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第12話 その先の幸せ
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「正直、予想外な理由で驚いている」
「そうですよね。あまりに馬鹿馬鹿しい理由ですよね――申し訳ありません」
「いや、謝るべきは君ではなく、クアッドだろう」
事件から数日。
殿下の執務室には、私と殿下と、少し縮こまって端に控えるクアッド様がいらっしゃいます。たった今、殿下に沈黙の魔術誓約を施し、諸々の事情をお話し終えたところです。
「要約すると、クアッドが姿変えの魔術を使って奥方と破廉恥な行為に及んでいた秘密を君が知ってしまい、君はクアッドにその件に関する沈黙の魔術誓約を強制的にかけられたということだね。それで、魔術的なつながりが生まれて、お互いになんとなく相手が感じ取れるようになったと」
あきれたような殿下の口調は、当然だと思います。
がっかりしますよね。
王国の魔術の司たるベネディッティ家の次期当主がこんなくだらないことに魔術を使っていたなんて。それも、人前では品行方正で通っているクアッド様がです。
「クアッド、君は恥ずかしくないのか?」
「魔術をこよなく愛されるサリア嬢だから行ったまでです。他の方でしたら、別の方法をとりました」
「あ、あの殿下。悪いことばかりではなかったのです。これについてはむしろレイアが本気で怒ってくれて、私がクアッド様に魔術の弟子入りすることも叶いましたし、レイアとも親しくなれましたし。クアッド様は師匠としては本当に優秀で、何もわからなかった私に実技を手取り足取り一から教え込んでくださったんです」
「……手取り、足取り……」
「……馬鹿弟子……」
いつもの温和な雰囲気を投げ捨ててなんだかまずい気配を漂わせ始めた殿下に私は慌ててフォローします。したつもりだったのですが。
あ、あら? 余計にひどくなりました?
「そ、それに、これで殿下と私にもつながりが生まれたんじゃないでしょうか!?」
ピタッと殿下の冷たい気配が霧散しました。
「そうか、これで僕もサリアの気配を感じ取ることができるんだね。この間のようなことがあっても、真っ先に僕が君を見つけてあげられる」
殿下のその言葉に、先日のヴィルガ様に監禁された件が思い出されます。
テラスでの一幕の後立ち去った殿下は、クアッド様と私を二人きりにしてしまったことが気になって実はすぐに戻られたそうです。そして、お二人ですぐに私を探し始め、クアッド様がすぐにあの部屋を探し当てたのでした。
その後ヴィルガ様は現在自邸での謹慎処分を受けています。本来もっと重い罰を与えられるはずですが、公にすると私の醜聞ともつながってしまいます。内々にことを収めるためこのような処分で決着をつけたとのことでした。
あの時のことを思い出して私がわずかに身を震わせると、殿下は、私の肩にそっと腕を回しました。
「大丈夫。もうあんなことは起きない。君のことは、僕が守るから」
「殿下……」
頬に添えられた殿下の手は暖かくて、私は震えが収まっていくのを感じました。
そして――。
いつの間にか、クアッド様が席を外されていたのに気づいたのは、その、色々あって、大分時間がたった後でした。
……レイアの気持ちがよくわかります。
でも、仕方ないのです。
私たちは「想い合う恋人たち」なのですから、お互い以外何も見えなくなる、ということも、時折起きてしまうのです。
◇◇◇◇◇◇
ステンドグラスから入る光が明るく照らすその部屋で、私は静かにその時を待っていました。
ふと、感覚の端にその気配を感じて、緊張していた心が和らぐのを感じます。
相手も同じように感じたのでしょう。一瞬その場に留まった気配に私は笑みがこぼれます。
その気配は、少しすると別の場所へと向かっていきました。
――すぐに向かいます。待っていてくださいね。
あれから、私達二人を格差婚約という人はいなくなりました。
イシュマイルの姫君との婚姻についても、姫に公認の恋人がいるという噂が流れ、殿下との結婚について推す人々はいなくなりました。
けれど、伯爵令嬢が王家に嫁することは慣習や伝統という大きな壁が立ちはだかっていました。
殿下は、法廷でそれを認めさせるという強引な手法などを考えていらっしゃいましたが、私は、それを固辞しました。
私が、私自身の力で慣習や伝統を打ち破らなければ意味がないのです。法に守ってもらうのではなく、私自身を認めてもらうことを私は選びました。今後、この国を導く者として、力を得るために。
私は、婚約期間中にベネディッティ家と王家の推薦を得て魔塔へと入りました。
王太子教育は、単純に私の出来が良かったために、空き時間が多かっただけの様で、その時間を利用して魔塔での地位を固めました。
そして、魔術の沈黙の輪の内側と外側を結ぶ役目を担うことを宣言したのです。
――私でなければできない事。
私が殿下のお側にいることの理由に家格をあげて反対する者は、いなくなりました。
「サリア様、お時間です」
私は、手元のブーケを握りしめて立ち上がりました。
礼拝堂へと続く大きな扉の前では、お父様が泣きながら、私の手を取ります。
扉の奥の祭壇の前に、あの方の気配を感じます。
格差婚約で始まった私達ですが、新しいこの国から、早くこの慣例を取り除きたい。
あの方と二人でなら、きっとできると思うのです。
礼拝堂への扉が開かれ、その先に待つのは、私の、愛しい、恋人の姿です。
――エミリオ様。
その日、晴れ渡る空に、王家の婚礼を伝える鐘の音が響き渡りました。
Fin
-------------------
あとがき
本作は、格差婚約シリーズの4作目です。
レイアとクアッドメインのお話は、1作目「最近婚約破棄が流行ってる」です。
それ以外は全て独立です。ちなみに私のお気に入りは、2作目です。
1作目「最近、婚約破棄が流行っている~格差婚約+婚約破棄、間に合わせ婚約者が幸せになる方法~」
2作目「最近、格差婚約が流行っている~格差婚約+強制執行、間に合わせ婚約者と幸せになる方法~」
3作目「溺愛婚約者の裏の顔 ~そろそろ婚約破棄してくれませんか~」
~4万文字程度の話なのでお気軽にどうぞ。
「そうですよね。あまりに馬鹿馬鹿しい理由ですよね――申し訳ありません」
「いや、謝るべきは君ではなく、クアッドだろう」
事件から数日。
殿下の執務室には、私と殿下と、少し縮こまって端に控えるクアッド様がいらっしゃいます。たった今、殿下に沈黙の魔術誓約を施し、諸々の事情をお話し終えたところです。
「要約すると、クアッドが姿変えの魔術を使って奥方と破廉恥な行為に及んでいた秘密を君が知ってしまい、君はクアッドにその件に関する沈黙の魔術誓約を強制的にかけられたということだね。それで、魔術的なつながりが生まれて、お互いになんとなく相手が感じ取れるようになったと」
あきれたような殿下の口調は、当然だと思います。
がっかりしますよね。
王国の魔術の司たるベネディッティ家の次期当主がこんなくだらないことに魔術を使っていたなんて。それも、人前では品行方正で通っているクアッド様がです。
「クアッド、君は恥ずかしくないのか?」
「魔術をこよなく愛されるサリア嬢だから行ったまでです。他の方でしたら、別の方法をとりました」
「あ、あの殿下。悪いことばかりではなかったのです。これについてはむしろレイアが本気で怒ってくれて、私がクアッド様に魔術の弟子入りすることも叶いましたし、レイアとも親しくなれましたし。クアッド様は師匠としては本当に優秀で、何もわからなかった私に実技を手取り足取り一から教え込んでくださったんです」
「……手取り、足取り……」
「……馬鹿弟子……」
いつもの温和な雰囲気を投げ捨ててなんだかまずい気配を漂わせ始めた殿下に私は慌ててフォローします。したつもりだったのですが。
あ、あら? 余計にひどくなりました?
「そ、それに、これで殿下と私にもつながりが生まれたんじゃないでしょうか!?」
ピタッと殿下の冷たい気配が霧散しました。
「そうか、これで僕もサリアの気配を感じ取ることができるんだね。この間のようなことがあっても、真っ先に僕が君を見つけてあげられる」
殿下のその言葉に、先日のヴィルガ様に監禁された件が思い出されます。
テラスでの一幕の後立ち去った殿下は、クアッド様と私を二人きりにしてしまったことが気になって実はすぐに戻られたそうです。そして、お二人ですぐに私を探し始め、クアッド様がすぐにあの部屋を探し当てたのでした。
その後ヴィルガ様は現在自邸での謹慎処分を受けています。本来もっと重い罰を与えられるはずですが、公にすると私の醜聞ともつながってしまいます。内々にことを収めるためこのような処分で決着をつけたとのことでした。
あの時のことを思い出して私がわずかに身を震わせると、殿下は、私の肩にそっと腕を回しました。
「大丈夫。もうあんなことは起きない。君のことは、僕が守るから」
「殿下……」
頬に添えられた殿下の手は暖かくて、私は震えが収まっていくのを感じました。
そして――。
いつの間にか、クアッド様が席を外されていたのに気づいたのは、その、色々あって、大分時間がたった後でした。
……レイアの気持ちがよくわかります。
でも、仕方ないのです。
私たちは「想い合う恋人たち」なのですから、お互い以外何も見えなくなる、ということも、時折起きてしまうのです。
◇◇◇◇◇◇
ステンドグラスから入る光が明るく照らすその部屋で、私は静かにその時を待っていました。
ふと、感覚の端にその気配を感じて、緊張していた心が和らぐのを感じます。
相手も同じように感じたのでしょう。一瞬その場に留まった気配に私は笑みがこぼれます。
その気配は、少しすると別の場所へと向かっていきました。
――すぐに向かいます。待っていてくださいね。
あれから、私達二人を格差婚約という人はいなくなりました。
イシュマイルの姫君との婚姻についても、姫に公認の恋人がいるという噂が流れ、殿下との結婚について推す人々はいなくなりました。
けれど、伯爵令嬢が王家に嫁することは慣習や伝統という大きな壁が立ちはだかっていました。
殿下は、法廷でそれを認めさせるという強引な手法などを考えていらっしゃいましたが、私は、それを固辞しました。
私が、私自身の力で慣習や伝統を打ち破らなければ意味がないのです。法に守ってもらうのではなく、私自身を認めてもらうことを私は選びました。今後、この国を導く者として、力を得るために。
私は、婚約期間中にベネディッティ家と王家の推薦を得て魔塔へと入りました。
王太子教育は、単純に私の出来が良かったために、空き時間が多かっただけの様で、その時間を利用して魔塔での地位を固めました。
そして、魔術の沈黙の輪の内側と外側を結ぶ役目を担うことを宣言したのです。
――私でなければできない事。
私が殿下のお側にいることの理由に家格をあげて反対する者は、いなくなりました。
「サリア様、お時間です」
私は、手元のブーケを握りしめて立ち上がりました。
礼拝堂へと続く大きな扉の前では、お父様が泣きながら、私の手を取ります。
扉の奥の祭壇の前に、あの方の気配を感じます。
格差婚約で始まった私達ですが、新しいこの国から、早くこの慣例を取り除きたい。
あの方と二人でなら、きっとできると思うのです。
礼拝堂への扉が開かれ、その先に待つのは、私の、愛しい、恋人の姿です。
――エミリオ様。
その日、晴れ渡る空に、王家の婚礼を伝える鐘の音が響き渡りました。
Fin
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あとがき
本作は、格差婚約シリーズの4作目です。
レイアとクアッドメインのお話は、1作目「最近婚約破棄が流行ってる」です。
それ以外は全て独立です。ちなみに私のお気に入りは、2作目です。
1作目「最近、婚約破棄が流行っている~格差婚約+婚約破棄、間に合わせ婚約者が幸せになる方法~」
2作目「最近、格差婚約が流行っている~格差婚約+強制執行、間に合わせ婚約者と幸せになる方法~」
3作目「溺愛婚約者の裏の顔 ~そろそろ婚約破棄してくれませんか~」
~4万文字程度の話なのでお気軽にどうぞ。
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ありがとうございます(*´꒳`*)
感想ありがとうございます。
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ちなみに、あの夜会での誤解の当初案は、クアッドとレイアのいちゃいちゃシーンをかばうためのすれ違い、だったのですが、サリアちゃんの活躍(?)シーンに変更しました。
このシリーズ、あと一作は書くつもりです。
よろしかったらまたご覧ください(^▽^)/