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第一章 盾職人は異世界のゲームチェンジャーとなる
第11話 レベルアップとなる
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そのポイントに居続け、通りすがるゴブリンを待つ。すると、二匹のゴブリンが現れた。一匹を引きはがそうとしたのだが失敗して、二匹が襲い掛かってくる!
「うわっ! マズい!」
しかし、二匹とも盾を攻撃してくるだけだ。そうであれば、何匹でも怖くはない。
アリシアにかけてもらった強化魔法によって、一匹を難なく倒す。すると、もう一匹は戦意を喪失して逃げられてしまった。けれども――
「ス、スゴい。もう、ゴブリン二匹を狩れた!」
それも、ノーダメージ――体力もほとんど消耗していない。
「この盾……とんでもないかも……」
戦闘系のジョブでないボクでさえ、簡単にゴブリンを倒せたのだ。確かな手ごたえを感じる。
「そうなんですね」
満足そうなボクを見て、アリシアは安心した表情を見せた。
「よし! 今度はアリシアがやってみよう!」
「私が――ですか⁉」
いきなり言われて狼狽えるアリシアだったが、「ぜったい大丈夫!」と背中を押してあげると、「そ、それじゃ……」と不安そうな顔をしながら前に出た。
数分後、一匹のゴブリンが現れる。
「シャァァァァ!」
そう奇声をあげて、彼女に襲い掛かってきた!
「きゃあ!」
悲鳴をあげるアリシアに、「盾に魔力を加えて!」と叫ぶ。
「はい!」
すると、ゴブリンは盾に目がけて石斧を振り下ろした。
ゴブリン一匹の攻撃力など、たいしたことはない。非力なアリシアでも充分押し返せる。
「本当です。大丈夫です」
驚いているアリシアに、「見ているだけでなく、攻撃して!」と指示した。
「あ、はい!」
アリシアは自分の剣を魔物に向けて振り下ろす。
「ギャアァァァァ!」
事前に攻撃力強化の魔法を付与していたこともあり、一振りでゴブリンがパッと四散し、魔石がコロンと転がった。
「た、倒せました!」
顔をこちらに向けて喜ぶアリシア。
「うん! やったな!」とボクも喜んだ。
「戦闘スキルも上がりました!」
彼女は魔導戦士なので、戦闘スキルを持っている。だから、レベルアップしたのだ。
「よし! この調子でジャンジャン行くぞ!」
「うわっ! マズい!」
しかし、二匹とも盾を攻撃してくるだけだ。そうであれば、何匹でも怖くはない。
アリシアにかけてもらった強化魔法によって、一匹を難なく倒す。すると、もう一匹は戦意を喪失して逃げられてしまった。けれども――
「ス、スゴい。もう、ゴブリン二匹を狩れた!」
それも、ノーダメージ――体力もほとんど消耗していない。
「この盾……とんでもないかも……」
戦闘系のジョブでないボクでさえ、簡単にゴブリンを倒せたのだ。確かな手ごたえを感じる。
「そうなんですね」
満足そうなボクを見て、アリシアは安心した表情を見せた。
「よし! 今度はアリシアがやってみよう!」
「私が――ですか⁉」
いきなり言われて狼狽えるアリシアだったが、「ぜったい大丈夫!」と背中を押してあげると、「そ、それじゃ……」と不安そうな顔をしながら前に出た。
数分後、一匹のゴブリンが現れる。
「シャァァァァ!」
そう奇声をあげて、彼女に襲い掛かってきた!
「きゃあ!」
悲鳴をあげるアリシアに、「盾に魔力を加えて!」と叫ぶ。
「はい!」
すると、ゴブリンは盾に目がけて石斧を振り下ろした。
ゴブリン一匹の攻撃力など、たいしたことはない。非力なアリシアでも充分押し返せる。
「本当です。大丈夫です」
驚いているアリシアに、「見ているだけでなく、攻撃して!」と指示した。
「あ、はい!」
アリシアは自分の剣を魔物に向けて振り下ろす。
「ギャアァァァァ!」
事前に攻撃力強化の魔法を付与していたこともあり、一振りでゴブリンがパッと四散し、魔石がコロンと転がった。
「た、倒せました!」
顔をこちらに向けて喜ぶアリシア。
「うん! やったな!」とボクも喜んだ。
「戦闘スキルも上がりました!」
彼女は魔導戦士なので、戦闘スキルを持っている。だから、レベルアップしたのだ。
「よし! この調子でジャンジャン行くぞ!」
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