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絶海の孤島編
前世の芸は身を助く
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「ラインハルト先生、オレの仕事に付き合わせてしまって申し訳ありません」
「いいえ、僕もゲルスさんと話したいと思っていましたから」
無事ゲルスとペアになったラインハルト。今2人は厨房で芋の皮を剥いている。
厨房内にはラインハルト、ゲルス、シェフのアンドリュー、その孫アイリスの4人が居るが、アンドリューとアイリスは離れた場所で作業しているので内密な話も可能だ。
ラインハルトは転生後に料理をした事はないが、前世の記憶のおかげで何とか包丁を扱うことができている。
無論出来栄えやスピードは、隣で同じ作業をしているゲルスとは比べるべくも無い。
「……忘れてください。オレから言えることはありません」
(先制されてしまったか)
今ラインハルト達が置かれている状況について、ゲルスは何か知っている。
彼が積極的に関与しているのか、巻き込まれただけなのかは分からないが、何か理由があり逆らえないのだ。
ラインハルトに忠告したという事は、ゲルスに良心の呵責なり、ラインハルトへの好意なりがあるのだろう。
ならば親密度を更に上げて、自主的に喋らせるしかない。
「この屋敷で一番の古株はトリルさんだと聞きました」
「トリルさんはノエル様の片腕でした。今も大事な物は全て彼が管理しています。食料関係だけはアンドリューさんに一任してるので、そこはトリルさんもノータッチですね」
「彼は僕と同年代だと思ってましたが、そんなに?」
「年齢の話なら、多分オレと先生が同年代です。トリルさんは先輩ってところでしょうか」
(話し易くかつ、親密度を上げるには身の上話だ)
「そうなんですね。ゲルスさんは語学堪能ですが、この国の出身なんですか?」
「いいえ」
あまり触れられたくない話題なのか、会話が止まってしまった。
ラインハルトは切り口を変えることにした。
「それにしてもフランシス邸は国際色豊かですよね。先代はお若い頃、海外に頻繁に行かれていたようですし、偏見が無いというか、視野が広い御方だったんでしょうね」
「ええ! それだけじゃなく懐の広い、素晴らしい方でした! ご主人様は人種や出自に捉われず、困っている人間に躊躇なく手を差し伸べる事のできる本物の人格者です。……オレにとってご主人様は神様なんです」
下処理済の芋を取りにきたアイリスも会話に加わった。
「フランシス家の方々は、私達の恩人です」
芋の代わりに、新しくにんじんを持ってきている。皮むき地獄は終わりそうにない。
「私の両親は流行病で亡くなりました。お爺ちゃんは、私を育てる為にホテルを辞めなきゃいけなかったんです」
「ホテル?」
「ホテル・リンツの副料理長だったんです」
「それは凄い!」
ラインハルトの言葉にアイリは誇らしげに胸を張った。この辺りにホテル・リンツの格を知る人間は居なかったのだろう。
(お世辞抜きに凄いぞ。あそこの料理は美食の街でもトップクラスじゃないか。副料理長の肩書きがあるなら独立すれば良かったのに、何でこんな所にいるんだ?)
「こらアイリス。――お恥ずかしながらホテル勤務のままだと子供を育てるのは難しいから、自分の店を開こうとしたんですよ。しかし産まれてこの方料理しかしてこなかったもんで、まんまと騙されて無一文に」
照れ臭そうにアンドリューが語った。
彼はその道を極める程、他が疎かになる典型的な職人タイプらしい。
「孫と2人で途方に暮れていた時に、ゲルスさんがスカウトしてくれたんです」
「オレは『ペリエで腕の良い料理人をスカウトするように』とご主人様に命じられただけです。外国で人材発掘は難易度が高いので、アンドリューさんと出会えた事は不謹慎ですがラッキーでした」
ペリエに到着したゲルスはとりあえず有名店に行き、転職希望するものや、退職したばかりの者を探した。
より好条件を出して交渉するつもりだったらしい。
「メイド達も仕事を求めて家族でロドストに移住したものの、うまくいかなくて親に捨てられた所をノエル様に拾われたんです」
年齢の近いアイリスは彼女達と親しいのだろう、自分のことのように辛そうな表情だ。
「もしノエル様が声をかけなければ、2人とも娼婦として底辺の暮らしを強いられていたでしょう。同じ女として、そんな事にならなくて良かったと心から思います」
「外国人がこの国で仕事を見つけるのは難しい。もし職を得たとしても対等な扱いにはなりません……オレだってこの髪が偶々ご主人様の目に留まらなければどうなっていた事か」
過去を思い出すようにゲルスが目を細めた。
「ご本人に自覚は無いのでしょうが、あの出会いがなければオレも母さんも遠からず命を落としたでしょう」
「そこまで?」
「……オレの産まれた国は離婚の概念がなくて、オレと母はこの国へ逃げてきたんです。ああ、密入国じゃ無いですよ」
ゲルスからは、育ちの良さがうかがえる。
貧困で国をとは思えない。
「亡命ですか?」
「うーん。閉鎖的な国なので、外の人ってあの国の婚姻制度よく分かってないみたいなんですよね。母の身元がハッキリしていたからか普通に入国できました。その後は転々と」
前世ほどビザが徹底されていないので、入国審査さえパスすれば後はどうにでもなる。
その後に転居を繰り返せば追跡は困難になるが、親子揃って目立つ容姿なので中々厳しかっただろう。
ロドスト国民は暗い髪色と白い肌が特徴的で、まだ移民は少ない。褐色の肌はそれだけで人目を引く。
「それでも父が本気で調べたら見つかるだろうし、正式にロドスト国に問合せるような事があれば問題になるのでビクビクしながら隠れて暮らしてました。母の装飾品を売って生活していたんですが、かなり買い叩かれました。ノエル様はその辺の事情もよくご存知で……バレたらご自身にも咎が及ぶのに、この屋敷に匿ってくれたんです」
(ゲルスの父は権力者か)
国に問合せることができ、それに対し国が無碍にしない確証があるならかなりの地位にいる人物だ。
本来ならゲルスは使用人として働く身分では無いのだろうが、彼にその事を不満に思っている様子はない。
「お二人には返しきれない大恩がある。だからオレはフランシス侯爵家に忠誠を誓っているんです」
ゲルスの言葉はラインハルトを牽制するというより、自分に言い聞かせるようだった。
*
(目に映る物に騙されるな……か)
結局ラインハルトはゲルスから、あれ以上の情報を聞き出す事はできなかった。
しかしこの家の使用人が、主人に強い忠誠心を持っている事は痛感した。
先代は社会的弱者を積極的に採用し、それだけでなく母国人と同じ条件で働かせている。
当代のビエルサもその状態を維持している。
食事に至ってはメインこそ違うものの、使用人とゲストが同じという破格の扱いだ。
(買収、揺さぶり……どれも効果が無さそうだ)
ゲルスの母、メイドの姉妹、トリルとまだ話を聞いていない使用人は残っているが、素直そうな厨房の面々があの様子だったのだ。機会があればダメ元で探りを入れるが、あまり成果は得られないだろう。
ラインハルトは傍で眠るビエルサを見下ろした。
深く眠っているのだろう、長い睫毛はピクリともしない。
今日はラインハルトとゲルス、ビエルサとトリルがペアになったが昨晩同様、就寝前にこっそり入れ替えた。
日中の騒動で疲弊したのか、ビエルサはベッドに入ると直ぐに眠ってしまった。
チェーンは充分な長さがあるのだが、甘えるように擦り寄られ、ラインハルトは子供の体温を感じながら夜を明かした。
「いいえ、僕もゲルスさんと話したいと思っていましたから」
無事ゲルスとペアになったラインハルト。今2人は厨房で芋の皮を剥いている。
厨房内にはラインハルト、ゲルス、シェフのアンドリュー、その孫アイリスの4人が居るが、アンドリューとアイリスは離れた場所で作業しているので内密な話も可能だ。
ラインハルトは転生後に料理をした事はないが、前世の記憶のおかげで何とか包丁を扱うことができている。
無論出来栄えやスピードは、隣で同じ作業をしているゲルスとは比べるべくも無い。
「……忘れてください。オレから言えることはありません」
(先制されてしまったか)
今ラインハルト達が置かれている状況について、ゲルスは何か知っている。
彼が積極的に関与しているのか、巻き込まれただけなのかは分からないが、何か理由があり逆らえないのだ。
ラインハルトに忠告したという事は、ゲルスに良心の呵責なり、ラインハルトへの好意なりがあるのだろう。
ならば親密度を更に上げて、自主的に喋らせるしかない。
「この屋敷で一番の古株はトリルさんだと聞きました」
「トリルさんはノエル様の片腕でした。今も大事な物は全て彼が管理しています。食料関係だけはアンドリューさんに一任してるので、そこはトリルさんもノータッチですね」
「彼は僕と同年代だと思ってましたが、そんなに?」
「年齢の話なら、多分オレと先生が同年代です。トリルさんは先輩ってところでしょうか」
(話し易くかつ、親密度を上げるには身の上話だ)
「そうなんですね。ゲルスさんは語学堪能ですが、この国の出身なんですか?」
「いいえ」
あまり触れられたくない話題なのか、会話が止まってしまった。
ラインハルトは切り口を変えることにした。
「それにしてもフランシス邸は国際色豊かですよね。先代はお若い頃、海外に頻繁に行かれていたようですし、偏見が無いというか、視野が広い御方だったんでしょうね」
「ええ! それだけじゃなく懐の広い、素晴らしい方でした! ご主人様は人種や出自に捉われず、困っている人間に躊躇なく手を差し伸べる事のできる本物の人格者です。……オレにとってご主人様は神様なんです」
下処理済の芋を取りにきたアイリスも会話に加わった。
「フランシス家の方々は、私達の恩人です」
芋の代わりに、新しくにんじんを持ってきている。皮むき地獄は終わりそうにない。
「私の両親は流行病で亡くなりました。お爺ちゃんは、私を育てる為にホテルを辞めなきゃいけなかったんです」
「ホテル?」
「ホテル・リンツの副料理長だったんです」
「それは凄い!」
ラインハルトの言葉にアイリは誇らしげに胸を張った。この辺りにホテル・リンツの格を知る人間は居なかったのだろう。
(お世辞抜きに凄いぞ。あそこの料理は美食の街でもトップクラスじゃないか。副料理長の肩書きがあるなら独立すれば良かったのに、何でこんな所にいるんだ?)
「こらアイリス。――お恥ずかしながらホテル勤務のままだと子供を育てるのは難しいから、自分の店を開こうとしたんですよ。しかし産まれてこの方料理しかしてこなかったもんで、まんまと騙されて無一文に」
照れ臭そうにアンドリューが語った。
彼はその道を極める程、他が疎かになる典型的な職人タイプらしい。
「孫と2人で途方に暮れていた時に、ゲルスさんがスカウトしてくれたんです」
「オレは『ペリエで腕の良い料理人をスカウトするように』とご主人様に命じられただけです。外国で人材発掘は難易度が高いので、アンドリューさんと出会えた事は不謹慎ですがラッキーでした」
ペリエに到着したゲルスはとりあえず有名店に行き、転職希望するものや、退職したばかりの者を探した。
より好条件を出して交渉するつもりだったらしい。
「メイド達も仕事を求めて家族でロドストに移住したものの、うまくいかなくて親に捨てられた所をノエル様に拾われたんです」
年齢の近いアイリスは彼女達と親しいのだろう、自分のことのように辛そうな表情だ。
「もしノエル様が声をかけなければ、2人とも娼婦として底辺の暮らしを強いられていたでしょう。同じ女として、そんな事にならなくて良かったと心から思います」
「外国人がこの国で仕事を見つけるのは難しい。もし職を得たとしても対等な扱いにはなりません……オレだってこの髪が偶々ご主人様の目に留まらなければどうなっていた事か」
過去を思い出すようにゲルスが目を細めた。
「ご本人に自覚は無いのでしょうが、あの出会いがなければオレも母さんも遠からず命を落としたでしょう」
「そこまで?」
「……オレの産まれた国は離婚の概念がなくて、オレと母はこの国へ逃げてきたんです。ああ、密入国じゃ無いですよ」
ゲルスからは、育ちの良さがうかがえる。
貧困で国をとは思えない。
「亡命ですか?」
「うーん。閉鎖的な国なので、外の人ってあの国の婚姻制度よく分かってないみたいなんですよね。母の身元がハッキリしていたからか普通に入国できました。その後は転々と」
前世ほどビザが徹底されていないので、入国審査さえパスすれば後はどうにでもなる。
その後に転居を繰り返せば追跡は困難になるが、親子揃って目立つ容姿なので中々厳しかっただろう。
ロドスト国民は暗い髪色と白い肌が特徴的で、まだ移民は少ない。褐色の肌はそれだけで人目を引く。
「それでも父が本気で調べたら見つかるだろうし、正式にロドスト国に問合せるような事があれば問題になるのでビクビクしながら隠れて暮らしてました。母の装飾品を売って生活していたんですが、かなり買い叩かれました。ノエル様はその辺の事情もよくご存知で……バレたらご自身にも咎が及ぶのに、この屋敷に匿ってくれたんです」
(ゲルスの父は権力者か)
国に問合せることができ、それに対し国が無碍にしない確証があるならかなりの地位にいる人物だ。
本来ならゲルスは使用人として働く身分では無いのだろうが、彼にその事を不満に思っている様子はない。
「お二人には返しきれない大恩がある。だからオレはフランシス侯爵家に忠誠を誓っているんです」
ゲルスの言葉はラインハルトを牽制するというより、自分に言い聞かせるようだった。
*
(目に映る物に騙されるな……か)
結局ラインハルトはゲルスから、あれ以上の情報を聞き出す事はできなかった。
しかしこの家の使用人が、主人に強い忠誠心を持っている事は痛感した。
先代は社会的弱者を積極的に採用し、それだけでなく母国人と同じ条件で働かせている。
当代のビエルサもその状態を維持している。
食事に至ってはメインこそ違うものの、使用人とゲストが同じという破格の扱いだ。
(買収、揺さぶり……どれも効果が無さそうだ)
ゲルスの母、メイドの姉妹、トリルとまだ話を聞いていない使用人は残っているが、素直そうな厨房の面々があの様子だったのだ。機会があればダメ元で探りを入れるが、あまり成果は得られないだろう。
ラインハルトは傍で眠るビエルサを見下ろした。
深く眠っているのだろう、長い睫毛はピクリともしない。
今日はラインハルトとゲルス、ビエルサとトリルがペアになったが昨晩同様、就寝前にこっそり入れ替えた。
日中の騒動で疲弊したのか、ビエルサはベッドに入ると直ぐに眠ってしまった。
チェーンは充分な長さがあるのだが、甘えるように擦り寄られ、ラインハルトは子供の体温を感じながら夜を明かした。
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