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第五章
虫たち
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メリッサの脳筋ぶりが露になったところで、会食が終わって引き上げてきたが、やはり一番気になることはリモアの言葉の「龍神王が絡んでいる」ってやつだ。
龍は調和を望んでいるはずだ。それこそ調停者気取りなのだから。それが人族同士の戦争に絡んでくるのは一体どういうつもりなのか。
ある程度は想像がつく。人族同士が戦争で滅べば、後は亜人と魔物の世界だ。それは聖龍教の歪んだ一部の者の教典になってるともフェイダーで聞いた。むしろこっちが今は主流とか違うとかの話もあった。
まさか、聖龍教も一枚噛んでるのか?
もう一度フェイダー、いや亜人の国には全部行かなければならないだろう。
武闘大会はひとまず流れたが、辺境伯は俺たちに迷宮都市にはいて欲しいそうだ。最低でもケイノス王との謁見までは我慢してほしいと言われたので、まずは謁見待ちになった。
今のうちに、冒険者ギルドのじいさんに、クンロクを入れてやろうと思ったが、それも辺境伯に任せることにした。
となれば、時間が余る。
俺は全員を帰らせて、迷い人の店に行くことにした。フリーポート合衆国の迷い人ってことで、今回のことの情報が何か得られるかってのもあるが、例のアダルトショップもどきの店を一人で見たい気持ちもあったからだ。
メイから強制されて、護衛のリモアを連れて迷い人の店に向かう。
「いらっしゃいませ」
店内は薄暗く、怪しげな雰囲気が漂っている。
先が無数に割れている鞭や、真っ赤な色をしたろうそく、麻の毛羽立ちを丁寧に処理してある縄、魔物の素材で作ってある滑らかに鞣した革の首輪など、たくさん置かれている。
(SMショップかよ!)
心の中で突っ込みを入れて、店内を散策する。
それ以外には服がメインだった。どうみても日本の知識で作りましたって服が大量に並べてある。
男性用の着流しや、真っ青の革で出来たミニスカの警察のような服なんてのもあった。
(間違いないな、こりゃ)
俺はレジ?のカウンターの店員に話しかける。
「えっと、これはフリーポートから仕入れてるんでしたっけ?」
店員は、喜ばしそうに俺に答える。
「そうなんですよ!たまに製作者も様子を見に来るんですよ!」
「・・・・・・うそっ」
「ええ、四人組でしてね」
「・・・ちなみに名前とかわかりますか?」
「あー、確か、ジョージとか、ポールとか、リンゴとか、」
「・・・待て」
俺は店員の話を遮る。
(四人組?ジョージ?ポール?まんまじゃねーか!なんか嫌な予感がする・・・)
「あー、次そいつが来るのがいつか分かりますか?」
「奇遇なことに今日が来る予定の日ですよ」
「は?」
「あっ、今来たんじゃないですかね?ほらっ」
店員が入り口を指差す。
すると、ギターのような物を持った四人組が見えた。
もう嫌な予感しかしない。
俺が何かを言う前に、そいつらは勝手に自己紹介を始めやがる。
そいつらは3人が一列に横並びをして、一人が3人の後ろに立った。
「ジョージでーーーす」
「ポールでーーーす」
「リンゴですっ!」
「そして私がミナミハル━━━━」
「待てコラアアアアア!!!」
俺はそいつらの自由にはさせない!
久しぶりにボケ倒すやつが現れやがった。
「なんだてめえら!!、そっち?!そっちなの?!ジョンじゃねーの!?、過去がどうたら昨日がどうたらとか歌うんじゃねーのかよ!むしろ歌えよ!!」
「いや、君はだれ━━━」
ジョンもどきが何かをのたまおうとする。
「つうかよ!そんなネタ誰が知ってんだよ!!!古すぎるわ!、いやマジ古すぎてわからねーから!」
ポールと名乗った男が俺に話しかける。
「いや、君は知ってたじゃないか」
「知らねーよ!ふざけんじゃねーよ!!今はエロかシリアスなんだよ!お前らの出番じゃねーから!」
ジョージが口を挟む。
「なんか君は勘違いしてないかい?何故自己紹介でそんなに興奮するんだい?」
「それが問題だからだよ!その迷い人がくせえネタをするからだよ!」
俺はジョンもどきをビシッと指差す。するとジョンもどきが、
「あっ、それ僕じゃないです」
「あっ、それ僕」
「お前かよっ!」
ポールが言ってきた。更にジョンもどきが、
「あっ、僕の名前が途中だったね。僕の名前はミナミハルューセンタスって言うんだ」
「なっがっ!!、何それなっが!!つうかそんな名前はねーだろ!」
最後の一人、果物野郎が俺に止めを刺しにくる。
「君さ」
「なんだよっ!!!」
「寒いって言われるだろ」
「・・・・・・・・・」
そしてポールが
「君も日本人だね、しかし寒い突っ込みだね。ミナミハルューセンタスより長いしね」
「・・・・・・・・・ボク、カエル」
◇◇◇◇◇◇◇◇
俺はポール改め、田所棒大の勧めにより、店内の従業員用の休憩室でお茶を飲むことになった。
「僕、棒大なんて変な名前だろ?だからポールって名乗ることにしたんだ。そしたら奇跡の名前のミナミハルューセンタスがいたからさ。これは使えると思ってさ」
「むしろ、ミナミハルューセンタスが本名なのが恐ろしいわ・・・」
ポールだから、ジョージとリンゴを作り、一ネタ考えたと。ジョージとリンゴの本名?もう本名はややこしいから聞かないことにした。
「で、君の名前は?」
「ヨシトだ」
「ヨシキ?」
「もうボケるんじゃねえ」
俺がポールを睨み付けると、ポールはあきらめた。
「わかったよ」
「で、迷宮都市に何しに来た?戦争が近いのは知ってるだろ?」
「もちろん知ってるさ。だから迷宮都市に逃げてきたんだ」
「・・・・・・は?逆だろ?フリーポートが攻めてくる側だろ。むしろ迷宮都市の人間がそっちに逃げるべきじゃ」
「確かにそうだね。でも僕のこの商品たちは、フリーポートじゃ売れ行きが悪くてね」
「だからって、滅びる国に来ても仕方ないだろ」
俺は探りを入れてみる。
「滅びないよ。いや、滅ばないように力になれれば良いなと思ってる」
「戦えるのか?」
「そんなに強くないけど、多少はね。それにこっちのが住みやすいから」
「なんでだ?俺もフリーポート合衆国には行ったが、そんなに悪い国ではなかったぞ」
「それは君がよそ者だからだよ。フリーポート合衆国が人族の国で、この迷宮都市ほどじゃないけど、亜人がいるのは?」
「もちろん知ってる」
ポールはお茶を口にした。
「それは表向きさ。フリーポートもエルダイトと同じく人族至上主義。亜人の国と遠いのを良いことに、亜人を奴隷にしまくっている。それに迫害も多い。ケモミミ派の僕としては、あの国は暮らしにくい国だよ」
(ケモミミ派かよ・・・。まあ、俺も嫌いじゃないけど)
「戦うって、スキルはあるのか?力の紋章もあるのか?」
「あるよ」
「龍の神様に召喚されたのか?」
「ん?ヨシト君はそうなの?」
「いや、俺は気づいたらここにいた」
「僕もだよ。僕は多分他には誰も持ってないスキルを持ってる。ヨシト君は?」
「・・・俺もある」
「良かったら教えあわないか?」
「・・・」
俺には鑑定がある。だから教え合う必要はないんだが。
(とりあえず鑑定・・・、なにっ!!バカなっ!!!)
【キュウダイ=タドコロ】
名前 キュウダイ=タドコロ
年齢 19
性別 男
種族 人族
称号 女殺し
レベル 26
STR C VIT C
DEX A AGI B
INT A MEN B
スキル
言語理解
振動魔法
鑑定
火魔法(lv4)
風魔法(lv4)
剣術(lv5)
「鑑定もちかよ!」
「あっ、君も?一応失礼だから、聞く前はしないようにしてるんだ。・・・うわぁすごいね」
俺は勝手に鑑定している。失礼極まりないとでも言うのか。
「つうか、なんだよその「女殺し」って!」
「あ、あー、ね?わかるでしょ?」
(まさか、まさかのシンドー・ローパーと同じ魔法があるとは!これは確かに全ての女を殺せる凶器だ・・・)
「なら特大ハーレム持ちかよ。けっ」
「いや、それが・・・・・・」
ポールが言いよどむと、ジョージが解説する。
「ポールは━━━」
「良い、僕が言うよ」
ポールは自ら語り出す。
「僕ももちろんそう考えたさ。それに実行もした。・・・とってもモテたよ。モテすぎて疲れちゃってね。リンゴが魔道具の作成者で、僕の魔法を魔道具にしたんだ。そしたら女の子たちは、僕の魔法だけが欲しいって言ってきてね、僕の魔道具を買い上げてみんないなくなっちゃった・・・」
「・・・・・・」
(つ、つらい!!!そりゃそうか・・・電マに敵う男は居ない。そりゃあそうなるよな・・・モーラたちに近づかせないようにしないと・・・・・・)
ジョージが驚愕の言葉を発する
「だから、俺たちはもう女を捨てたんだ」
「・・・・・・なんだって?」
次はリンゴだ。
「俺たちは付き合っている」
「いやいやいやいやいやいや」
ミナミハルューセンタスが、
「本当だよ」
「お前ら、設定盛りすぎだろ!!!」
ポールを見ると赤い顔をしている。
(ま、マジなのか・・・・・・そこまで振動の力は恐ろしいのか・・・だからって男に走るのかよ・・・・・・いや、今はBLはどうでもいい。大事なのは電マだ・・)
「なあ、その魔道具、俺にも売ってくれないか?」
「・・・・・・後悔しても知らないよ?」
俺はこの店で数々のアイテムを仕入れて、お互いの話を色々してから、急いで店を出た。
地下室を改良するためだ。
近い未来、特別編がまた新たに生まれることになった。
龍は調和を望んでいるはずだ。それこそ調停者気取りなのだから。それが人族同士の戦争に絡んでくるのは一体どういうつもりなのか。
ある程度は想像がつく。人族同士が戦争で滅べば、後は亜人と魔物の世界だ。それは聖龍教の歪んだ一部の者の教典になってるともフェイダーで聞いた。むしろこっちが今は主流とか違うとかの話もあった。
まさか、聖龍教も一枚噛んでるのか?
もう一度フェイダー、いや亜人の国には全部行かなければならないだろう。
武闘大会はひとまず流れたが、辺境伯は俺たちに迷宮都市にはいて欲しいそうだ。最低でもケイノス王との謁見までは我慢してほしいと言われたので、まずは謁見待ちになった。
今のうちに、冒険者ギルドのじいさんに、クンロクを入れてやろうと思ったが、それも辺境伯に任せることにした。
となれば、時間が余る。
俺は全員を帰らせて、迷い人の店に行くことにした。フリーポート合衆国の迷い人ってことで、今回のことの情報が何か得られるかってのもあるが、例のアダルトショップもどきの店を一人で見たい気持ちもあったからだ。
メイから強制されて、護衛のリモアを連れて迷い人の店に向かう。
「いらっしゃいませ」
店内は薄暗く、怪しげな雰囲気が漂っている。
先が無数に割れている鞭や、真っ赤な色をしたろうそく、麻の毛羽立ちを丁寧に処理してある縄、魔物の素材で作ってある滑らかに鞣した革の首輪など、たくさん置かれている。
(SMショップかよ!)
心の中で突っ込みを入れて、店内を散策する。
それ以外には服がメインだった。どうみても日本の知識で作りましたって服が大量に並べてある。
男性用の着流しや、真っ青の革で出来たミニスカの警察のような服なんてのもあった。
(間違いないな、こりゃ)
俺はレジ?のカウンターの店員に話しかける。
「えっと、これはフリーポートから仕入れてるんでしたっけ?」
店員は、喜ばしそうに俺に答える。
「そうなんですよ!たまに製作者も様子を見に来るんですよ!」
「・・・・・・うそっ」
「ええ、四人組でしてね」
「・・・ちなみに名前とかわかりますか?」
「あー、確か、ジョージとか、ポールとか、リンゴとか、」
「・・・待て」
俺は店員の話を遮る。
(四人組?ジョージ?ポール?まんまじゃねーか!なんか嫌な予感がする・・・)
「あー、次そいつが来るのがいつか分かりますか?」
「奇遇なことに今日が来る予定の日ですよ」
「は?」
「あっ、今来たんじゃないですかね?ほらっ」
店員が入り口を指差す。
すると、ギターのような物を持った四人組が見えた。
もう嫌な予感しかしない。
俺が何かを言う前に、そいつらは勝手に自己紹介を始めやがる。
そいつらは3人が一列に横並びをして、一人が3人の後ろに立った。
「ジョージでーーーす」
「ポールでーーーす」
「リンゴですっ!」
「そして私がミナミハル━━━━」
「待てコラアアアアア!!!」
俺はそいつらの自由にはさせない!
久しぶりにボケ倒すやつが現れやがった。
「なんだてめえら!!、そっち?!そっちなの?!ジョンじゃねーの!?、過去がどうたら昨日がどうたらとか歌うんじゃねーのかよ!むしろ歌えよ!!」
「いや、君はだれ━━━」
ジョンもどきが何かをのたまおうとする。
「つうかよ!そんなネタ誰が知ってんだよ!!!古すぎるわ!、いやマジ古すぎてわからねーから!」
ポールと名乗った男が俺に話しかける。
「いや、君は知ってたじゃないか」
「知らねーよ!ふざけんじゃねーよ!!今はエロかシリアスなんだよ!お前らの出番じゃねーから!」
ジョージが口を挟む。
「なんか君は勘違いしてないかい?何故自己紹介でそんなに興奮するんだい?」
「それが問題だからだよ!その迷い人がくせえネタをするからだよ!」
俺はジョンもどきをビシッと指差す。するとジョンもどきが、
「あっ、それ僕じゃないです」
「あっ、それ僕」
「お前かよっ!」
ポールが言ってきた。更にジョンもどきが、
「あっ、僕の名前が途中だったね。僕の名前はミナミハルューセンタスって言うんだ」
「なっがっ!!、何それなっが!!つうかそんな名前はねーだろ!」
最後の一人、果物野郎が俺に止めを刺しにくる。
「君さ」
「なんだよっ!!!」
「寒いって言われるだろ」
「・・・・・・・・・」
そしてポールが
「君も日本人だね、しかし寒い突っ込みだね。ミナミハルューセンタスより長いしね」
「・・・・・・・・・ボク、カエル」
◇◇◇◇◇◇◇◇
俺はポール改め、田所棒大の勧めにより、店内の従業員用の休憩室でお茶を飲むことになった。
「僕、棒大なんて変な名前だろ?だからポールって名乗ることにしたんだ。そしたら奇跡の名前のミナミハルューセンタスがいたからさ。これは使えると思ってさ」
「むしろ、ミナミハルューセンタスが本名なのが恐ろしいわ・・・」
ポールだから、ジョージとリンゴを作り、一ネタ考えたと。ジョージとリンゴの本名?もう本名はややこしいから聞かないことにした。
「で、君の名前は?」
「ヨシトだ」
「ヨシキ?」
「もうボケるんじゃねえ」
俺がポールを睨み付けると、ポールはあきらめた。
「わかったよ」
「で、迷宮都市に何しに来た?戦争が近いのは知ってるだろ?」
「もちろん知ってるさ。だから迷宮都市に逃げてきたんだ」
「・・・・・・は?逆だろ?フリーポートが攻めてくる側だろ。むしろ迷宮都市の人間がそっちに逃げるべきじゃ」
「確かにそうだね。でも僕のこの商品たちは、フリーポートじゃ売れ行きが悪くてね」
「だからって、滅びる国に来ても仕方ないだろ」
俺は探りを入れてみる。
「滅びないよ。いや、滅ばないように力になれれば良いなと思ってる」
「戦えるのか?」
「そんなに強くないけど、多少はね。それにこっちのが住みやすいから」
「なんでだ?俺もフリーポート合衆国には行ったが、そんなに悪い国ではなかったぞ」
「それは君がよそ者だからだよ。フリーポート合衆国が人族の国で、この迷宮都市ほどじゃないけど、亜人がいるのは?」
「もちろん知ってる」
ポールはお茶を口にした。
「それは表向きさ。フリーポートもエルダイトと同じく人族至上主義。亜人の国と遠いのを良いことに、亜人を奴隷にしまくっている。それに迫害も多い。ケモミミ派の僕としては、あの国は暮らしにくい国だよ」
(ケモミミ派かよ・・・。まあ、俺も嫌いじゃないけど)
「戦うって、スキルはあるのか?力の紋章もあるのか?」
「あるよ」
「龍の神様に召喚されたのか?」
「ん?ヨシト君はそうなの?」
「いや、俺は気づいたらここにいた」
「僕もだよ。僕は多分他には誰も持ってないスキルを持ってる。ヨシト君は?」
「・・・俺もある」
「良かったら教えあわないか?」
「・・・」
俺には鑑定がある。だから教え合う必要はないんだが。
(とりあえず鑑定・・・、なにっ!!バカなっ!!!)
【キュウダイ=タドコロ】
名前 キュウダイ=タドコロ
年齢 19
性別 男
種族 人族
称号 女殺し
レベル 26
STR C VIT C
DEX A AGI B
INT A MEN B
スキル
言語理解
振動魔法
鑑定
火魔法(lv4)
風魔法(lv4)
剣術(lv5)
「鑑定もちかよ!」
「あっ、君も?一応失礼だから、聞く前はしないようにしてるんだ。・・・うわぁすごいね」
俺は勝手に鑑定している。失礼極まりないとでも言うのか。
「つうか、なんだよその「女殺し」って!」
「あ、あー、ね?わかるでしょ?」
(まさか、まさかのシンドー・ローパーと同じ魔法があるとは!これは確かに全ての女を殺せる凶器だ・・・)
「なら特大ハーレム持ちかよ。けっ」
「いや、それが・・・・・・」
ポールが言いよどむと、ジョージが解説する。
「ポールは━━━」
「良い、僕が言うよ」
ポールは自ら語り出す。
「僕ももちろんそう考えたさ。それに実行もした。・・・とってもモテたよ。モテすぎて疲れちゃってね。リンゴが魔道具の作成者で、僕の魔法を魔道具にしたんだ。そしたら女の子たちは、僕の魔法だけが欲しいって言ってきてね、僕の魔道具を買い上げてみんないなくなっちゃった・・・」
「・・・・・・」
(つ、つらい!!!そりゃそうか・・・電マに敵う男は居ない。そりゃあそうなるよな・・・モーラたちに近づかせないようにしないと・・・・・・)
ジョージが驚愕の言葉を発する
「だから、俺たちはもう女を捨てたんだ」
「・・・・・・なんだって?」
次はリンゴだ。
「俺たちは付き合っている」
「いやいやいやいやいやいや」
ミナミハルューセンタスが、
「本当だよ」
「お前ら、設定盛りすぎだろ!!!」
ポールを見ると赤い顔をしている。
(ま、マジなのか・・・・・・そこまで振動の力は恐ろしいのか・・・だからって男に走るのかよ・・・・・・いや、今はBLはどうでもいい。大事なのは電マだ・・)
「なあ、その魔道具、俺にも売ってくれないか?」
「・・・・・・後悔しても知らないよ?」
俺はこの店で数々のアイテムを仕入れて、お互いの話を色々してから、急いで店を出た。
地下室を改良するためだ。
近い未来、特別編がまた新たに生まれることになった。
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