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4 エロ魔王に訊いてみな(その4)

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「やべっ」
 いつのまにか眠っていた静刻はベッドの上で跳ね起きた。
 超快眠寝具セットの効果は絶大である。
 慌ててスクリーンに目をやる。
 ひとつを除いたすべての光点が特別教室棟の一箇所に集まっていた。
 そして、そのひとつも今まさにその一箇所へ向かって移動している。
 スクリーンの端に表示されている現在時刻は既に午後三時を過ぎている。
 ベッドの上から見渡すがギィアの姿はない。
 先にひとりで行ったのか?――そんなことを考えながら、ベッドを降りてソファを回り込む。
 ソファの上に、だらしなく眠りこけているギィアの姿があった。
 手足を伸ばし口を半開きにしているその様子はまるで飼い猫の昼寝姿を思わせる。
「起きろっ」
 肩を揺さぶられたギィアが目を覚ます。
「ふぁっ」
 そして、静刻の指差すスクリーンを見上げる。
「動いてるぞ」
「ほほほほ本当なのですっ。急ぐのですっ」
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