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獣神の力
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「おいポンコツ、俺の事バカだと思ってるだろ」
「なんのことでしょうか」
俺たちは、10000mの縦穴を右へ左へジャンプしながら登っている。
かなりの揺れがあるはずだが、コックピット内は平常だ。すごい技術力である。
「お前は俺を殺す気なのか?」
「それはあり得ません。マスターのDNAを採取しなければ私の魔力も潰えます。そうなれば稼働停止に追い込まれます」
この黄金ライオンの魔鋼機の操縦は、レイア姫が用意したエネモーグラよりも更に簡単だ。
両手の球体に手を置いてるだけで、イメージ通りに動いてくれる。更に馴れない四つ足行動に関しても、ポンコツが瞬時に補完してくれる。
「なら、この魔鋼機の名前はなんだ?」
「私の股間をまさぐった代償にしては安いくらいです」
「・・・・・・」
後ろを振り返ると、セイコは澄まし顔だ。元々常に感情が抜けたように澄まし顔だが。
黄金ライオンの魔鋼機、インセクト・イン・ザ・ボディ。
虫、インザ体。
身体の中の虫。
ライオン、身中の虫。
もうお分かりだろう。獅子身中の虫である。
身内と思わせて俺を殺す気にしか思えない。
「予想よりかなり早かったですね。見直しました」
「本当の名前はなんだ?」
「獣神ゴッドライガーです」
「プロレスでもするのか?」
「意味がわかりません」
神のライオン、ガオーでゴッドライガーか?あまりにも安直だ。これを作った技術者は、技術力はあってもネーミングセンスはないらしい。
爪が伸び縮みもする。
爪を伸ばして、壁に突き刺せば休憩も出来そうだ。
この態勢で休憩したいとは思わないが。
それに水と食料も取りたい。そろそろ限界だ、ポンコツに絡んでる暇はない。
「マスターは地上にあがってからどうなさるおつもりですか?」
「ふむ」
俺は戦争に来た。だがもう撃墜されたのだから良いだろう。
レイア姫には魔鋼機をダメにした詫びでもしにいかなければならないか。冒険者ギルドを掴まれてるとなると、逃げてもそのうちバレるし、良いことはない。
「とりあえず、タテハマシティに向かう」
「かしこまりました。そのあとはオーサーカ国に向かってください」
「なぜだ?」
「オーサーカ国のダイサンリョウコフンには、ゴッドライガーと私のオプションパーツがあります」
会話をしながらもどんどん縦穴を上がる。
「お前も?」
「はい。私もゴッドライガーもオプションパーツを組み込めば、更なる強化が出来ます」
「まさか人型にもなるのか?」
「はい、オーサーカ国のだけでは不可能ですが、世界中に散らばるコフンから、オプションを集めればそれも可能です」
まるでアニメの合体ロボだ。
「お前のオプションとは?」
「私も万能型ヒューマノイドとして作られてます。戦闘用オプションがあれば、更に強化になりますし、家庭用オプションプログラムがあれば料理等も出来るようになります」
「・・・飯、食うのか?」
「味覚はあります。消化してエネルギーに変えることも出来ます」
「クソはどうする?」
体内に入れれば当然出るものもある。
「出ません」
「・・・は?」
「開発者曰く、《アイドルは排泄しない》そうです」
「・・・・・・」
まさに80年アイドル仕様だ。
「・・・お前の強化はいらないな」
どうせ俺より強いし、魔鋼機がある今、生身で戦う理由もない。だがポンコツは俺を煽るかのように、重大な情報を口にする。
「そうですか。私にはセクサノイドオプションもある━━━━」
「待て」
何やらポンコツ改め、セイコ様が魅力的な発言をする。
「穴が出来るのか?」
「はい、DNA採取オプションとして、人間の性交と同じ採取方法を選ぶことも可能になります」
「・・・ダッチワイフか・・・・・・」
セイコのこの身体でこの皮膚感なら、なんたら工業のダッチワイフより更に高性能だろう。
それは魅力的だ。
「どこにある」
「わかりません。まずはダイサンリョウコフンに行くことを勧めます」
「わかった」
セイコ様にノセられるのは癪だが、性交オプションはなんとしても手に入れたい。
明確な目的が出来た。
◇◇◇◇◇◇◇◇
縦穴を登り始めて二時間というところか、もう後少しで地上にたどり着く。
「マスター、出ます」
「行け」
ゴッドライガーが最後の跳躍のため、ぐっと力を入れて壁を蹴る。
そして空を舞うように宙に飛び出した。
地上に降り立つと、まだ戦争の真っ最中だった。
それはそうだ、1日2日で終わることはない。
だが、ここら辺は敵と味方の真ん中辺りだったはずだが、もうグンマー、ギートチ連合軍に占領されていた。
いきなり現れた黄金のライオンに、周囲の魔鋼機は動揺する。
コックピット外アナウンスで、連合軍の魔鋼機が話しかけてくる。
『貴様は何者だ!所属と部隊を明らかにしろ』
俺もセイコに命令し、アナウンスで答える。
『俺はタテハマの傭兵だ。お前らは連合軍か?』
すると有無を言わさずに連合軍の魔鋼機は、手に持つ魔鋼機用の大型ガンで発砲してきた。
キン!キン!キン!キン!
一発一発が、戦車砲ほどの口径の弾丸のはずだが、ゴッドライガーは傷ひとつついてないようだ。全てが流すように弾き返している。
『やめとけ、帰ってママのラザニアでも食べな』
『このおおおおお!!新型がなんだあああ!』
魔鋼機の斉射は止まらない。
「いかがしますか、マスター」
「少し性能テストをするか」
俺は両手の球体を意識して、ゴッドライガーを操縦する。
四つ足で駆け出し、一番手前の魔鋼機に近寄る。
そして大きくジャンプして、爪を伸ばし、右の前足を魔鋼機に振り下ろした。
結果・・・
ゴッドライガーの4本の爪は、まるで斬鉄剣のように魔鋼機を切り裂いた。爪の間隔の通りに魔鋼機の輪切りが出来上がる。
『っ!貴様ああああ!』
キン!キン!キン!キン!
大型ガンを激しく連射されるが、ゴッドライガーには無意味だった。
また高速で走りだし、飛び込みながらライオンの口を大きく開く。
ガキガキガキガキ!!!
肩口から噛みつき、左の前足で魔鋼機を押し、顎をしゃくりあげる。
魔鋼機は口の形にえぐり取られた。
そして次々と鋭い爪の餌食にしていく。
「なかなか凄いな」
「このくらいは当然です」
辺り一面が魔鋼機の瓦礫だらけになる。
10体ほどを破壊しただろうか、ふと先を見ると、魔鋼機で編成された部隊がこっちに向かってくる。
方角からまちがいなく連合軍だろう。
距離は200mってところか。
数は100はいるんじゃなかろうか。
「面倒です。一撃で滅ぼしましょう」
「出来るのか?」
「当然です。見せてあげましょう。この獣神ゴッドライガーの火力を」
セイコは後部座席でなにやら始める。
「神雷砲、発射スタンバイ」
「射線上、識別信号オールレッド」
「マジカルフォース充填80%」
黄金のライオンが光輝き始める。
「ニュークリア雷電装置起動」
「レディエイションキャンセラー展開」
「マジカルフォース充填120%」
「メインシステム接続完了。対衝撃態勢へ」
黄金のライオンの口が大きく開く。
「神雷砲、発射よろし。マスター、どうぞ!」
俺は敵部隊全体に照準を付ける。
「神雷砲、発射ああああ!!!!」
コォォォォォォ、ガオオオオオオオ!!!!
黄金のライオンの口内に、白く高熱のエネルギー体が発生する。
獅子の咆哮を伴い、紫電を纏った光線が、扇状に広がりながら敵の部隊目掛けて発射される。
それは一面を銀世界に染め上げるほどの光量で、敵を焼き付くしていく。
数秒でそれは収まった。
360度モニターには、焼け野はらしか映し出されていない。
敵影は0だ。
俺はハッチを開けて、黄金のライオンの上に出た。
肉眼で見ると、焼け野原からはまだ熱が上がっているのを感じる。
セイコもゴッドライガーの背中に出てきた。
「神の雷でゴッドライガーか。大層な名前をつけやがって」
「マスターのDNAがあってこそです。オプションパーツがあれば更に火力は上がります」
「オーバーキルだな」
俺は大地に飛び降りようとした。
空腹と渇きからか、足がもつれて顔から地面に落ちる。
「ぶへっ」
痛みをこらえ、セイコを見上げると、ノーパンのスカートの中と腹を抱えて笑い転げるセイコが見えた。
(なんだ、笑えるんじゃねえか。・・・やっぱり聖子ちゃんは笑顔が可愛いな・・・)
「だけど、異世界がくそったれなのは変わらねえ。早くセクサノイドオプションを見つけないと・・・・・・」
俺たちはゴッドライガーに再び乗り込み、自陣の基地を探すべく、黄金のライオンを走らせた。
「なんのことでしょうか」
俺たちは、10000mの縦穴を右へ左へジャンプしながら登っている。
かなりの揺れがあるはずだが、コックピット内は平常だ。すごい技術力である。
「お前は俺を殺す気なのか?」
「それはあり得ません。マスターのDNAを採取しなければ私の魔力も潰えます。そうなれば稼働停止に追い込まれます」
この黄金ライオンの魔鋼機の操縦は、レイア姫が用意したエネモーグラよりも更に簡単だ。
両手の球体に手を置いてるだけで、イメージ通りに動いてくれる。更に馴れない四つ足行動に関しても、ポンコツが瞬時に補完してくれる。
「なら、この魔鋼機の名前はなんだ?」
「私の股間をまさぐった代償にしては安いくらいです」
「・・・・・・」
後ろを振り返ると、セイコは澄まし顔だ。元々常に感情が抜けたように澄まし顔だが。
黄金ライオンの魔鋼機、インセクト・イン・ザ・ボディ。
虫、インザ体。
身体の中の虫。
ライオン、身中の虫。
もうお分かりだろう。獅子身中の虫である。
身内と思わせて俺を殺す気にしか思えない。
「予想よりかなり早かったですね。見直しました」
「本当の名前はなんだ?」
「獣神ゴッドライガーです」
「プロレスでもするのか?」
「意味がわかりません」
神のライオン、ガオーでゴッドライガーか?あまりにも安直だ。これを作った技術者は、技術力はあってもネーミングセンスはないらしい。
爪が伸び縮みもする。
爪を伸ばして、壁に突き刺せば休憩も出来そうだ。
この態勢で休憩したいとは思わないが。
それに水と食料も取りたい。そろそろ限界だ、ポンコツに絡んでる暇はない。
「マスターは地上にあがってからどうなさるおつもりですか?」
「ふむ」
俺は戦争に来た。だがもう撃墜されたのだから良いだろう。
レイア姫には魔鋼機をダメにした詫びでもしにいかなければならないか。冒険者ギルドを掴まれてるとなると、逃げてもそのうちバレるし、良いことはない。
「とりあえず、タテハマシティに向かう」
「かしこまりました。そのあとはオーサーカ国に向かってください」
「なぜだ?」
「オーサーカ国のダイサンリョウコフンには、ゴッドライガーと私のオプションパーツがあります」
会話をしながらもどんどん縦穴を上がる。
「お前も?」
「はい。私もゴッドライガーもオプションパーツを組み込めば、更なる強化が出来ます」
「まさか人型にもなるのか?」
「はい、オーサーカ国のだけでは不可能ですが、世界中に散らばるコフンから、オプションを集めればそれも可能です」
まるでアニメの合体ロボだ。
「お前のオプションとは?」
「私も万能型ヒューマノイドとして作られてます。戦闘用オプションがあれば、更に強化になりますし、家庭用オプションプログラムがあれば料理等も出来るようになります」
「・・・飯、食うのか?」
「味覚はあります。消化してエネルギーに変えることも出来ます」
「クソはどうする?」
体内に入れれば当然出るものもある。
「出ません」
「・・・は?」
「開発者曰く、《アイドルは排泄しない》そうです」
「・・・・・・」
まさに80年アイドル仕様だ。
「・・・お前の強化はいらないな」
どうせ俺より強いし、魔鋼機がある今、生身で戦う理由もない。だがポンコツは俺を煽るかのように、重大な情報を口にする。
「そうですか。私にはセクサノイドオプションもある━━━━」
「待て」
何やらポンコツ改め、セイコ様が魅力的な発言をする。
「穴が出来るのか?」
「はい、DNA採取オプションとして、人間の性交と同じ採取方法を選ぶことも可能になります」
「・・・ダッチワイフか・・・・・・」
セイコのこの身体でこの皮膚感なら、なんたら工業のダッチワイフより更に高性能だろう。
それは魅力的だ。
「どこにある」
「わかりません。まずはダイサンリョウコフンに行くことを勧めます」
「わかった」
セイコ様にノセられるのは癪だが、性交オプションはなんとしても手に入れたい。
明確な目的が出来た。
◇◇◇◇◇◇◇◇
縦穴を登り始めて二時間というところか、もう後少しで地上にたどり着く。
「マスター、出ます」
「行け」
ゴッドライガーが最後の跳躍のため、ぐっと力を入れて壁を蹴る。
そして空を舞うように宙に飛び出した。
地上に降り立つと、まだ戦争の真っ最中だった。
それはそうだ、1日2日で終わることはない。
だが、ここら辺は敵と味方の真ん中辺りだったはずだが、もうグンマー、ギートチ連合軍に占領されていた。
いきなり現れた黄金のライオンに、周囲の魔鋼機は動揺する。
コックピット外アナウンスで、連合軍の魔鋼機が話しかけてくる。
『貴様は何者だ!所属と部隊を明らかにしろ』
俺もセイコに命令し、アナウンスで答える。
『俺はタテハマの傭兵だ。お前らは連合軍か?』
すると有無を言わさずに連合軍の魔鋼機は、手に持つ魔鋼機用の大型ガンで発砲してきた。
キン!キン!キン!キン!
一発一発が、戦車砲ほどの口径の弾丸のはずだが、ゴッドライガーは傷ひとつついてないようだ。全てが流すように弾き返している。
『やめとけ、帰ってママのラザニアでも食べな』
『このおおおおお!!新型がなんだあああ!』
魔鋼機の斉射は止まらない。
「いかがしますか、マスター」
「少し性能テストをするか」
俺は両手の球体を意識して、ゴッドライガーを操縦する。
四つ足で駆け出し、一番手前の魔鋼機に近寄る。
そして大きくジャンプして、爪を伸ばし、右の前足を魔鋼機に振り下ろした。
結果・・・
ゴッドライガーの4本の爪は、まるで斬鉄剣のように魔鋼機を切り裂いた。爪の間隔の通りに魔鋼機の輪切りが出来上がる。
『っ!貴様ああああ!』
キン!キン!キン!キン!
大型ガンを激しく連射されるが、ゴッドライガーには無意味だった。
また高速で走りだし、飛び込みながらライオンの口を大きく開く。
ガキガキガキガキ!!!
肩口から噛みつき、左の前足で魔鋼機を押し、顎をしゃくりあげる。
魔鋼機は口の形にえぐり取られた。
そして次々と鋭い爪の餌食にしていく。
「なかなか凄いな」
「このくらいは当然です」
辺り一面が魔鋼機の瓦礫だらけになる。
10体ほどを破壊しただろうか、ふと先を見ると、魔鋼機で編成された部隊がこっちに向かってくる。
方角からまちがいなく連合軍だろう。
距離は200mってところか。
数は100はいるんじゃなかろうか。
「面倒です。一撃で滅ぼしましょう」
「出来るのか?」
「当然です。見せてあげましょう。この獣神ゴッドライガーの火力を」
セイコは後部座席でなにやら始める。
「神雷砲、発射スタンバイ」
「射線上、識別信号オールレッド」
「マジカルフォース充填80%」
黄金のライオンが光輝き始める。
「ニュークリア雷電装置起動」
「レディエイションキャンセラー展開」
「マジカルフォース充填120%」
「メインシステム接続完了。対衝撃態勢へ」
黄金のライオンの口が大きく開く。
「神雷砲、発射よろし。マスター、どうぞ!」
俺は敵部隊全体に照準を付ける。
「神雷砲、発射ああああ!!!!」
コォォォォォォ、ガオオオオオオオ!!!!
黄金のライオンの口内に、白く高熱のエネルギー体が発生する。
獅子の咆哮を伴い、紫電を纏った光線が、扇状に広がりながら敵の部隊目掛けて発射される。
それは一面を銀世界に染め上げるほどの光量で、敵を焼き付くしていく。
数秒でそれは収まった。
360度モニターには、焼け野はらしか映し出されていない。
敵影は0だ。
俺はハッチを開けて、黄金のライオンの上に出た。
肉眼で見ると、焼け野原からはまだ熱が上がっているのを感じる。
セイコもゴッドライガーの背中に出てきた。
「神の雷でゴッドライガーか。大層な名前をつけやがって」
「マスターのDNAがあってこそです。オプションパーツがあれば更に火力は上がります」
「オーバーキルだな」
俺は大地に飛び降りようとした。
空腹と渇きからか、足がもつれて顔から地面に落ちる。
「ぶへっ」
痛みをこらえ、セイコを見上げると、ノーパンのスカートの中と腹を抱えて笑い転げるセイコが見えた。
(なんだ、笑えるんじゃねえか。・・・やっぱり聖子ちゃんは笑顔が可愛いな・・・)
「だけど、異世界がくそったれなのは変わらねえ。早くセクサノイドオプションを見つけないと・・・・・・」
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