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ようこそ実力主義のグランピングへ<蛇足編3>
環境破壊は気持ちイイZOY!
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俺たちは施設の入り口ではなく、宿泊予定エリアへ直接転移した。
タイムスリップ時の樹海とは違い、自然の恵み豊かな空間が広がる。
屋内施設のため、空は見えないがかなり天井が高い。
客に圧迫感を与えない為か、白い石で出来た天井は青空のような色をしている。外の時間に合せて照明が変わるため、日付感覚を失うことはないのだとか。よく考えられているアウトドア施設だ。
動植物の気配は多いが、利用客の気配はない。
試しに魔力ソナーをエリア全域に広げたが、俺たちしかいない。
「貸切状態か」
「快適なエリアの中では、最下層に一番近い。相当奥まっているので、気安く訪れることのできる場所ではない」
「最下層と言うことは、横ではなく縦に展開しているんだな。全部で何層なんだ?」
「全108階層。此処は92階層だ」
入り口からだいぶ離れている。転移のような移動系の能力がなければ、長期休暇を取らないと無理だ。
「そんなに大きいと管理が難しいんじゃないか?」
「階層の数は天然のものだ」
「凄いな」
全部を管理している訳ではなく、利用客が多いエリアだけ整備しているのか。
アウクトルの下見では、93階層以降は全体的に青白く光る氷土エリアになり見通しが悪く狭いらしい。
最下層は中央に石板がある石造の部屋で、隠し部屋に施設の動力源である石が浮いている。
それ隠し部屋というより、ボイラー室じゃないか。多分スタッフオンリーエリアだぞ。
*
テントを設置してしまうと、破壊しないよう気を遣う羽目になるので、先に俺たちは手合わせした。
天井は明るい、もしここに太陽があればまだ午前中だろう。
我慢しているつもりはなかったが、久しぶりに思い切り体を動かすのは気持ちが良かった。
俺は物理攻撃一択だが、アウクトルは魔術も織り交ぜながら色々な攻め方をするので面白い。
自動展開されるフィールドも、アウクトルの解放された魔力を程よく中和するのでお互いに遠慮する必要がないのも良い。彼が全力で放出したら俺は押し負けるだろうが、余程の事がない限りその域には至らない。
善良なキャンパーを巻き込んではいけないので定期的に魔力ソナーを飛ばしたが、新規の利用客はいなかった。
動植物も再生するというので、躊躇なく俺たちはキャンプエリアを破壊しまくった。
森を焼き、山を吹き飛ばし、湖を蒸発させた。
天井に巨大な風穴を何度も開けたが、暫くすると自然と元に戻った。凄い技術だ。
*
大きめのモンスターのような物が現れたが、アウクトルがワンパンした。
モンスター擬きは金属のようなメタリックな骨で構成されており、動力源と思わしき石が頭部と胸部にあった。
もしかしたら、施設管理の人手を補うために導入されたドローン的な物かもしれない。
壊してしまって大丈夫なのかアウクトルに確認したが、問題ないと即答された。
手合わせ中に何度も同じようなものが現れたので、俺も遠慮せず破壊した。
それなりに動きが早いし硬いが、動力源を同時破壊すれば簡単に倒せる。
肉はないし、骨も出汁にできる感じではないので、少量の骨と石を持ち帰る事にした。
*
運動後は水浴びをした。
2泊3日なので俺は汗を流すくらいで良いかと思ったが、アウクトルはしっかり洗いたいらしい。現代っ子め。
「洗ってやる」
アウクトルは一緒に風呂入る度に、毎回人の体を洗おうとする。
いつも跳ね除けていたが、こうも続くと魔界の風習なのではないかと疑問に思う。
「……もしかして、体を洗うのは魔族にとって重要な意味を持つのか?」
「魔族となると分からぬが、少なくとも俺にとっては重要だ」
ああ、ジェネレーションギャップか。
「ならお願いしよう」
<収納空間>からボディソープを取り出したが、ボディタオルが入ってなかった。スポンジも食器用しかない。
「しまった。岸に置いてあるフェイスタオルを使ってくれ」
「不要だ」
アウクトルは手で洗う派のようだ。自分の体ならそれで構わないが、他人を洗うときにそれはどうなんだろう。
指摘すべきか迷っているうちに、泡立てた手で体を撫でられた。
水面から出ている背中を、アウクトルの手が滑るように触れる。
背中は問題なかったのだが、体側に及んだときにこそばゆくて体に力が入ってしまった。
「おい、もういいぞ」
「遠慮するな」
背面に立ったアウクトルは、そのまま腕を伸ばして体の正面も洗い始めた。
正面に回るのが面倒だったのか、背後から抱きつかれたような体勢になる。
「おい! くすぐったいから止めろ!」
胸元を行き来した手が、腹に移動した。
腹筋をなぞる指を掴んで止める。
「――交代だ」
力尽くで止めなければ、下半身も手で洗いかねない勢いだった。
*
俺はタオルを使うか迷ったが、他人も手で洗うくらいなのでアウクトルはタオル否定派なのだろう。
敏感肌だとは思わないが、本人に合わせた方が良かろうと俺も手で洗った。
筋骨隆々ではないが、しなやかな体にはしっかりと筋肉がついている。アウクトルは運動部に入っているわけでも、鍛えているわけでもないので天性のものだろう。彼は体格に恵まれている。
俺たちは同じような体格だと思っていたが、こうして洗っていると彼の方が若干背中が広いかもしれない。
もしかして、出会って数ヶ月の間に成長したのかと思うと感慨深い。
過去で一緒に過ごしたアウクトル・ゲネリスは二十代前半の外見だった。最終的にはあれくらいになるのか。
俺はアウクトルと違い、他人の体を洗うコミュニケーションに重要性を感じていないので、背中だけで終了するつもりだったが彼の要望で正面も洗う事になった。
腰まで水に浸かっている状態なので、正面に回るのは確かに面倒だ。
しかし抱きつくように洗うのも抵抗があるので、冴えている俺はアウクトルに体の向きを変えさせた。彼もこうすれば良かったんだ。
*
夕食は下処理していた食材でバーベキューをした。
キンキンに冷えた飲料と一緒に楽しむ。俺の<収納空間>さんの本領発揮で、食後には程よく冷えた果物や氷菓付き。
ザントはビーチが有名だが、低い山もある。
グランピング向きの広いテントやリクライニングチェアをレンタルすることができたので、とても快適だ。
アウクトルの希望でベッドを持ち込んだ為に、テントの半分をベッドが占領している。水浴びの件といい、案外繊細なところがあるのか。
俺は一応寝袋持参したが、ここは予想以上に探検しがいのありそうな施設だ。アウクトルが寝ている間は他のエリアを見に行く事にした。108階建てなら本気で走っても一晩かかるだろう。
ランタンの明かりを弱くした所で、ベッドに座っていたアウクトルに引き込まれた。
俺が押し倒す形になったのだが、見下ろした彼は――――彼女になっていた。
は????
タイムスリップ時の樹海とは違い、自然の恵み豊かな空間が広がる。
屋内施設のため、空は見えないがかなり天井が高い。
客に圧迫感を与えない為か、白い石で出来た天井は青空のような色をしている。外の時間に合せて照明が変わるため、日付感覚を失うことはないのだとか。よく考えられているアウトドア施設だ。
動植物の気配は多いが、利用客の気配はない。
試しに魔力ソナーをエリア全域に広げたが、俺たちしかいない。
「貸切状態か」
「快適なエリアの中では、最下層に一番近い。相当奥まっているので、気安く訪れることのできる場所ではない」
「最下層と言うことは、横ではなく縦に展開しているんだな。全部で何層なんだ?」
「全108階層。此処は92階層だ」
入り口からだいぶ離れている。転移のような移動系の能力がなければ、長期休暇を取らないと無理だ。
「そんなに大きいと管理が難しいんじゃないか?」
「階層の数は天然のものだ」
「凄いな」
全部を管理している訳ではなく、利用客が多いエリアだけ整備しているのか。
アウクトルの下見では、93階層以降は全体的に青白く光る氷土エリアになり見通しが悪く狭いらしい。
最下層は中央に石板がある石造の部屋で、隠し部屋に施設の動力源である石が浮いている。
それ隠し部屋というより、ボイラー室じゃないか。多分スタッフオンリーエリアだぞ。
*
テントを設置してしまうと、破壊しないよう気を遣う羽目になるので、先に俺たちは手合わせした。
天井は明るい、もしここに太陽があればまだ午前中だろう。
我慢しているつもりはなかったが、久しぶりに思い切り体を動かすのは気持ちが良かった。
俺は物理攻撃一択だが、アウクトルは魔術も織り交ぜながら色々な攻め方をするので面白い。
自動展開されるフィールドも、アウクトルの解放された魔力を程よく中和するのでお互いに遠慮する必要がないのも良い。彼が全力で放出したら俺は押し負けるだろうが、余程の事がない限りその域には至らない。
善良なキャンパーを巻き込んではいけないので定期的に魔力ソナーを飛ばしたが、新規の利用客はいなかった。
動植物も再生するというので、躊躇なく俺たちはキャンプエリアを破壊しまくった。
森を焼き、山を吹き飛ばし、湖を蒸発させた。
天井に巨大な風穴を何度も開けたが、暫くすると自然と元に戻った。凄い技術だ。
*
大きめのモンスターのような物が現れたが、アウクトルがワンパンした。
モンスター擬きは金属のようなメタリックな骨で構成されており、動力源と思わしき石が頭部と胸部にあった。
もしかしたら、施設管理の人手を補うために導入されたドローン的な物かもしれない。
壊してしまって大丈夫なのかアウクトルに確認したが、問題ないと即答された。
手合わせ中に何度も同じようなものが現れたので、俺も遠慮せず破壊した。
それなりに動きが早いし硬いが、動力源を同時破壊すれば簡単に倒せる。
肉はないし、骨も出汁にできる感じではないので、少量の骨と石を持ち帰る事にした。
*
運動後は水浴びをした。
2泊3日なので俺は汗を流すくらいで良いかと思ったが、アウクトルはしっかり洗いたいらしい。現代っ子め。
「洗ってやる」
アウクトルは一緒に風呂入る度に、毎回人の体を洗おうとする。
いつも跳ね除けていたが、こうも続くと魔界の風習なのではないかと疑問に思う。
「……もしかして、体を洗うのは魔族にとって重要な意味を持つのか?」
「魔族となると分からぬが、少なくとも俺にとっては重要だ」
ああ、ジェネレーションギャップか。
「ならお願いしよう」
<収納空間>からボディソープを取り出したが、ボディタオルが入ってなかった。スポンジも食器用しかない。
「しまった。岸に置いてあるフェイスタオルを使ってくれ」
「不要だ」
アウクトルは手で洗う派のようだ。自分の体ならそれで構わないが、他人を洗うときにそれはどうなんだろう。
指摘すべきか迷っているうちに、泡立てた手で体を撫でられた。
水面から出ている背中を、アウクトルの手が滑るように触れる。
背中は問題なかったのだが、体側に及んだときにこそばゆくて体に力が入ってしまった。
「おい、もういいぞ」
「遠慮するな」
背面に立ったアウクトルは、そのまま腕を伸ばして体の正面も洗い始めた。
正面に回るのが面倒だったのか、背後から抱きつかれたような体勢になる。
「おい! くすぐったいから止めろ!」
胸元を行き来した手が、腹に移動した。
腹筋をなぞる指を掴んで止める。
「――交代だ」
力尽くで止めなければ、下半身も手で洗いかねない勢いだった。
*
俺はタオルを使うか迷ったが、他人も手で洗うくらいなのでアウクトルはタオル否定派なのだろう。
敏感肌だとは思わないが、本人に合わせた方が良かろうと俺も手で洗った。
筋骨隆々ではないが、しなやかな体にはしっかりと筋肉がついている。アウクトルは運動部に入っているわけでも、鍛えているわけでもないので天性のものだろう。彼は体格に恵まれている。
俺たちは同じような体格だと思っていたが、こうして洗っていると彼の方が若干背中が広いかもしれない。
もしかして、出会って数ヶ月の間に成長したのかと思うと感慨深い。
過去で一緒に過ごしたアウクトル・ゲネリスは二十代前半の外見だった。最終的にはあれくらいになるのか。
俺はアウクトルと違い、他人の体を洗うコミュニケーションに重要性を感じていないので、背中だけで終了するつもりだったが彼の要望で正面も洗う事になった。
腰まで水に浸かっている状態なので、正面に回るのは確かに面倒だ。
しかし抱きつくように洗うのも抵抗があるので、冴えている俺はアウクトルに体の向きを変えさせた。彼もこうすれば良かったんだ。
*
夕食は下処理していた食材でバーベキューをした。
キンキンに冷えた飲料と一緒に楽しむ。俺の<収納空間>さんの本領発揮で、食後には程よく冷えた果物や氷菓付き。
ザントはビーチが有名だが、低い山もある。
グランピング向きの広いテントやリクライニングチェアをレンタルすることができたので、とても快適だ。
アウクトルの希望でベッドを持ち込んだ為に、テントの半分をベッドが占領している。水浴びの件といい、案外繊細なところがあるのか。
俺は一応寝袋持参したが、ここは予想以上に探検しがいのありそうな施設だ。アウクトルが寝ている間は他のエリアを見に行く事にした。108階建てなら本気で走っても一晩かかるだろう。
ランタンの明かりを弱くした所で、ベッドに座っていたアウクトルに引き込まれた。
俺が押し倒す形になったのだが、見下ろした彼は――――彼女になっていた。
は????
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