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ボーイ(28)・ミーツ・ボーイ(17)
呪いのアイテム
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本日2回目のアウクトルの来店。
なんと彼は友達を連れてきた。しかも複数人。
ぼっちじゃなかったんだな、毎日店に来るし結構心配していたんだよ。
「営業時間内なら代金をもらうぞ」
「構わん」
「アール!? 今まで払ってなかったのか!?」
アウクトルの隣に立つ細身の青年が怒る。
金髪碧眼で、故郷に置いてきた幼馴染を思い出す色彩だ。
アウクトルは華やかで男らしいタイプのイケメンだが、彼は繊細で中性的なイケメンだ。イケメンはイケメンを呼ぶのか。
アウクトルと違い常識的なので、さぞかしモテるだろう。
彼は労働の価値や物価についてアウクトルに説教を始めた。
「ごめんなさい…今までの分は難しいかもしれないけど、これからはちゃんとお支払いします…」
グループの中では一番小柄で、フワフワとしたショートカットの少女が頭を下げる。
「いや、混乱させてすまない。彼に支払いは最初から求めていない。但し、営業時間に友人を連れてくるなら他の客の目もあるので、いつものように特別扱いできないだけだ」
「営業時間外に押しかけたり、お金払わなかったり。どういう関係なのよもうっ」
気の強そうな少女が声を上げた。姉妹なのか、顔がそっくりな少女と並び立っている。二人の違いは髪型と表情だ。
片方はハーフツインテールでぷりぷりしていて、もう片方はハーフアップでアルカイックスマイルを浮かべている。
「2階席を使うと良い。他に客がいないから、半個室状態だ」
総勢5名の団体様なので、上のフロアを使ってもらうことにした。
1階は数人の一人客が書類仕事をしたり、本を読んだりとマイペースに過ごしている。
2階席であれば普通の声量の会話なら、他の客の迷惑にならない。
この年頃の少年少女に、黙って過ごせというのは酷だ。
「それで、どうしてアウクトルは特別なんですか?」
「この店は彼に用意してもらったんだ」
一瞬、愛人に店を持たせる政治家の図が浮かんだが俺たちは違う。何度か性的な接触はあったけど、そういうのじゃないから。
「アウクトル。彼女達にどのくらい話したんだ?」
「まだ何も言っておらぬ」
「どの程度までOKなんだ?」
「俺としては全て話してしまって良いと思っている」
ずいぶん信頼が篤いようだ。
「俺は神族によって此方の世界へ転移してきた人間だ」
おっさんがいきなり何を言い出しているんだという感じだが、彼らは良い子達のようだ。白い目で見たり、茶化したりはしない。
「人界出身だが、この世界の人界とは別物だ。神族の命令に従って魔王と戦うつもりはない。アウクトルのお陰で、今は魔界の住人として暮らしている」
神族の名がでてきた辺りで、彼らに緊張の色が走ったが、俺に戦闘の意志がない事を告げると肩の力を抜いてくれた。彼らはアウクトルの正体を知っているのだろう。
「フォンスと俺の関係については、もう一つ報告しておくことがある」
俺の話を引き継ぐ形で、アウクトルが口を開いた。
何か言っていないことがあったかな、と思ったが階下で入店ベルがなったので俺は2階を後にした。
ぞろぞろと入店して来たのは3人組の女生徒だった。
「わー! ちょーオシャレー!」
「でしょでしょ!? マジかわいーよね!」
「アンタの店じゃないっしょ。ドヤんなよ」
「最初に見つけたのウチだもーん!」
五月蝿い。
明らかな業務妨害であれば速やかにお帰りいただくところだが、彼女達はこの学校の生徒。声量が大きい位でそれをするのは憚られる。
「いらっしゃい。この店は初めて「てんちょーさん超イケメーン!?」」
「マジじゃん! 彼女とか居ますかー!」
インテリアに向いていた彼女達の興味が俺にシフトした。
先程から「どうにかしろ」と言わんばかりの、他の客達の視線が突き刺さる。
「生憎1階は予約が入っていてね。テラス席なら用意できるんだが…」
外で鳥と一緒に囀ってください。
「えー、外寒ーい」
「日焼けしたくなーい」
「…席を移ってもらえるなら、好きな焼き菓子を一つサービスしよう」
「マジ!? 好きなの選んでいいの!?」
「イケメン神じゃん! 愛してる!」
外で体冷やして早々に帰ってくれ。おまけにしてるくらいだから、焼き菓子3個くらいで君たちを追い払えるなら懐も心も全く痛まない。
寒い寒いと言いながら、彼女達は生クリームモリモリのスムージーを注文した。理解不能。
=========
「おいアウクトル、圧下げろ! アミが倒れる!」
学年で一番感知能力が高く、魔眼で他人の感情が見えるアミ。溢れ出る魔王の圧力で彼女の顔色は真っ青で、瞳は虚だ。
「イラつくのもわかるけど。直ぐに店長さんが外に追い払ってくれたんだし、そんなに怒ることでもないでしょ」
シューラがアミの背中を摩りながらアウクトルを諭す。
アウクトルは目を閉じて深呼吸した。あまりにも不快な会話が聞こえて来たため、自制できなかったようだ。
しかしこれで終わりではなかった。
=========
「店長、君は既婚者かね?」
「いえ、独身ですが…それが何か?」
「先ほどのやりとりを見て思ったんだがね。ここは親御さんが大事な子供を預けている場所なんだ。生徒に手を出されることがあっちゃ困るんだよ。ここで商売するなら、その辺ちゃんとしてくれないと。そこのところどう考えているんだい?」
一難去ってまた一難。女子高生集団を追い出したら、今度はカウンターで本を読んでいた中年男性に詰め寄られた。
「彼女達は大人をからかっているだけです。軽口を真に受けたりはしません」
「口では何とでも言えるがね。何かあってからでは学園の責任問題になるんだよ。君は随分見た目が良い。本当は女子生徒目当てでこの場所を選んだんじゃないかね?」
「そのようなことは一切ありません。この店を支援してくださる方に恥じるような真似は致しません」
俺が本当にモテるなら、婚活に頭を悩ませて逃げ出したりしない。
若い女の子にとって「好き」「愛してる」「ずっと一緒にいようね」云々は挨拶のようなもの。「どうも」「ありがとう」で軽く流すのが正解。
「身の潔白を示したいなら、それ相応の態度ってもんがあるだろう」
「どうすれば納得していただけるのでしょうか?」
クレーマーがテレアポに絡むが如く、説教大先生は俺でストレス発散するつもりなのか。
「契約魔術を結ぶというなら納得しようじゃないか」
お前に何の権限があるんだよ。学園長ならまだしも、このオッサンは一職員だろ。
波風立てたくなかったが、流石にそこまで譲歩する気はない。
「……魔術を弾いてしまう体質なので、そのご要望には応えられません」
「そんな都合の良い体質あるわけないだろう! 人を馬鹿にするのもいい加減にしたまえ!」
「そこまでだ。愚か者め」
2階から瞳孔開き気味の魔王様が御降臨した。
溢れる魔力で一歩降りるごとに階段がミシミシ音を立てている。
「この男の後見人は俺だ。文句があるなら俺に言え」
アウクトルの言葉に納得したというよりは、濃密な魔力に充てられて中年男は汗びっしょり。捨て台詞を吐いて退店したが、滑舌悪すぎて何言ったのか聞き取れなかった。
「あの男の事は、後でエコールに報告しておけ。良いように処理するだろう」
かわいそうな気もするが、後日アウクトルの不在を見計らって嫌がらせされるのは勘弁なので、ここは割り切って偉い人にチクろう。相手が悪かった。
救世主は「やる事ができた」と言って店を去っていった。
2階に友達置き去りにしてるけどいいのこれ? 君たち本当に仲良いんだよね?
=========
翌朝、アウクトルはいつもの時間に店に来た。
「こちらへ来い」
いつもと様子が違うので、大人しくカウンターチェアの隣に移動する。
「これを付けろ」
制服のポケットから出て来たのは赤い石が嵌め込まれた指輪。
台座の色はシルバーなんだが、石も金属も何だか禍々しいオーラが滲み出ている。
すかさず鑑定スキルを発動。
【位置情報把握】【集音・送信】
GPS内蔵の盗聴器だった。
しかもこの石、組成が人間の体液と同じなんだけど、もしかして鉱物じゃなくて血液? 赤いのは赤血球?
「……俺はアクセサリー付けない派なんだ。邪魔だし、紛失しそうだし」
「指輪なら紛失の可能性は無い。決して外す事なく、常に装着しろ」
「……飲食業だから、手に付けるものはちょっと」
俺に折れる気配がないからか、アウクトルは力業で指輪の一部を千切った。それ粘土細工じゃ無いよな。
「イヤーカフにした。これ以上は譲歩できぬ」
これは昨日のやりとりが原因とみた。自分の責任問題になるから、俺が破廉恥系の不祥事起こさないよう監視するつもりか。
「昨日の一件が原因なんだろ? 俺のことを信じて欲しいと言っても難しいか?」
一瞬アウクトルの表情が揺らぐ。もう一押し。
「俺はここに来てから、一度も君に嘘を言ったことはない。俺なりに誠実に過ごしてきたと思っている」
これは本当だ。不味そうなことは言わないか、誤魔化してるので嘘は言ってない。
「お前の真心は信じている。しかし、対外的に必要な措置は講じなければならない」
ダメだったか。
形だけなら、プライベートの時には外しても文句は言われないよな。
渋々受け取った指輪改めイヤーカーフには付与魔術が一つ追加されていた。
【撮影・送信】
盗撮機能が増えている。信用ゼロじゃん。
なんと彼は友達を連れてきた。しかも複数人。
ぼっちじゃなかったんだな、毎日店に来るし結構心配していたんだよ。
「営業時間内なら代金をもらうぞ」
「構わん」
「アール!? 今まで払ってなかったのか!?」
アウクトルの隣に立つ細身の青年が怒る。
金髪碧眼で、故郷に置いてきた幼馴染を思い出す色彩だ。
アウクトルは華やかで男らしいタイプのイケメンだが、彼は繊細で中性的なイケメンだ。イケメンはイケメンを呼ぶのか。
アウクトルと違い常識的なので、さぞかしモテるだろう。
彼は労働の価値や物価についてアウクトルに説教を始めた。
「ごめんなさい…今までの分は難しいかもしれないけど、これからはちゃんとお支払いします…」
グループの中では一番小柄で、フワフワとしたショートカットの少女が頭を下げる。
「いや、混乱させてすまない。彼に支払いは最初から求めていない。但し、営業時間に友人を連れてくるなら他の客の目もあるので、いつものように特別扱いできないだけだ」
「営業時間外に押しかけたり、お金払わなかったり。どういう関係なのよもうっ」
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「2階席を使うと良い。他に客がいないから、半個室状態だ」
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2階席であれば普通の声量の会話なら、他の客の迷惑にならない。
この年頃の少年少女に、黙って過ごせというのは酷だ。
「それで、どうしてアウクトルは特別なんですか?」
「この店は彼に用意してもらったんだ」
一瞬、愛人に店を持たせる政治家の図が浮かんだが俺たちは違う。何度か性的な接触はあったけど、そういうのじゃないから。
「アウクトル。彼女達にどのくらい話したんだ?」
「まだ何も言っておらぬ」
「どの程度までOKなんだ?」
「俺としては全て話してしまって良いと思っている」
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「俺は神族によって此方の世界へ転移してきた人間だ」
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「人界出身だが、この世界の人界とは別物だ。神族の命令に従って魔王と戦うつもりはない。アウクトルのお陰で、今は魔界の住人として暮らしている」
神族の名がでてきた辺りで、彼らに緊張の色が走ったが、俺に戦闘の意志がない事を告げると肩の力を抜いてくれた。彼らはアウクトルの正体を知っているのだろう。
「フォンスと俺の関係については、もう一つ報告しておくことがある」
俺の話を引き継ぐ形で、アウクトルが口を開いた。
何か言っていないことがあったかな、と思ったが階下で入店ベルがなったので俺は2階を後にした。
ぞろぞろと入店して来たのは3人組の女生徒だった。
「わー! ちょーオシャレー!」
「でしょでしょ!? マジかわいーよね!」
「アンタの店じゃないっしょ。ドヤんなよ」
「最初に見つけたのウチだもーん!」
五月蝿い。
明らかな業務妨害であれば速やかにお帰りいただくところだが、彼女達はこの学校の生徒。声量が大きい位でそれをするのは憚られる。
「いらっしゃい。この店は初めて「てんちょーさん超イケメーン!?」」
「マジじゃん! 彼女とか居ますかー!」
インテリアに向いていた彼女達の興味が俺にシフトした。
先程から「どうにかしろ」と言わんばかりの、他の客達の視線が突き刺さる。
「生憎1階は予約が入っていてね。テラス席なら用意できるんだが…」
外で鳥と一緒に囀ってください。
「えー、外寒ーい」
「日焼けしたくなーい」
「…席を移ってもらえるなら、好きな焼き菓子を一つサービスしよう」
「マジ!? 好きなの選んでいいの!?」
「イケメン神じゃん! 愛してる!」
外で体冷やして早々に帰ってくれ。おまけにしてるくらいだから、焼き菓子3個くらいで君たちを追い払えるなら懐も心も全く痛まない。
寒い寒いと言いながら、彼女達は生クリームモリモリのスムージーを注文した。理解不能。
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「おいアウクトル、圧下げろ! アミが倒れる!」
学年で一番感知能力が高く、魔眼で他人の感情が見えるアミ。溢れ出る魔王の圧力で彼女の顔色は真っ青で、瞳は虚だ。
「イラつくのもわかるけど。直ぐに店長さんが外に追い払ってくれたんだし、そんなに怒ることでもないでしょ」
シューラがアミの背中を摩りながらアウクトルを諭す。
アウクトルは目を閉じて深呼吸した。あまりにも不快な会話が聞こえて来たため、自制できなかったようだ。
しかしこれで終わりではなかった。
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「店長、君は既婚者かね?」
「いえ、独身ですが…それが何か?」
「先ほどのやりとりを見て思ったんだがね。ここは親御さんが大事な子供を預けている場所なんだ。生徒に手を出されることがあっちゃ困るんだよ。ここで商売するなら、その辺ちゃんとしてくれないと。そこのところどう考えているんだい?」
一難去ってまた一難。女子高生集団を追い出したら、今度はカウンターで本を読んでいた中年男性に詰め寄られた。
「彼女達は大人をからかっているだけです。軽口を真に受けたりはしません」
「口では何とでも言えるがね。何かあってからでは学園の責任問題になるんだよ。君は随分見た目が良い。本当は女子生徒目当てでこの場所を選んだんじゃないかね?」
「そのようなことは一切ありません。この店を支援してくださる方に恥じるような真似は致しません」
俺が本当にモテるなら、婚活に頭を悩ませて逃げ出したりしない。
若い女の子にとって「好き」「愛してる」「ずっと一緒にいようね」云々は挨拶のようなもの。「どうも」「ありがとう」で軽く流すのが正解。
「身の潔白を示したいなら、それ相応の態度ってもんがあるだろう」
「どうすれば納得していただけるのでしょうか?」
クレーマーがテレアポに絡むが如く、説教大先生は俺でストレス発散するつもりなのか。
「契約魔術を結ぶというなら納得しようじゃないか」
お前に何の権限があるんだよ。学園長ならまだしも、このオッサンは一職員だろ。
波風立てたくなかったが、流石にそこまで譲歩する気はない。
「……魔術を弾いてしまう体質なので、そのご要望には応えられません」
「そんな都合の良い体質あるわけないだろう! 人を馬鹿にするのもいい加減にしたまえ!」
「そこまでだ。愚か者め」
2階から瞳孔開き気味の魔王様が御降臨した。
溢れる魔力で一歩降りるごとに階段がミシミシ音を立てている。
「この男の後見人は俺だ。文句があるなら俺に言え」
アウクトルの言葉に納得したというよりは、濃密な魔力に充てられて中年男は汗びっしょり。捨て台詞を吐いて退店したが、滑舌悪すぎて何言ったのか聞き取れなかった。
「あの男の事は、後でエコールに報告しておけ。良いように処理するだろう」
かわいそうな気もするが、後日アウクトルの不在を見計らって嫌がらせされるのは勘弁なので、ここは割り切って偉い人にチクろう。相手が悪かった。
救世主は「やる事ができた」と言って店を去っていった。
2階に友達置き去りにしてるけどいいのこれ? 君たち本当に仲良いんだよね?
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翌朝、アウクトルはいつもの時間に店に来た。
「こちらへ来い」
いつもと様子が違うので、大人しくカウンターチェアの隣に移動する。
「これを付けろ」
制服のポケットから出て来たのは赤い石が嵌め込まれた指輪。
台座の色はシルバーなんだが、石も金属も何だか禍々しいオーラが滲み出ている。
すかさず鑑定スキルを発動。
【位置情報把握】【集音・送信】
GPS内蔵の盗聴器だった。
しかもこの石、組成が人間の体液と同じなんだけど、もしかして鉱物じゃなくて血液? 赤いのは赤血球?
「……俺はアクセサリー付けない派なんだ。邪魔だし、紛失しそうだし」
「指輪なら紛失の可能性は無い。決して外す事なく、常に装着しろ」
「……飲食業だから、手に付けるものはちょっと」
俺に折れる気配がないからか、アウクトルは力業で指輪の一部を千切った。それ粘土細工じゃ無いよな。
「イヤーカフにした。これ以上は譲歩できぬ」
これは昨日のやりとりが原因とみた。自分の責任問題になるから、俺が破廉恥系の不祥事起こさないよう監視するつもりか。
「昨日の一件が原因なんだろ? 俺のことを信じて欲しいと言っても難しいか?」
一瞬アウクトルの表情が揺らぐ。もう一押し。
「俺はここに来てから、一度も君に嘘を言ったことはない。俺なりに誠実に過ごしてきたと思っている」
これは本当だ。不味そうなことは言わないか、誤魔化してるので嘘は言ってない。
「お前の真心は信じている。しかし、対外的に必要な措置は講じなければならない」
ダメだったか。
形だけなら、プライベートの時には外しても文句は言われないよな。
渋々受け取った指輪改めイヤーカーフには付与魔術が一つ追加されていた。
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