2 / 60
第一章 ちょいと寄ってく?
第2話 受付
しおりを挟む
ボク、根津タカアキは目を丸くする。
『ちょいダン』?
それって、いったい――
「大手町で『ちょいと寄って行く?』と言ったら、ココのことだぞ?」
同期入社の戸越レンは、何食わぬ顔でそんなことを言った。
「いや、なんだよそれ?」
「オマエ、本当に知らないのか? まあ、入ればわかるよ」
そう言って、中へサッサと行ってしまう。
仕方なくあとをついていくと――
入口より先は、薄暗い通路になっていた。距離にして二十メートルくらいか?
そこを抜けると――
「――えっ? ここって、本当に大手町の地下なのか?」
そういう感想が出てきても仕方ないと思う。なにせ、広さにしてテニスコート一面ほど、天井までの高さも十メートルくらいあるフロアが目の前に広がっていたのだ。
「大手町の地下――というと、正確には違うな」
「――は?」
違う? 正確には?
どういう意味だ?
「ココは異世界。地球ではないんだ」
「――――――――はあ?」
コイツ――なにを言っている?
「ワルい――マジメな話、ここはどこなんだ?」
さすがに、『異世界』なんて単語が出てきて面食らう。
それは、まあ――ラノベやアニメは大好物なので、その手の話に食いつきたい気持ちもあるのだが――
「いや、本当に異世界なんだよ。ココは」
わけがわからない――という顔をしていると、戸越はこう説明する――
ダンジョンファクトリーというベンチャー企業が、大手町の地下に異世界へと通じる入口を発見。調査、開発し、その場所にダンジョン型レジャー施設を作り上げた。
「それがココ、『ちょいダン』というわけだ」
仕事帰りに、ちょいと寄れるダンジョン――というコンセプトで作られたらしい。
「世界的に騒がれたはずだけど、まさか知らなかったとは思わなかったよ」
呆れたように言われる。
「いや、ガチで知らなかった」
フィリピンにいたから――というより、あまりニュースとか関心がなかったもんな。
「まあ、とにかく受付に行こうぜ」
戸越がそう言って先に行くので、慌ててついていく。
「いらっしゃいませ。会員様でしたら、会員証を――新規の方は、社員証のご提示をお願いします」
受付に座る、若い女性からこう言われる。
「――社員証?」
「ここはまだプレオープンで、大手町周辺にオフィスがある一部の会社社員しか会員登録できないんだ」
「へぇ――ウチの会社はそれに入っているのか?」
「ああ。ココの運営会社、ダンジョンファクトリーってウチが出資しているんだよ」
「はぁ……」
商社だけあって、いろんな会社に出資しているのは当然のことだが、こんなモノにも手をだしていたとは……と呆れる――もとい、感心する。
四角物産の社員証を受付に渡すと「コピーを取らせていただきます」と言われ、その場に設置されたスキャナーで読み取っていた。
「社員証をお返しします。会費はクレジットカードのみでのお支払いとなるのですがよろしいでしょうか?」
そう言われたので、自分のクレジットカードを渡す。
「えーと、会費はいくらになります?」
「RT三時間分のダンジョン使用料込みで毎月、三千六百円になります。RT三時間を超過した分は、一時間ごとに千二百円をいただくことになっております」
「――アール、ティー?」
「リアルタイム――現実時間ということだよ」と戸越が説明する。
リアルタイム? それって?
「ダンジョン内の時間の進み方は、現実時間の三分の一になっております。そのため、現実の世界での時間をRT、ダンジョン内の時間をDTとこちらでは呼んでおります」
つまり、ダンジョン内に三時間いた場合、現実時間だと一時間だけ経過することになるらしい。
受付の女性はそんなふうにたんたんと説明するので、なにげに聞き流してしまいそうになるのだが……
よくよく考えると――
「それって、スゴいなあ」
なんか急に『異世界に来た』という気分になる。
「通常、毎月の会費と、ダンジョン使用料は、クレジットカードからの自動引き落としとさせていただいてますが、それでよろしいでしょうか?」
戸越が「自動引き落としのほうが楽だぞ」と言うので、そうしてもらうことにした。
「それでは、こちらが根津様の会員証となります」
銀色のカードを渡される。どこにでもあるICカードのようだが――
「根津様は本日、剣士か魔導士、どちらでプレイしますか?」
剣士? 魔導士?
これまた、ファンタジーっぽい言い方が――
「それじゃ、剣士で」
「わかりました。本日は初回ということで、初心者セットのレンタルが無料となります」
受付の女性から、大きな袋が渡された。
「これって?」
「中に、剣と防具が入っているんだよ」
戸越も受付から同じ袋を手渡されていた。中から剣を取り出してボクに見せる。
「いや、ホンモノの剣じゃん!」
「当たり前だろ? 狩りをするんだから」
うーん、どうやら、ガチでダンジョンのようだ。
「マイルームの入口は右手になります。お渡ししました会員証がマイルームのキーになっておりますので、ドアにタッチしてお入りください。中はお客様専用スペースになっております」
右手に入口が三つあるのだが、マイルームはロビーと次元が違う場所にあるそうで、どこから入っても自分の『マイルーム』につながっているとのこと。これまたスゴい。オーバーテクノロジーというヤツだろうか――
「初回ですので、マイルームでチュートリアル動画をご覧になっていただきます」
動画は十五分くらいらしい。結構長いなあ……なんて思ってしまう。
「チュートリアルをご覧になったあと、マイルームにてお着替えをしてください」
貴重品を含む荷物もマイルームに置いていってイイらしい。マイルームは本人だけのスペースなので、誰からも入られる心配はないとのこと。
「マイルームから出ましたら、こちらの入口からダンジョンに入って、プレイをお楽しみください」
顔を向けると、やはり洞窟風の入口があった。それを見ると、否が応でも気分が盛り上がってしまう。
「こちらでのご説明は以上になります」と、受付の女性に深々と頭を下げられた。ボクと戸越は右手の扉に向かう。
「オレは先に行ってるけど、チュートリアルが観終わるくらいに戻ってくるから。受付前にいるな」
戸越はそう言って、ドアに自分の会員証をかざし、中に入った。
「マイルームは自分専用って言ってたけど――」
なんかピンとこない。とにかく入ってみる。
ドアに会員証をかざすとカチッという音がした。普通のオートロックドアみたいだが――
開けると、中は六畳ほどの小部屋になっていた。
『ちょいダン』?
それって、いったい――
「大手町で『ちょいと寄って行く?』と言ったら、ココのことだぞ?」
同期入社の戸越レンは、何食わぬ顔でそんなことを言った。
「いや、なんだよそれ?」
「オマエ、本当に知らないのか? まあ、入ればわかるよ」
そう言って、中へサッサと行ってしまう。
仕方なくあとをついていくと――
入口より先は、薄暗い通路になっていた。距離にして二十メートルくらいか?
そこを抜けると――
「――えっ? ここって、本当に大手町の地下なのか?」
そういう感想が出てきても仕方ないと思う。なにせ、広さにしてテニスコート一面ほど、天井までの高さも十メートルくらいあるフロアが目の前に広がっていたのだ。
「大手町の地下――というと、正確には違うな」
「――は?」
違う? 正確には?
どういう意味だ?
「ココは異世界。地球ではないんだ」
「――――――――はあ?」
コイツ――なにを言っている?
「ワルい――マジメな話、ここはどこなんだ?」
さすがに、『異世界』なんて単語が出てきて面食らう。
それは、まあ――ラノベやアニメは大好物なので、その手の話に食いつきたい気持ちもあるのだが――
「いや、本当に異世界なんだよ。ココは」
わけがわからない――という顔をしていると、戸越はこう説明する――
ダンジョンファクトリーというベンチャー企業が、大手町の地下に異世界へと通じる入口を発見。調査、開発し、その場所にダンジョン型レジャー施設を作り上げた。
「それがココ、『ちょいダン』というわけだ」
仕事帰りに、ちょいと寄れるダンジョン――というコンセプトで作られたらしい。
「世界的に騒がれたはずだけど、まさか知らなかったとは思わなかったよ」
呆れたように言われる。
「いや、ガチで知らなかった」
フィリピンにいたから――というより、あまりニュースとか関心がなかったもんな。
「まあ、とにかく受付に行こうぜ」
戸越がそう言って先に行くので、慌ててついていく。
「いらっしゃいませ。会員様でしたら、会員証を――新規の方は、社員証のご提示をお願いします」
受付に座る、若い女性からこう言われる。
「――社員証?」
「ここはまだプレオープンで、大手町周辺にオフィスがある一部の会社社員しか会員登録できないんだ」
「へぇ――ウチの会社はそれに入っているのか?」
「ああ。ココの運営会社、ダンジョンファクトリーってウチが出資しているんだよ」
「はぁ……」
商社だけあって、いろんな会社に出資しているのは当然のことだが、こんなモノにも手をだしていたとは……と呆れる――もとい、感心する。
四角物産の社員証を受付に渡すと「コピーを取らせていただきます」と言われ、その場に設置されたスキャナーで読み取っていた。
「社員証をお返しします。会費はクレジットカードのみでのお支払いとなるのですがよろしいでしょうか?」
そう言われたので、自分のクレジットカードを渡す。
「えーと、会費はいくらになります?」
「RT三時間分のダンジョン使用料込みで毎月、三千六百円になります。RT三時間を超過した分は、一時間ごとに千二百円をいただくことになっております」
「――アール、ティー?」
「リアルタイム――現実時間ということだよ」と戸越が説明する。
リアルタイム? それって?
「ダンジョン内の時間の進み方は、現実時間の三分の一になっております。そのため、現実の世界での時間をRT、ダンジョン内の時間をDTとこちらでは呼んでおります」
つまり、ダンジョン内に三時間いた場合、現実時間だと一時間だけ経過することになるらしい。
受付の女性はそんなふうにたんたんと説明するので、なにげに聞き流してしまいそうになるのだが……
よくよく考えると――
「それって、スゴいなあ」
なんか急に『異世界に来た』という気分になる。
「通常、毎月の会費と、ダンジョン使用料は、クレジットカードからの自動引き落としとさせていただいてますが、それでよろしいでしょうか?」
戸越が「自動引き落としのほうが楽だぞ」と言うので、そうしてもらうことにした。
「それでは、こちらが根津様の会員証となります」
銀色のカードを渡される。どこにでもあるICカードのようだが――
「根津様は本日、剣士か魔導士、どちらでプレイしますか?」
剣士? 魔導士?
これまた、ファンタジーっぽい言い方が――
「それじゃ、剣士で」
「わかりました。本日は初回ということで、初心者セットのレンタルが無料となります」
受付の女性から、大きな袋が渡された。
「これって?」
「中に、剣と防具が入っているんだよ」
戸越も受付から同じ袋を手渡されていた。中から剣を取り出してボクに見せる。
「いや、ホンモノの剣じゃん!」
「当たり前だろ? 狩りをするんだから」
うーん、どうやら、ガチでダンジョンのようだ。
「マイルームの入口は右手になります。お渡ししました会員証がマイルームのキーになっておりますので、ドアにタッチしてお入りください。中はお客様専用スペースになっております」
右手に入口が三つあるのだが、マイルームはロビーと次元が違う場所にあるそうで、どこから入っても自分の『マイルーム』につながっているとのこと。これまたスゴい。オーバーテクノロジーというヤツだろうか――
「初回ですので、マイルームでチュートリアル動画をご覧になっていただきます」
動画は十五分くらいらしい。結構長いなあ……なんて思ってしまう。
「チュートリアルをご覧になったあと、マイルームにてお着替えをしてください」
貴重品を含む荷物もマイルームに置いていってイイらしい。マイルームは本人だけのスペースなので、誰からも入られる心配はないとのこと。
「マイルームから出ましたら、こちらの入口からダンジョンに入って、プレイをお楽しみください」
顔を向けると、やはり洞窟風の入口があった。それを見ると、否が応でも気分が盛り上がってしまう。
「こちらでのご説明は以上になります」と、受付の女性に深々と頭を下げられた。ボクと戸越は右手の扉に向かう。
「オレは先に行ってるけど、チュートリアルが観終わるくらいに戻ってくるから。受付前にいるな」
戸越はそう言って、ドアに自分の会員証をかざし、中に入った。
「マイルームは自分専用って言ってたけど――」
なんかピンとこない。とにかく入ってみる。
ドアに会員証をかざすとカチッという音がした。普通のオートロックドアみたいだが――
開けると、中は六畳ほどの小部屋になっていた。
60
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれ盾職人は異世界のゲームチェンジャーとなる ~エルフ♀と同居しました。安定収入も得たのでスローライフを満喫します~
テツみン
ファンタジー
アスタリア大陸では地球から一万人以上の若者が召喚され、召喚人(しょうかんびと)と呼ばれている。
彼らは冒険者や生産者となり、魔族や魔物と戦っていたのだ。
日本からの召喚人で、生産系志望だった虹川ヒロトは女神に勧められるがまま盾職人のスキルを授かった。
しかし、盾を売っても原価割れで、生活はどんどん苦しくなる。
そのうえ、同じ召喚人からも「出遅れ組」、「底辺職人」、「貧乏人」とバカにされる日々。
そんなとき、行き倒れになっていたエルフの女の子、アリシアを助け、自分の工房に泊めてあげる。
彼女は魔法研究所をクビにされ、住み場所もおカネもなかったのだ。
そして、彼女との会話からヒロトはあるアイデアを思いつくと――
これは、落ちこぼれ召喚人のふたりが協力し合い、異世界の成功者となっていく――そんな物語である。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~
乃神レンガ
ファンタジー
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れることができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
現在毎日更新中。
※この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』にも投稿されています。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ
ボケ猫
ファンタジー
日々、異世界などの妄想をする、アラフォーのテツ。
ある日突然、この世界のシステムが、魔法やレベルのある世界へと変化。
夢にまで見たシステムに大喜びのテツ。
そんな中、アラフォーのおっさんがレベルを上げながら家族とともに新しい世界を生きていく。
そして、世界変化の一因であろう異世界人の転移者との出会い。
新しい世界で、新たな出会い、関係を構築していこうとする物語・・・のはず・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる