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第一章 ちょいと寄ってく?
第2話 受付
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ボク、根津タカアキは目を丸くする。
『ちょいダン』?
それって、いったい――
「大手町で『ちょいと寄って行く?』と言ったら、ココのことだぞ?」
同期入社の戸越レンは、何食わぬ顔でそんなことを言った。
「いや、なんだよそれ?」
「オマエ、本当に知らないのか? まあ、入ればわかるよ」
そう言って、中へサッサと行ってしまう。
仕方なくあとをついていくと――
入口より先は、薄暗い通路になっていた。距離にして二十メートルくらいか?
そこを抜けると――
「――えっ? ここって、本当に大手町の地下なのか?」
そういう感想が出てきても仕方ないと思う。なにせ、広さにしてテニスコート一面ほど、天井までの高さも十メートルくらいあるフロアが目の前に広がっていたのだ。
「大手町の地下――というと、正確には違うな」
「――は?」
違う? 正確には?
どういう意味だ?
「ココは異世界。地球ではないんだ」
「――――――――はあ?」
コイツ――なにを言っている?
「ワルい――マジメな話、ここはどこなんだ?」
さすがに、『異世界』なんて単語が出てきて面食らう。
それは、まあ――ラノベやアニメは大好物なので、その手の話に食いつきたい気持ちもあるのだが――
「いや、本当に異世界なんだよ。ココは」
わけがわからない――という顔をしていると、戸越はこう説明する――
ダンジョンファクトリーというベンチャー企業が、大手町の地下に異世界へと通じる入口を発見。調査、開発し、その場所にダンジョン型レジャー施設を作り上げた。
「それがココ、『ちょいダン』というわけだ」
仕事帰りに、ちょいと寄れるダンジョン――というコンセプトで作られたらしい。
「世界的に騒がれたはずだけど、まさか知らなかったとは思わなかったよ」
呆れたように言われる。
「いや、ガチで知らなかった」
フィリピンにいたから――というより、あまりニュースとか関心がなかったもんな。
「まあ、とにかく受付に行こうぜ」
戸越がそう言って先に行くので、慌ててついていく。
「いらっしゃいませ。会員様でしたら、会員証を――新規の方は、社員証のご提示をお願いします」
受付に座る、若い女性からこう言われる。
「――社員証?」
「ここはまだプレオープンで、大手町周辺にオフィスがある一部の会社社員しか会員登録できないんだ」
「へぇ――ウチの会社はそれに入っているのか?」
「ああ。ココの運営会社、ダンジョンファクトリーってウチが出資しているんだよ」
「はぁ……」
商社だけあって、いろんな会社に出資しているのは当然のことだが、こんなモノにも手をだしていたとは……と呆れる――もとい、感心する。
四角物産の社員証を受付に渡すと「コピーを取らせていただきます」と言われ、その場に設置されたスキャナーで読み取っていた。
「社員証をお返しします。会費はクレジットカードのみでのお支払いとなるのですがよろしいでしょうか?」
そう言われたので、自分のクレジットカードを渡す。
「えーと、会費はいくらになります?」
「RT三時間分のダンジョン使用料込みで毎月、三千六百円になります。RT三時間を超過した分は、一時間ごとに千二百円をいただくことになっております」
「――アール、ティー?」
「リアルタイム――現実時間ということだよ」と戸越が説明する。
リアルタイム? それって?
「ダンジョン内の時間の進み方は、現実時間の三分の一になっております。そのため、現実の世界での時間をRT、ダンジョン内の時間をDTとこちらでは呼んでおります」
つまり、ダンジョン内に三時間いた場合、現実時間だと一時間だけ経過することになるらしい。
受付の女性はそんなふうにたんたんと説明するので、なにげに聞き流してしまいそうになるのだが……
よくよく考えると――
「それって、スゴいなあ」
なんか急に『異世界に来た』という気分になる。
「通常、毎月の会費と、ダンジョン使用料は、クレジットカードからの自動引き落としとさせていただいてますが、それでよろしいでしょうか?」
戸越が「自動引き落としのほうが楽だぞ」と言うので、そうしてもらうことにした。
「それでは、こちらが根津様の会員証となります」
銀色のカードを渡される。どこにでもあるICカードのようだが――
「根津様は本日、剣士か魔導士、どちらでプレイしますか?」
剣士? 魔導士?
これまた、ファンタジーっぽい言い方が――
「それじゃ、剣士で」
「わかりました。本日は初回ということで、初心者セットのレンタルが無料となります」
受付の女性から、大きな袋が渡された。
「これって?」
「中に、剣と防具が入っているんだよ」
戸越も受付から同じ袋を手渡されていた。中から剣を取り出してボクに見せる。
「いや、ホンモノの剣じゃん!」
「当たり前だろ? 狩りをするんだから」
うーん、どうやら、ガチでダンジョンのようだ。
「マイルームの入口は右手になります。お渡ししました会員証がマイルームのキーになっておりますので、ドアにタッチしてお入りください。中はお客様専用スペースになっております」
右手に入口が三つあるのだが、マイルームはロビーと次元が違う場所にあるそうで、どこから入っても自分の『マイルーム』につながっているとのこと。これまたスゴい。オーバーテクノロジーというヤツだろうか――
「初回ですので、マイルームでチュートリアル動画をご覧になっていただきます」
動画は十五分くらいらしい。結構長いなあ……なんて思ってしまう。
「チュートリアルをご覧になったあと、マイルームにてお着替えをしてください」
貴重品を含む荷物もマイルームに置いていってイイらしい。マイルームは本人だけのスペースなので、誰からも入られる心配はないとのこと。
「マイルームから出ましたら、こちらの入口からダンジョンに入って、プレイをお楽しみください」
顔を向けると、やはり洞窟風の入口があった。それを見ると、否が応でも気分が盛り上がってしまう。
「こちらでのご説明は以上になります」と、受付の女性に深々と頭を下げられた。ボクと戸越は右手の扉に向かう。
「オレは先に行ってるけど、チュートリアルが観終わるくらいに戻ってくるから。受付前にいるな」
戸越はそう言って、ドアに自分の会員証をかざし、中に入った。
「マイルームは自分専用って言ってたけど――」
なんかピンとこない。とにかく入ってみる。
ドアに会員証をかざすとカチッという音がした。普通のオートロックドアみたいだが――
開けると、中は六畳ほどの小部屋になっていた。
『ちょいダン』?
それって、いったい――
「大手町で『ちょいと寄って行く?』と言ったら、ココのことだぞ?」
同期入社の戸越レンは、何食わぬ顔でそんなことを言った。
「いや、なんだよそれ?」
「オマエ、本当に知らないのか? まあ、入ればわかるよ」
そう言って、中へサッサと行ってしまう。
仕方なくあとをついていくと――
入口より先は、薄暗い通路になっていた。距離にして二十メートルくらいか?
そこを抜けると――
「――えっ? ここって、本当に大手町の地下なのか?」
そういう感想が出てきても仕方ないと思う。なにせ、広さにしてテニスコート一面ほど、天井までの高さも十メートルくらいあるフロアが目の前に広がっていたのだ。
「大手町の地下――というと、正確には違うな」
「――は?」
違う? 正確には?
どういう意味だ?
「ココは異世界。地球ではないんだ」
「――――――――はあ?」
コイツ――なにを言っている?
「ワルい――マジメな話、ここはどこなんだ?」
さすがに、『異世界』なんて単語が出てきて面食らう。
それは、まあ――ラノベやアニメは大好物なので、その手の話に食いつきたい気持ちもあるのだが――
「いや、本当に異世界なんだよ。ココは」
わけがわからない――という顔をしていると、戸越はこう説明する――
ダンジョンファクトリーというベンチャー企業が、大手町の地下に異世界へと通じる入口を発見。調査、開発し、その場所にダンジョン型レジャー施設を作り上げた。
「それがココ、『ちょいダン』というわけだ」
仕事帰りに、ちょいと寄れるダンジョン――というコンセプトで作られたらしい。
「世界的に騒がれたはずだけど、まさか知らなかったとは思わなかったよ」
呆れたように言われる。
「いや、ガチで知らなかった」
フィリピンにいたから――というより、あまりニュースとか関心がなかったもんな。
「まあ、とにかく受付に行こうぜ」
戸越がそう言って先に行くので、慌ててついていく。
「いらっしゃいませ。会員様でしたら、会員証を――新規の方は、社員証のご提示をお願いします」
受付に座る、若い女性からこう言われる。
「――社員証?」
「ここはまだプレオープンで、大手町周辺にオフィスがある一部の会社社員しか会員登録できないんだ」
「へぇ――ウチの会社はそれに入っているのか?」
「ああ。ココの運営会社、ダンジョンファクトリーってウチが出資しているんだよ」
「はぁ……」
商社だけあって、いろんな会社に出資しているのは当然のことだが、こんなモノにも手をだしていたとは……と呆れる――もとい、感心する。
四角物産の社員証を受付に渡すと「コピーを取らせていただきます」と言われ、その場に設置されたスキャナーで読み取っていた。
「社員証をお返しします。会費はクレジットカードのみでのお支払いとなるのですがよろしいでしょうか?」
そう言われたので、自分のクレジットカードを渡す。
「えーと、会費はいくらになります?」
「RT三時間分のダンジョン使用料込みで毎月、三千六百円になります。RT三時間を超過した分は、一時間ごとに千二百円をいただくことになっております」
「――アール、ティー?」
「リアルタイム――現実時間ということだよ」と戸越が説明する。
リアルタイム? それって?
「ダンジョン内の時間の進み方は、現実時間の三分の一になっております。そのため、現実の世界での時間をRT、ダンジョン内の時間をDTとこちらでは呼んでおります」
つまり、ダンジョン内に三時間いた場合、現実時間だと一時間だけ経過することになるらしい。
受付の女性はそんなふうにたんたんと説明するので、なにげに聞き流してしまいそうになるのだが……
よくよく考えると――
「それって、スゴいなあ」
なんか急に『異世界に来た』という気分になる。
「通常、毎月の会費と、ダンジョン使用料は、クレジットカードからの自動引き落としとさせていただいてますが、それでよろしいでしょうか?」
戸越が「自動引き落としのほうが楽だぞ」と言うので、そうしてもらうことにした。
「それでは、こちらが根津様の会員証となります」
銀色のカードを渡される。どこにでもあるICカードのようだが――
「根津様は本日、剣士か魔導士、どちらでプレイしますか?」
剣士? 魔導士?
これまた、ファンタジーっぽい言い方が――
「それじゃ、剣士で」
「わかりました。本日は初回ということで、初心者セットのレンタルが無料となります」
受付の女性から、大きな袋が渡された。
「これって?」
「中に、剣と防具が入っているんだよ」
戸越も受付から同じ袋を手渡されていた。中から剣を取り出してボクに見せる。
「いや、ホンモノの剣じゃん!」
「当たり前だろ? 狩りをするんだから」
うーん、どうやら、ガチでダンジョンのようだ。
「マイルームの入口は右手になります。お渡ししました会員証がマイルームのキーになっておりますので、ドアにタッチしてお入りください。中はお客様専用スペースになっております」
右手に入口が三つあるのだが、マイルームはロビーと次元が違う場所にあるそうで、どこから入っても自分の『マイルーム』につながっているとのこと。これまたスゴい。オーバーテクノロジーというヤツだろうか――
「初回ですので、マイルームでチュートリアル動画をご覧になっていただきます」
動画は十五分くらいらしい。結構長いなあ……なんて思ってしまう。
「チュートリアルをご覧になったあと、マイルームにてお着替えをしてください」
貴重品を含む荷物もマイルームに置いていってイイらしい。マイルームは本人だけのスペースなので、誰からも入られる心配はないとのこと。
「マイルームから出ましたら、こちらの入口からダンジョンに入って、プレイをお楽しみください」
顔を向けると、やはり洞窟風の入口があった。それを見ると、否が応でも気分が盛り上がってしまう。
「こちらでのご説明は以上になります」と、受付の女性に深々と頭を下げられた。ボクと戸越は右手の扉に向かう。
「オレは先に行ってるけど、チュートリアルが観終わるくらいに戻ってくるから。受付前にいるな」
戸越はそう言って、ドアに自分の会員証をかざし、中に入った。
「マイルームは自分専用って言ってたけど――」
なんかピンとこない。とにかく入ってみる。
ドアに会員証をかざすとカチッという音がした。普通のオートロックドアみたいだが――
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