しおりを挟む第一章 ヨシト、金を稼ぐ
俺――ヨシト=サカザキは、ある日目が覚めたら異世界にいた。これは、お約束のチート能力も貰っているはず……とステータスを確認したが、俺が持っていたのは『鑑定』と『亜空間倉庫』の二つ。どう考えても戦闘向きじゃないので、俺は冒険者を諦め、その荷物持ちのポーターとして生きていくことにした。
しかし、同じポーターで犬人族の少女メリッサと行動をともにするうちに、この二つのスキルに別の使い方があることに気づいた。『鑑定』で仲間の潜在能力を開花させられ、『亜空間倉庫』は無生物しか入れられない特性を利用して生物を両断できるのだ。
こうなったら、俺の生き方も変わる。
おまけに、迷宮で命を助けたのが縁で、金級冒険者――アリサ、メイ、モーラの三人が俺のパーティーに加わり、改めてパーティー『四姫桜』を結成する。元々強かった三人は、俺が能力を覚醒させたせいで、もはや手がつけられない。しかも、アリサの前世は、俺の幼馴染だった。
あ、あとホワイトフェンリルのシマが勝手に俺に懐いてきたので仕方なく仲間にした。すごく強い魔物らしいが、ほとんど戦おうとしない。何を考えているのかさっぱりわからないやつだ。
色々とてんこ盛りだが、まず俺たちはメリッサの借金返済のために、金を貯めることにした。そんな方針が決まった矢先――俺の能力に目をつけたミッシェル子爵の命を受けた元冒険者のジークに誘拐されてしまった。しかし、それを他の面々が黙っているはずがない。結果は……まあ、ひどいものだった。
拉致された俺が救出されて既に三日が経っている。
今回の件、腑に落ちない点がある。
ジークは死亡、子爵は正気を失い、子爵の私兵はほぼ全滅、子爵の屋敷は更地になってしまっているのに、俺たち四姫桜はお咎めなしだった。
それどころか、ミッシェル子爵の屋敷の崩壊は魔物による襲撃が原因とされ、拉致事件など最初から存在しなかったことになっている。
ありえない。
目撃者がゼロになるほど、関係者を執拗に追いかけて殺したわけでもないし、屋敷を更地にしたのは、アリサの火炎旋風だ。魔物の襲撃では、ああはならない。
だが、冒険者ギルドでも、子爵領の村でも、正気を失った子爵本人を預けた村人にさえ『何のことですか?』と言われてしまえば、それ以上の追及のしようがなかった。
ただ、徹底的に追及すれば、こちらは貴族をぶちのめした罪人になってしまう。絶対に誰かしらの思惑があるのはわかっているが、それを暴いてもこちらは損しかないので、俺たちは乗っかることにした。
とりあえず、気を取り直してギルドの依頼でも受けようと思い、冒険者ギルドへ全員で向かう。
まあ、それはいいのだが……
「おい、お前ら。なあ……」
「何よ、お兄ちゃん」
「……近ぇよ」
普通に道を歩くだけなのに、今、口を開いたアリサだけでなく、メイ、メリッサ、モーラ――みんなが手の届く距離で寄り添い、俺を護衛している。
飯や寝るときはもちろん、風呂やトイレでさえ、入口で門番のように立ち塞がっている。
メイやアリサなんかは、風呂やトイレまで一緒に入ってこようとしたが、さすがにそれだけはダメだと押し出した。
「わかってる、わかってるけどよ……」
呆れたような目つきでアリサを見ると、俺の前を歩くメリッサが首だけ振り返って俺を睨む。
「わかってるなら黙ってなさいよ。ほんと、危なっかしくて仕方ないわ」
「いやいや、大げさすぎんだろ」
「大げさなもんか。巨人族の女はね、一度決めたら死んでも守り抜くものさ」
「お前、ハーフだろうが……」
俺の右を警戒しながら歩くモーラが、チラリと目線だけ向けてきて、また言葉を繋げる。
「半血でも、あたしは巨人族の血を引いていることを誇りに思っている。いや、ヨシトと出会ったからかね、巨人族の血が騒ぐのさ、番を守れとね」
と、ドヤ顔のモーラ。
「番ってお前、いつからそうなったよ」
モーラは目を見開いたが、すぐに笑顔になり、俺の肩を抱くように組んできた。
「あたしの初めてを捧げたんだ、番だろ?」
「ほっぺにキスだけだろ」
「なんであろうとさ。それに、あたしがそう決意しただけ、ヨシトには迷惑かけないよ」
「あのな……」
するとメイが、俺の肩を抱いているモーラの手をピシャリと叩き、そのまま腕を俺から振りほどいた。
「いつまで気安く触ってるのですか。いい加減にしなさい」
俺は左隣を歩くメイを見る。目が合うと、メイは聖母のように優しく微笑んでみせる。
「…………」
(こいつには何を言っても無駄だな……。ユウシャサマーだもんな。下手に突っ込んで、また狂気を見せられても困るしな……)
俺の後ろに視線をやれば、アリサがトコトコついてきていて、その隣を成犬サイズのシマが並走している。
シマはどことなく呆れてるような顔で俺を見ている。
「……シマ、言っとくが俺のせいじゃねえよ……」
シマは首を傾げ、下から見上げるように、まるで「全部ひっくるめてお前のせいだ」と言わんばかりの顔をすると、プイとそっぽを向いてしまった。
「勘弁してくれよ……」
◇
「はい、四姫桜さんとして、討伐依頼を受注されています。納期はあと七日ですね」
「は?」
ギルド職員のお姉さんが、そんなことを言っている。俺がミッシェル子爵の牢に入ってる間に、メイがパーティー名を『桜花乱舞』から正式に『四姫桜』に変えていた。あわせてそこに俺とメリッサを入れ、ついでに俺をリーダーとして登録しなおしたようだ。
メイとモーラが勝手に話を始める。
「アースリザードが、北門から馬で二日ほどの位置に現れたそうです」
「あの森から出てきたんだね。討伐報酬は?」
「白金貨二枚ですね。アースリザードの素材は買い取り時に査定だそうです」
「まあ、そんなもんだろうね」
どうやら俺が攫われてる間に依頼を受けていたようだ。
そういえばそうだった。俺は、メリッサたちに買い出しや依頼のチェックを頼み、一人でぶらついているときに攫われたんだった。そのときに受けたってことか。
しかし、はじめての白金貨の依頼だ。
「さすが金級の冒険者。依頼の報酬が破格だな」
そこへモーラが、俺に注意を促す。
「アースリザードは竜種だよ。強さももちろんだが、硬いんだ。それに大きい」
「危ないか?」
「もし桜花乱舞だったら受けないね。一体でもギリギリだよ。万が一、二体いたら絶対に倒せない。それに、アースリザードを運べるポーターを雇うのも金がかかる。依頼失敗は違約金がかかるからね。リスクとリターンが見合ってないよ」
「なるほど」
メイは、申し訳なさそうにうつむいた。
「ヨシト様、受けてしまったのですが、よろしいでしょうか?」
「メイは、四姫桜ならいけると思ったから受けたんだろ? モーラ、いけるよな?」
「任せな。あたしの力の見せどころだよ」
アリサもずいっと前に出てきた。
「私に任せなさいっ! お兄ちゃんはぼーっと見ててくれればいいわ!」
「そっか」
俺はギルドのお姉さんに向き直る。
「よし、じゃあそれをこなそう。いいかな?」
「もちろんです。あと七日しかありませんので、お急ぎになった方がいいかと」
「わかった。行くぞ、みんな」
◇
ギルドから宿屋に戻り、軽くミーティングする。そしてメリッサから大量の物資を受け取り、亜空間倉庫に収納した。
アースリザード討伐へは、明日出発することにした。
「物資はそれで全部よ。頼まれたものと必要なものは全部あるわ」
「ありがとう。そういえば、メイはどんな弓を買ったんだ?」
「これです」
メイは木製の大きな弓をテーブルに置いた。
「エルダートレントの弓です。大金貨三枚でした」
「それは安いのか?」
「はい。弓を引く力を軽減する効果がついてますが、かなり古いもので、売れ残りだそうです。特別に安くしてもらいました」
だが、メリッサが真実を教えてくれる。
「違うわ、エロ爺だったのよ」
「ああ、なるほど」
それならば理解できる。俺だって、いい女には割引ぐらいしたくなる。
「それと、メイがどうしてもと言うから、部屋を五つ取ってるわ。このヨシトの部屋が一番大きくて、一人一部屋よ」
「……んまあ、いいんだけど、どうしてだ?」
メイが俺をまっすぐ見る。
「必要だからです」
「ん?」
「必要だからです」
「……いや、なんで必要なんだよ」
メイの有無を言わさぬ雰囲気に、俺はたじろいだ。
するとアリサが腰に手を当てて、胸を張りながら言う。
「当たり前でしょ? お兄ちゃんがまた攫われないようによ」
「は?」
なぜ一人一部屋にすることが、誘拐対策になるのか。
メリッサも補足してくる。
「今日から一人ずつ順番に、ヨシトの部屋に護衛として泊まるわ」
「っ! はあ!?」
「またフラフラとどこかに出歩かせないための見張りよ。それに、ここが直接襲撃されてもいいように、つきっきりの護衛も必要よ」
「必要じゃねえから!」
こいつら、とんでもないことを言い出した。そんなことされたら自家発電もままならない。つうか、エロゲ並みのイベントフラグだ。
メイはきっぱりと言い切る。
「必要です。私たちはヨシト様を失うわけにはいきません」
「そ、そうだとしてもよ。男と女が密室に二人きりなんだぞ? 余計危ねえ――」
俺は途中で言葉が止まってしまった。メイの表情は「どうぞどうぞ。むしろそれを待ってます」と言わんばかりだ。ダメだこいつは。常識が通用しない。
「…………」
モーラを見る。
モーラは少し顔を赤らめる。
「あた、あたしだって覚悟はできてるさ! それに、絶対にヨシトは守る!」
メリッサは不敵な笑みを浮かべた。
「やれるもんならやってみなさいよ」
「…………」
途端、あの発勁の衝撃がトラウマのように蘇り、胃がキューッとなる。
無理だ……子爵の牢にいるときより恐ろしい。
アリサもニンマリと笑みを浮かべている。
「あー、お前はないから」
アリサは目を大きく見開いた。
「っ! なんでよ! 不公平だわっ!」
「お前は妹だから」
「妹じゃないわ! 妹枠なだけじゃない!」
アリサも別にやる気マンマンだったわけではないだろう。だが、お前はないと言われたら、腹が立つものだ。
「同室護衛が回避できないなら、今日はアリサと寝ようかな」
アリサなら安心だ。俺がニヤニヤしながら指名すると――
「アッタマきた!! 覚悟しなさいよ、お兄ちゃん!」
その日の夜は、二人きりになって真っ赤に頬を染めるアリサをからかい、昔に戻った兄妹のように話に花を咲かせながら寝た。
◇
「なんで俺は一人で飯食ってんだ……?」
昨日はアリサが横にいたはずなのに、目が覚めたら一人だった。
そして今、泊まっている銀の鐘亭の食堂で朝飯を食べているんだが、女四人は一つのテーブルにかたまり、頭をテーブルの中央に寄せあって、ヒソヒソとなにやら話している。
俺を仲間外れにして……
聞き耳を立ててみると――
「――察し悪ヘタレクズ勇者――」
「――僧なの? ――」
「なら私が――」
「――順番は守――」
「あんたは最後――」
「――解放順?」
「やはり宿は面倒――」
「早く拠点を――」
「――今日は無理では――」
「本気でヘタレ――」
いきなりギロッと四人が俺を睨んでくる。
「「「「ギルティ」」」」
全員が俺を見て声を合わせた。
「なんでだよ!!」
女たちはそれに反応せず、またヒソヒソ話にもどった。
(誰がへタレクズ勇者だよ! 大体、ところ構わず手を出してるならギルティもわかる。出してないのにギルティって、そんなパターンあるの!? こうなったら、全員を……いや無理。アリサとそういう関係になるなんて、想像できん)
すると、銀の鐘亭の受付カウンターにいる猫耳女性が、俺のところにやって来た。
料理を持っている。当たり前だ、ウェイトレスもしているのだから。
「五部屋借りられるとのことでしたから、周りに配慮して皆様の部屋を固めました」
「あ、ああ。ありがとうございます」
「できるだけ、一番奥の部屋でなさってください」
「なさらねぇよ……」
そもそも、日本の常識で育ってきた俺が、ラノベのハーレムのように全員に手を出すなんてのは無理がある。いや、エロいことに興味はある、つうか大好きだ。だが、向こうがその気とかそういう問題ではなく、やはり自分の心構え的に無理があるのだ。
でも、仮に誰か一人だけを彼女になんかしたら、そちらの方が問題になりそうだ。
さらに、交替で護衛という名の同衾をされては、自分で慰めることもできない。八方塞がりだ。
(もう面倒くせえ……。つうか、この猫耳女性もスタイルいいよな。……なんなら、あいつらとはしないで、この人とかなら?)
なんて、都合のよすぎる妄想をしていると、何やら視線が刺さる気がした。
ふと、メリッサたちの方を向くと――
「「「「ギルティ」」」」
「てめえら、それが言いたいだけだろ!!」
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