上 下
75 / 105
第五章

聞くと見るとじゃ100倍違う

しおりを挟む
「それは出来ねえ相談だ」
「・・・なんでだよ」
「エルダイトを敵に回したら国が滅ぶからだ」

ビューゼルドと謁見の間に入り、ケイノスに兵を送るのをやめて欲しいと言ったが、ビューゼルドの返事はこれだった。

現在謁見の間には、護衛の騎士は居るが、ビューゼルドと若い女の宰相、俺たち3人で話をしている。
ビューゼルドと知り合いと言うことで警戒が薄いのだろう。

「負ける戦争だぞ?」

ビューゼルドは王座のような椅子に座り、大きく背もたれに寄りかかっている。酒場での態度が嘘のようだ。

「兄ちゃんらのことは調べている。たしかに凄い力を持ってるだろう。星降らしがどの程度かわからないが、死の砂漠を見れば大方予想はつく」
「だったら────」
「それでもだ」
「・・・・・・」

俺には何故死の砂漠を見ても戦う気なのかがわからない。

「理由は色々ある。ひとつは国の位置だ」

ケイノスとフリーポートの間にエルダイト帝国が入っている。

「もし、エルダイトの大群をケイノスからフリーポートに向けられれば、フリーポートは滅ぶ」

ビューゼルドは真剣な眼差しで、俺たちを見つめている。

「2つ目は、エルダイトはネライックと繋がっている」
「・・・魔物の国とか?」
「いや、正確には魔物を統率している龍と繋がっている。魔物の大群をフリーポートに仕向けられればそれだけでもフリーポートは滅ぶ。動けねーんだよ」
「・・・・・・」
「お前らが助けてくれるかも知れねーが、うちが派兵を辞めたとして、エルダイトの30万がケイノスへ、ネライックがフリーポートに同時に攻め込まれたらどうする?お前らもどうしようも出来ねえだろうが」

言ってることは理解出来る。国を第一に考えれば正しいのかも知れない。

「万が一、うちの10万、エルダイトの30万をケイノスが撃ち返せて戦争にケイノスが勝ったとしよう。だがそれでもフリーポートが滅ぶわけじゃない」
「10万が死ぬんだぞ?」

ビューゼルドは王座の肘掛に肘をつき、頬杖をつく。

「簡単に言いやがるな。確かに兄ちゃんらは強えだろう。だがよ、10万を殺すのはそんな簡単じゃねえぞ?ゲンにだって無理だ」

ゲンとはビューゼルドに会う前にあったナイトウォーカーだ。これも一応ビューゼルドに話したが、本当に知り合いらしい。有事の際には協力する約束もあり、信じられないような力を持つと言う。

「ビューゼルド様、よろしいでしょうか?」

若い女の宰相が、軽く右手を上げて話に入ってきた。

「良いぞ、シンクレア。兄ちゃんも良いか?」
「ああ、もちろん」

宰相は一歩前に出た。

「何点か質問があります」
「どうぞ」
「ヨシト様と申しましたか、フリーポートまでどのようにいらっしゃったのですか?」
「あー、言い忘れてた。俺たちにはテレポートがあるんだ」
「「・・・テレポート?」」

2人ハモって声を上げた。

「・・・今から見せた方が早いか」

俺はリモアの胸に手を当て、リモアに拠点に帰るように言う。
俺とリモアで拠点に戻り、アリサの手を掴み一瞬で謁見の間に戻った。

「ちょっと、何なのよお兄ちゃん!・・・ってここどこ?、だれこのおっさん」

アリサに何も説明をしていないので、アリサの物言いは最もだ。
それよりもビューゼルドと宰相は、目を大きく見開き口を開けている。

「い、いま、な、な、何をした・・・」
「まさか・・・空間魔法」
「ケイノスの俺の家から妹を連れてきた。こいつが星降らしだ」
「・・・」

ビューゼルドは呆けてしまっている。
宰相が先に我に帰る。

「あ、ありえません!空間魔法でそんな距離は!・・・・・・まさか、本当なのですか?無限の距離を?」
「無限かはわからないな。試してないから」

「ははーん、大体わかったわ。ここはフリーポートで、このおっさんが王でしょ!要は私たちの力が信用出来ないのね?」
「お前、言葉を気をつけろよ・・・」
「良いじゃない、面倒だから攻めて来させなさいよ。まとめて輪廻に帰してあげるわ」
「ちょっとアリサ黙ってろ」
「・・・ふん!」

いきなり連れて来たからか、ご機嫌ななめらしい。

「ヨシト様、大変申し訳ないないのですが、私を死の砂漠へ転移出来ますか?」

宰相がそんなお願いをしてくる。

「ああ、良いぞ?ビューゼルドも行くか?」
「いえ、ビューゼルド様はダメです。私が行きます」
「・・・わかった」

俺はリモアの胸に手を当てる。

「リモア、死の砂漠だ」
「はぁ~~い!」

ヒュン!

俺とリモア、メリッサとアリサと宰相は一瞬で死の砂漠にたどり着く。
宰相の目は大きく開いている。

「これな、お前らだから言っちゃうけど、この口の悪い妹とメリッサが喧嘩したらこうなっちまったんだ」

宰相はギギギギと音が鳴るように俺に顔を向けた。

「・・・・・・け、ケンカ・・・?」
「ああ、バカだろ?」
「あれはメリッサが悪いのよ!」
「アリサが子供だからでしょ!」
「はあ?!私は立派な大人だしっ!」
「やめろお前ら」

俺はアリサとメリッサの頭に手を置く。

「お兄ちゃん、せっかくだから見せた方が早いわよ」
「ヨシト、それはアリサの言う通りかも。星降らしって言葉だけじゃ実感出来ないのよ。アレを見て戦争する気ならすれば良いわ」

(お前ら、本当好戦的になったな・・・、だがまあ一理あるか・・・)

「リモア、死の砂漠全体に人間が居ないか調べてくれ」
「はぁ~い!ちょっと待っててねっ!」

リモアはいつものパタパタと言う速度ではなく、高速で飛んで行った。

数分でリモアは戻り、

「大丈夫!おっけーっ!」
「なら行くわ。よーく、見てなさいよ!」


アリサの瞳から色が消える。
両手の甲に紋章が浮かび上がり、光を放つ。

《地を這う有象無象》

《天を我が物顔で駆ける龍》

《我は問う》

《生きるとは何か》

《我は与える》

《生きとし生けるものに等しきものを》

《見上げよ。それは滅びの雨なり》

「・・・戦争?やれるものならやってみなさいよ!流せえええええ、うぅぅぅぅぅ!」

アリサが大きく大の字に両手を掲げる。
両手の紋章が強く光り輝く。

数秒で大気がビリビリと震え、自然と全員が空を見上げる。
そして絶望が降り注ぐ。

アリサを中心に、まるでバリアのように隕石落下の衝撃から守られるので、全員がアリサのすぐ後ろに固まる。
バリアの外は相変わらず地獄だ。直径1mほどの燃える岩が世界の終わりを告げるかのように、絶え間なく降り注ぎ砂の大地を赤く染めていく。
そして隕石の衝突による衝撃が地震のように大地を揺らす。

やがて隕石の雨は止まり、地上にゴロゴロとしていた隕石も、魔法の終わりを告げるかのように、スッ、と燃える岩は消えさり、1キロ四方の死の砂漠は、更に何者の生存も許さない死の楽園と化した。

ふと宰相を見ると、宰相は全身をガタガタと震えさせている。ちょっと心配になるくらいだ。

「お、お願い!私をフリーポートへ!フリーポートへ帰して!!」
「お、おう・・・リモア」

宰相のあまりの剣幕に若干引いたが、顔をぐしゃぐしゃにするほど涙を流しているので話もできない。

全員で謁見の間に戻ると、すぐに宰相は走り出しビューゼルドにしがみつこうとしたが、膝が笑っていて転んでしまった。
起き上がれずに這ってビューゼルドの足元にたどり着く。

「お、おい、シンクレア!どうした!兄ちゃん何をした!!!」
「いやいや───」

俺の弁明にさせる暇もなく、宰相はビューゼルドに叫ぶ。

「ビューゼルド様!アレはダメです!!アレに逆らっては行けません!」
「・・・シンクレア?」
「アレは人間じゃありません!いえ、魔物でもない、神の所業です!!」

宰相はガタガタと震える自身の体を両手で抱く。

「恐ろしい・・・・・・、エルダイト?30万?だからなんなのですか!!全てが無意味です!」

流石に宰相の怯えぶりにビューゼルドも困惑する。

「兄ちゃん、本当何をした」
「いや、死の砂漠につれてけって言われたから連れてって、実際に星降らしを見てもらっただけだよ」
「・・・」

宰相の怯えは止まらない。

「情報が稚拙すぎます!!エルダイトの星消しの魔導具など役に立つはずがありません!!ビューゼルド様、どうかお考え直しを!・・・フリーポートが、いえ世界が滅んでしまいます!!」

こちらサイドはドン引きである。

「・・・やりすぎたかしら」
「お前、いつもそれだな」
「アリサは本当加減を知らなすぎよ。呆れるわ」
「っ!何よ!あんただって───」
「だから止めろっつうの」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



宰相が落ち着きを取り戻すのを待って、宰相からビューゼルドに説明された。

「ですからビューゼルド様、どこにでも自由に転移され、アレを降らされては軍の大きさなど関係ありません。むしろ、ヨシト様たちと既知の仲な幸運を喜びましょう」
「そこまでなのか」

ビューゼルドは俺を見る。

「いえ、まだ足りてません。私はこの国を愛してます。その気持ちは誰にも負けておりません。ですがビューゼルド様がエルダイトにつくと申すのならば、私は家族を連れて、すぐにこの大陸から逃げます。今日にでも逃げます」
「・・・・・・」

ビューゼルドも絶句した。
そして宰相は頭を下げた。

「ヨシト様、私にアレを見せてくれてありがとうございます。私は無知で愚かでした。私に現実を、アレを教えてくれたこと、本当に感謝致します」
「まあ、いいけど・・・・・・」
「とりあえずアレって言うのをやめてくれないかしら」

アリサから突っ込まれると、宰相はビクッと体を震わせた。

「も、申し訳ありません!」

謁見の間に戻ってから、宰相はアリサの顔を見ようともしない。自身の心のためにアリサはいないことにしたようだ。

俺が口を開こうとすると、

「ヨシト様、アレ──、妹君と同じくらいの強さの方が4人いるのですか?」
「役割は違うけどな。まあ、同じだと思っていい」
「・・・アレ──、妹君と同じ強さが4人も・・・・・・、ア──、その内の2人をフリーポートに派遣していただくわけには行きませんか?」
「まあ、それしかないか」
「ア妹君のお仲間がいるならフリーポートも安泰です」
「あんたいい加減にしなさいよ・・・」

アリサが宰相を睨むと、

「ひっ!!」
「・・・完全に化け物扱いね」
「言葉がねーよ・・・」
「冗談じゃないわ!ったく・・・」

アリサは拗ねた。

「・・・わかった、兄ちゃん。フリーポートは正式に派兵を止める」

ビューゼルドが持ち直し、そう言ってきた。

「本当か?!、これで十万の命が助かる。でもエルダイトは良いのか?」
「そのかわり力を貸してくれよ」
「ああ、エルダイトが動きを見せたら、2人駐在させる。俺はテレポートで往き来するよ。俺が守ってやる」
「バカにすんな。フリーポートにも優秀な戦士はたくさんいる。あくまでも助力だ、助力」

ビューゼルドは笑って答えた。

「ああ、わかったよ」
「・・・なあ・・・こんど俺にもテレポートに乗せて──」
「ダメです。いつもいつもフラフラフラフラ。その上テレポートまで使われたら、二度と捕まえることが出来ません」

宰相がまるで母親のような顔で、ビューゼルドにしっかりとクギを刺す。

「・・・ちっ。まあ良い。しょっちゅう顔を出せよ」
「わかったよ」


エルダイトは失敗に終わったが、フリーポートの被害を押さえることに成功した。
しおりを挟む
感想 256

あなたにおすすめの小説

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

ダンマス(異端者)

AN@RCHY
ファンタジー
 幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。  元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。  人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!  地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。  戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。  始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。  小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。  向こうの小説を多少修正して投稿しています。  修正をかけながらなので更新ペースは不明です。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。