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第二章 王都ブリド
第十七話
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「くそぉっ!!」
マスケラは目の前の水晶を持ち上げ、床へ投げつけようとしたのだが、ギリギリのところで、気持ちを抑えた。
(せっかく我慢して、ここまで来たのだ。ここで、ムダにするわけにはいかない――)
彼には野望があった――「世界を変える」という野望が……
彼は代々、有名な魔導士を輩出する帝国貴族の生まれである。しかし、彼には魔法属性のスキルを持ち合わせていなかった。そのため魔法学校への入学が認められず、平民が通う国立学校に入ることとなる。そこは、彼にとって居心地の良いモノではなかった。やがて、同級生に暴力を振るうなど問題ばかり起こすようになる。見かねた両親は地方の分家へ養子に出したのだが、そこでも彼の横暴は止まらなかった。
もはや、親族全体の厄介者であった彼だが、唯一の理解者で自分を可愛いがってくれた姉だけが心のよりどころだった。その姉が魔法学校を主席で卒業したことを耳にすると、姉でさえ妬ましい気持ちになる。そして十一歳の時、彼は家出した。
その後の生活は地獄のようなものだった。山賊に捕まり、奴隷として売られ、家畜同然の仕打ちを受けた。重労働で、カラダだけでなく精神もズタズタにされた。
転機が訪れたのは十五歳の時――ある魔導士が彼に声をかけてきた。
「オマエの目は死んでいない。もし、オマエが欲するならチカラを与えよう。しかし、チカラと引き換えにオマエは『人間』でなくなる。どちらがいい?」
彼は迷わなかった。自分をこんな目に合わせた相手に復讐できるなら、自分がナニモノか――なんて関係なかった。
彼が手にしたのは、相手の視覚情報に介入するという、一種の『精神支配』だった。彼はそのチカラで自分の姿を別人に変え、主人に近づき殺害する。奴隷用の首輪を外すカギを奪い自由の身となった彼は、チカラを与えてくれた魔導士と行動をともにする道を選んだ。
その魔導士が『選ばれし者』を名乗り、プレセルタを立ち上げる。彼は盟主『選ばれし者』の従順な下部となり、盟主の期待に応え続けた。組織のリーダー格として――
なのに、ここに来て不運が続く。
念入りに進めていた王国魔法省長官の暗殺。完璧だったはずの計画が、直前になって阻止される。それどころか、こちらに組みしていた魔法省の役員まで逮捕され、王国上層部のパイプが絶たれた。
仕方なく、作戦を商売で成功を収めた子爵家の乗っ取りに変更したのだが、こちらは子爵の子供に自分のことが見破られ、危なく衛兵に捕まるところだった。
その子供は始末したが、衛兵から目をつけられ、表立った行動ができなくなってしまう。
この二つの事件、どうして気づかれてしまったのか? いまだにわかっていない。
結局、立て続けの失敗からリーダーの任務を外された。悔しさが冷めやらない――
そんな時、部屋に部下達がズカズカと入ってきたので、彼の怒りが爆発する。
「――オマエら、なぜ入ってきた!? 許可を出した覚えはない!」
「許可? 何を言っている? リーダーでもないオマエに指図される筋合いはない!」
「――!?」
言い放ったのはベルガドだった。先ほど、盟主からこの支部のリーダーを引き継がせると言われたばかりだ。
「貴様――」
マスケラは睨み付けた、そしてスキルを発動させる。相手の視覚に障害を与える闇魔法を――しかし、彼らになんの変化もない。
「オマエのスキルなど見通しだ。防御魔法で簡単に防げる」
突然、ベルガドがマスケラへ蹴りを加えると、他のメンバーも一斉に蹴り始める。たまらず床に倒れるが、相手の暴力は止まらない。
「や、止めろ……」
「はあ? 何を言っているんだ? 今までさんざんオレ達を殴ってきたくせに! オレはオマエが大嫌いなんだよ!!」
ベルガドの表情は喜びに満ちていた。
「王国を出たと伝えといてやるよ。途中で行方不明になることは良くあることさ!」
(コイツら……本気で殺しにきている――)
そう理解するマスケラ。
殺されるのか? ここまで生き延びて――この世界に復讐することもできず――
(いやだ! 死にたくない! 復讐するまでは――)
しかし、相手の暴行はエスカレートする。激しい痛みに耐えきれず、ついにマスケラの意識は遠のいた――
『――――――――悔シイカ? ナラバ、オマエニチカラヲ与エイヨウ』
そんな言葉が奥底から聞こえ、彼は意識を取り戻す。
(……なんだ? 今の声は?)低音の優しく、しかし力強い声だった。
(オマエは誰だ?)
『ワガハイカ? ソウダナ……神ト言ッテオコウ。オマエノ中ニ眠ル神ノ魂ダ』
(――神だと?)
『サア、ワガハイヲ目覚メサセヨ! サスレバ、コノ世界ハオマエノモノダ!』
何かが解放された感覚があった。全身を襲っていた激しい痛みも感じられない――いまだ『仲間だった者』達が暴力を加え続けているのだが、痛みさえなければその様子は滑稽に過ぎなかった。
「いい加減やめろ」
痛みはないとしても、黙って殴られるのは気持ちイイものではない。マスケラがそう命令すると、全員が動きを止める。
(……えっ?)
彼らが暴力をやめたことに驚く――それまで、何度命令してもやめなかったというのに……もしかしたら――
「おい、オマエ。ベルガドを殺せ」
「――はい」
指示されたメンバーがおもむろに短剣を手に持つと、いきなりベルガドを刺した!
ベルガドは無抵抗にまま刺され、口から鮮血を吹き出しながら、そのまま床に倒れる。
それを見たマスケラは体が震える……
(間違いない――このスキルは『精神支配』の上位、『絶対支配』だ!)
それは、魔族でしか持ち得ないとされる最上位のスキルであった。
「フ、フ、フ……ワ、ハハハ――――ッ!」
気が狂ったのかというくらい大笑いするマスケラ。
「つ、ついに、天が私に味方したぞ!!」
マスケラは目の前の水晶を持ち上げ、床へ投げつけようとしたのだが、ギリギリのところで、気持ちを抑えた。
(せっかく我慢して、ここまで来たのだ。ここで、ムダにするわけにはいかない――)
彼には野望があった――「世界を変える」という野望が……
彼は代々、有名な魔導士を輩出する帝国貴族の生まれである。しかし、彼には魔法属性のスキルを持ち合わせていなかった。そのため魔法学校への入学が認められず、平民が通う国立学校に入ることとなる。そこは、彼にとって居心地の良いモノではなかった。やがて、同級生に暴力を振るうなど問題ばかり起こすようになる。見かねた両親は地方の分家へ養子に出したのだが、そこでも彼の横暴は止まらなかった。
もはや、親族全体の厄介者であった彼だが、唯一の理解者で自分を可愛いがってくれた姉だけが心のよりどころだった。その姉が魔法学校を主席で卒業したことを耳にすると、姉でさえ妬ましい気持ちになる。そして十一歳の時、彼は家出した。
その後の生活は地獄のようなものだった。山賊に捕まり、奴隷として売られ、家畜同然の仕打ちを受けた。重労働で、カラダだけでなく精神もズタズタにされた。
転機が訪れたのは十五歳の時――ある魔導士が彼に声をかけてきた。
「オマエの目は死んでいない。もし、オマエが欲するならチカラを与えよう。しかし、チカラと引き換えにオマエは『人間』でなくなる。どちらがいい?」
彼は迷わなかった。自分をこんな目に合わせた相手に復讐できるなら、自分がナニモノか――なんて関係なかった。
彼が手にしたのは、相手の視覚情報に介入するという、一種の『精神支配』だった。彼はそのチカラで自分の姿を別人に変え、主人に近づき殺害する。奴隷用の首輪を外すカギを奪い自由の身となった彼は、チカラを与えてくれた魔導士と行動をともにする道を選んだ。
その魔導士が『選ばれし者』を名乗り、プレセルタを立ち上げる。彼は盟主『選ばれし者』の従順な下部となり、盟主の期待に応え続けた。組織のリーダー格として――
なのに、ここに来て不運が続く。
念入りに進めていた王国魔法省長官の暗殺。完璧だったはずの計画が、直前になって阻止される。それどころか、こちらに組みしていた魔法省の役員まで逮捕され、王国上層部のパイプが絶たれた。
仕方なく、作戦を商売で成功を収めた子爵家の乗っ取りに変更したのだが、こちらは子爵の子供に自分のことが見破られ、危なく衛兵に捕まるところだった。
その子供は始末したが、衛兵から目をつけられ、表立った行動ができなくなってしまう。
この二つの事件、どうして気づかれてしまったのか? いまだにわかっていない。
結局、立て続けの失敗からリーダーの任務を外された。悔しさが冷めやらない――
そんな時、部屋に部下達がズカズカと入ってきたので、彼の怒りが爆発する。
「――オマエら、なぜ入ってきた!? 許可を出した覚えはない!」
「許可? 何を言っている? リーダーでもないオマエに指図される筋合いはない!」
「――!?」
言い放ったのはベルガドだった。先ほど、盟主からこの支部のリーダーを引き継がせると言われたばかりだ。
「貴様――」
マスケラは睨み付けた、そしてスキルを発動させる。相手の視覚に障害を与える闇魔法を――しかし、彼らになんの変化もない。
「オマエのスキルなど見通しだ。防御魔法で簡単に防げる」
突然、ベルガドがマスケラへ蹴りを加えると、他のメンバーも一斉に蹴り始める。たまらず床に倒れるが、相手の暴力は止まらない。
「や、止めろ……」
「はあ? 何を言っているんだ? 今までさんざんオレ達を殴ってきたくせに! オレはオマエが大嫌いなんだよ!!」
ベルガドの表情は喜びに満ちていた。
「王国を出たと伝えといてやるよ。途中で行方不明になることは良くあることさ!」
(コイツら……本気で殺しにきている――)
そう理解するマスケラ。
殺されるのか? ここまで生き延びて――この世界に復讐することもできず――
(いやだ! 死にたくない! 復讐するまでは――)
しかし、相手の暴行はエスカレートする。激しい痛みに耐えきれず、ついにマスケラの意識は遠のいた――
『――――――――悔シイカ? ナラバ、オマエニチカラヲ与エイヨウ』
そんな言葉が奥底から聞こえ、彼は意識を取り戻す。
(……なんだ? 今の声は?)低音の優しく、しかし力強い声だった。
(オマエは誰だ?)
『ワガハイカ? ソウダナ……神ト言ッテオコウ。オマエノ中ニ眠ル神ノ魂ダ』
(――神だと?)
『サア、ワガハイヲ目覚メサセヨ! サスレバ、コノ世界ハオマエノモノダ!』
何かが解放された感覚があった。全身を襲っていた激しい痛みも感じられない――いまだ『仲間だった者』達が暴力を加え続けているのだが、痛みさえなければその様子は滑稽に過ぎなかった。
「いい加減やめろ」
痛みはないとしても、黙って殴られるのは気持ちイイものではない。マスケラがそう命令すると、全員が動きを止める。
(……えっ?)
彼らが暴力をやめたことに驚く――それまで、何度命令してもやめなかったというのに……もしかしたら――
「おい、オマエ。ベルガドを殺せ」
「――はい」
指示されたメンバーがおもむろに短剣を手に持つと、いきなりベルガドを刺した!
ベルガドは無抵抗にまま刺され、口から鮮血を吹き出しながら、そのまま床に倒れる。
それを見たマスケラは体が震える……
(間違いない――このスキルは『精神支配』の上位、『絶対支配』だ!)
それは、魔族でしか持ち得ないとされる最上位のスキルであった。
「フ、フ、フ……ワ、ハハハ――――ッ!」
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