追放されたクズ勇者の死に戻り ~「オマエはクビだ」からやり直したオレは、破滅フラグを折りまくる~

テツみン

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第四話 クズ勇者、捕まる

その二

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 翌日、両腕が鎖につながれたまま、牢屋から出された。

「なんだ? 食堂でも連れていってくれるのか?」

 拘束されてから、まだ食事をもらっていない。なので、そんなことを言ってみたのだが、オレを連れ出した看守は何も言わない。そのまま、とある部屋に連れていかれた。
 窓のまったくない地下室。中にいろいろと道具が置かれていたので、ココが拷問する場所だとすぐにわかった。

「しばらく待て」
 そう牢屋の看守がオレに言う。

「そうかい――」とオレは微かに笑みを浮かべで応えた――って、マジで拷問する気かよ。

 カンベンしてくれ!
 逃げるか?
 今なら、監視も少ない。

『解――脱獄は得策ではないと判断します』

 へ? おい、昨日は脱獄が最良だと言っていたじゃないか?

『解――状況が変わりました。現在の場所は衛兵本部地下の最奥部。ここから地上まではかなりの距離があります。また、こちらに向かう途中、武装した看守を何人も見かけました。おそらく、このタイミングで殺害するつもりでしょう。逃走したことを理由に殺害がやむを得ない処置だったと正当性を訴えるための策と考えられます』

 マジかよ。そこまでしてオレを殺そうとしているのか?
 いったい、何のために――いや、それを考えるのはあとでイイ。今は、どうするのが最良か――だ。

『解――このまま、相手の言いなりとなり、隙を見て逃走するのが最良でしょう。人というのは状況が想定どおりに進むと油断するモノです。そこをつくのです』

 言っていることはわかる。しかし、それって拷問を受けるということだよね?

『解――多少の苦痛は覚悟するべきです』

 うわぁッ! もう、拷問は確定なのかぁ!?

『解――覚悟してください。最初の拷問は痛覚、または精神的な苦痛が比較的大きい手段を選んでくるでしょう。たとえば爪や局部の削除といったモノです。それを耐えるのです』

 耐えるのかよ――ところで局部の削除って、やっぱり……

『解――局部とは俗語で、正しくは生殖器のこと。男性の場合……』

 うわっ、うわっ! もう解説しなくてイイ!
 てか、それってオトコとして終わっているから!

 こんなことなら、早く脱獄しておくべきだったぁ!

 そんなことをうだうだ考えているうちに、オレは壁に鎖でつながれた。
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