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せ○だみつお
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まさか自分が採取してきた抗生物質の元、絶壁草のお世話になるとは思いもしなかった。
今のところ金はある。前々回の20万と、病気女からの報酬が50万、病院代などを差し引いてもまだ50万は残っている。
だが、またなくなる頃に依頼を選べば、嫌な依頼もやらざるを得ない。
俺は冒険者ギルドに向かって歩いた。
「お待ちしておりました」
「・・・くそったれが・・・」
伯爵夫人が冒険者ギルドで待っていた。
「あの時は申し訳ありませんでした」
「もう義理は果たした。依頼は受けない」
やらずぼったくりはコリゴリだ。
「いいえ、本日は報酬をお支払するために来たのです」
「いらねえから消えろ」
「こちらに金貨10枚、100万エルが入ってます。金銭以外の報酬をお支払出来なくなってしまったので、倍にさせて頂きました」
俺は金を受け取り、帽子をかぶり直す。そして嫌みに片側だけ口角をあげて、
「どうした、娘が死んだか?」
「いえ、問題は解決しました。ですがあまりにもゲスいのは無理と娘がいやがりまして・・・」
「けっ」
俺は元伯爵夫人に背中を向けて、冒険者ギルドを後にする。伯爵夫人は俺の背中に「またお願いします」と言っていたが、聞こえないふりをして歩いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
(シンジューはダメだ、遊びやすいが2度とお土産は貰いたくない。・・・・・・性に合わないがシブユでも行ってみるか・・・)
俺はタクシーに乗り、シブユに向かう。
「運転手さん、ミチクロ坂まで」
「はいよ」
俺はシブユでも大人が歩きやすいミチクロ坂に向かってもらった。889界隈はキャンディが多過ぎて俺には無理だったからだ。
ミチクロ坂の中腹あたりから、裏路地に入る。
多くの飲み屋が立ち並び、シンジューよりは控えめな呼び込みが元気に声を張り上げている。
すると俺の腹に、可愛い衝撃が走る。
「ジ~~~ンちゃ~ん!めっずらしい!シブユにも来るのっ?」
猫耳の獣人だ。
こいつの名前はターニャ。元はシンジューにいたが、客のアシを焦げ付かせてシブユに逃げたやつだ。
「元気そうだな」
「うんっ!こっちのがワタシにあってるみたいっ」
「そうか」
ターニャは俺の胸に抱きついたままだ。
ターニャは上目遣いで俺を見る。
「ジンちゃん、飲みに来たの?遊びに来たの?」
「・・・両方だな」
懐は暖かい。今日は気兼ねなくやりたい気分だ。
「なら、飲みはうちに来てよっ!と~~~~ってもサービスするからさっ!」
「・・・本当かよ」
「もっち!いこっ」
知り合いの女に手を引かれて、自然とほほが緩む。
久しぶりに心が落ち着くような気分だ。
(こういう時の酒は旨い。今日は一発派手に行くか)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「これはこれはジン様、はじめまして。お噂はかねがね」
「噂を聞いても俺を入れるのか?」
「もちろんでございます。ジン様は無頼漢ではありません。暴れるには暴れる理由がないとしないお方。当店は明朗会計でごさいます。きっと楽しく飲んでいただけるでしょう」
「そうか」
店長のような黒服も、嫌な感じがしない。
なかなか良い店のようだ。
(拠点をシブユに移すか?ありかもしれんな)
ターニャに連れられて、一番奥のVIP席のようなソファーに座ると、ターニャを含めて女が10人も来た。
「ターニャ、やりすぎだろ」
「いいのっ!ジンちゃんのシブユデビューなんだから、派手にいかないとっ!」
「・・・そうか?店に迷惑かかってないか?」
「だいじょびよっ!うちはいっぱいいるからっ」
「わかった。ならとりあえずコニャックを入れてくれ。女たちもGSなんて飲むな、派手にいけ」
「わぁ~~~~~お!さっすが『勇者』ジンねっ!」
「「「「「「頂きま~~~すっ!」」」」」」
GSとはガールズサービスの略で、女たちは基本的にこれを飲む。これは客には金がかからない。
女はここから、あれ飲みたいこれ飲みたいと言い、客にねだる。それを叶えるならその金は客持ちだ。それをはじめから好きなものを飲めと、俺は言ったのだ。
ボトルも入れて、派手にやった。
これならば、俺を連れてきたターニャも恥をかかないだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「ジンちゃん、ゲームやろっ、ゲーム!」
「俺はもうそんな年じゃねえ。そういうのはガキとやりな」
「そんなこと言わないでっ!ぜ~~~ったい楽しいからっ!」
「酒はゆっくり飲みたいんだ」
ターニャは俺の隣で、俺を下から見上げるように、片目を瞑りねだる。
極端なフレアのミニスカから出る、尻尾もゆらゆらと揺れている。
(仕方ねえな・・・)
「ちょっとだけだぞ」
「やったぁ~~!じゃあ立って!」
ターニャは俺の手をつかみ、俺を立たせる。
すると女全員が立った。
人族、エルフ、獣人、ドワーフ、頭から小さな角が生えた淫魔族、さまざまな種族がいる。どれもこれも、ちょっとガキ臭いが良い女だ。みんなしてフレアのミニスカを履いている。
「旋風・みつ子ゲームっ、はじめるよぉ~~」
「「「「「イェーイ!!」」」」」
「・・・・・・」
旋風・みつ子ゲームの内容はこうだった。
まず、ターニャが「旋風!」と言って、誰かを指差す。
次に指を指された人は、「みつ子!」と言ってまた違う人を指差す。
そしたら、みつ子と指を指された人の両隣のやつは、ミニスカートの裾を持つフリをして、「ヒラヒラ」と言いながら、スカートをヒラヒラさせる真似をする。
その時に、「ヒラヒラ」をしない人は、両手で目を隠すように顔を塞ぐのだ。
これでひとくくりだ。次は、みつ子と指名された人が、「旋風!」と言って誰かを指差す。
これを誰かが失敗するまで、永遠に繰り返すのだ。
(せんだ○つおゲームじゃねーか。どこの勇者だ、こんなんを流行らせやがったのは)
ジンは実際にやったことはないが、ネットで見たことはあった。
「じゃあっ、練習ねっ!旋風っ!」
ターニャがエルフを指差す。エルフが、
「みつ子!」
ドワーフの女を指差す。その両隣の人族の女が
「ヒラヒラ!」
スカートをヒラヒラさせるフリをした。
「旋風!」
ドワーフが獣人を指差した。
・・・
・・・・
・・・・・
練習が終わった。
「じゃあ、失敗したら一気ねっ」
「・・・」
(一気したら、GSをなくした俺は、えらい金がかかるな・・・、だけどここからGSはちとダサいな。・・・ターニャめ、やりやがったな。でも飲み屋の女として成長したってことか・・・)
「・・・俺は一気はきついぞ」
「じゃあこうしよっ?負けた人が一万エル払うのっで失敗しなかった10人はっ、一人1000エルずつ貰える。一万っって大きく見えるけど、1000ずつ貰えるからたいしたことないよっ」
「・・・・・・」
(まあ、いいか。簡単すぎて俺が負ける未来は見えない)
「良いぞ」
「っ!おっけぇ~~~っ!じゃあはじめるよぉ」
これが地獄の始まりであった。
「旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ!」
「なっ!!!!」
なんと、ヒラヒラの時に、二人は本当にスカートをめくってきやがった。
白の綿パンと黒のレースのパンツがくっきりと俺の視界に入った。
「はいっ、ぶぶぅ~~。もぅジンちゃん、下手すぎぃ~」
俺は手で顔を塞ぐのが遅れてしまった。
「・・・・・・」
仕方なく俺は銀貨10枚、一万エルを払う。
みんなは1枚ずつ銀貨を持っていった。
(こ、これは・・・・・・、いやまて。俺はガキじゃねえんだ。たかだかパンツぐらいで・・・)
「じゃあ次っ、ヨッピからねっ」
「うん、旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ!」
ハイレグのパンツと、白のレースのパンツが薄暗い室内に浮かび上がる。
「ジンちゃ~~ん!真面目にやってっ!」
「・・・」
「はい、一万エルね」
(これはやばいかもしれない・・・・・・)
・・・
・・・・
・・・・・
流石に全員のパンツを二回ずつほどガン見したあとは、俺も慣れた。
そうそう引っ掛からなくなっている。
「ジンちゃ~~~ん、馴れちゃった?じゃあメンバーこうたーい!」
ターニャが号令をかけると、9人の女が去っていき、新しく9人の女が来た。
そいつらはスカートもいるが、フレアではないやつもいるし、ズボンのやつもいる。
だが・・・・・・全員が上半身が薄手のキャミソール1枚で、キャミソールの長さがへそは丸出し、下乳が見えるか見えないかぐらいの長さしかない。
「・・・ターニャ、まさか・・・・・・」
俺がターニャを驚愕の顔で見ると、ターニャはニマァとして、
「んふふふ~~~っ、嬉しい?ジンちゃん!た~~っぷり楽しんでねっ」
ターニャは妖艶な顔をした。
「・・・こいつは戦争だ・・・」
するとターニャは、ニマァとした顔で、
「ジンちゃん?・・・ここは初めから戦場だよ?」
首をかしげて、俺を可愛く見上げてきた。
(甘かった・・・、俺がぬるかった。こいつは気を引き締めないと、けつの毛までぬかれちまう!!)
「では行ってみよぉ~~~!さんっ、はい!」
「旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ」
豊満な下乳が4つがくっきりと目に焼き付く。とても柔らかそうだ。だが、乳首が見えそうで見えない。
「はい!ジンちゃん、アウトォ~!」
「・・・・・・」
・・・
・・
・
(くそが、下乳しか見せやがらねえ。極たまに乳首が見えるから始末が悪い。今回は見せるんじゃねーかと気持ちを引っ張りやがる・・・)
また更に数十度繰り返す。
・・・
・・・・
・・・・・
「あら、ジンちゃん、流石に馴れちゃった?」
「なめんなよターニャ。キャンディたちに負けるわけにはいかねえんだよ」
流石に馴れてきた。もうここからは挽回出来るだろう。元々の反射神経とかは問題ないのだ。
だが、猫耳の悪魔は俺の上を行っていた。
「じゃあ、ターニャも本気だしちゃおうかなっ?」
「出しやがれ」
「じゃっ、メンバー交代!」
するとターニャ以外の9人が代わり、初めのフレアスカートの9人が戻ってきた。だが今度はへそだしキャミソールを着ている。
「ふん、二番煎じで俺に勝てると思う・・・・・・なっ!!!!!」
ターニャに啖呵を切ると、ターニャは自分のフレアのミニスカの中に両手を突っ込んだ。
「や、やめろターニャ・・・」
「んふふふ~~。ジンちゃん、覚悟はいい?」
ターニャは怪しく微笑みながら、ゆっくりとパンツを下ろしていく。ゆっくりと、ゆっくりと・・・。
膝を折り右足を抜き、左足を抜いて、真っ白なパンツをヒラヒラと俺の前にぶら下げる。
そして俺の頭の上に乗せた。暖かな温もりが俺の頭を包む。すると、ほかの9人全員も、同じようにスカートの中に手を入れ、パンツだけを下ろしていく。
ターニャは俺の顔を見上げ、
「じゃっ、始めよっかっ」
にっこりと微笑んだ。
・・・
・・・・
・・・・・
「旋風」
「みつ子」
「ヒラヒラ」
「膝を開くなああああ!」
「旋風」
「みつ子」
「ヒラヒラ」
「脚をあげるなあああああ!」
・・・
・・・・
・・・・・
そして俺は、けつの毛まで抜かれた。
俺はパンツ1枚でシンジューシティまで走って帰った。ターニャのパンツを握りしめながら・・・。
「アリ・・・・・・、いや、無しだな。異世界はくそったれだぜ・・・」
今のところ金はある。前々回の20万と、病気女からの報酬が50万、病院代などを差し引いてもまだ50万は残っている。
だが、またなくなる頃に依頼を選べば、嫌な依頼もやらざるを得ない。
俺は冒険者ギルドに向かって歩いた。
「お待ちしておりました」
「・・・くそったれが・・・」
伯爵夫人が冒険者ギルドで待っていた。
「あの時は申し訳ありませんでした」
「もう義理は果たした。依頼は受けない」
やらずぼったくりはコリゴリだ。
「いいえ、本日は報酬をお支払するために来たのです」
「いらねえから消えろ」
「こちらに金貨10枚、100万エルが入ってます。金銭以外の報酬をお支払出来なくなってしまったので、倍にさせて頂きました」
俺は金を受け取り、帽子をかぶり直す。そして嫌みに片側だけ口角をあげて、
「どうした、娘が死んだか?」
「いえ、問題は解決しました。ですがあまりにもゲスいのは無理と娘がいやがりまして・・・」
「けっ」
俺は元伯爵夫人に背中を向けて、冒険者ギルドを後にする。伯爵夫人は俺の背中に「またお願いします」と言っていたが、聞こえないふりをして歩いた。
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(シンジューはダメだ、遊びやすいが2度とお土産は貰いたくない。・・・・・・性に合わないがシブユでも行ってみるか・・・)
俺はタクシーに乗り、シブユに向かう。
「運転手さん、ミチクロ坂まで」
「はいよ」
俺はシブユでも大人が歩きやすいミチクロ坂に向かってもらった。889界隈はキャンディが多過ぎて俺には無理だったからだ。
ミチクロ坂の中腹あたりから、裏路地に入る。
多くの飲み屋が立ち並び、シンジューよりは控えめな呼び込みが元気に声を張り上げている。
すると俺の腹に、可愛い衝撃が走る。
「ジ~~~ンちゃ~ん!めっずらしい!シブユにも来るのっ?」
猫耳の獣人だ。
こいつの名前はターニャ。元はシンジューにいたが、客のアシを焦げ付かせてシブユに逃げたやつだ。
「元気そうだな」
「うんっ!こっちのがワタシにあってるみたいっ」
「そうか」
ターニャは俺の胸に抱きついたままだ。
ターニャは上目遣いで俺を見る。
「ジンちゃん、飲みに来たの?遊びに来たの?」
「・・・両方だな」
懐は暖かい。今日は気兼ねなくやりたい気分だ。
「なら、飲みはうちに来てよっ!と~~~~ってもサービスするからさっ!」
「・・・本当かよ」
「もっち!いこっ」
知り合いの女に手を引かれて、自然とほほが緩む。
久しぶりに心が落ち着くような気分だ。
(こういう時の酒は旨い。今日は一発派手に行くか)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「これはこれはジン様、はじめまして。お噂はかねがね」
「噂を聞いても俺を入れるのか?」
「もちろんでございます。ジン様は無頼漢ではありません。暴れるには暴れる理由がないとしないお方。当店は明朗会計でごさいます。きっと楽しく飲んでいただけるでしょう」
「そうか」
店長のような黒服も、嫌な感じがしない。
なかなか良い店のようだ。
(拠点をシブユに移すか?ありかもしれんな)
ターニャに連れられて、一番奥のVIP席のようなソファーに座ると、ターニャを含めて女が10人も来た。
「ターニャ、やりすぎだろ」
「いいのっ!ジンちゃんのシブユデビューなんだから、派手にいかないとっ!」
「・・・そうか?店に迷惑かかってないか?」
「だいじょびよっ!うちはいっぱいいるからっ」
「わかった。ならとりあえずコニャックを入れてくれ。女たちもGSなんて飲むな、派手にいけ」
「わぁ~~~~~お!さっすが『勇者』ジンねっ!」
「「「「「「頂きま~~~すっ!」」」」」」
GSとはガールズサービスの略で、女たちは基本的にこれを飲む。これは客には金がかからない。
女はここから、あれ飲みたいこれ飲みたいと言い、客にねだる。それを叶えるならその金は客持ちだ。それをはじめから好きなものを飲めと、俺は言ったのだ。
ボトルも入れて、派手にやった。
これならば、俺を連れてきたターニャも恥をかかないだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「ジンちゃん、ゲームやろっ、ゲーム!」
「俺はもうそんな年じゃねえ。そういうのはガキとやりな」
「そんなこと言わないでっ!ぜ~~~ったい楽しいからっ!」
「酒はゆっくり飲みたいんだ」
ターニャは俺の隣で、俺を下から見上げるように、片目を瞑りねだる。
極端なフレアのミニスカから出る、尻尾もゆらゆらと揺れている。
(仕方ねえな・・・)
「ちょっとだけだぞ」
「やったぁ~~!じゃあ立って!」
ターニャは俺の手をつかみ、俺を立たせる。
すると女全員が立った。
人族、エルフ、獣人、ドワーフ、頭から小さな角が生えた淫魔族、さまざまな種族がいる。どれもこれも、ちょっとガキ臭いが良い女だ。みんなしてフレアのミニスカを履いている。
「旋風・みつ子ゲームっ、はじめるよぉ~~」
「「「「「イェーイ!!」」」」」
「・・・・・・」
旋風・みつ子ゲームの内容はこうだった。
まず、ターニャが「旋風!」と言って、誰かを指差す。
次に指を指された人は、「みつ子!」と言ってまた違う人を指差す。
そしたら、みつ子と指を指された人の両隣のやつは、ミニスカートの裾を持つフリをして、「ヒラヒラ」と言いながら、スカートをヒラヒラさせる真似をする。
その時に、「ヒラヒラ」をしない人は、両手で目を隠すように顔を塞ぐのだ。
これでひとくくりだ。次は、みつ子と指名された人が、「旋風!」と言って誰かを指差す。
これを誰かが失敗するまで、永遠に繰り返すのだ。
(せんだ○つおゲームじゃねーか。どこの勇者だ、こんなんを流行らせやがったのは)
ジンは実際にやったことはないが、ネットで見たことはあった。
「じゃあっ、練習ねっ!旋風っ!」
ターニャがエルフを指差す。エルフが、
「みつ子!」
ドワーフの女を指差す。その両隣の人族の女が
「ヒラヒラ!」
スカートをヒラヒラさせるフリをした。
「旋風!」
ドワーフが獣人を指差した。
・・・
・・・・
・・・・・
練習が終わった。
「じゃあ、失敗したら一気ねっ」
「・・・」
(一気したら、GSをなくした俺は、えらい金がかかるな・・・、だけどここからGSはちとダサいな。・・・ターニャめ、やりやがったな。でも飲み屋の女として成長したってことか・・・)
「・・・俺は一気はきついぞ」
「じゃあこうしよっ?負けた人が一万エル払うのっで失敗しなかった10人はっ、一人1000エルずつ貰える。一万っって大きく見えるけど、1000ずつ貰えるからたいしたことないよっ」
「・・・・・・」
(まあ、いいか。簡単すぎて俺が負ける未来は見えない)
「良いぞ」
「っ!おっけぇ~~~っ!じゃあはじめるよぉ」
これが地獄の始まりであった。
「旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ!」
「なっ!!!!」
なんと、ヒラヒラの時に、二人は本当にスカートをめくってきやがった。
白の綿パンと黒のレースのパンツがくっきりと俺の視界に入った。
「はいっ、ぶぶぅ~~。もぅジンちゃん、下手すぎぃ~」
俺は手で顔を塞ぐのが遅れてしまった。
「・・・・・・」
仕方なく俺は銀貨10枚、一万エルを払う。
みんなは1枚ずつ銀貨を持っていった。
(こ、これは・・・・・・、いやまて。俺はガキじゃねえんだ。たかだかパンツぐらいで・・・)
「じゃあ次っ、ヨッピからねっ」
「うん、旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ!」
ハイレグのパンツと、白のレースのパンツが薄暗い室内に浮かび上がる。
「ジンちゃ~~ん!真面目にやってっ!」
「・・・」
「はい、一万エルね」
(これはやばいかもしれない・・・・・・)
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・・・・・
流石に全員のパンツを二回ずつほどガン見したあとは、俺も慣れた。
そうそう引っ掛からなくなっている。
「ジンちゃ~~~ん、馴れちゃった?じゃあメンバーこうたーい!」
ターニャが号令をかけると、9人の女が去っていき、新しく9人の女が来た。
そいつらはスカートもいるが、フレアではないやつもいるし、ズボンのやつもいる。
だが・・・・・・全員が上半身が薄手のキャミソール1枚で、キャミソールの長さがへそは丸出し、下乳が見えるか見えないかぐらいの長さしかない。
「・・・ターニャ、まさか・・・・・・」
俺がターニャを驚愕の顔で見ると、ターニャはニマァとして、
「んふふふ~~~っ、嬉しい?ジンちゃん!た~~っぷり楽しんでねっ」
ターニャは妖艶な顔をした。
「・・・こいつは戦争だ・・・」
するとターニャは、ニマァとした顔で、
「ジンちゃん?・・・ここは初めから戦場だよ?」
首をかしげて、俺を可愛く見上げてきた。
(甘かった・・・、俺がぬるかった。こいつは気を引き締めないと、けつの毛までぬかれちまう!!)
「では行ってみよぉ~~~!さんっ、はい!」
「旋風!」
「みつ子!」
「ヒラヒラ」
豊満な下乳が4つがくっきりと目に焼き付く。とても柔らかそうだ。だが、乳首が見えそうで見えない。
「はい!ジンちゃん、アウトォ~!」
「・・・・・・」
・・・
・・
・
(くそが、下乳しか見せやがらねえ。極たまに乳首が見えるから始末が悪い。今回は見せるんじゃねーかと気持ちを引っ張りやがる・・・)
また更に数十度繰り返す。
・・・
・・・・
・・・・・
「あら、ジンちゃん、流石に馴れちゃった?」
「なめんなよターニャ。キャンディたちに負けるわけにはいかねえんだよ」
流石に馴れてきた。もうここからは挽回出来るだろう。元々の反射神経とかは問題ないのだ。
だが、猫耳の悪魔は俺の上を行っていた。
「じゃあ、ターニャも本気だしちゃおうかなっ?」
「出しやがれ」
「じゃっ、メンバー交代!」
するとターニャ以外の9人が代わり、初めのフレアスカートの9人が戻ってきた。だが今度はへそだしキャミソールを着ている。
「ふん、二番煎じで俺に勝てると思う・・・・・・なっ!!!!!」
ターニャに啖呵を切ると、ターニャは自分のフレアのミニスカの中に両手を突っ込んだ。
「や、やめろターニャ・・・」
「んふふふ~~。ジンちゃん、覚悟はいい?」
ターニャは怪しく微笑みながら、ゆっくりとパンツを下ろしていく。ゆっくりと、ゆっくりと・・・。
膝を折り右足を抜き、左足を抜いて、真っ白なパンツをヒラヒラと俺の前にぶら下げる。
そして俺の頭の上に乗せた。暖かな温もりが俺の頭を包む。すると、ほかの9人全員も、同じようにスカートの中に手を入れ、パンツだけを下ろしていく。
ターニャは俺の顔を見上げ、
「じゃっ、始めよっかっ」
にっこりと微笑んだ。
・・・
・・・・
・・・・・
「旋風」
「みつ子」
「ヒラヒラ」
「膝を開くなああああ!」
「旋風」
「みつ子」
「ヒラヒラ」
「脚をあげるなあああああ!」
・・・
・・・・
・・・・・
そして俺は、けつの毛まで抜かれた。
俺はパンツ1枚でシンジューシティまで走って帰った。ターニャのパンツを握りしめながら・・・。
「アリ・・・・・・、いや、無しだな。異世界はくそったれだぜ・・・」
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