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第10話 ヒロインイベントっぽいもの(バレンタイン)
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同志達の攻略の目途も立ったので、私がこの国ですべきことは、エルネスト殿下との契約を完遂させて、無事学園を卒業することだけだ。
文化祭では、信用を失うような事態を引き起こしてしまったので心配したが、殿下との関係は、その後以前の通りに戻ったと言えるだろう。カフェテラスで有益な情報交換をしながら毎日ランチを取っている。殿下の話は変わらずとても楽しいし、ためになる。
変わったことと言えば、ランチの時に殿下が教室まで送り迎えをするようになったことと、放課後寮まで送ってくれるようになったことぐらいだろうか。
放課後は、殿下が送ってくれるまでは、しばしば困っている人に遭遇して、飼育室から逃げ出したウサギを一緒に探してあげたり、壊れたオルゴールを一緒に直したり、怪我の手当てをしてあげたりと色々とトラブルが多かったのだが、それもぴたりとやんだ。
そうそう、あとはダンスの授業に殿下が参加するようになった。殿下は研究生として来ているので、基本の授業は免除されているのだが、腕がなまると困るということで、ダンスの授業だけは受けることにされたらしい。授業では、皆が恐れ多くて組みたがらないので、必然的に私がパートナーを務めることとなる。みんな、せっかくの授業なのだから、殿下に踊ってもらえばいいのに。殿下は、とてもダンスのリードがお上手なのだ。
◇◇◇◇◇◇
季節は年を越し、バレンタインを迎えていた。
こういった季節のイベントを一緒に行うことは契約事項に折り込み済なので、放課後一緒に過ごすべく、私は手作りのガトーショコラを作って、いつも通り迎えに来る殿下を待っていた。
もちろん、これは同志たちと一緒に作った。いつの間にかお菓子作りがプロの域に達していたクリスティーネ様が大活躍なさり――いったい、何を目指しているのだろう――マヌエラ様はなぜだかドジっ子属性になってしまったらしく、小麦粉をひっくり返して頭からかぶるし、アンゲラ様はよくわからない配合実験を始めてしまうし、エルゼ様は何度やってもお菓子を爆発させてしまうなど、とても楽しい時間を過ごせた。
お菓子は……私とクリスティーネ様とで多めに作っておいてよかった。
そんな楽しい時間を思い出しながら待っていたのだが、今日は一向に殿下が迎えに来ない。
私は、はっと気づく。
今日は特別な日だ。殿下のことだから、女生徒に囲まれて大変なことになっているのではないだろうか?
こういう時のための私なのに、またお手を煩わせしまったかもしれない。
私は、急いで殿下が所属している研究室に足を運ぶことにした。
今日は、先日買い物にお付き合いしたお礼にと頂いた髪飾りをつけている。女生徒達には申し訳ないが、ちょっと自慢気にそれを見せびらかし悪女風に殿下を独占するように振舞うのもいいかもしれない。
そんな風に、作り物の権利をさも当然のように振りかざそうとしていた私だったが、それを見た途端そんな考えは霧散してしまった。
「お慕いしています」
その声は、わずかに開いた研究室のドアから漏れ聞こえてきて、私は、思わずそっと中を覗き見てしまった。そして後悔した。
俯く女性の肩を抱く殿下。
その胸に、頬をよせるようによりかかる女性。
殿下は、苦しそうに、いたわしそうに彼女を見下ろしている。
それは、本当に思いやりと苦渋に満ちた、今まで見たこともない表情だった。
『尊敬する魔法学の教授を追って、成人前の最後の猶予期間に、きちんと師事したい』
そっか。そういうことか。
道ならぬ恋。
むしろ、疑われないために、私の存在が必要だったんだ。
殿下が溺愛設定にこだわってたのは、このためだったのだ。
納得しながらも、それは、私の胸に同時に鋭い痛みをもたらしていた。
――触らないで。
あれ? 私は何を考えているんだろう。
――その手に触っていいのは、私だけ。殿下が触れていいのは私だけ。
ちょっと本当に何を考えているの? 信じられない。やめなさいってば!
私は、突如浮かんできたその考えに怯え、ここにいてはいけないと思い、現場から走りさろうとして、つまづいてしまった。
転んだ拍子に、ばたん、と思いのほか大きな音を立ててしまい、私の心臓は縮み上がる。
扉が開く音がする。
私は振り返らずに、一目散に逃げ去った。
中庭まで来て、息を切らして膝に手を突くと、後ろから肩に手がかかった。
「どうして逃げるの? 君の役目は違うだろう?」
殿下のその声はいつもと違って、切羽詰まったようで、切なげにも感じられて、私は後悔に苛まれる。
また私は失敗してしまった。あの場面で、私が走り去るのに気付いてしまったら、溺愛設定の殿下は追いかけるしかないのだ。
残り少ない恋人たちの逢瀬を、こんな時にまで邪魔してしまうなんて。
そして、私は失敗した挙げ句に自分の役目すらこなせていない。
「申し、わけ、ありません」
私の役目は、殿下の恋人として、言い寄られる殿下を助けることだった。
でも、私は真実を知ってあの場にはいられなくて出てきてしまった。
こんな私に、王子は今、何を求めているのだろう。何が正解なのだろう?
私は殿下の目を見上げた。
苦しそうな、その瞳。
「私は、教室に忘れ物をしまして、取りに戻るところだったのです。大丈夫です。私は、今日、研究室まで行っておりません。何も見ていないのです。もとより、私は契約で縛られた身です。ご安心ください」
殿下は、人には言えない恋をされていたんだ。
誰にも見られてはいけない恋を。
苦しんで苦しんで。
殿下の恋の期限はこの国にいられる間だけなのだろう。
その日まで、私が盾になります。
私と殿下は、しばらく視線を交わし合ったが、やがて、殿下はため息をついた。
「どうして泣くの?」
そうだ、なんで私は泣いているんだろう?
文化祭では、信用を失うような事態を引き起こしてしまったので心配したが、殿下との関係は、その後以前の通りに戻ったと言えるだろう。カフェテラスで有益な情報交換をしながら毎日ランチを取っている。殿下の話は変わらずとても楽しいし、ためになる。
変わったことと言えば、ランチの時に殿下が教室まで送り迎えをするようになったことと、放課後寮まで送ってくれるようになったことぐらいだろうか。
放課後は、殿下が送ってくれるまでは、しばしば困っている人に遭遇して、飼育室から逃げ出したウサギを一緒に探してあげたり、壊れたオルゴールを一緒に直したり、怪我の手当てをしてあげたりと色々とトラブルが多かったのだが、それもぴたりとやんだ。
そうそう、あとはダンスの授業に殿下が参加するようになった。殿下は研究生として来ているので、基本の授業は免除されているのだが、腕がなまると困るということで、ダンスの授業だけは受けることにされたらしい。授業では、皆が恐れ多くて組みたがらないので、必然的に私がパートナーを務めることとなる。みんな、せっかくの授業なのだから、殿下に踊ってもらえばいいのに。殿下は、とてもダンスのリードがお上手なのだ。
◇◇◇◇◇◇
季節は年を越し、バレンタインを迎えていた。
こういった季節のイベントを一緒に行うことは契約事項に折り込み済なので、放課後一緒に過ごすべく、私は手作りのガトーショコラを作って、いつも通り迎えに来る殿下を待っていた。
もちろん、これは同志たちと一緒に作った。いつの間にかお菓子作りがプロの域に達していたクリスティーネ様が大活躍なさり――いったい、何を目指しているのだろう――マヌエラ様はなぜだかドジっ子属性になってしまったらしく、小麦粉をひっくり返して頭からかぶるし、アンゲラ様はよくわからない配合実験を始めてしまうし、エルゼ様は何度やってもお菓子を爆発させてしまうなど、とても楽しい時間を過ごせた。
お菓子は……私とクリスティーネ様とで多めに作っておいてよかった。
そんな楽しい時間を思い出しながら待っていたのだが、今日は一向に殿下が迎えに来ない。
私は、はっと気づく。
今日は特別な日だ。殿下のことだから、女生徒に囲まれて大変なことになっているのではないだろうか?
こういう時のための私なのに、またお手を煩わせしまったかもしれない。
私は、急いで殿下が所属している研究室に足を運ぶことにした。
今日は、先日買い物にお付き合いしたお礼にと頂いた髪飾りをつけている。女生徒達には申し訳ないが、ちょっと自慢気にそれを見せびらかし悪女風に殿下を独占するように振舞うのもいいかもしれない。
そんな風に、作り物の権利をさも当然のように振りかざそうとしていた私だったが、それを見た途端そんな考えは霧散してしまった。
「お慕いしています」
その声は、わずかに開いた研究室のドアから漏れ聞こえてきて、私は、思わずそっと中を覗き見てしまった。そして後悔した。
俯く女性の肩を抱く殿下。
その胸に、頬をよせるようによりかかる女性。
殿下は、苦しそうに、いたわしそうに彼女を見下ろしている。
それは、本当に思いやりと苦渋に満ちた、今まで見たこともない表情だった。
『尊敬する魔法学の教授を追って、成人前の最後の猶予期間に、きちんと師事したい』
そっか。そういうことか。
道ならぬ恋。
むしろ、疑われないために、私の存在が必要だったんだ。
殿下が溺愛設定にこだわってたのは、このためだったのだ。
納得しながらも、それは、私の胸に同時に鋭い痛みをもたらしていた。
――触らないで。
あれ? 私は何を考えているんだろう。
――その手に触っていいのは、私だけ。殿下が触れていいのは私だけ。
ちょっと本当に何を考えているの? 信じられない。やめなさいってば!
私は、突如浮かんできたその考えに怯え、ここにいてはいけないと思い、現場から走りさろうとして、つまづいてしまった。
転んだ拍子に、ばたん、と思いのほか大きな音を立ててしまい、私の心臓は縮み上がる。
扉が開く音がする。
私は振り返らずに、一目散に逃げ去った。
中庭まで来て、息を切らして膝に手を突くと、後ろから肩に手がかかった。
「どうして逃げるの? 君の役目は違うだろう?」
殿下のその声はいつもと違って、切羽詰まったようで、切なげにも感じられて、私は後悔に苛まれる。
また私は失敗してしまった。あの場面で、私が走り去るのに気付いてしまったら、溺愛設定の殿下は追いかけるしかないのだ。
残り少ない恋人たちの逢瀬を、こんな時にまで邪魔してしまうなんて。
そして、私は失敗した挙げ句に自分の役目すらこなせていない。
「申し、わけ、ありません」
私の役目は、殿下の恋人として、言い寄られる殿下を助けることだった。
でも、私は真実を知ってあの場にはいられなくて出てきてしまった。
こんな私に、王子は今、何を求めているのだろう。何が正解なのだろう?
私は殿下の目を見上げた。
苦しそうな、その瞳。
「私は、教室に忘れ物をしまして、取りに戻るところだったのです。大丈夫です。私は、今日、研究室まで行っておりません。何も見ていないのです。もとより、私は契約で縛られた身です。ご安心ください」
殿下は、人には言えない恋をされていたんだ。
誰にも見られてはいけない恋を。
苦しんで苦しんで。
殿下の恋の期限はこの国にいられる間だけなのだろう。
その日まで、私が盾になります。
私と殿下は、しばらく視線を交わし合ったが、やがて、殿下はため息をついた。
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