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注文の多いオーベルジュ<蛇足編4>
緊急取調室 ※
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実は今回の話を聞いた時、俺は少し期待した。
依頼主が文学サークルの少女達という事で、もしやアウクトルは部員の中に気になる子がいるのかと勘繰ったのだ。
彼は鷹揚なところがあるので、その場で対応可能な頼みなら承諾するのも頷けるのだが、わざわざ夏休みに出向いて頼みを聞くという点が引っ掛かった。彼に何かしらメリットが無ければ、普通そこまでしない。
今回、俺に声を掛けたのは女子の集団に男1人、更に泊まりという事で醜聞を避けるためだと考えた。
俺としては彼が正しい手段で童貞を卒業してくれるなら万々歳なので、勿論喜んで協力する。
オーベルジュというのも初体験で、俺の気分は上々だった。
モデルとはいえ女子6名の前でアウクトルに押し倒された時、俺の期待は木っ端微塵に砕け散ったけどな。
何故か殺人鬼のブッチャーに、恥じらいながらエプロンを脱ぐシーンが要求された。全部脱ぐのは駄目で、胸元を抑えながら肩紐だけ外すように指示された。
アウト!
君たち年齢的に書くのも、読むのも禁止されてる物作ってるだろ!!
*
間違いがあってはいけないと思ったのか、少女達は本館。男2人は離れに宿泊となった。
この離れだが、本館とは少し離れた場所に立っている。
独立したコテージタイプで風呂付き。正規の宿泊代は本館よりも高そうだ。
周囲を気にする事なく過ごす贅沢な空間がコンセプトなのだろうが、俺は「夕食後は離れから出てくるなよ!」という圧力のようなものを感じた。
*
する事がないので、風呂に入ることにした。
当然のようにアウクトルも入ってきたが、気力を使い果たした俺にはどうでも良いことだった。
「洗ってやる」
「頼む。頭もしてくれ」
いつもの台詞を言われたので承諾した。自分で洗うのが面倒なので、洗ってくれるなら楽だ。
人に頭を洗われるのは気持ち良い。手で体を洗われるのも2回目なので、初回ほどの困惑はない。
上半身が終了したので残りは自分で洗おうとしたが、アウクトルに止められた。
泡だらけの手が俺の股間に伸びる。いやらしい意図はなく、普通に手で洗われる。
戸惑ったが純粋に洗っているだけなので、変に反応してしまえば俺の方が邪な気がしてくる。
うっかり反応しないよう、意識しないよう気を逸らせていたら手が更に下に移動した。
この風呂のイスは、股間の下ーー前後に貫通する形で大きな窪みがあるので、尻を浮かせなくても色々洗えてしまう。
お洒落イスだと思っていたが、介護用品なのかもしれない。
脱衣所に大きなマットもあった。高級宿なだけあり、バリアフリーなのだろう。
前と後ろの両方から尻を洗われる。
やけに時間がかかっている気がする。もう充分だとストップをかけようとした瞬間。
バッシャーン!!
盛大な水飛沫を立てて、何かが浴槽に突っ込んだ。
謎の飛来物の正体は女性だった。水面に思いっきり腹から落ちたのだろう、咽せて呻いてと相当苦しそうだ。
「ゴッ ゲフッ、ま、魔王! 私は神の子として貴様を倒――~~~~~ッ!!!???」
勢いよく立ち上がり、宣戦布告を始めたのだが俺達の姿を見て彼女は固まった。
何処かの誰かさんの黒歴史を彷彿とさせる、コスプレ鎧姿の女性は俺とアウクトルを交互に見ると真っ赤になり倒れた。
=========
アウクトルを狙う刺客だが、びしょ濡れで気絶した女性だ。放置はできない。
インファとポステを呼び、彼女を着替えさせてもらった。
勿論武器はこの時回収。刃渡り1メートルの剣を放置するわけにはいかないので、取り敢えず<収納空間>に放り込んだ。
彼女を見る俺の内心は複雑だ。
その登場によって際どい所を助けられたとも言えるが、驚いて体が跳ねたせいでアウクトルの指が入ってはいけない場所に第一関節まで侵入してしまった。
一瞬の出来事だったが、今も違和感がある。
彼女は俺に続き、神を名乗る連中が送り込んだのだろう。
「神の子」というのが連中の血を引くからか、並行世界に存在する神との混血を指すのかは本人から聞き出さない限りわからない。
前者だったら相互干渉不可に抵触するので、恐らく後者だろう。俺と同じように、彼女は座標の提示だけで自力で転移することができるのだ。
というか神族の連中は本当にアウクトルを殺したいなら、あのスカウトマン解雇すべきだと思う。
2連続でダイレクトデリバリーだぞ。
確かに風呂場は無防備と言えばそうだけど、堂々と真正面に送り届けるなんて暗殺成功させる気ないだろ。
*
「まあ! そんな所を!?」
「羨ま――けしからんですね! 彼女は我々が引取ります。目が覚め次第、全て聞き出します!」
「ご安心を! 自白させるまで絶対に逃しません!」
「何を見たのか、どんな手を使っても仔細まで詳らかに確認いたします!」
彼女達は一般人の筈だが、ベテラン刑事も顔負けの凄みを感じる。
「情報を抜き出した後は、我らの同志としてアウクトル様にお仕えするよう洗脳します」
「お任せください。全ての乙女は種を持っているのです。最初は拒絶する者もおりますが、それも心の奥底で気になっているからこその反応。嫌よ嫌よも、と言うヤツです。適切な指導を行えば必ずや花開きます。徐々に新しい世界の素晴らしさ、尊さに魅了され、気付けば全身ドップリと沼にハマっているのです。――供給が無ければ生きられない。供給がなければ作り出す。そんな体にしてやります」
魔王教の信者は恐ろしいな。布教どころか、最初から洗脳と断言している。
最後なんて薬物依存のような表現だ。
やる気満々で頼もしいと言えばそうなのだが、やり過ぎるんじゃないかと心配になる。
未だ目覚めぬ彼女だが、このまま魔界に受け入れるのは憚られる。
俺とは違って、彼女はアウクトルを討つ気で宣戦布告している。彼女の意識の改革には時間がかかるだろう。インファ達の反応を見るだけでも一目瞭然なのだが、それまでの期間魔族達が彼女を受け入れるとは思えない。
宝飾過多な彼女の装備は高級感がある。
きっと故郷で華々しく送り出されたのだ。元いた世界へ帰せば、さぞ肩身の狭い思いをするだろう。
どこかに良い場所はーーあった。
「アウクトル。ダンジョン都市に彼女を移住させるのはどうだろう?」
冒険者の街なので、移民だらけだ。
多種多様な種族が存在するので、神の子であろうと浮かないはず。確かリオは武神の血が入っていると言っていた。戦闘のセンスはないが、生まれ持っての怪力があるので彼は荷物持ちを仕事にしているのだ。
「あそこなら彼女を受け入れられる」
「良い案だ。俺としても、この女に纏わり付かれるのは御免だ」
「俺がダン達に話すから、アウクトルはインファ達を見張っていてくれ」
「何故だ? 俺も行こう」
「彼女達が暴走しかねない。止められるのはお前だけだ。頼んだぞ」
魔王教の御本尊であるアウクトルが止めれば、信者達も無体な真似はしないだろう。
依頼主が文学サークルの少女達という事で、もしやアウクトルは部員の中に気になる子がいるのかと勘繰ったのだ。
彼は鷹揚なところがあるので、その場で対応可能な頼みなら承諾するのも頷けるのだが、わざわざ夏休みに出向いて頼みを聞くという点が引っ掛かった。彼に何かしらメリットが無ければ、普通そこまでしない。
今回、俺に声を掛けたのは女子の集団に男1人、更に泊まりという事で醜聞を避けるためだと考えた。
俺としては彼が正しい手段で童貞を卒業してくれるなら万々歳なので、勿論喜んで協力する。
オーベルジュというのも初体験で、俺の気分は上々だった。
モデルとはいえ女子6名の前でアウクトルに押し倒された時、俺の期待は木っ端微塵に砕け散ったけどな。
何故か殺人鬼のブッチャーに、恥じらいながらエプロンを脱ぐシーンが要求された。全部脱ぐのは駄目で、胸元を抑えながら肩紐だけ外すように指示された。
アウト!
君たち年齢的に書くのも、読むのも禁止されてる物作ってるだろ!!
*
間違いがあってはいけないと思ったのか、少女達は本館。男2人は離れに宿泊となった。
この離れだが、本館とは少し離れた場所に立っている。
独立したコテージタイプで風呂付き。正規の宿泊代は本館よりも高そうだ。
周囲を気にする事なく過ごす贅沢な空間がコンセプトなのだろうが、俺は「夕食後は離れから出てくるなよ!」という圧力のようなものを感じた。
*
する事がないので、風呂に入ることにした。
当然のようにアウクトルも入ってきたが、気力を使い果たした俺にはどうでも良いことだった。
「洗ってやる」
「頼む。頭もしてくれ」
いつもの台詞を言われたので承諾した。自分で洗うのが面倒なので、洗ってくれるなら楽だ。
人に頭を洗われるのは気持ち良い。手で体を洗われるのも2回目なので、初回ほどの困惑はない。
上半身が終了したので残りは自分で洗おうとしたが、アウクトルに止められた。
泡だらけの手が俺の股間に伸びる。いやらしい意図はなく、普通に手で洗われる。
戸惑ったが純粋に洗っているだけなので、変に反応してしまえば俺の方が邪な気がしてくる。
うっかり反応しないよう、意識しないよう気を逸らせていたら手が更に下に移動した。
この風呂のイスは、股間の下ーー前後に貫通する形で大きな窪みがあるので、尻を浮かせなくても色々洗えてしまう。
お洒落イスだと思っていたが、介護用品なのかもしれない。
脱衣所に大きなマットもあった。高級宿なだけあり、バリアフリーなのだろう。
前と後ろの両方から尻を洗われる。
やけに時間がかかっている気がする。もう充分だとストップをかけようとした瞬間。
バッシャーン!!
盛大な水飛沫を立てて、何かが浴槽に突っ込んだ。
謎の飛来物の正体は女性だった。水面に思いっきり腹から落ちたのだろう、咽せて呻いてと相当苦しそうだ。
「ゴッ ゲフッ、ま、魔王! 私は神の子として貴様を倒――~~~~~ッ!!!???」
勢いよく立ち上がり、宣戦布告を始めたのだが俺達の姿を見て彼女は固まった。
何処かの誰かさんの黒歴史を彷彿とさせる、コスプレ鎧姿の女性は俺とアウクトルを交互に見ると真っ赤になり倒れた。
=========
アウクトルを狙う刺客だが、びしょ濡れで気絶した女性だ。放置はできない。
インファとポステを呼び、彼女を着替えさせてもらった。
勿論武器はこの時回収。刃渡り1メートルの剣を放置するわけにはいかないので、取り敢えず<収納空間>に放り込んだ。
彼女を見る俺の内心は複雑だ。
その登場によって際どい所を助けられたとも言えるが、驚いて体が跳ねたせいでアウクトルの指が入ってはいけない場所に第一関節まで侵入してしまった。
一瞬の出来事だったが、今も違和感がある。
彼女は俺に続き、神を名乗る連中が送り込んだのだろう。
「神の子」というのが連中の血を引くからか、並行世界に存在する神との混血を指すのかは本人から聞き出さない限りわからない。
前者だったら相互干渉不可に抵触するので、恐らく後者だろう。俺と同じように、彼女は座標の提示だけで自力で転移することができるのだ。
というか神族の連中は本当にアウクトルを殺したいなら、あのスカウトマン解雇すべきだと思う。
2連続でダイレクトデリバリーだぞ。
確かに風呂場は無防備と言えばそうだけど、堂々と真正面に送り届けるなんて暗殺成功させる気ないだろ。
*
「まあ! そんな所を!?」
「羨ま――けしからんですね! 彼女は我々が引取ります。目が覚め次第、全て聞き出します!」
「ご安心を! 自白させるまで絶対に逃しません!」
「何を見たのか、どんな手を使っても仔細まで詳らかに確認いたします!」
彼女達は一般人の筈だが、ベテラン刑事も顔負けの凄みを感じる。
「情報を抜き出した後は、我らの同志としてアウクトル様にお仕えするよう洗脳します」
「お任せください。全ての乙女は種を持っているのです。最初は拒絶する者もおりますが、それも心の奥底で気になっているからこその反応。嫌よ嫌よも、と言うヤツです。適切な指導を行えば必ずや花開きます。徐々に新しい世界の素晴らしさ、尊さに魅了され、気付けば全身ドップリと沼にハマっているのです。――供給が無ければ生きられない。供給がなければ作り出す。そんな体にしてやります」
魔王教の信者は恐ろしいな。布教どころか、最初から洗脳と断言している。
最後なんて薬物依存のような表現だ。
やる気満々で頼もしいと言えばそうなのだが、やり過ぎるんじゃないかと心配になる。
未だ目覚めぬ彼女だが、このまま魔界に受け入れるのは憚られる。
俺とは違って、彼女はアウクトルを討つ気で宣戦布告している。彼女の意識の改革には時間がかかるだろう。インファ達の反応を見るだけでも一目瞭然なのだが、それまでの期間魔族達が彼女を受け入れるとは思えない。
宝飾過多な彼女の装備は高級感がある。
きっと故郷で華々しく送り出されたのだ。元いた世界へ帰せば、さぞ肩身の狭い思いをするだろう。
どこかに良い場所はーーあった。
「アウクトル。ダンジョン都市に彼女を移住させるのはどうだろう?」
冒険者の街なので、移民だらけだ。
多種多様な種族が存在するので、神の子であろうと浮かないはず。確かリオは武神の血が入っていると言っていた。戦闘のセンスはないが、生まれ持っての怪力があるので彼は荷物持ちを仕事にしているのだ。
「あそこなら彼女を受け入れられる」
「良い案だ。俺としても、この女に纏わり付かれるのは御免だ」
「俺がダン達に話すから、アウクトルはインファ達を見張っていてくれ」
「何故だ? 俺も行こう」
「彼女達が暴走しかねない。止められるのはお前だけだ。頼んだぞ」
魔王教の御本尊であるアウクトルが止めれば、信者達も無体な真似はしないだろう。
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